フェデラーvsキリオス試合結果詳細:「マイアミ・オープン」2017年準決勝

マイアミ・オープン(ATP1000)では2017年3月31日(日本時間4月1日)、準決勝戦が開催され、ロジャー・フェデラー(スイス)はニック・キリオス(オーストラリア)と対戦した。
注目の対戦、試合結果詳細をお伝えする。

両者の過去の対戦は、2015年のマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」の1回のみ。
このときは、ニック・キリオス(オーストラリア)がフルセットの末に勝利を収めている。3セット全てがタイブレイクという接戦であった。

マイアミ・オープン直前に開催された、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」2017年準々決勝でも対戦の予定であったが、ニック・キリオス(オーストラリア)が食中毒により棄権となった。
ロジャー・フェデラー(スイス)はその後、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン」優勝を果たしている。

人格者として有名なロジャー・フェデラー(スイス)と若く暴走気味のニック・キリオス(オーストラリア)。対照的に捉えられがちだが、ロジャー・フェデラー(スイス)は天性の才能に恵まれた両者を「とても似ている」と分析する。

ニック・キリオス(オーストラリア)は現在21才。
現在35才のロジャー・フェデラー(スイス)のグランドスラム初タイトルは、21才で出場したウィンブルドン(2003年)であった。

多彩な技を持つ両者の一戦、ロジャー・フェデラー(スイス)vs. ニック・キリオス(オーストラリア)「マイアミ・オープン(ATP1000)」準決勝の試合結果詳細は、以下の通り。

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Set 1

第1ゲーム

R. フェデラーのサーブで試合開始。R. フェデラー、キープ。

第2ゲーム

N. キリオスのサービス。ジュースとなり、R. フェデラーがブレイクポイントを獲得。続くラリーはN. キリオスが制し、再びジュース。N. キリオスが時速215 km のサーブを決めゲームポイントを獲得。N. キリオスがサービスゲームをキープ。

第3ゲーム

R. フェデラーのサービス。N. キリオスがポイントを獲得するも、R. フェデラーがエースを決め、ラリーでN. キリオスを左右に走らせゲームを支配。R. フェデラー、キープ。

第4ゲーム

N. キリオスのサービス。最初のポイントはN. キリオスのダブルフォルトでR. フェデラーが獲得。ジュースとなり、R. フェデラーがブレイクポイントを獲得。N. キリオスがセーブし再びジュース。R. フェデラーが2度目のブレイクポイントを獲得するが、N. キリオスのセーブでジュースとなる。計5度のジュースの末、N. キリオスがゲームキープ。(スコア:R. フェデラー 2-2 N. キリオス)

第5ゲーム

R. フェデラー、ラブゲームでキープ。R. フェデラー、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:R. フェデラー 3-2 N. キリオス)

第6ゲーム

N. キリオス、キープ。N. キリオス、ゲームポイントで時速212 km のエースを決める。(スコア:R. フェデラー 3-3 N. キリオス)

第7ゲーム

R. フェデラーのサービス。N. キリオスがダウン・ザ・ラインのウィナーを決め2ブレイクポイントを獲得。ブレイクに成功。(スコア:R. フェデラー 3-4 N. キリオス)

第8ゲーム

N. キリオス、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。N. キリオスのゲームポイントでのサーブはフォルトとなるが、N. キリオスがチャレンジ。判定はINで、チャレンジに成功。時速227 km のエースとなった。(スコア:R. フェデラー 3-5 N. キリオス)

第9ゲーム

R. フェデラーのサービス。ジュースに突入、R. フェデラーのゲームポイントとなるが、R. フェデラーがダブルフォルト。計3度のジュースの末、R. フェデラーがゲームキープ。(スコア:R. フェデラー 4-5 N. キリオス)

第10ゲーム

N. キリオスのサービス for the セット。N. キリオスのショットはラインを越え、R. フェデラーが2ブレイクポイントを獲得。N. キリオスがラケットを叩きつけ、会場からブーイング。N. キリオスのダブルフォルトでR. フェデラーがブレイクバックに成功。(スコア:R. フェデラー 5-5 N. キリオス)

第11ゲーム

R. フェデラー、キープ。(スコア:R. フェデラー 6-5 N. キリオス)

第12ゲーム

N. キリオスのサービス。R. フェデラーがブレイクポイント(セットポイント)を獲得も、N. キリオスがエースでセーブしジュースとなる。N. キリオスがゲームキープ。(スコア:R. フェデラー 6-6 N. キリオス)

第1セットは両者譲らす、タイブレイクに突入。

タイブレイク

R. フェデラー – N. キリオス 太字:ミニブレイク

0-1, 1-1, 1-2, 2-2, 2-3, 3-3, 3-4, 4-4, 5-4, 5-5, 6-5, 6-6, 7-6, 7-7, 7-8, 8-8, 8-9, 9-9, 10-9, 11-9

