2017年5月4日、ミュンヘン「BMWオープン(ATP250)」では第2回戦(ベスト16)の試合が行われ、大会第1シードのガエル・モンフィス(フランス)と韓国注目の若手 チョン・ヒョン(韓国)が対戦した。
ガエル・モンフィス(フランス)は、怪我のため多くの大会で欠場を余儀なくされており、今大会が2017年クレーコート初出場となる。
チョン・ヒョン(韓国)は、直前の大会「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」では予選通過者として出場、後の優勝者、ラファエル・ナダル(スペイン)に敗れるも、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に勝利し、準々決勝に進出した。
若干20才の若手選手の快挙とあって、今後の更なる活躍が期待されている。
なお、先に行われた試合にて、前回優勝者のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)、大会第4シード ファビオ・フォニーニ(イタリア)の敗退が決定しており、大会は波乱が続いている。
ガエル・モンフィス(フランス)とチョン・ヒョン(韓国)は初めての対戦。試合の行方が注目される。
ミュンヘン「BMWオープン(ATP250)」ベスト16、ガエル・モンフィス(フランス)vs. チョン・ヒョン(韓国)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
G. モンフィスのサーブで試合開始。G. モンフィス、キープ。
第2ゲーム
H. チョンのサービス。ジュースに突入、H. チョンがアドバンテージを獲得するが、再度ジュースとなり、G. モンフィスがブレイクポイントを獲得。G. モンフィスのショットはネットに阻まれ、3度目のジュース。H. チョンがサービスゲームをキープ。(スコア:G. モンフィス 1-1 H. チョン)
第3ゲーム
G. モンフィスのサービス。H. チョンが2ブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:G. モンフィス 1-2 H. チョン)
第4ゲーム
H. チョン、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:G. モンフィス 1-3 H. チョン)
第5ゲーム
G. モンフィスのサービス。最初のポイントはG. モンフィスのダブルフォルトでH. チョンが獲得。その後、G. モンフィスは時速200 km を超えるエースを決める。エースは試合初。G. モンフィスがゲームキープ。(スコア:G. モンフィス 2-3 H. チョン)
第6ゲーム
H. チョン、キープ。(スコア:G. モンフィス 2-4 H. チョン)
第7ゲーム
G. モンフィスのサービス。H. チョンが2ブレイクポイントを獲得。続くG. モンフィスのショットはラインを外れ、H. チョンが再度のブレイクに成功。(スコア:G. モンフィス 2-5 H. チョン)
第8ゲーム
H. チョンのサービス for the セット。H. チョンにダブルフォルトがあり、G. モンフィスが2ブレイクポイントを獲得。H. チョンのセーブでジュースとなる。H. チョン、キープ。(スコア:G. モンフィス 2-6 H. チョン)
第1セットをH. チョンが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
G. モンフィスのサーブで試合再開。G. モンフィス、キープ。
第2ゲーム
H. チョン、キープ。
第3ゲーム
G. モンフィスのサービス。H. チョンが3ブレイクポイントを獲得。G. モンフィスのセーブでジュースとなる。2度のジュースの末、G. モンフィスがサービスゲームをキープ。
第4ゲーム
H. チョン、キープ。(スコア:G. モンフィス 2-2 H. チョン)
第5ゲーム
G. モンフィス、キープ。(スコア:G. モンフィス 3-2 H. チョン)
第6ゲーム
H. チョン、ラブゲームでキープ。(スコア:G. モンフィス 3-3 H. チョン)
雨のため試合は一時中断。
第7ゲーム
G. モンフィスのサービス。H. チョンが2ブレイクポイントを獲得、試合再開早々にブレイク成功。(スコア:G. モンフィス 3-4 H. チョン)
第8ゲーム
H. チョン、ラブゲームでキープ。(スコア:G. モンフィス 3-5 H. チョン)
第9ゲーム
G. モンフィス、キープ。(スコア:G. モンフィス 4-5 H. チョン)
第10ゲーム
H. チョンのサービス for the マッチ。2度にわたるジュースの末、H. チョンがゲームキープ。(スコア:G. モンフィス 4-6 H. チョン)
第2セットもH. チョンが獲得、ストレートで試合に勝利(H. チョン – G. モンフィス:6-2 6-4)。1時間12分で試合終了。
チョン・ヒョン(韓国)はミュンヘン「BMWオープン(ATP250)」準々決勝進出を決めた。
準々決勝では、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)またはマルティン・クーリザン(スロバキア)と対戦する。
大会第1シード ガエル・モンフィス(フランス)は、初戦(第2回戦)で敗退となった。
Summary
G. モンフィス | 2-6 4-6 | H. チョン |
4本 | エース | 2本 |
3 | ダブルフォルト | 1 |
66 % (39/59) |
第1サーブ 率 | 73 % (43/59) |
67 % (26/39) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
79 % (34/43) |
35 % (7/20) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
50 % (8/16) |
0 % (0/3) |
ブレイクポイント 成功率 |
33 % (3/9) |
29 % (17/59) |
リターンポイント 成功率 |
44 % (26/59) |
50 | ポイント獲得合計 | 68 |
同時期開催の他の大会
- 「エストリル・オープン(ATP250)」 :Cブスタ、ガスケ、デルポトロ、杉田祐一、ダニエル太郎他出場
- イスタンブール「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン(ATP250)」:ラオニッチ復帰、チリッチ、ロレンチ、トロイツキ他出場