2017年5月12日、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」準々決勝が行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)とダビド・ゴファン(ベルギー)が対戦した。
両者は、4月の「モンテカルロRolexマスターズ(ATP1000)」準決勝で対戦したばかり。
両者の初対戦となったこの試合では、ダビド・ゴファン(ベルギー)が先にブレイク、試合をリードするが、誤審があり、ダビド・ゴファン(ベルギー)の必死の抵抗にも誤審が覆されることはなく、後にラファエル・ナダル(スペイン)がブレイクバック。
流れは一転し、ラファエル・ナダル(スペイン)が第1セットを獲得。第2セットではラファエル・ナダル(スペイン)が6-1 でセットを獲得し、ストレートで試合に勝利した。
ダビド・ゴファン(ベルギー)は、通常試合直後に交わされる主審との握手を行わず、コートを去った。
今回が、両者2度目の対戦となる。
マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン」最多優勝記録(4回)の更新を目指すラファエル・ナダル(スペイン)は、今大会、第2回戦でファビオ・フォニーニ(イタリア)との接戦を制し、第3回戦(ベスト16)では天才 ニック・キリオス(オーストラリア)と対戦しストレート勝ちの快勝を収めた。
対するダビド・ゴファン(ベルギー)も、第1回戦から出場し3試合全てでストレート勝ち。第3回戦では、大会前世界ランキング6位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦し堂々の勝利を果たし、準々決勝に進出している。
ラファエル・ナダル(スペイン)vs. ダビド・ゴファン(ベルギー)、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」準々決勝の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
R. ナダルのサーブで試合開始。R. ナダル、最初のサービスゲームをラブゲームでキープ。
第2ゲーム
D. ゴファンのサービス。ジュースの末、D. ゴファンがゲームキープ。
第3ゲーム
R. ナダル、キープ。
第4ゲーム
D. ゴファンのサービス。R. ナダルが3ブレイクポイントを獲得。
D. ゴファンがボレーを決め、続いてエース、そしてR. ナダルのショットがネットに阻まれ、ジュースとなる。
しかし、D. ゴファンのダブルフォルトでR. ナダルが再度ブレイクポイントを獲得。D. ゴファンがセーブし再びジュース。
D. ゴファンがサービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 2-2 D. ゴファン)
第5ゲーム
R. ナダルのサービス。D. ゴファンがブレイクポイントを獲得するも、R. ナダルのセーブでジュースとなる。R. ナダルがキープ。(スコア:R. ナダル 3-2 D. ゴファン)
第6ゲーム
D. ゴファンのサービス。R. ナダルがブレイクポイントを獲得も、D. ゴファンがセーブしジュースとなる。
ラリーをR. ナダルが制し、再度ブレイクポイントを獲得。続いてのラリーはD. ゴファンに軍配で再びジュース。
D. ゴファン、時速202 km のサーブを決め、アドバンテージを獲得。D. ゴファンがゲームキープ。(スコア:R. ナダル 3-3 D. ゴファン)
第7ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 4-3 D. ゴファン)
第8ゲーム
D. ゴファン、キープ。(スコア:R. ナダル 4-4 D. ゴファン)
第9ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:R. ナダル 5-4 D. ゴファン)
第10ゲーム
D. ゴファンのサービス。ジュースの末、キープ。(スコア:R. ナダル 5-5 D. ゴファン)
第gゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:R. ナダル 6-5 D. ゴファン)
第gゲーム
D. ゴファン、キープ。(スコア:R. ナダル 6-6 D. ゴファン)
第1セットは両者譲らず、タイブレイクへ突入
タイブレイク
スコア:R. ナダル – D. ゴファン 太字:ミニブレイク
1-0, 1-1 2-1, 2-2 3-2, 4-2 5-2, 6-2 6-3, 7-3
最後のポイントはD. ゴファンのダブルフォルトであった。
タイブレイクをR. ナダルが制し第1セットを獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
D. ゴファンのサーブで試合再開。D. ゴファン、キープ。
第2ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 1-1 D. ゴファン)
第3ゲーム
D. ゴファンのサービス。R. ナダルがスーパーショット、続いてドロップショットを決める。R. ナダルが3ブレイクポイントを獲得、試合初のブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 2-1 D. ゴファン)
第4ゲーム
R. ナダルのサービス。D. ゴファンが2ブレイクポイントを獲得。R. ナダルがクロスコート・ウィナーを決め、続いて強力なサーブでセーブ、ジュースとなる。ラリーをD. ゴファンが制し、再度ブレイクポイントを獲得するが、R. ナダルがセーブし再びジュース。
R. ナダルのショットはラインを外れ、D. ゴファンが4度目のブレイクポイントを獲得。ネット際に出たR. ナダルがボレーを決め、3度目のジュース。
R. ナダルがアドバンテージを獲得。D. ゴファンのリターンはラインを越え、R. ナダルがブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 3-1 D. ゴファン)
第5ゲーム
D. ゴファン、時速200 km を越えるサーブを連発。D. ゴファンがサービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 3-2 D. ゴファン)
第6ゲーム
R. ナダルのサービス。ジュースの末、R. ナダルがゲームキープ。(スコア:R. ナダル 4-2 D. ゴファン)
第7ゲーム
D. ゴファンのサービス。R. ナダルが2ブレイクポイントを獲得。R. ナダルのリターンはラインを越え、続いてR. ナダルのドロップショットがネットに阻まれ、ジュースとなる。R. ナダル、ダウン・ザ・ラインを決め再度のブレイクポイントを獲得。
D. ゴファンが振り向きながらのクロスコート・ウィナーを決め、再びジュース。R. ナダルのダウン・ザ・ラインで4度目のブレイクポイントを獲得も、D. ゴファンがネットプレーを制し、3度目のジュースに突入。R. ナダルがネットプレーを制し、5度目のブレイクポイントを獲得、再度のブレイクに成功。両者ともにスーパーショットの連続となった。(スコア:R. ナダル 5-2 D. ゴファン)
第8ゲーム
R. ナダルのサービス for the マッチ。R. ナダルが2マッチポイントを獲得、サービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 6-2 D. ゴファン)
第2セットもR. ナダルが獲得し、ストレートで試合に勝利(7-63 6-2)。1時間59分で試合終了。
ラファエル・ナダル(スペイン)は準決勝進出を決めた。準決勝では、前回優勝者 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
Summary
R. ナダル | 7-63 6-2 | D. ゴファン |
0本 | エース | 2本 |
21 | ウィナー | 23 |
0 | ダブルフォルト | 3 |
19 | Unforced エラー | 26 |
70 % (46/66) |
第1サーブ 率 | 61 % (50/82) |
76 % (35/46) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
64 % (32/50) |
65 % (13/20) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
44 % (14/32) |
14 % (2/14) |
ブレイクポイント 成功率 |
0 % (0/5) |
44 % (36/82) |
リターンポイント 成功率 |
27 % (18/66) |
84 | ポイント獲得合計 | 64 |