2017年11月12日、いよいよ最終戦「ATPワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」が開幕し、第1試合でロジャー・フェデラー(スイス)とジャック・ソック(アメリカ)が対戦した。
「ATPワールドツアー・ファイナル」はATP ランキング「レース」によって、2017年最も活躍した選手上位8名が選出される。
大会は、8名の選手が2グループに分かれ、各グループでラウンドロビン(総当たり戦)が行われた後、各グループ上位2名が決勝トーナメントに進出する。ロジャー・フェデラー(スイス)とジャック・ソック(アメリカ)はグループBに位置する。
ロジャー・フェデラー(スイス)は大会に過去6回優勝しており、最多優勝記録を保持する。今回、7回目の優勝、記録の更新に期待がかかる。
ジャック・ソック(アメリカ)は初めての大会出場。直前の大会である「パリ・マスターズ(ATP1000)」で優勝を果たし、出場権を獲得した。
さらに、同大会優勝によって世界ランキング9位にまで浮上。初めてのTOP 10 入りを果たしている。
一方のロジャー・フェデラー(スイス)は、以前より抱える背中(腰)の怪我のため「パリ・マスターズ(ATP1000)」に欠場。状態が懸念されている。
ロジャー・フェデラー(スイス)とジャック・ソック(アメリカ)の過去の対戦成績は、ロジャー・フェデラー(スイス)の3戦全勝。
直近の対戦である2017年3月インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」準決勝では、ロジャー・フェデラー(スイス)がストレートで勝利し、その後、大会優勝を果たした。
今回が4度目の対戦となる。
「ATPワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」2017年ラウンドロビン(総当たり戦)グループB、ロジャー・フェデラー(スイス)vs. ジャック・ソック(アメリカ)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ソックのサーブで試合開始。フェデラーが1ブレイクポイントを獲得。
ソックのクロスコート・ショットに対し、フェデラーがバックハンドでウィナーを決める。
フェデラー、試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:フェデラー 1-0 ソック)
第2ゲーム
フェデラーのサービス。フェデラーにダブルフォルト。ジュースとなる。
ソックのショットがネットに阻まれ、フェデラーがアドバンテージを獲得。
続いてのラリー、ソックのショットがラインを越える。
フェデラーがブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 2-0 ソック)
第3ゲーム
ソック、キープ。(スコア:フェデラー 2-1 ソック)
第4ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 3-1 ソック)
第5ゲーム
ソック、キープ。ソックが3ゲームポイントを迎えるが、続いて2連続でダブルフォルト。
フェデラーがリターンエースを決め、ジュースとなる。
ソックが強力なサーブを決めアドバンテージを獲得。
続いて、フェデラーのショットがラインを越える。
ソックがゲームキープ。(スコア:フェデラー 3-2 ソック)
第6ゲーム
フェデラーのサービス。ジュースとなる。
フェデラーのドロップショット、ソックのリターンはラインを外れ、フェデラーがアドバンテージを獲得。
続いてラリーとなり、ソックのショットがネットに阻まれる。
フェデラーがゲームキープ。(スコア:フェデラー 4-2 ソック)
第7ゲーム
ソックのサービス。ソックのダブルフォルトでジュースとなる。
フェデラーのバックハンド・ショットがラインを越え、ソックがアドバンテージを獲得。
フェデラーのフォアハンド・ショット、ネット際に出ていたソックはあきらめお尻を突き出して後ろを向くが、フェデラーのショットは失敗、ネットに阻まれる。
ソックがサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 4-3 ソック)
第8ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 5-3 ソック)
第9ゲーム
ソック、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 5-4 ソック)
第10ゲーム
フェデラーのサービス for the セット。フェデラーが2セットポイントを迎える。
フェデラー、コーナーへのエースを決めゲームキープ。(スコア:フェデラー 6-4 ソック)
第1セットをフェデラーが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ソックのサーブで試合再開。ソック、ラブゲームでキープ。
第2ゲーム
フェデラー、キープ。
第3ゲーム
ソック、キープ。
第4ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 2-2 ソック)
第5ゲーム
ソック、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 2-3 ソック)
第6ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 3-3 ソック)
第7ゲーム
ソックのサービス。ソックにダブルフォルト。フェデラーが2ブレイクポイントを獲得。
ソックが時速201 km のサーブを決め、1ポイントをセーブ。
ソック、連続して強力なサーブで2ポイント目もセーブし、ジュースに持ち込む。
フェデラーのバックハンド・ショットがミスとなり、ソックがアドバンテージを獲得する。
ソックがエースを決め、ゲームキープ。(スコア:フェデラー 3-4 ソック)
第8ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 4-4 ソック)
第9ゲーム
ソックのサービス。ジュースとなり、フェデラーがブレイクポイントを獲得。
フェデラーのバックハンド・ショットがラインを越え、再びジュース。
フェデラーのクロスコート・ショットがラインを外れ、ソックがアドバンテージを獲得。
フェデラーがフォアハンド・ウィナーを決め、3度目のジュース。
ソックのショットがネットに阻まれ、フェデラーが再度のブレイクポイントを獲得。
フェデラーのバックハンド・ショットがネットに阻まれ、4度目のジュースに突入。
ソックがセンターへの時速217 km のサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ラリーとなり、ソックのショットがネットに阻まれる。5度目のジュース。
ソックが時速209 km の強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ソックのショットがネットに阻まれ、6度目のジュース。
フェデラーのショットがネットに阻まれ、ソックがアドバンテージを獲得。
ソックが時速211 km のサーブを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 4-5 ソック)
第10ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 5-5 ソック)
第11ゲーム
ソックのサービス。フェデラーが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、フェデラーのショットがラインを越える。ジュースに突入。
ソックが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ネットプレーとなり、ソックのボレーは失敗、再びジュース。
ソックがエースを決めアドバンテージを獲得。
ソックがウィナーを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 5-6 ソック)
第12ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 6-6 ソック)
第2セットは両者譲らず、タイブレイクに突入。
タイブレイク
フェデラー – ソック 太字:ミニブレイク
0-1, 1-1 2-1, 2-2 3-2, 4-2 4-3, 4-4 5-4, 6-4 7-4
タイブレイクをフェデラーが制し第2セットも獲得、ストレートで試合に勝利(6-4 7-64)。1時間31分で試合終了。
ロジャー・フェデラー(スイス)が「ATPワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」2017年ラウンドロビン1勝目を果たした。
続いて、ロジャー・フェデラー(スイス)、ジャック・ソック(アメリカ)の両選手は同じBグループのアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)またはマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。
Summary
フェデラー | 6-4 7-64 | ソック |
5本 | エース | 11本 |
28 | ウィナー | 23 |
1 | ダブルフォルト | 6 |
20 | Unforced エラー | 29 |
63 % (40/63) |
第1サーブ 率 | 60 % (52/86) |
90 % (36/40) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
69 % (36/52) |
65 % (15/23) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
59 % (20/34) |
187 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
200 km/h |
154 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
172 km/h |
198 km/h | 最速サーブ | 219 km/h |
17 % (1/6) |
ブレイクポイント 成功率 |
– % (0/0) |
35 % (30/86) |
リターンポイント 成功率 |
19 % (12/63) |
81 | ポイント獲得合計 | 68 |