2017年4月29日、「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」では準決勝戦が行われ、大会第1シード アンディ・マレー(イギリス)と第4シード ドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦した。
準々決勝ではアンディ・マレー(イギリス)がアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)に勝利し、ドミニク・ティーム(オーストリア)は杉田祐一(日本)に勝利し、準決勝に駒を進めている。
両者の過去の対戦成績は、アンディ・マレー(イギリス)の2戦全勝。
2015年「マイアミ・オープン(ATP1000)」、2014年ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」で対戦、いずれもフルセットの末にアンディ・マレー(イギリス)が勝利した。クレーコートでは今大会が初対戦となる。
アンディ・マレー(イギリス)は先の準々決勝 アルベルト・ラモス ビノラス戦では、Unforced エラー52回、ダブルフォルト6回、第1サーブ率46 % と苦戦。
肘の故障からの回復が心配されたが、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)にリードされても前向きな姿勢を崩さず、フルセット、3時間に及ぶ試合の末、勝利を獲得した。
一方のドミニク・ティーム(オーストリア)は今大会全てストレート勝ち。万全の態勢で世界1位 アンディ・マレー(イギリス)に挑む。
「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」準決勝、アンディ・マレー(イギリス)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
A. マレーのサーブで試合開始。D. ティームが2ブレイクポイントを獲得、開始早々のブレイクに成功。(スコア:A. マレー 0-1 D. ティーム)
第2ゲーム
D. ティーム、ラブゲームでブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:A. マレー 0-2 D. ティーム)
第3ゲーム
A. マレー、ラブゲームでキープ。(スコア:A. マレー 1-2 D. ティーム)
第4ゲーム
D. ティーム、キープ。(スコア:A. マレー 1-3 D. ティーム)
第5ゲーム
A. マレーのサービス。ラリーでA. マレーのショットがネットに阻まれ、D. ティームがブレイクポイントを獲得。D. ティームが2度目のブレイクに成功。(スコア:A. マレー 1-4 D. ティーム)
第6ゲーム
D. ティームのサービス。A. マレーが3ブレイクポイントを獲得。2ポイントはD. ティームがセーブするが、続いてのサーブでD. ティームのダブルフォルト。A. マレーが1度目のブレイクバックに成功。(スコア:A. マレー 2-4 D. ティーム)
第7ゲーム
A. マレーのサービス。ジュースとなり、D. ティームがクロスコート・ウィナーを決める。D. ティームのブレイクポイントでA. マレーのショットはネットへ。D. ティームがダブル・ブレイクに成功。(スコア:A. マレー 2-5 D. ティーム)
第8ゲーム
D. ティームのサービス for the セット。D. ティーム、最初のサーブでエースを決める。D. ティームがゲームキープ。(スコア:A. マレー 2-6 D. ティーム)
第1セットをD. ティームが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
A. マレーのサーブで試合再開。D. ティームがウィナーを決めジュースとなる。3度目のジュース、D. ティームがブレイクポイントを獲得するが、A. マレーがボレーを決め再びジュース。
計5度にわたるジュースの末、A. マレーがサービスゲームをキープ。
第2ゲーム
D. ティーム、ラブゲームでキープ。
第3ゲーム
A. マレー、キープ。
第4ゲーム
D. ティーム、キープ。(スコア:A. マレー 2-2 D. ティーム)
第5ゲーム
A. マレー、キープ。(スコア:A. マレー 3-2 D. ティーム)
第6ゲーム
D. ティームがラブゲームでキープ。D. ティーム、スーパーショットのバックハンド・ウィナーを2回連続で決める。(スコア:A. マレー 3-3 D. ティーム)
第7ゲーム
A. マレーのサービス。D. ティームがブレイクポイントを獲得も、続くラリーでD. ティームのショットはラインを越え、ジュースとなる。A. マレーがゲームキープ。(スコア:A. マレー 4-3 D. ティーム)