タイブレイクはR. フェデラーが制し、第1セットを獲得。試合は第2セットへ。

Set 2

第1ゲーム

N. キリオスのサーブで試合再開。N. キリオス、ラブゲームでキープ。

第2ゲーム

R. フェデラーのサービス。ジュースの末、R. フェデラーがゲームキープ。

第3ゲーム

N. キリオス、キープ。

第4ゲーム

R. フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:R. フェデラー 2-2 N. キリオス)

第5ゲーム

N. キリオス、ラブゲームでキープ。(スコア:R. フェデラー 2-3 N. キリオス)

第6ゲーム

R. フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:R. フェデラー 3-3 N. キリオス)

第7ゲーム

N. キリオスのサービス。R. フェデラーが2ブレイクポイントを獲得も、N. キリオスがセーブしジュースとなる。N. キリオスがゲームキープ。(スコア:R. フェデラー 3-4 N. キリオス)

第8ゲーム

R. フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:R. フェデラー 4-4 N. キリオス)

第9ゲーム

N. キリオス、キープ。(スコア:R. フェデラー 4-5 N. キリオス)

第10ゲーム

R. フェデラー、ラブゲームでキープ。R. フェデラーのラブゲーム・キープは4連続。(スコア:R. フェデラー 5-5 N. キリオス)

第11ゲーム

N. キリオスのサービス。2度のジュースの末、N. キリオスがゲームキープ。(スコア:R. フェデラー 5-6 N. キリオス)

第12ゲーム

R. フェデラー、キープ。(スコア:R. フェデラー 6-6 N. キリオス)

第2セットは両者ブレイクならず、再びタイブレイクに突入。

タイブレイク

R. フェデラー – N. キリオス 太字:ミニブレイク

0-1, 1-1, 2-1, 3-1, 3-2, 3-3, 4-3, 5-3, 5-4, 5-5, 6-5, 6-6, 6-7, 7-7, 8-7, 8-8, 8-9, 9-9, 9-10, 9-11

試合2度目のタイブレイクはN. キリオスが制し、第2セットを獲得。試合は最終第3セットへ。

Set 3

第1ゲーム

R. フェデラーのサーブで試合再開。R. フェデラー、ラブゲームでキープ。

第2ゲーム

N. キリオス、キープ。

第3ゲーム

R. フェデラー、キープ。

第4ゲーム

N. キリオスのサービス。N. キリオスが3ゲームポイントを迎えるが、続くポイントをR. フェデラーが獲得しジュースとなる。
N. キリオス、サーブ時間制限オーバーの警告を受ける。N. キリオスがアドバンテージ獲得後、サーブを急ぐパフォーマンスを見せ会場からブーイング。
2度のジュースの末、N. キリオスがゲームキープ。(スコア:R. フェデラー 2-2 N. キリオス)

第5ゲーム

R. フェデラー、キープ。N. キリオスがテニスボールを蹴り上げる。(スコア:R. フェデラー 3-2 N. キリオス)

第6ゲーム

N. キリオス、キープ。N. キリオス、ゲームポイントを時速222 km のエースで決める。(スコア:R. フェデラー 3-3 N. キリオス)

第7ゲーム

R. フェデラー、キープ。(スコア:R. フェデラー 4-3 N. キリオス)

第8ゲーム

N. キリオス、ラブゲームでキープ。(スコア:R. フェデラー 4-4 N. キリオス)

第9ゲーム

R. フェデラー、キープ。ゲーム中、N. キリオスがラケットを投げ、またもや会場からブーイング。(スコア:R. フェデラー 5-4 N. キリオス)

第10ゲーム

N. キリオスのサービス。ジュースの末、N. キリオスがサービスゲームをキープ。(スコア:R. フェデラー 5-5 N. キリオス)

第11ゲーム

R. フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:R. フェデラー 6-5 N. キリオス)

第12ゲーム

N. キリオス、キープ。(スコア:R. フェデラー s-s N. キリオス)

第3セットも両者ブレイクならず、試合3度目のタイブレイクへ突入。

タイブレイク

R. フェデラー – N. キリオス 太字:ミニブレイク

1-0, 1-1, 1-2, 1-3, 2-3, 3-3, 3-4, 4-4, 4-5, 5-5, 6-5, 7-5

R. フェデラーの最後のミニブレイク(6-5)は、N. キリオスのダブルフォルトであった。

試合3度目のタイブレイクはR. フェデラーが制し、第3セットを獲得。試合に勝利(7-69 69-7 7-65)。3時間10分で試合終了。

ロジャー・フェデラー(スイス)vs. ニック・キリオス(オーストラリア)両者の対戦は、2015年のマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」を含め、全てタイブレイク・セットでの勝敗となった。初めにセットを獲得するのはどちらになるか。今後の対戦にも注目したい。

ロジャー・フェデラー(スイス)はマイアミ・オープン決勝に進出し、ラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。

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Summary

R. フェデラー 7-69 69-7 7-65 N. キリオス
10本 エース 14本
54 ウィナー 38
3 ダブルフォルト 4
39 Unforced エラー 34
61 %
(74/122)
第1サーブ 率 64 %
(95/148)
85 %
(63/74)
第1サーブ ポイント
獲得率
75 %
(71/95)
58 %
(28/48)
第2サーブ ポイント
獲得率
53 %
(28/53)
14 %
(1/7)
ブレイクポイント
成功率
50 %
(1/2)
33 %
(49/148)
リターンポイント
成功率
25 %
(31/122)
140 ポイント獲得合計 130

トーナメント表

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