2017年8月10日(日本時間8月11日)、モントリオール「ロジャーズ・カップ(ATP1000)」第3回戦ベスト16 にて、注目の若手同士、20才 アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と22才 ニック・キリオス(オーストラリア)の対戦が行われた。
アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は2017年、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」優勝を含め、既に4タイトルを獲得。
直前の大会であるワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」でも優勝、現在世界ランキングを世界8位にまで上げている。
成長著しく、絶好調の注目の若手である。
一方、ニック・キリオス(オーストラリア)は、2017年、臀部の怪我にも悩まされ、グランドスラム「ウィンブルドン」を含む直近の3大会で途中棄権。
昨年世界13位であった世界ランキングも、現在24位にまで下げている。
しかし、モントリオール「ロジャーズ・カップ」では第1回戦でビクトル・トロイツキ(セルビア)、第2回戦ではパオロ・ロレンチ(イタリア)と対戦し、強豪に対し、いずれもストレート勝ちの快勝を収めた。
本格的な復活が期待される。
両者は過去2回対戦しており、ニック・キリオス(オーストラリア)の2戦全勝。
初対戦となった2017年インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」では、ニック・キリオス(オーストラリア)がアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に1度のブレイクポイントも与えず、試合に勝利した。
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その後の「マイアミ・オープン(ATP1000)」ではニック・キリオス(オーストラリア)がフルセットの末に勝利している。
後に控えるグランドスラム「全米オープン」に向け、両者の活躍が注目される。
モントリオール「ロジャーズ・カップ(ATP1000)」2017年ベスト16、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)vs. ニック・キリオス(オーストラリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
キリオスのサーブで試合開始。キリオスにダブルフォルト。ズベレフがブレイクポイントを獲得。
キリオス、ドロップショットを決めセーブ。ジュースとなる。
キリオスがセンターへのエースを決め、続いても強力なサーブを決め、サービスゲームをキープ。
第2ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 1-1 キリオス)
第3ゲーム
キリオスのサービス。ズベレフが2ブレイクポイントを獲得。
ズベレフ、クロスコートのウィナーを決め、ブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 2-1 キリオス)
第4ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフのダブルフォルトで、キリオスがブレイクポイントを獲得。
ズベレフがエースを決めセーブ。ジュースとなる。
キリオスが再度ブレイクポイントを獲得。
キリオスのショットがラインを越え、再びジュース。
ズベレフ、時速200 km のエースを決め、アドバンテージを獲得。
キリオスのドロップショットからネット際での打ち合い、キリオスに軍配。3度目のジュース。
ズベレフがコーナーへのウィナーを決め、続いてズベレフのサーブに対するキリオスのリターンがアウト。
ズベレフがブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 3-1 キリオス)
第5ゲーム
キリオス、キープ。キリオス、ダブルフォルト直後にエースを決める。(スコア:A. ズベレフ 3-2 キリオス)
第6ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフのダブルフォルトで、キリオスが2ブレイクポイントを獲得。
ズベレフが強力なサーブを決め、続いてボレー、キリオスが1度は返すがズベレフの2度目のボレーが決まり、ズベレフがセーブ。ジュースとなる。
ネットプレーとなり、ズベレフのショットがラインを外れる。キリオスが再度のブレイクポイントを獲得。
続いてのラリー、キリオスのショットはネットに阻まれ、再びジュース。
今度はズベレフのショットがネットへ。キリオスがゲーム3度目のブレイクポイントを獲得。
ラリーはズベレフに軍配、3度目のジュースとなる。ズベレフがネット際に出てボレーを決め、アドバンテージを獲得。
キリオスがリターンエースを決め、4度目のジュース。
ズベレフが時速212 km のサーブでアドバンテージを獲得。
キリオスのショットはネットに阻まれ、ズベレフがサービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 4-2 キリオス)
第7ゲーム
キリオス、キープ。(スコア:A. ズベレフ 4-3 キリオス)
キリオス、休憩中に治療を受ける。
第8ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 5-3 キリオス)
第9ゲーム
キリオス、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 5-4 キリオス)
第10ゲーム
ズベレフのサービス for the セット。ズベレフ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 6-4 キリオス)
第1セットをズベレフが獲得、試合は第2セットへ。
キリオス、休憩中に再度の治療を受ける。
Set 2
第1ゲーム
キリオスのサーブで試合再開。キリオス、キープ。
第2ゲーム
ズベレフのサービス。ジュースとなり、ズベレフのドロップショットに対しキリオスが股抜きでのリターンを試みるが、わずかにアウト。
続いて、キリオスのクロスコート・ショットはラインを外れ、ズベレフがサービスゲームをキープ。
第3ゲーム
キリオス、ラブゲームでキープ。
第4ゲーム
ズベレフ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 2-2 キリオス)
第5ゲーム
キリオスのサービス。ズベレフがブレイクポイントを獲得。
キリオスがサーブ&ボレーを試みるが失敗。ネットに阻まれる。
ズベレフがブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 3-2 キリオス)
第6ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 4-2 キリオス)
第7ゲーム
キリオス、キープ。(スコア:A. ズベレフ 4-3 キリオス)
第8ゲーム
ズベレフのサービス。キリオスが2ブレイクポイントを獲得。
キリオスのショットがネットに阻まれ、続いてもキリオスのショットがラインを外れる。
ジュースとなり、ズベレフがエースを決める。
キリオスの股抜きリターン、ズベレフがボレーで返しスマッシュを決める。
ズベレフがゲームキープ。(スコア:A. ズベレフ 5-3 キリオス)
第9ゲーム
キリオスのサービス。ズベレフが3ブレイクポイント(マッチポイント)を獲得。
ネット際に出たキリオスに対し、ズベレフがクロスコート・ウィナーを決める。
ズベレフが再度のブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 6-3 キリオス)
第2セットもズベレフが獲得、ストレートで試合に勝利(6-4 6-3)。1時間11分で試合終了。
アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はモントリオール「ロジャーズ・カップ(ATP1000)」2017年準々決勝進出を決めた。
準々決勝では、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
Summary
A. ズベレフ | 6-4 6-3 | キリオス |
6本 | エース | 5本 |
24 | ウィナー | 19 |
3 | ダブルフォルト | 4 |
14 | Unforced エラー | 21 |
65 % (42/65) |
第1サーブ 率 | 65 % (34/52) |
74 % (31/42) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
71 % (24/34) |
61 % (14/23) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
44 % (8/18) |
202 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
193 km/h |
167 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
170 km/h |
215 km/h | 最速サーブ | 227 km/h |
75 % (3/4) |
ブレイクポイント 成功率 |
0 % (0/8) |
38 % (20/52) |
リターンポイント 成功率 |
31 % (20/65) |
65 | ポイント獲得合計 | 52 |