グランドスラム「全米オープン」決勝戦!2017年は、ラファエル・ナダル(スペイン)とケビン・アンダーソン(南アフリカ)の対戦となった。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、2010年、2013年の「全米オープン」に優勝。今回、3度目のタイトル獲得を狙う。
怪我からの復帰となった2017年は、グランドスラム「全豪オープン」準優勝、そしてクレーコートではグランドスラム「全仏オープン」優勝を含め4タイトルを獲得。
現在世界ランキング1位に返り咲いた。
今大会グランドスラム「全米オープン」は、No. 1 シードとしてトーナメント表(ドロー)トップハーフから決勝に進出。
中盤以降、順調な勝ち上がりを見せ、準決勝では2009年勝者フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に勝利した。3度目の優勝が目前に迫る。
一方、トーナメント表(ドロー)ボトムハーフでは、アンディ・マレー(イギリス)の欠場に始まり、優勝候補が次々と敗退。波乱の展開となった。
ボトムハーフを制したのは、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)。
ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、現在世界ランキング32位であるが、2015年には世界10位を記録。2016年は複数の怪我に苛まれた。
203 cm の長身を活かしたビッグサーバーであり、今大会では既に100 本以上のエースを決めている。
ラファエル・ナダル(スペイン)と同い年の31才。今回、キャリアで初めてグランドスラム(4大大会)決勝進出を手にした。
準決勝のパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)戦に勝利した直後、観客席にいる自身のチームメンバーと抱き合い、勝利後のスピーチでは各方面に感謝を述べるなど、優勝した選手のように、大舞台での自身最高の成果への喜びを表現した。
ラファエル・ナダル(スペイン)とケビン・アンダーソン(南アフリカ)の過去の対戦成績は、ラファエル・ナダル(スペイン)の4戦全勝。
2017年は、4月「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」ベスト16 で対戦。この時はラファエル・ナダル(スペイン)がストレートで勝利し、後に大会優勝を果たした。
今回が、5度目の対戦となる。
グランドスラム「全米オープン」2017年決勝戦、2017年最後のグランドスラムタイトルを獲得するのはどちらか。
ラファエル・ナダル(スペイン)vs. ケビン・アンダーソン(南アフリカ)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
アンダーソンのサーブで試合開始。ジュースの末、アンダーソンがゲームキープ。
アンダーソン、ゲームポイントでエースを決める。
第2ゲーム
ナダル、キープ。
第3ゲーム
アンダーソンのサービス。ジュースとなり、ナダルがブレイクポイントを獲得。
続いてのラリー、ナダルのショットがネットに阻まれ、再びジュース。
アンダーソンのバックハンドでのダウン・ザ・ラインはラインを越え、ナダルが再度ブレイクポイントを獲得。
アンダーソンがフォアハンドでクロスコート・ウィナーを決め、3度目のジュース。
アンダーソンがエースを決めアドバンテージを獲得。
アンダーソンのショットがエラーとなりネットに阻まれ、4度目のジュース。
アンダーソンが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
しかし、アンダーソンのダブルフォルトで、5度目のジュース。
続いてのラリーでアンダーソンがバックハンドのクロスコート・ウィナーを決める。
アンダーソンがアドバンテージを獲得。
アンダーソンがフォアハンドのクロスコート・ショットがラインを越える。
ナダルのショットがラインを越え、アンダーソンがアドバンテージを獲得。
アンダーソンが強力なサーブを決め、サービスゲームをキープ。
第4ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 2-2 アンダーソン)
第5ゲーム
アンダーソンのサービス。ナダルが1ブレイクポイントを獲得。
アンダーソンが強力なサーブを決めセーブ、ジュースとなる。
アンダーソンのダブルフォルトでナダルがブレイクポイントを獲得。
アンダーソンが時速216 km のエースを決めセーブ、再びジュース。
アンダーソンがエースを決め、アドバンテージを獲得。
アンダーソンのショットがエラーとなり、3度目のジュース。
アンダーソンがエースでアドバンテージを獲得。
アンダーソンのボレーが失敗、再度のジュース。
アンダーソンが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
アンダーソンがボレーを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 2-3 アンダーソン)
第6ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 3-3 アンダーソン)
第7ゲーム
アンダーソンのサービス。ゲーム中、アンダーソンがポケットからボールを落とし、警告を受ける。
ジュースとなり、アンダーソンがダブルフォルト。ナダルがブレイクポイントを獲得する。
アンダーソンのフォアハンド・ショットがエラーとなり、ラインを外れる。
ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 4-3 アンダーソン)
第8ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 5-3 アンダーソン)
