21才以下のファイナルである「NextGen ATP ファイナル」がいよいよ2017年11月7日より開催される。
大会出場者は「ATPワールドツアー・ファイナル」同様に、ATPランキングレースto Milan の上位7名と、ワイルドカード1名が選出される。2017年の出場資格は、1996年以降の生まれ(男子)。
テニス界の次世代を担う若手が対戦する。
2017年出場者はシード順に、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、カレン・カチャノフ(ロシア)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、ジャレド・ドナルドソン(アメリカ)、チョン・ヒョン(韓国)、ダニール・メドベデフ(ロシア)、そしてイタリア若手選手のトーナメントを勝ち抜いたワイルドカードジャンルイジ・クインティ(イタリア)。
カレン・カチャノフ(ロシア)、ジャレド・ドナルドソン(アメリカ)、チョン・ヒョン(韓国)、ダニール・メドベデフ(ロシア)は1996年生まれであり、(来年も21才以下の開催であれば)2017年の今回が最後の出場となる。
※ アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)はATPランキングレースto Milan 第1位であり出場資格を満たすが、翌週に開催される「ATPワールドツアー・ファイナル」に専念するため、今大会は欠場となった。「ATPワールドツアー・ファイナル」自身初の出場であり、期待がかかる。
大会は、8名の選手が4名ずつの2つのグループに分かれ、ラウンドロビン(総当たり戦)が行われた後、各グループの上位2名が決勝トーナメントで対戦する。
また、「NextGen ATP ファイナル」では、試験的に特別なルールが適用される。新ルールはこちら(ページ下部)。
若手同士の最終戦!「NextGen ATP ファイナル」2017年のドローは、以下の通り。
「NextGen ATP ファイナル」2017年ドロー
開催期間:2017年11月7日~11日 ※現地時間
開催地:イタリア ミラノ
決勝トーナメント
決勝
開催日:2017年11月11日 (日本時間11月12日)
(6) | チョン・ヒョン | 韓国 | 35-4 4-32 4-2 4-2 | |
(1) | アンドレイ・ルブレフ | ロシア | ||
3位決定戦
開催日:2017年11月11日 (日本時間11月12日)
ダニール・メドベデフ(ロシア) vs. ボルナ・チョリッチ(クロアチア):W/O
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の棄権により、3位ダニール・メドベデフ(ロシア)となった。
準決勝
開催日:2017年11月10日(日本時間11月11日)
(6) | チョン・ヒョン | 韓国 | 4-1 4-1 4-34 1-4 4-0 | |
(7) | ダニール・メドベデフ | ロシア | ||
(4) | ボルナ・チョリッチ | クロアチア | 4-1 4-36 4-1 | |
(1) | アンドレイ・ルブレフ | ロシア | ||
ラウンドロビン(総当たり戦)
開催日:2017年11月7日、8日、9日 ※ 現地時間
グループA
- アンドレイ・ルブレフ(ロシア):2勝1敗、グループ2位 準決勝進出
- デニス・シャポバロフ(カナダ):1勝2敗
- チョン・ヒョン(韓国):3勝0敗、グループ1位 準決勝進出
- ジャンルイジ・クインティ(イタリア):0勝3敗
試合日 | スコア | |||
---|---|---|---|---|
11/9 | アンドレイ・ルブレフ | vs. | デニス・シャポバロフ | : 4-1 38-4 4-32 0-4 4-33 |
11/8 | チョン・ヒョン | vs. | アンドレイ・ルブレフ | : 4-0 4-2 4-31 |
11/7 | アンドレイ・ルブレフ | vs. | ジャンルイジ・クインティ | : 1-4 4-0 4-33 0-4 4-33 |
11/7 | チョン・ヒョン | vs. | デニス・シャポバロフ | : 1-4 4-35 4-34 4-1 |
11/8 | デニス・シャポバロフ | vs. | ジャンルイジ・クインティ | : 4-1 4-1 35-4 4-35 |
11/9 | チョン・ヒョン | vs. | ジャンルイジ・クインティ | : 1-4 4-1 4-2 36-4 4-33 |
グループB
- カレン・カチャノフ(ロシア):1勝2敗
- ボルナ・チョリッチ(クロアチア):3勝0敗、グループ1位 準決勝進出
- ジャレド・ドナルドソン(アメリカ):0勝3敗
- ダニール・メドベデフ(ロシア):2勝1敗、グループ2位 準決勝進出
試合日 | スコア | |||
---|---|---|---|---|
11/9 | ボルナ・チョリッチ | vs. | カレン・カチャノフ | : 33-4 2-4 4-2 4-0 4-2 |
11/8 | カレン・カチャノフ | vs. | ジャレド・ドナルドソン | : 4-1 4-33 4-2 |
11/7 | ダニール・メドベデフ | vs. | カレン・カチャノフ | : 2-4 4-36 4-33 4-2 |
11/7 | ボルナ・チョリッチ | vs. | ジャレド・ドナルドソン | : 4-32 4-1 4-35 |
11/8 | ボルナ・チョリッチ | vs. | ダニール・メドベデフ | : 4-35 2-4 4-1 4-2 |
11/9 | ダニール・メドベデフ | vs. | ジャレド・ドナルドソン | : 33-4 4-2 4-31 4-0 |
「NextGen ATP ファイナル」2017年
フォーマット・ルール
大会は、8名の選手が4名ずつの2つのグループに分かれ、ラウンドロビン(総当たり戦)が行われた後、各グループの上位2名が決勝トーナメントで対戦する。
各試合は5セットマッチ。
各セットは4ゲーム先取、3ゲームオール(セットカウント3-3)でタイブレイクに入る。
その他、一部試験的に特別なルールが適用される。主な新ルールは次の通り。
- “ホークアイ”ライブ
- ゲーム中の判定は”ホークアイ”(コンピューターによる画像処理システム)が自動で行い、線審なし。審判は主審のみ。
- チャレンジなし。ただし、フットフォルト(サーブ時のベースライン侵入)のみチャレンジ可能で、ベースラインに設置されたカメラのリプレイで確認される。
- レットなし
- サーブがネットに触れてもやり直し(レット)なしでプレー続行。
- アドバンテージなし
- ジュース(ポイント40-40)となっても、1ポイントでゲーム獲得が決まる。ただし、レシーブ側がサーブ側の打つサイドを選択する。
- オンコートコーチング
- 1セットにつき1回、コーチから助言を受けられる。ただし、特定のポイント時のみ認められる予定。
- サーブ時間制限の厳格化
- 前のポイントからサーブまで25秒(カウントダウンクロック)
- ウォーミングアップの時間を短縮
- メディカルタイムアウトは試合につき1回のみ
- 観客が動いていても試合は続行される