2017年11月18日(日本時間11月19日)、「ATPワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」準決勝の試合が開催され、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とジャック・ソック(アメリカ)が対戦した。
先に行われたもう一方の準決勝では、ダビド・ゴファン(ベルギー)がロジャー・フェデラー(スイス)に勝利。決勝進出を決めている。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ジャック・ソック(アメリカ)ともに「ATPワールドツアー・ファイナル」初出場。
初出場での準決勝進出は、2014年の錦織圭(日本)以来の快挙。そして今回、いずれかの選手が決勝へと進出する。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)はラウンドロビン(総当たり戦)グループA で3戦全勝。グループ1位通過で準決勝に進出を決めた。
ジャック・ソック(アメリカ)はラウンドロビン(総当たり戦)グループB でロジャー・フェデラー(スイス)にストレートで敗北するも、マリン・チリッチ(クロアチア)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)に勝利。2勝を上げ、グループ2位での決勝トーナメント進出を果たした。
両者ともに、ここまで最高のパフォーマンスを見せている。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とジャック・ソック(アメリカ)の過去の対戦成績は、ジャック・ソック(アメリカ)の3勝1敗(勝率75 %)。
両者初めての対戦となった2014年以来、ジャック・ソック(アメリカ)が3連勝を収めている。
直近の対戦、2017年インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」第3回戦では、フルセット、2時間26分に及ぶ接戦の末、ジャック・ソック(アメリカ)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に勝利した。
両者ともに、2017年はATP1000 の大会で初優勝を収めるなどキャリア最高の実績を残し、世界ランキングにおいてもグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が世界6位、ジャック・ソック(アメリカ)世界9位とそれぞれ自己ベストを更新。
今大会での活躍もあり、大会後には世界ランキング再度の自己ベスト更新が確定している。
絶好調の両者、準決勝でも最高のプレーが期待される。
「ATPワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」2017年準決勝、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)vs. ジャック・ソック(アメリカ)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ディミトロフのサーブで試合開始。ディミトロフが3ゲームポイントを迎えるが、その後のポイントをソックが獲得、ジュースとなる。
ラリーとなり、ソックのショットがラインを越える。ディミトロフがアドバンテージを獲得。
ディミトロフのクロスコート・ショット、ソックのリターンはネットに阻まれる。
ディミトロフがゲームキープ。(スコア:ディミトロフ 1-0 ソック)
第2ゲーム
ソックのサービス。ソックにダブルフォルト。ディミトロフが2ブレイクポイントを獲得。
ソックがフォアファンド・ウィナーを決め、1ポイントをセーブ。
続いてラリーとなり、ディミトロフがボレーを決める。
ディミトロフが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 2-0 ソック)
第3ゲーム
ディミトロフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ディミトロフ 3-0 ソック)
第4ゲーム
ソックのサービス。ソックにダブルフォルト。ディミトロフが1ブレイクポイントを獲得。
ソックの強力なフォアファンド・ショット、ディミトロフのリターンはネットへ。ソックセーブし、ジュースに持ち込む。
ディミトロフのショットがラインを越え、ソックがアドバンテージを獲得。
ディミトロフがバックハンドでウィナーを決め、再びジュース。
ソックが時速214 km のエースを決めアドバンテージを獲得。
ソック、続けてもセンターへのエースを決める。
ソックがサービスゲームをキープ。(スコア:ディミトロフ 3-1 ソック)
第5ゲーム
ディミトロフのサービス。ディミトロフにダブルフォルト。ジュースに突入し、ソックがブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ディミトロフのショットがネットに阻まれる。
ソックがブレイクバックに成功。(スコア:ディミトロフ 3-2 ソック)
第6ゲーム
ソック、キープ。(スコア:ディミトロフ 3-3 ソック)
第7ゲーム
ディミトロフのサービス。ディミトロフに2連続でダブルフォルト。ジュースとなる。
ディミトロフがバックハンドでウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
ディミトロフ、強力なサーブを決めゲームキープ。(スコア:ディミトロフ 4-3 ソック)
第8ゲーム
ソック、キープ。(スコア:ディミトロフ 4-4 ソック)
第9ゲーム
ディミトロフのサービス。ソックが1ブレイクポイントを獲得。
ディミトロフがフォアファンド・ウィナーを決めセーブ、ジュースとなる。
ディミトロフのダブルフォルトで、ソックが再度のブレイクポイントを獲得。
続いて、ディミトロフのバックハンド・ショットがラインを越える。
ソックがブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 4-5 ソック)
第10ゲーム
ソックのサービスfor the セット。ソックが2セットポイントを迎える。
ソックが大きくバウンドする強力なサーブを決め、ゲームキープ。(スコア:ディミトロフ 4-6 ソック)
第1セットをソックが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ディミトロフのサーブで試合再開。ディミトロフ、キープ。(スコア:ディミトロフ 1-0 ソック)
