2017年5月16日(日本時間5月17日)、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」第2回戦の試合が行われ、世界ランキング1位アンディ・マレー(イギリス)は地元イタリア1位のファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦した。
第1シードのアンディ・マレー(イギリス)にとっては初戦。ファビオ・フォニーニ(イタリア)は第1回戦で地元ワイルドカードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に勝利しての第2回戦となった。
両者の過去の対戦成績は、オリンピック、デビスカップを含めアンディ・マレー(イギリス)の3勝2敗(勝率60 %)。
直近の対戦は2016年のリオ・オリンピック。この時はアンディ・マレー(イギリス)がフルセットの末に勝利し、後に金メダルを獲得した。
クレーコートでの対戦は2009年以来になる。
ファビオ・フォニーニ(イタリア)は、同じくイタリアのパオロ・ロレンチが欠場となり他のイタリア選手も第1回戦で敗退、母国の期待を一身に背負う。
一方のアンディ・マレー(イギリス)は前回「BNLイタリア国際(ATP1000)」の優勝者。大会連覇および後に開催されるグランドスラム「全仏オープン」に向け、クレーコートでの実績を高めたいところである。
アンディ・マレー(イギリス)vs. ファビオ・フォニーニ(イタリア)、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」第2回戦の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
マレーのサーブで試合開始。最初のポイントをフォニーニが獲得し、会場は大歓声に包まれる。ジュースとなり、続いてマレーのショットがネットに阻まれ、フォニーニがブレイクポイントを獲得。マレーがエースを決めセーブする。
ラリーでマレーのショットがラインを外れ、フォニーニが再びブレイクポイントを獲得するが、次はフォニーニのショットがラインを外れ、再度のジュースに突入。
フォニーニがフォアファンド・ウィナーを決め、3度目のブレイクポイントを獲得。フォニーニがドロップショットを決め、試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:マレー 0-1 フォニーニ)
第2ゲーム
フォニーニ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:マレー 0-2 フォニーニ)
第3ゲーム
マレーのサービス。フォニーニがブレイクポイントを獲得するも、マレーが強力なサーブでセーブ、ジュースとなる。マレーがアドバンテージを獲得するが、フォニーニがクロスコート・ウィナーを決め、再びジュース。
フォニーニがフォアファンド・ウィナーを決め、ブレイクポイントを獲得、再度のブレイクに成功。(スコア:マレー 0-3 フォニーニ)
第4ゲーム
フォニーニのサービス。フォニーニ、最初のサーブでエースを決める。フォニーニ、ラブゲームでキープ。(スコア:マレー 0-4 フォニーニ)
第5ゲーム
マレー、キープ。(スコア:マレー 1-4 フォニーニ)
第6ゲーム
フォニーニのサービス。マレーがブレイクポイントを獲得も、フォニーニのセーブでジュースとなる。
続いてのラリー、マレーのショットはラインを越え、フォニーニがアドバンテージを獲得。フォニーニがボレーを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:マレー 1-5 フォニーニ)
第7ゲーム
マレー、キープ。(スコア:マレー 2-5 フォニーニ)
第8ゲーム
フォニーニのサービス for the セット。フォニーニ、ラブゲームでキープ。(スコア:マレー 2-6 フォニーニ)
第1セットをフォニーニが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
マレーのサーブで試合再開。マレー、ラブゲームでキープ。
第2ゲーム
フォニーニ、キープ。(スコア:マレー 1-1 フォニーニ)
第3ゲーム
マレーのサービス。ジュースとなり、フォニーニがブレイクポイントを獲得。続くラリーでマレーのショットがラインを越え、フォニーニがブレイクに成功。(スコア:マレー 1-2 フォニーニ)
第4ゲーム
フォニーニ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:マレー 1-3 フォニーニ)
第5ゲーム
マレーのサービス。フォニーニが2ブレイクポイントを獲得。マレーがクロスコート・ウィナーを決め1ポイントをセーブするが、続いてサーブ&ボレーを狙ったマレーのショットは失敗、ネットに阻まれる。
フォニーニが再度のブレイクに成功。(スコア:マレー 1-4 フォニーニ)
第6ゲーム
フォニーニのサービス。最初のサーブはフォニーニのダブルフォルト、続けて再度ダブルフォルトとなりマレーがポイントを獲得。マレーがブレイクポイントを獲得するが、フォニーニがドロップショットを決めジュースとなる。
フォニーニがアドバンテージを獲得、サービスゲームをキープ。(スコア:マレー 1-5 フォニーニ)
第7ゲーム
マレーのサービス。ジュースの末、マレーがゲームキープ。(スコア:マレー 2-5 フォニーニ)
第8ゲーム
フォニーニのサービス。フォニーニにダブルフォルトがあり、マレーが2ブレイクポイントを獲得も、フォニーニのセーブでジュースとなる。
フォニーニのショットはラインを越え、マレーが再度ブレイクポイントを獲得。マレーが1度目のブレイクバックに成功。(スコア:マレー 3-5 フォニーニ)
第9ゲーム
マレーのサービス。マレーが3ゲームポイントを獲得するが、その後のポイントを失いジュースとなる。
マレーが第1サーブを決めアドバンテージを獲得、サービスゲームをキープ。(スコア:マレー 4-5 フォニーニ)
第10ゲーム
フォニーニのサービスfor the マッチ。フォニーニ、ゲームキープ。(スコア:マレー 4-6 フォニーニ)
第2セットもフォニーニが獲得、ストレートで試合に勝利(フォニーニ – マレー:6-2 6-4)。1時間33分で試合終了。
前回優勝者であり世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)は、まさかの初戦敗退となった。
ファビオ・フォニーニ(イタリア)がローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」第3回戦(ベスト16)に進出。
第3回戦では、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)またはビクトル・トロイツキ(セルビア)と対戦する。
Summary
マレー | 2-6 4-6 | フォニーニ |
3本 | エース | 3本 |
12 | ウィナー | 31 |
1 | ダブルフォルト | 3 |
14 | Unforced エラー | 19 |
48 % (32/67) |
第1サーブ 率 | 64 % (35/55) |
72 % (23/32) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
74 % (26/35) |
37 % (13/35) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
55 % (11/20) |
20 % (1/5) |
ブレイクポイント 成功率 |
50 % (4/8) |
33 % (18/55) |
リターンポイント 成功率 |
46 % (31/67) |
54 | ポイント獲得合計 | 68 |