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2017年4月30日、「バルセロナ・オープン・バンコサバデル（ATP500）」では遂に決勝戦が行われた。タイトルを懸け、大会最多優勝記録を保持するラファエル・ナダル（スペイン）と、大会前世界ランキング9位ドミニク・ティーム（オーストリア）が対戦した。
ラファエル・ナダル（スペイン）は大会9回の優勝を誇り、10回目の優勝を狙う。
ドミニク・ティーム（オーストリア）は、初めての「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」決勝進出。
今大会では、準決勝で世界ランキング1位アンディ・マレー（イギリス）に堂々の勝利。準々決勝では杉田祐一（日本）に勝利した。
クレーコート王者として名高いラファエル・ナダル（スペイン）であるが、対するドミニク・ティーム（オーストリア）も、クレーコートでのパフォーマンスに定評がある。
ドミニク・ティーム（オーストリア）はキャリア8回の優勝経験を有するが、うち6回がクレーコートの大会。2017年も、リオデジャネイロ「リオ・オープン（ATP500）」で優勝を果たしている。
両者の過去の対戦成績は、ラファエル・ナダル（スペイン）の2勝1敗（勝率66 %）。
2014年グランドスラム「全仏オープン」、2016年「モンテカルロRolexマスターズ（ATP1000）」ではラファエル・ナダル（スペイン）が勝利し、2016年ブエノスアイレス「アルゼンチン・オープン（ATP250）」ではドミニク・ティーム（オーストリア）が勝利した。偶然にも、3試合全てが今大会と同じクレーコートでの開催であった。
決勝戦は、ラファエル・ナダル（スペイン）の名前を冠したセンターコート、「Pista Rafa Nadal」での対決となる。
ラファエル・ナダル（スペイン）vs. ドミニク・ティーム（オーストリア）、「バルセロナ・オープン・バンコサバデル（ATP500）」決勝戦の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
R. ナダルのサーブで試合開始。D. ティームがブレイクポイントを獲得も、R. ナダルがドロップショットを決めジュースとなる。2度目のジュース、27ショットにわたるラリーはR. ナダルに軍配。R. ナダルがサービスゲームをキープ。
第2ゲーム
D. ティーム、キープ。
第3ゲーム
R. ナダル、キープ。
第4ゲーム
D. ティーム、キープ。（スコア：R. ナダル 2-2 D. ティーム）
第5ゲーム
R. ナダル、キープ。（スコア：R. ナダル 3-2 D. ティーム）
第6ゲーム
D. ティームのサービス。ジュースとなり、R. ナダルがブレイクポイントを獲得。D. ティームがダウン・ザ・ラインを決め再びジュースへ。R. ナダルが再度ブレイクポイントを獲得も、D. ティームがR. ナダルを左右に走らせセーブ。計4度のジュースの末、D. ティームがキープ。（スコア：R. ナダル 3-3 D. ティーム）
第7ゲーム
R. ナダル、キープ。（スコア：R. ナダル 4-3 D. ティーム）
第8ゲーム
D. ティームがゲームキープ。D. ティーム、ゲームポイントでエースを決める。（スコア：R. ナダル 4-4 D. ティーム）
第9ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。（スコア：R. ナダル 5-4 D. ティーム）
第10ゲーム
D. ティームのサービス。ジュースに突入し、続くD. ティームのショットはラインをわずかに外れる。R. ナダルがブレイクポイント（セットポイント）を獲得、ブレイクに成功。（スコア：R. ナダル 6-4 D. ティーム）
第1セットをR. ナダルが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
R. ナダルのサーブで試合再開。R. ナダル、キープ。
第2ゲーム
D. ティームのサービス。R. ナダルが2ブレイクポイントを獲得。D. ティームのセーブでジュースとなる。
R. ナダルが再度ブレイクポイントを獲得するが、続くR. ナダルのドロップショットがネットに阻まれ、再びジュース。
D. ティームがエースを決めアドバンテージを獲得。D. ティーム、サービスゲームをキープ。（スコア：R. ナダル 1-1 D. ティーム）
第3ゲーム
R. ナダル、キープ。（スコア：R. ナダル 2-1 D. ティーム）
第4ゲーム
D. ティームのサービス。ジュースに入り、R. ナダルがブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。（スコア：R. ナダル 3-1 D. ティーム）
第5ゲーム
R. ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。（スコア：R. ナダル 4-1 D. ティーム）
第6ゲーム
D. ティームのサービス。R. ナダルが3ブレイクポイントを獲得、再度のブレイクに成功。（スコア：R. ナダル 5-1 D. ティーム）
第7ゲーム
R. ナダルのサービス for the チャンピオンシップ。R. ナダル、キープ。（スコア：R. ナダル 6-1 D. ティーム）
第2セットもR. ナダルが獲得、試合に勝利（6-4 6-1）。1時間30分で試合終了。
ラファエル・ナダル（スペイン）は、「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」に10回目の優勝！を果たした。
「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」トーナメント表（ドロー）
Summary
| R. ナダル | 6-4 6-1 | D. ティーム |
| 1本 | エース | 4本 |
| 14 | ウィナー | 17 |
| 0 | ダブルフォルト | 0 |
| 16 | Unforced エラー | 36 |
| 66 % (35/53) |
第1サーブ 率 | 61 % (37/61) |
| 71 % (25/35) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
59 % (22/37) |
| 72 % (13/18) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
42 % (10/24) |
| 38 % (3/8) |
ブレイクポイント 成功率 |
0 % (0/1) |
| 48 % (29/61) |
リターンポイント 成功率 |
28 % (15/53) |
| 67 | ポイント獲得合計 | 47 |
