2018年3月17日(日本時間3月18日)、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」では準決勝の試合が開催され、ロジャー・フェデラー(スイス)と注目の若手ボルナ・チョリッチ(クロアチア)が対戦した。
ロジャー・フェデラー(スイス)は2018年シーズン、グランドスラム「全豪オープン」優勝を含め16戦無敗。2006年の自身の連勝記録(16連勝)に到達した。
今大会準々決勝に勝利し、大会後も世界ランキング1位の座をキープすることが確定している。
ロジャー・フェデラー(スイス)は今大会1セットも失わず、全てストレートで勝利し準決勝にまで進出。
準決勝では、準々決勝のチョン・ヒョン(韓国)と同い年、21才のボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦することとなった。
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、急成長中の若手選手。
2014年に18才で幼少からの憧れの選手ラファエル・ナダル(スペイン)に勝利、2015年にアンディ・マレー(イギリス)に勝利、2016年にはラファエル・ナダル(スペイン)に再度勝利、とBig 4 も脅かす存在となるが、2016年9月にひざを手術。
その後復帰し、2017年マラケシュ「ハッサン2世グランプリ(ATP250)」でキャリア初優勝を果たした。
そして、2017年マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」で当時世界ランキング1位アンディ・マレー(イギリス)にも再度勝利。
2017年グランドスラム「全米オープン」では同世代のライバルアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)をまさかの第2回戦敗退に追い込んだ。
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は今大会でも順調なプレーを披露。
第1回戦ではドナルド・ヤング(アメリカ)に6-0 6-3、第2回戦で第19シードアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)にも6-0 6-3 の快勝。
第3回戦では第13シードロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)にもストレートで勝利し、注目の若手対決となった第4回戦(ベスト16)地元テイラー・フリッツ(アメリカ)との対戦に勝利。
準々決勝では前回グランドスラム「全米オープン」準優勝のケビン・アンダーソン(南アフリカ)にもフルセットの末に勝利を収め、自身初のATPワールドツアー・マスターズ1000 準決勝進出を決めている。
なお、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)とボルナ・チョリッチ(クロアチア)は前回グランドスラム「全米オープン」第3回戦で対戦し、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)が敗退していた。
両者の過去の対戦は1回のみ。2015年の「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ATP500)」準決勝で対戦しており、この試合ではロジャー・フェデラー(スイス)がボルナ・チョリッチ(クロアチア)にストレートで勝利した。
その後、ロジャー・フェデラー(スイス)は大会優勝を果たしている。
インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」2018年準決勝、両者最高のプレーが期待される。ロジャー・フェデラー(スイス)vs. ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
フェデラーのサーブで試合開始。フェデラー、ラブゲームでキープ。
第2ゲーム
チョリッチ、キープ。
第3ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。
第4ゲーム
チョリッチ、キープ。(スコア:フェデラー 2-2 チョリッチ)
第5ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 3-2 チョリッチ)
第6ゲーム
チョリッチ、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 3-3 チョリッチ)
第7ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 4-3 チョリッチ)
第8ゲーム
チョリッチ、キープ。(スコア:フェデラー 4-4 チョリッチ)
第9ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 5-4 チョリッチ)
第10ゲーム
チョリッチ、キープ。チョリッチはゲームポイントでエースを決める。(スコア:フェデラー 5-5 チョリッチ)
第11ゲーム
フェデラーのサービス。チョリッチが1ブレイクポイントを獲得。
フェデラーがワイドへの時速207 km のサーブを決めセーブ、ジュースに持ち込む。
フェデラーのショットがネットに阻まれ、チョリッチが再度のブレイクポイントを獲得。
フェデラーがネット際に出るが、ショットはネットに阻まれる。
チョリッチがブレイクに成功。(スコア:フェデラー 5-6 チョリッチ)
第12ゲーム
チョリッチのサービス for the セット。チョリッチが3セットポイントを迎える。
続いてはチョリッチのショットがラインを越える。
ラリーとなり、フェデラーのバックハンドショットがネットに阻まれる。
チョリッチ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 5-7 チョリッチ)
第1セットをチョリッチが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
フェデラーのサーブで試合再開。チョリッチが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、チョリッチのフォアハンド・ショットに対するフェデラーのリターンはコートに返らず。
チョリッチが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:フェデラー 0-1 チョリッチ)
第2ゲーム
チョリッチ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 0-2 チョリッチ)
第3ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 1-2 チョリッチ)
第4ゲーム
チョリッチのサービス。フェデラーが3ブレイクポイントを獲得。
チョリッチがウィナーを決め1ポイントをセーブ。
チョリッチ、続いてもバックハンドでウィナーを決める。2ポイント目もセーブ。
チョリッチがフォアハンドでウィナーを決め、ジュースに持ち込む。
チョリッチがネット際に出てボレーを決め、アドバンテージを獲得。
