「ブリスベン国際(ATP250)」は2017年1月6日、準々決勝を開催し、世界ランキング3位で前回優勝者であるミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と世界ランキング9位のラファエル・ナダル(スペイン)が対戦した。
両者は、過去7戦対決しており、R. ナダルの6勝1敗(勝率86 %)。
直近では、2015年10月上海「上海Rolexマスターズ」ベスト16 で対戦しており、R. ナダルが勝利。
2015年3月には米国インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン」準々決勝で対戦、この時はM. ラオニッチが勝利している。
M. ラオニッチは196 cm の長身、威力のあるサーブが持ち味だ。
昨年はATP ワールドツアー・ファイナルに出場、世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)、同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し敗北するものの素晴らしい試合を披露、A. マレーとの試合はATP の選出する2016年ベストマッチに選ばれた。
錦織圭(日本)とともに、ポストBig 4 を期待される存在である。
一方のR. ナダルは、昨シーズン後盤の試合を怪我のため欠場しており、ATP ワールドツアー・ファイナルも断念。「ブリスベン国際」が復帰の大会となる。第1回戦、第2回戦では順調な様子をみせており、準々決勝でもトップレベルのプレーが期待される。
M. ラオニッチ vs. ラファエル・ナダル「ブリスベン国際」2017年準々決勝の結果詳細は以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
M. ラオニッチのサーブで試合開始。M. ラオニッチ、ゲームキープ。両者ともに集中し、非常に質の高いプレーを披露。
第2ゲーム
R. ナダルのサービス。M. ラオニッチがブレイクポイント獲得も、R. ナダルがキープ。
第3ゲーム
M. ラオニッチのサービス。M. ラオニッチ、キープ。
第4ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 2-2 R. ナダル)
第5ゲーム
M. ラオニッチのサービス。R. ナダルがブレイクに成功。(スコア:M. ラオニッチ 2-3 R. ナダル)
第6ゲーム
R. ナダル、ブレイク後のサービスゲームをキープ。(スコア:M. ラオニッチ 2-4 R. ナダル)
第7ゲーム
M. ラオニッチ、キープ。最後のサーブはエースで決める。(スコア:M. ラオニッチ 3-4 R. ナダル)
第8ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 3-5 R. ナダル)
第9ゲーム
M. ラオニッチのサービス。M. ラオニッチの3度のダブルフォトでジュースとなる。
R. ナダル、2度のアドバンテージで2回セットポイントを獲得するが、M. ラオニッチが(うち1度を)エースで防ぐ。M. ラオニッチがゲームキープ。(スコア:M. ラオニッチ 4-5 R. ナダル)
第9ゲーム
R. ナダルのサービス for the set。R. ナダル、サーブ準備に制限時間を超過し、主審から警告を受ける。2度のジュースの末、R. ナダルがキープ。(スコア:M. ラオニッチ 5-6 R. ナダル)
→ R. ナダルが第1セットを獲得し、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
M. ラオニッチのサービスで試合再開。R. ナダルがベースラインより大きく下がってリターンを構える。M. ラオニッチが第1ゲームをキープ。
第2ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。
第3ゲーム
M. ラオニッチ、キープ。
第4ゲーム
R. ナダル、キープ。ゲームポイントをエースで決める。(スコア:M. ラオニッチ 2-2 R. ナダル)
第5ゲーム
M. ラオニッチのサービス。ジュースからR. ナダルが3度のブレイクポイントを獲得するも、M. ラオニッチがキープ。最後はエースで決める。(スコア:M. ラオニッチ 3-2 R. ナダル)
第6ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 3-3 R. ナダル)
第7ゲーム
M. ラオニッチのエースでゲーム開始。後ろに下がってサーブを待つR. ナダルに対し、M. ラオニッチがネットプレーで攻める。M. ラオニッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 4-3 R. ナダル)
第8ゲーム
R. ナダルのサービス。M. ラオニッチが2ブレイクポイントを獲得し、ブレイクに成功。(スコア:M. ラオニッチ 5-3 R. ナダル)
第9ゲーム
M. ラオニッチのサービス for the set。M. ラオニッチがキープ。3度連続のエースを放つ。(スコア:M. ラオニッチ 6-3 R. ナダル)
→ M. ラオニッチが第2セットを獲得し、試合は最終セットへ突入。
Set 3
第1ゲーム
R. ナダルのサーブで試合再開。M. ラオニッチが3ブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:M. ラオニッチ 1-0 R. ナダル)
第2ゲーム
M. ラオニッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 2-0 R. ナダル)
第3ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 2-1 R. ナダル)
第4ゲーム
M. ラオニッチのサービス。R. ナダルがブレイクポイント獲得するも、ジュースに突入し、M. ラオニッチがキープ。(スコア:M. ラオニッチ 3-1 R. ナダル)
第5ゲーム
R. ナダル、最後のサーブをエースで決め、ゲームキープ。(スコア:M. ラオニッチ 3-2 R. ナダル)
第6ゲーム
M. ラオニッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 4-2 R. ナダル)
第7ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 4-3 R. ナダル)
第8ゲーム
M. ラオニッチのサービス。ラブゲームでキープ。(スコア:M. ラオニッチ 5-3 R. ナダル)
第9ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 5-4 R. ナダル)
第10ゲーム
M. ラオニッチのサービス for the マッチ。ラブゲームでキープ。(スコア:M. ラオニッチ 6-4 R. ナダル)
M. ラオニッチが第3セットを獲得し、逆転勝利(4-6 6-3 6-4)。2時間20分で試合終了。
R. ナダル復帰の大会は、準々決勝で敗退となった。
M. ラオニッチは準決勝へ進出、1月7日にグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。
Summary
M. ラオニッチ | 4-6 6-3 6-4 | R. ナダル |
23本 | エース | 4本 |
3 | ダブルフォルト | 0 |
66 % (62/94) |
第1サーブ 率 | 73 % (61/84) |
81 % (50/62) |
第1サーブ ポイント獲得率 |
64 % (39/61) |
50 % (16/32) |
第2サーブ ポイント獲得率 |
61 % (14/23) |
50 % (2/4) |
ブレイクポイント 成功率 |
14 % (1/7) |
37 % (31/84) |
リターンポイント 成功率 |
32 % (31/97) |
97 | ポイント獲得合計 | 84 |
他の準々決勝結果
錦織圭(日本) vs ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)試合結果
「ブリスベン国際」2017年トーナメント表はこちら↓
「ブリスベン国際」2017年試合スケジュールはこちら↓
ラファエル・ナダル第1回戦 結果詳細
ラファエル・ナダル第2回戦 結果詳細
同時期に開催される他の大会
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- チェンナイ「エアセル チェンナイ・オープン」トーナメント表:チリッチ出場