第2ゲーム
ソックのサービス。ディミトロフが1ブレイクポイントを獲得。
ソックのショットがラインを越える。ソックはチャレンジするが、リプレイで確認され判定はOUT。チャレンジ失敗。
ディミトロフが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 2-0 ソック)
第3ゲーム
ディミトロフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ディミトロフ 3-0 ソック)
第4ゲーム
ソックのサービス。ディミトロフが2ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ソックのショットがラインを越える。
ディミトロフがダブル・ブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 4-0 ソック)
第5ゲーム
ディミトロフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ディミトロフ 5-0 ソック)
第6ゲーム
ソックのサービス。ソックにダブルフォルト。ディミトロフが1ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
ラリーとなり、ソックのショットがネットに阻まれる。
ディミトロフが再度のブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 6-0 ソック)
第2セットはディミトロフが獲得、試合は最終第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
ディミトロフのサーブで試合再開。ソックが1ブレイクポイントを獲得。
ソックのフォアハンド・ショットがラインを越え、ディミトロフがセーブ。ジュースとなる。
ディミトロフがフォアファンド・ウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
続いてもディミトロフがフォアファンドでウィナーを決める。
ディミトロフ、サービスゲームをキープ。
第2ゲーム
ソック、キープ。
第3ゲーム
ディミトロフ、キープ。
第4ゲーム
ソック、キープ。ソック、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:ディミトロフ 2-2 ソック)
第5ゲーム
ディミトロフ、キープ。(スコア:ディミトロフ 3-2 ソック)
第6ゲーム
ソック、キープ。(スコア:ディミトロフ 3-3 ソック)
第7ゲーム
ディミトロフ、ラブゲームでキープ。(スコア:ディミトロフ 4-3 ソック)
第8ゲーム
ソックのサービス。ジュースに突入し、ソックがセンターへの強力なサーブを決めアドバンテージを獲得。
ソックのショットがネットに当たりソックのコートへ。再びジュース。
ソックのダブルフォルトで、ディミトロフがブレイクポイントを獲得。
ソックがフォアファンド・ウィナーを決め、3度目のジュース。
ソックに再びダブルフォルト。ディミトロフが再度のブレイクポイントを獲得。
ディミトロフのダウン・ザ・ライン、ソックのリターンがネットに阻まれる。
ディミトロフがブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 5-3 ソック)
第9ゲーム
ディミトロフのサービスfor the マッチ。ディミトロフが2マッチポイントを迎える。
ソックが強力なフォアファンド・ショット、ディミトロフは追いかけるもリターンならず。
続いてのラリー、ディミトロフのショットがネットに阻まれる。ジュースとなる。
続いてもディミトロフのバックハンド・ショットがネットに阻まれ、ソックがブレイクポイントを獲得。
ディミトロフがボレーを決め、再びジュース。
ディミトロフがフォアハンド・ウィナーを決め、アドバンテージ(マッチポイント)を獲得。
ディミトロフのショットがフレームに当たり大きく宙に浮く。3度目のジュース。
ディミトロフのショットがネットに阻まれ、ソックがブレイクポイントを獲得。
続いてはソックのショットがネットに阻まれる。4度目のジュース。
ディミトロフが強力なサーブを決め、再度のアドバンテージ(マッチポイント)を獲得。
ソックのショットがネットに阻まれる。
ディミトロフ、ゲームキープ。(スコア:ディミトロフ 6-3 ソック)
第3セットをディミトロフが獲得、試合に勝利(4-6 6-0 6-3)。1時間58分で試合終了。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が「ATPワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」2017年決勝進出を決めた。
決勝戦では、ダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。
ダビド・ゴファン(ベルギー)は、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に勝利し決勝進出を決めた。
Summary
ディミトロフ | 4-6 6-0 6-0 | ソック |
3本 | エース | 3本 |
25 | ウィナー | 20 |
5 | ダブルフォルト | 5 |
33 | Unforced エラー | 37 |
64 % (59/92) |
第1サーブ 率 | 62 % (47/76) |
68 % (40/59) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
62 % (29/47) |
52 % (17/33) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
45 % (13/29) |
190 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
192 km/h |
146 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
164 km/h |
204 km/h | 最速サーブ | 217 km/h |
63 % (5/8) |
ブレイクポイント 成功率 |
33 % (2/6) |
45 % (34/76) |
リターンポイント 成功率 |
38 % (35/92) |
91 | ポイント獲得合計 | 77 |