第9ゲーム
アンダーソンのサービス。ジュースとなり、ナダルがブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
ナダルがバックハンドでドロップショットを決め、ダブル・ブレイクに成功。(スコア:ナダル 6-3 アンダーソン)
第1セットをナダルが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ナダルのサーブで試合再開。ナダル、ラブゲームでキープ。
第2ゲーム
アンダーソン、キープ。
第3ゲーム
ナダル、キープ。
第4ゲーム
アンダーソン、キープ。(スコア:ナダル 2-2 アンダーソン)
第5ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 3-2 アンダーソン)
第6ゲーム
アンダーソンのサービス。ナダルが2ブレイクポイントを獲得。
ナダルのリターンがラインを越え、アンダーソンが1ポイントをセーブ。
ナダルがネット際に出てプレー、最後にスマッシュを決める。
ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 4-2 アンダーソン)
第7ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 5-2 アンダーソン)
第8ゲーム
アンダーソン、キープ。(スコア:ナダル 5-3 アンダーソン)
第9ゲーム
ナダルのサービス for the セット。ナダルが3セットポイントを迎える。
ナダルがフォアハンドでクロスコート・ウィナーを決め、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 6-3 アンダーソン)
第2セットもナダルが獲得、試合は第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
アンダーソンのサーブで試合再開。ジュースとなり、ナダルがブレイクポイントを獲得。
アンダーソンのフォアハンド・ショットがエラー、ラインを越える。
ナダルが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:ナダル 1-0 アンダーソン)
第2ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 2-0 アンダーソン)
第3ゲーム
アンダーソン、キープ。(スコア:ナダル 2-1 アンダーソン)
第4ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 3-1 アンダーソン)
第5ゲーム
アンダーソン、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 3-2 アンダーソン)
休憩中、アンダーソンが右手人差し指の治療を受ける。
第6ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 4-2 アンダーソン)
第7ゲーム
アンダーソン、キープ。(スコア:ナダル 4-3 アンダーソン)
第8ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 5-3 アンダーソン)
第9ゲーム
アンダーソン、キープ。(スコア:ナダル 5-4 アンダーソン)
第10ゲーム
ナダルのサービス for the チャンピオンシップ。ナダルが1チャンピオンシップポイントを迎える。
ナダルのショットがネットに阻まれ、ジュースに突入。
ナダルがサービス・ウィナーを決め、再びチャンピオンシップポイントを獲得。
ナダルがバックハンドでボレーを決め、ゲームキープ。(スコア:ナダル 6-4 アンダーソン)
第3セットもナダルが獲得、ストレートで試合に勝利(6-3 6-3 6-4)。2時間27分で試合終了。
ラファエル・ナダル(スペイン)がグランドスラム「全米オープン」2017年に優勝!
グランドスラム16回目の優勝を果たした。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、優勝インタビューで、メキシコの地震、アメリカのハリケーン、アジア、アフリカでの洪水の被害に言及、犠牲者に追悼の意を表明した。
Summary
ナダル | 6-3 6-3 6-4 | アンダーソン |
1本 | エース | 10本 |
30 | ウィナー | 32 |
1 | ダブルフォルト | 4 |
11 | Unforced エラー | 40 |
63 % (45/72) |
第1サーブ 率 | 59 % (64/108) |
84 % (38/45) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
73 % (47/64) |
70 % (19/27) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
36 % (16/44) |
175 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
203 km/h |
147 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
170 km/h |
196 km/h | 最速サーブ | 218 km/h |
44 % (4/9) |
ブレイクポイント 成功率 |
– % (0/0) |
42 % (45/108) |
リターンポイント 成功率 |
21 % (15/72) |
102 | ポイント獲得合計 | 78 |
ラファエル・ナダル(スペイン)のネットプレーでのポイント獲得率は、なんと100%(16/16)。ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は47%(16/34)であった。