2017年3月11日(日本時間3月12日)、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」第2回戦が開催された。
大会第1シード、世界ランキング第1位のアンディ・マレー(イギリス)は第2回戦からの出場。予選通過者のバセク・ポスピシル(カナダ)と対戦した。
バセク・ポスピシル(カナダ)は26才、シングルスの大会前世界ランキング129位、自己ベストは25位(2014年1月)。ダブルスでは、世界ランキング自己ベスト4位、2014年にはグランドスラム「ウィンブルドン」優勝を果たしている。
大会前、アンディ・マレー(イギリス)とバセク・ポスピシル(カナダ)はシングルスで過去に4回対戦しており、アンディ・マレーの全勝。
第5のグランドスラムとも呼ばれるインディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン」、アンディ・マレーは、Big 4 の中で唯一優勝経験がない。他のBig 4(アンディ・マレー、ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラー)はいずれも複数の優勝を獲得している。
アンディ・マレーの初タイトルが期待される。
アンディ・マレー(イギリス)vs. バセク・ポスピシル(カナダ)、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」第2回戦の試合結果詳細は以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
A. マレーのサーブで試合開始。A. マレーにダブルフォルトがあり、V. ポスピシルが2ブレイクポイントを獲得。A. マレーがセーブしジュースとなる。V. ポスピシルがボレーを決めアドバンテージ、再度のブレイクポイントを獲得。22ショットのラリーをA. マレーが制し再度ジュース。A. マレー、キープ。
第2ゲーム
V. ポスピシルのサービス。ジュースの末、V. ポスピシルがゲームキープ。(スコア:A. マレー 1-1 V. ポスピシル)
第3ゲーム
A. マレー、ラブゲームでキープ。(スコア:A. マレー 2-1 V. ポスピシル)
第4ゲーム
V. ポスピシルのサービス。A. マレーが3ブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:A. マレー 3-1 V. ポスピシル)
第5ゲーム
A. マレーのサービス。V. ポスピシルが2ブレイクポイントを獲得。ブレイクバックに成功。(スコア:A. マレー 3-2 V. ポスピシル)
第6ゲーム
V. ポスピシルのサービス。V. ポスピシルはサーブ直後のボレーを狙うなど、ネット際に出て積極的なプレーを展開するが、A. マレーがV. ポスピシルの頭上を越えるスーパーショットを決める。
A. マレーが3ブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:A. マレー 4-2 V. ポスピシル)
第7ゲーム
A. マレーのサービス。V. ポスピシルが2ブレイクポイントを獲得、再度のブレイクバックに成功。(スコア:A. マレー 4-3 V. ポスピシル)
第8ゲーム
V. ポスピシル、キープ。(スコア:A. マレー 4-4 V. ポスピシル)
第9ゲーム
A. マレーのサービス。A. マレーに2度のダブルフォルトがあり、V. ポスピシルがブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:A. マレー 4-5 V. ポスピシル)
第10ゲーム
V. ポスピシルのサービス for the セット。V. ポスピシル、キープ。(スコア:A. マレー 4-6 V. ポスピシル)
第1セットをV. ポスピシルが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
A. マレーのサーブで試合再開。V. ポスピシルがブレイクポイントを獲得、ネットプレーを制し、早々のブレイクに成功。(スコア:A. マレー 0-1 V. ポスピシル)
第2ゲーム
V. ポスピシル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:A. マレー 0-2 V. ポスピシル)
第3ゲーム
A. マレーのサービス。A. マレーに2度のダブルフォルトがあり、V. ポスピシルが2ブレイクポイントを獲得。A. マレーがセーブし、ジュースとなる。A. マレー、ゲームキープ。(スコア:A. マレー 1-2 V. ポスピシル)
第4ゲーム
V. ポスピシルのサービス。A. マレーがブレイクポイントを獲得、ブレイクバックに成功。(スコア:A. マレー 2-2 V. ポスピシル)
第5ゲーム
A. マレー、キープ。(スコア:A. マレー 3-2 V. ポスピシル)
第6ゲーム
V. ポスピシル、キープ。(スコア:A. マレー 3-3 V. ポスピシル)
第7ゲーム
A. マレー、キープ。ゲームポイントをエースで決める。(スコア:A. マレー 4-3 V. ポスピシル)
第8ゲーム
V. ポスピシル、ラブゲームでキープ。(スコア:A. マレー 4-4 V. ポスピシル)
第9ゲーム
A. マレー、ラブゲームでキープ。(スコア:A. マレー 5-4 V. ポスピシル)
第10ゲーム
V. ポスピシルのサービス。ジュースの末、V. ポスピシルがゲームキープ。(スコア:A. マレー 5-5 V. ポスピシル)
第11ゲーム
A. マレー、キープ。(スコア:A. マレー 6-5 V. ポスピシル)
第12ゲーム
V. ポスピシル、キープ。(スコア:A. マレー 6-6 V. ポスピシル)
試合はタイブレイクへ。
タイブレイク
A. マレー – V. ポスピシル 太字:ミニブレイク
1-0, 1-1, 1-2, 1-3, 2-3, 2-4, 2-5, 2-6, 3-6, 4-6, 5-6, 5-7
タイブレイクをV. ポスピシルが制し、第2セットも獲得、ストレートで試合に勝利(V. ポスピシル – A. マレー:6-4 7-65)。1時間50分で試合終了。
バセク・ポスピシル(カナダ)は試合を通し、サーブ&ボレーなどネット際前面に出て積極的な試合を展開。世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)を敗退に追い込んだ。
バセク・ポスピシル(カナダ)は第3回戦に進出し、2017年3月13日(日本時間3月14日)、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)と対戦する。
ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)は、第2回戦で第30シード、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)を下している。
インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」、第1シードであり優勝候補のアンディ・マレー(イギリス)は、初戦(第2回戦)でまさかの敗退となった。
アンディ・マレー(イギリス)は、試合後の大会公式インタビューに答え、
「なぜこうなったか自分でもわからない。練習では上手くいっていた。ベストのプレーをできなかった。」
と当惑した様子を見せている。
Summary
A. マレー | 4-6 6-7 | V. ポスピシル |
3本 | エース | 5本 |
22 | ウィナー | 27 |
7 | ダブルフォルト | 2 |
21 | Unforced エラー | 27 |
63 % (45/72) |
第1サーブ 率 | 68 % (48/71) |
67 % (30/45) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
71 % (34/48) |
41 % (11/27) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
35 % (8/23) |
60 % (3/5) |
ブレイクポイント 成功率 |
40 % (4/10) |
41 % (29/71) |
リターンポイント 成功率 |
43 % (31/72) |
70 | ポイント獲得合計 | 73 |