2017年5月7日、イスタンブール「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン(ATP250)」では決勝戦が行われ、大会前世界ランキング6位ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と同8位マリン・チリッチ(クロアチア)が対戦した。
両者はいずれも強力なサーブの持ち主。
ビッグサーバーはクレーコートが苦手と言われるが、トップ選手である両者も例外ではない。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はクレーコートでの優勝経験がなく、マリン・チリッチ(クロアチア)はキャリア16タイトルのうちクレーコートでの優勝は1回のみ。
変化に富むクレーの舞台、コートを味方につけることができるか、後のマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」、そしてグランドスラム「全仏オープン」に向け、両者のパフォーマンスが注目される。
両者は過去に2回対戦しており、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)1勝、マリン・チリッチ(クロアチア)1勝とイーブンの結果。
直近では、2013年のインディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」で対戦。この時はフルセットの末にミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が勝利した。
今回の決勝戦が4年振りの対決となる。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)vs. マリン・チリッチ(クロアチア)、イスタンブール「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン(ATP250)」決勝戦の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
M. ラオニッチのサーブで試合開始。M. ラオニッチにダブルフォルト。ジュースとなるが、M. ラオニッチがエースを決めアドバンテージを獲得。M. ラオニッチ、キープ。
第2ゲーム
M. チリッチ、キープ。
第3ゲーム
M. ラオニッチのサービス。M. チリッチがブレイクポイントを獲得。M. ラオニッチが時速225 km のサーブでセーブし、ジュースへ持ち込む。計3度のジュースの末、M. ラオニッチがゲームキープ。
第4ゲーム
M. チリッチのサービス。M. ラオニッチが2ブレイクポイントを獲得するが、1ポイント目をM. チリッチが時速228 km のサーブでセーブ。ジュースとなり、M. ラオニッチが再度ブレイクポイントを獲得も、M. チリッチがセーブし再びジュース。
計4度のジュースの末、M. チリッチがサービスゲームをキープ。(スコア:M. ラオニッチ 2-2 M. チリッチ)
第5ゲーム
M. ラオニッチがキープ。M. ラオニッチ、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:M. ラオニッチ 3-2 M. チリッチ)
第6ゲーム
M. チリッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 3-3 M. チリッチ)
第7ゲーム
M. ラオニッチのサービス。ジュースの末、M. ラオニッチがゲームキープ。(スコア:M. ラオニッチ 4-3 M. チリッチ)
第8ゲーム
M. チリッチ、ラブゲームでキープ。(スコア:M. ラオニッチ 4-4 M. チリッチ)
第9ゲーム
M. ラオニッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 5-4 M. チリッチ)
第10ゲーム
M. チリッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 5-5 M. チリッチ)
第11ゲーム
M. ラオニッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 6-5 M. チリッチ)
M. ラオニッチが肘の不調を訴え、治療のためメディカルタイムアウトを取得。
第12ゲーム
M. チリッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ s-s M. チリッチ)
第1セットは両者譲らず、試合はタイブレイクへ突入。
タイブレイク
M. ラオニッチ – M. チリッチ 太字:ミニブレイク
0-1, 1-1 2-1, 2-2 2-3, 2-4 2-5, 2-6 3-6, 3-7
タイブレイクをM. チリッチが制し第1セットを獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
M. チリッチのサーブで試合再開。M. チリッチ、キープ。
第2ゲーム
M. ラオニッチのサービス。M. チリッチがブレイクポイントを獲得。M. ラオニッチの強力なサーブでジュースとなる。
M. チリッチが再度ブレイクポイントを獲得も、M. ラオニッチがセーブし再びジュース。
M. チリッチ、3度目のブレイクポイントを獲得するが、M. ラオニッチがエースでセーブ。M. ラオニッチがサービスゲームをキープ。(スコア:M. ラオニッチ 1-1 M. チリッチ)
第3ゲーム
M. チリッチ、ラブゲームでキープ。(スコア:M. ラオニッチ 1-2 M. チリッチ)
第4ゲーム
M. ラオニッチのサービス。M. ラオニッチのダブルフォルトでM. チリッチが2ブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:M. ラオニッチ 1-3 M. チリッチ)
第5ゲーム
M. チリッチのサービス。M. ラオニッチが3ブレイクポイントを獲得。M. チリッチのセーブでジュースとなる。M. ラオニッチが再度ブレイクポイントを獲得するが、続くM. ラオニッチのリターンはラインを外れ、再びジュース。
M. チリッチにダブルフォルトがあり5度目のジュース。
M. チリッチ、ゲームポイントでエースを決め、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:M. ラオニッチ 1-4 M. チリッチ)
第6ゲーム
M. ラオニッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 2-4 M. チリッチ)
第7ゲーム
M. チリッチ、キープ。M. チリッチ、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:M. ラオニッチ 2-5 M. チリッチ)
第8ゲーム
M. ラオニッチのサービス。ジュースの末、M. ラオニッチがキープ。(スコア:M. ラオニッチ 3-5 M. チリッチ)
第9ゲーム
M. チリッチのサービス for the チャンピオンシップ。M. チリッチ、キープ。(スコア:M. ラオニッチ 3-6 M. チリッチ)
第2セットもM. チリッチがが獲得、ストレートで試合に勝利(M. チリッチ – M. ラオニッチ:7-63 6-3)。2時間0分で試合終了。
マリン・チリッチ(クロアチア)が「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン」に優勝!を果たした。
.@cilic_marin celebrates victory over Milos Raonic in Istanbul.#IstanbulOpen pic.twitter.com/25PUYFWR2L
— Tennis TV (@TennisTV) 2017年5月7日
ラオニッチvs. ナダル試合結果詳細:ブリスベン国際2017年準々決勝
Summary
M. ラオニッチ | 63-7 3-6 | M. チリッチ |
8本 | エース | 9本 |
n | ウィナー | n |
3 | ダブルフォルト | 1 |
n | Unforced エラー | n |
69 % (56/81) |
第1サーブ 率 | 65 % (51/79) |
70 % (39/56) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
82 % (42/51) |
32 % (8/25) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
50 % (14/25) |
0 % (0/7) |
ブレイクポイント 成功率 |
20 % (1/5) |
29 % (23/79) |
リターンポイント 成功率 |
42 % (34/81) |
70 | ポイント獲得合計 | 90 |