2017年10月27日(日本時間10月28日)、ウィーン「エルステ・バンク・オープン500(ATP500)」では準々決勝の試合が開催され、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)とジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が対戦した。
大会第1シード、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は2017年、Big 4 以外の選手では10年振りとなるATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会でシーズン2タイトルを獲得。
世界ランキングでの自己ベストは世界4位にまで上げ、シーズン末に開催されるATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)への出場権も獲得。若干20才ながら、数々の成果を残した。今後のテニス界を牽引する選手として期待されている。
ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、現在32才。2017年は直近のアントワープ「ヨーロピアン・オープン(ATP250)」でも優勝を果たし、ツアーでの優勝回数4回と、自己最高のシーズン内タイトル数を獲得。
ATP ランキング「レース」でも上位に位置しており、2012年以来、3度目のATPワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)出場を目指す。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)とジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は過去に2度対戦しており、それぞれ1勝ずつ。
初対戦の2016年「上海マスターズ(ATP1000)」ベスト16 ではジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が勝利。
2017年モンペリエ「南フランス・オープン(ATP250)」ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が勝利し、その後、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は大会優勝を果たした。アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)のキャリア2度目のタイトル獲得であった。
両者の過去の2試合はいずれもフルセット、うち1セットはタイブレイク、試合時間2時間20分を超える接戦となった。今回が3度目の対決になる。
ウィーン「エルステ・バンク・オープン500(ATP500)」2017年、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)vs. ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ズベレフのサーブで試合開始。ズベレフ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 1-0 ツォンガ)
第2ゲーム
ツォンガのサービス。ズベレフが3ブレイクポイントを獲得。
ツォンガがセンターへのエースを決め1ポイントをセーブ。
続いて、ツォンガのショットがラインを越える。
ズベレフが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 2-0 ツォンガ)
第3ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 3-0 ツォンガ)
第4ゲーム
ツォンガ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 3-1 ツォンガ)
第5ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフに2回のダブルフォルト。ツォンガが3ブレイクポイントを獲得する。
ズベレフがセンターへのエースで1ポイントをセーブ。
続いて、ズベレフはサーブ&ボレーを決め、2ポイント目もセーブ。
ズベレフが強力なサーブを決め3ポイント目もセーブ、ジュースに持ち込む。
ラリーとなり、ツォンガがダウン・ザ・ラインを決める。ツォンガが再度のブレイクポイントを獲得。
続いて、ズベレフのショットがネットに阻まれる。
ツォンガがブレイクバックに成功。(スコア:A. ズベレフ 3-2 ツォンガ)
第6ゲーム
ツォンガ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 3-3 ツォンガ)
第7ゲーム
ズベレフ、2連続でエースを決め、ゲームキープ。(スコア:A. ズベレフ 4-3 ツォンガ)
第8ゲーム
ツォンガ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 4-4 ツォンガ)
第9ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 5-4 ツォンガ)
第10ゲーム
ツォンガのサービス。ツォンガにダブルフォルト。
ジュースとなり、ツォンガがアドバンテージを獲得。
ツォンガがベースラインより前に出て攻めるが、ツォンガのショットはラインを越える。再びジュース。
ツォンガが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ツォンガのショットがラインを越え、3度目のジュースに突入。
ツォンガが再び強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得する。
続いてはズベレフのショットがラインを越え、ツォンガがサービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 5-5 ツォンガ)
第11ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 6-5 ツォンガ)
第12ゲーム
ツォンガ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 6-6 ツォンガ)
第1セットは両者譲らず、タイブレイクに突入。
タイブレイク
A. ズベレフ – ツォンガ 太字:ミニブレイク
1-0, 1-1 2-1, 2-2 2-3, 2-4 3-4, 4-4 5-4, 5-5 5-6, 6-6 6-7, 6-8
ツォンガ最後のミニブレイクは、ズベレフのダブルフォルトによるものであった。
タイブレイクをツォンガが制し第1セットを獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ツォンガのサーブで試合再開。ズベレフが1ブレイクポイントを獲得。
ズベレフがネット際に出て攻勢をかけ、ツォンガのショットがラインを越える。
ズベレフが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 1-0 ツォンガ)
第2ゲーム
ズベレフのサービス。ツォンガが2ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ズベレフのショットがネットに阻まれる。
ツォンガが早々のブレイクバックに成功。(スコア:A. ズベレフ 1-1 ツォンガ)
第3ゲーム
ツォンガ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 1-2 ツォンガ)
第4ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフにダブルフォルト。ツォンガが2ブレイクポイントを獲得。
ズベレフがネット際に出て攻撃。ツォンガのショットがネットに阻まれ、ズベレフが1ポイントをセーブ。
ズベレフがフォアハンドでクロスコート・ウィナーを決め、2ポイント目もセーブ。ジュースとなる。
ズベレフが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ズベレフのショットがネットに阻まれ、再びジュース。
ズベレフがエースを決め、アドバンテージを獲得。
ズベレフ、続いてセンターへのエースを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 2-2 ツォンガ)
第5ゲーム
ツォンガ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 2-3 ツォンガ)
第6ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフのサーブが2連続でダブルフォルトとなり、ツォンガが3ブレイクポイントを獲得。
ズベレフ、続いては強力な第1サーブを決め、1ポイントをセーブ。
ズベレフのショットがラインを越え、ツォンガがブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 2-4 ツォンガ)
第7ゲーム
ツォンガ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。ツォンガ、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:A. ズベレフ 2-5 ツォンガ)
第8ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフにミスが続き、続いてダブルフォルト。
ツォンガが3ブレイクポイント(マッチポイント)を獲得する。
ズベレフ、強力なセンターへのサーブを決め1ポイントをセーブ。
ズベレフがバックハンドでウィナーを決め、2ポイント目もセーブ。
ズベレフが強力なサーブを決め3ポイント目もセーブ、ジュースに持ち込む。
ズベレフのドロップショットは失敗、ネットに阻まれる。ツォンガが再度のブレイクポイント(マッチポイント)を獲得。
続いて、ズベレフのダウン・ザ・ラインはラインを越える。
ツォンガがダブル・ブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 2-6 ツォンガ)
第2セットもツォンガが獲得、ストレートで試合に勝利(ツォンガ – A. ズベレフ:7-66 6-2)。1時間32分で試合終了。
ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)がウィーン「エルステ・バンク・オープン500(ATP500)」2017年準決勝進出を決めた。
準決勝では、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。
大会第1シード アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は準々決勝敗退となった。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)の第2サーブでのポイント獲得率は、わずか12 %。ダブルフォルトは7本を数えた。
同時期開催の他の大会
- バーゼル「スイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」:杉田、フェデラー、チリッチ、ゴファン、デルポトロ他出場
Summary
A. ズベレフ | 66-7 2-6 | ツォンガ |
10本 | エース | 10本 |
26 | ウィナー | 19 |
7 | ダブルフォルト | 1 |
29 | Unforced エラー | 15 |
74 % (49/66) |
第1サーブ 率 | 54 % (37/68) |
73 % (36/79) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
76 % (28/37) |
12 % (2/17) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
48 % (15/31) |
67 % (2/3) |
ブレイクポイント 成功率 |
31 % (4/13) |
37 % (25/68) |
リターンポイント 成功率 |
42 % (28/66) |
63 | ポイント獲得合計 | 71 |