第8ゲーム
D. ティームのサービス。最初のポイントはD. ティームのダブルフォルトでA. マレーが獲得。A. マレーがブレイクポイントを獲得も、D. ティームがセーブしジュースとなる。D. ティームのミスでA. マレーが再びブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:A. マレー 5-3 D. ティーム)
第9ゲーム
A. マレーのサービス for the セット。A. マレー、キープ。(スコア:A. マレー 6-3 D. ティーム)
第2セットはA. マレーが獲得、試合は最終第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
D. ティームのサーブで試合再開。D. ティームにダブルフォルト。A. マレーが3ブレイクポイントを獲得、クロスコートのウィナーを決め、早々のブレイクに成功。(スコア:A. マレー 1-0 D. ティーム)
第2ゲーム
A. マレーのサービス。D. ティームがブレイクポイントを獲得し、ブレイクバックに成功。(スコア:A. マレー 1-1 D. ティーム)
第3ゲーム
D. ティームがゲームキープ。D. ティーム、2回連続エースを決める。(スコア:A. マレー 1-2 D. ティーム)
第4ゲーム
A. マレーのサービス。D. ティームがブレイクポイントを獲得も、ネットプレーをA. マレーが制しジュースとなる。D. ティームが再びブレイクポイントを獲得するが、A. マレーがサーブ&ボレーを決め再びジュース。A. マレーがゲームキープ。(スコア:A. マレー 2-2 D. ティーム)
第5ゲーム
D. ティーム、キープ。(スコア:A. マレー 2-3 D. ティーム)
第6ゲーム
A. マレーのサービス。D. ティームが2ブレイクポイントを獲得。A. マレーのダブルフォルトでD. ティームがブレイクに成功。(スコア:A. マレー 2-4 D. ティーム)
第7ゲーム
D. ティームのサービス。A. マレーが何度か膝を気にする素振りを見せる。A. マレーが2ブレイクポイントを獲得、ブレイクバックに成功。(スコア:A. マレー 3-4 D. ティーム)
第8ゲーム
A. マレー、キープ。(スコア:A. マレー 4-4 D. ティーム)
第9ゲーム
D. ティームのサービス。最初のポイントはD. ティームのダブルフォルトでA. マレーが獲得。ジュースの末、D. ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:A. マレー 4-5 D. ティーム)
第10ゲーム
A. マレーのサービス。D. ティームがマッチポイント(ブレイクポイント)を獲得、ブレイクに成功。(スコア:A. マレー 4-6 D. ティーム)
第3セットをD. ティームが獲得、試合に勝利(D. ティーム – A. マレー:6-2 3-6 6-4)。2時間15分で試合終了。
.@ThiemDomi a la final del @bcnopenbs!! pic.twitter.com/jx8OUR1jkG
— Barcelona Open Banc Sabadell (@bcnopenbs) 2017年4月29日
ドミニク・ティーム(オーストリア)は世界ランキング1位アンディ・マレー(イギリス)に初めて勝利。
「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」への決勝進出を決めた。
決勝戦では、ラファエル・ナダル(スペイン)またはオラシオ・セバジョス(アルゼンチン)と対戦する。
マレーvs. A. ラモス ビノラス 準々決勝 試合結果詳細
Summary
A. マレー | 2-6 6-3 4-6 | D. ティーム |
1本 | エース | 6本 |
19 | ウィナー | 41 |
2 | ダブルフォルト | 4 |
30 | Unforced エラー | 34 |
70 % (67/96) |
第1サーブ 率 | 49 % (35/71) |
54 % (36/67) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
71 % (25/35) |
52 % (15/29) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
53 % (19/36) |
50 % (4/8) |
ブレイクポイント 成功率 |
60 % (6/10) |
38 % (27/71) |
リターンポイント 成功率 |
47 % (45/96) |
78 | ポイント獲得合計 | 89 |
同時期開催の他の大会
- ブダペスト「ハンガリー・オープン(ATP250)」:プイユ、カルロビッチ、フォニーニ出場