ラリーとなり、フェデラーのショットがネットに阻まれる。
チョリッチがサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 1-3 チョリッチ)
第5ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 2-3 チョリッチ)
第6ゲーム
チョリッチのサービス。フェデラーが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、フェデラーのバックハンド・ショットがラインを越える。フェデラーはチャレンジするが、リプレイで確認され判定はOUT、チャレンジ失敗。ジュースとなる。
続いてもラリーとなり、フェデラーのバックハンド・ショットがラインを越える。チョリッチがアドバンテージを獲得。
ネット際に出たチョリッチ、フェデラーのショットがネットに阻まれる。
チョリッチ、キープ。(スコア:フェデラー 2-4 チョリッチ)
第7ゲーム
フェデラーのサービス。ジュースとなり、フェデラーがネット際に出てボレーを決めアドバンテージを獲得。
続いて、チョリッチのショットがネットに阻まれる。フェデラーは「カモン」と声を上げる。
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 3-4 チョリッチ)
第8ゲーム
チョリッチのサービス。フェデラーが2ブレイクポイントを獲得。
フェデラーのバックハンド・ショットがミスとなりラインを越える。チョリッチが1ポイントをセーブ。
続いてラリーとなり、チョリッチのショットがラインを越える。
フェデラーがブレイクバックに成功。(スコア:フェデラー 4-4 チョリッチ)
会場は大歓声に包まれる。
第9ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 5-4 チョリッチ)
第10ゲーム
チョリッチのサービス。フェデラーが2ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
続いて、チョリッチのショットがラインを越える。
フェデラーがブレイクに成功。(スコア:フェデラー 6-4 チョリッチ)
第2セットはフェデラーが獲得、試合は最終第3セットへ。
Set 3
コートには強い風が吹き、風の中での試合展開となる。
第1ゲーム
フェデラーのサーブで試合再開。チョリッチが3ブレイクポイントを獲得。
続いて、フェデラーのショットがバックハンド・ラインを越える。
チョリッチが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:フェデラー 0-1 チョリッチ)
第2ゲーム
チョリッチのサービス。フェデラーが1ブレイクポイントを獲得。
続いて、チョリッチのフォアハンド・ショットがラインを越える。
フェデラーがブレイクバックに成功。(スコア:フェデラー 1-1 チョリッチ)
第3ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 2-1 チョリッチ)
第4ゲーム
チョリッチのサービス。フェデラーが1ブレイクポイントを獲得。
チョリッチのセンターへのエース、フェデラーはチャレンジするが、リプレイで確認され判定はIN、チャレンジ失敗。ジュースとなる。
チョリッチがワイドへの強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
続いて、フェデラーのショットがラインを越える。
チョリッチがサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 2-2 チョリッチ)
第5ゲーム
フェデラー、キープ。フェデラーはゲームポイントでエースを決める。(スコア:フェデラー 3-2 チョリッチ)
第6ゲーム
チョリッチ、キープ。(スコア:フェデラー 3-3 チョリッチ)
第7ゲーム
フェデラーのサービス。チョリッチが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、フェデラーがフォアハンドでウィナーを決める。フェデラーがセーブし、ジュースに突入。
チョリッチがバックハンド・ウィナーを決め、再度のブレイクポイントを獲得。
続いて、フェデラーのフォアハンド・ショットがラインを越える。
チョリッチがブレイクに成功。(スコア:フェデラー 3-4 チョリッチ)
第8ゲーム
チョリッチのサービス。ジュースとなり、チョリッチがクロスコートのウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
ラリーとなり、チョリッチのショットがネットに阻まれる。再びジュース。
続いてもラリーとなり、チョリッチのショットがラインを越える。フェデラーがブレイクポイントを獲得。
チョリッチのダブルフォルトで、フェデラーがブレイクバックに成功。(スコア:フェデラー 4-4 チョリッチ)
第9ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 5-4 チョリッチ)
第10ゲーム
チョリッチのサービス。フェデラーが3ブレイクポイント(マッチポイント)を獲得。
ラリーとなり、チョリッチのショットがラインを外れる。チョリッチはチャレンジするが、リプレイで確認され判定はOUT、チャレンジ失敗。
フェデラーがブレイクに成功。(スコア:フェデラー 6-4 チョリッチ)
第3セットをフェデラーが獲得、試合に勝利(5-7 6-4 6-4)。2時間20分で試合終了。
ロジャー・フェデラー(スイス)がインディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」2018年決勝進出を決めた。
決勝戦では、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)またはミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。
Summary
フェデラー | 5-7 6-4 6-4 | チョリッチ |
5本 | エース | 3本 |
28 | ウィナー | 21 |
1 | ダブルフォルト | 2 |
37 | Unforced エラー | 43 |
60 % (53/88) |
第1サーブ 率 | 64 % (61/96) |
68 % (36/53) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
64 % (39/61) |
60 % (21/35) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
49 % (17/35) |
193 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
156 km/h |
188 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
148 km/h |
45 % (5/11) |
ブレイクポイント 成功率 |
67 % (4/6) |
42 % (40/96) |
リターンポイント 成功率 |
35 % (31/88) |
97 | ポイント獲得合計 | 87 |