2017年5月14日(日本時間5月15日)、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」では決勝戦が行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)とドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦した。タイトルを懸けた戦い、試合結果詳細をお伝えする。
両者は先日「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」決勝戦で対決したばかり。
この時は、ラファエル・ナダル(スペイン)がストレートで勝利し、大会10回目の優勝、最多優勝記録を更新した。
今大会も、ラファエル・ナダル(スペイン)は大会最多優勝記録(4回)を保持しており、記録の更新を目指す。
両者の過去の対戦成績は、前述の2017年「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」決勝戦を含め、ラファエル・ナダル(スペイン)の3勝1敗(勝率75 %)。
全てクレーコートでの対戦であった。今回が5度目の対戦となる。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、「ムトゥア マドリッド・オープン」決勝進出により、世界ランキングを世界9位から世界7位以上への上昇を決めている。※ これに伴い、錦織圭(日本)が世界8位から世界9位へとランクを下げる見通しである。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は今大会に優勝を果たせば、世界6位に上昇し、自己ベスト(7位)を更新する。
また、ラファエル・ナダル(スペイン)は、「ムトゥア マドリッド・オープン」に優勝すると、ロジャー・フェデラー(スイス)を抜き、世界5位から世界4位へと浮上の見込みである。
注目の再対決となったマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」決勝戦、ラファエル・ナダル(スペイン)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
R. ナダルのサーブで試合開始。R. ナダル、キープ。
第2ゲーム
D. ティームのサービス。D. ティーム、最初のサーブはダブルフォルトとなりR. ナダルがポイントを獲得。D. ティームがゲームキープ。(スコア:R. ナダル 1-1 D. ティーム)
第3ゲーム
R. ナダルのサービス。ジュースとなり、続くラリーをD. ティームが制し、ブレイクポイントを獲得。続いてのネットプレーもD. ティームがウィナー決め、ブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 1-2 D. ティーム)
第4ゲーム
D. ティーム、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 1-3 D. ティーム)
第5ゲーム
R. ナダルのサービス。R. ナダルの最初のサーブはダブルフォルトとなり、D. ティームが獲得。R. ナダルがサービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 2-3 D. ティーム)
第6ゲーム
D. ティームのサービス。R. ナダルが2ブレイクポイントを獲得。1ポイントはD. ティームがダウン・ザ・ラインを決めセーブ。
続くD. ティームのボレーは失敗、ネットに阻まれる。R. ナダルがブレイクバックに成功。(スコア:R. ナダル 3-3 D. ティーム)
第7ゲーム
R. ナダルのサービス。R. ナダルにダブルフォルト。ジュースの末、R. ナダルがゲームキープ。(スコア:R. ナダル 4-3 D. ティーム)
第8ゲーム
D. ティームのサービス。D. ティームが2ゲームポイントを獲得するが、R. ナダルがドロップショットを決め、続いてラリーを制し、ジュースとなる。D. ティームが強力なサーブを放ち、サービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 4-4 D. ティーム)
第9ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:R. ナダル 5-4 D. ティーム)
第10ゲーム
D. ティームのサービス。R. ナダルが3ブレイクポイント(セットポイント)を獲得も、D. ティームのセーブでジュースとなる。
2度目のジュース、D. ティームが強力なサーブを決めアドバンテージを獲得、続いてエースを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 5-5 D. ティーム)
第11ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 6-5 D. ティーム)
第12ゲーム
D. ティーム、キープ。(スコア:R. ナダル 6-6 D. ティーム)
第1セットは両者譲らず、タイブレイクへ突入。
タイブレイク
R. ナダル – D. ティーム 太字:ミニブレイク
0-1, 1-1 1-2, 2-2 3-2, 4-2 4-3, 5-3 5-4, 5-5 5-6, 6-6 7-6, 7-7 7-8, 8-8 9-8, 10-8
タイブレイクをR. ナダルが制し第1セットを獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
D. ティームのサーブで試合再開。R. ナダルがブレイクポイントを獲得。続いてのラリーでD. ティームのショットがラインを越え、R. ナダルがブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 1-0 D. ティーム)
第2ゲーム
R. ナダルのサービス。ジュースとなり、R. ナダルがアドバンテージを獲得するが、D. ティームのディフェンスで再びジュース。
3度目のジュース、D. ティームがダウン・ザ・ラインを決めブレイクポイントを獲得。ネットに当たったD. ティームのショットをR. ナダルがボレーで決め、またもやジュース。
計4度のジュースの末、R. ナダルがブレイク直後のサービスゲームをキープ。R. ナダル、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:R. ナダル 2-0 D. ティーム)
第3ゲーム
D. ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 2-1 D. ティーム)
第4ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 3-1 D. ティーム)
第5ゲーム
D. ティーム、ラブゲームでキープ。D. ティームのラブゲームキープは2連続目。(スコア:R. ナダル 3-2 D. ティーム)
第6ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。R. ナダルも2連続でラブゲームキープ。(スコア:R. ナダル 4-2 D. ティーム)
第7ゲーム
D. ティームのサービス。ジュースの末、D. ティームがゲームキープ。(スコア:R. ナダル 4-3 D. ティーム)
第8ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:R. ナダル 5-3 D. ティーム)
第9ゲーム
D. ティームのサービス。R. ナダルが2ブレイクポイント(チャンピオンシップポイント)を獲得。R. ナダルのリターンがネットに阻まれ、続いてR. ナダルのショットはラインを外れ、ジュースとなる。
D. ティームがダウン・ザ・ラインを決め、ゲームキープ。(スコア:R. ナダル 5-4 D. ティーム)
第10ゲーム
R. ナダルのサービス for the チャンピオンシップ。D. ティームが2ブレイクポイントを獲得。R. ナダルが1ポイントをエースでセーブ、続いても強力なサーブを決め、ジュースに持ち込む。
D. ティームがラリーを制し、再度ブレイクポイントを獲得。R. ナダルがを決め、2度目のジュース。
R. ナダルのダブルフォルトでD. ティームが4度目のブレイクポイントを獲得。ラリーでD. ティームがバランスを崩し、再びジュース。
R. ナダルがエースを決めアドバンテージ(チャンピオンシップポイント)を獲得も、D. ティームがフォアファンド・ウィナーを決め4度目のジュース。
R. ナダルがドロップショットを決め、アドバンテージ(チャンピオンシップポイント)を獲得。R. ナダルがゲームキープ。(スコア:R. ナダル 6-4 D. ティーム)
第2セットもR. ナダルが獲得、ストレートで試合に勝利(7-68 6-4)。2時間17分で試合終了。
ラファエル・ナダル(スペイン)が「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」に5度目の優勝!を果たした。
Summary
R. ナダル | 7-68 6-4 | D. ティーム |
4本 | エース | 4本 |
27 | ウィナー | 25 |
4 | ダブルフォルト | 1 |
29 | Unforced エラー | 18 |
69 % (60/87) |
第1サーブ 率 | 74 % (59/80) |
72 % (43/60) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
68 % (40/59) |
59 % (16/27) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
52 % (11/21) |
25 % (2/8) |
ブレイクポイント 成功率 |
17 % (1/6) |
36 % (29/80) |
リターンポイント 成功率 |
32 % (28/87) |
88 | ポイント獲得合計 | 79 |
ナダル vs. ティーム 試合結果詳細:バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)2017年決勝戦
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