2017年7月12日(現地時間)、グランドスラム「ウィンブルドン」準々決勝の試合が開催され、ロジャー・フェデラー(スイス)とミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が対戦した。
両者は昨年「ウィンブルドン」準決勝でも対戦、この時はミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がロジャー・フェデラー(スイス)に勝利した。1年を経て、同じコートでの再対決となった。
2017年「ウィンブルドン」準々決勝では、直前の試合で、現在世界ランキング1位アンディ・マレー(イギリス)がサム・クエリー(アメリカ)に敗れ敗退。
前回優勝者が敗退となり、優勝候補であるロジャー・フェデラー(スイス)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の動向に一層の注目が集まる。
2017年も素晴らしい活躍を重ねているロジャー・フェデラー(スイス)。今大会でも、1セットも失わず準々決勝まで進出。
「ウィンブルドン」8回目の優勝、自身の持つ大会最多優勝記録を目指す。
※現在有する最多優勝記録(7回)は、ピート・サンプラス(アメリカ)と並ぶタイ記録。8回目の優勝を果たすと、単独での最多優勝記録となる。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、前回「ウィンブルドン」の準優勝者。初優勝(同時にグランドスラム初優勝)に期待がかかる。
2017年は、2月「デルレイビーチ・オープン(ATP250)」でひざ後ろにある腱を故障。怪我に悩まされていたが、5月のイスタンブール「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン(ATP250)」での準優勝以降、徐々にペースを持ち直し、今大会、「ウィンブルドン」でも準々決勝に進出した。
両者の過去の対戦成績は、ロジャー・フェデラー(スイス)の9勝3敗(勝率75 %)。ただし、前述の昨年「ウィンブルドン」を含め、直近2試合はミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が連勝している。
「ウィンブルドン」では、2014年準決勝でも対戦しており、この時はロジャー・フェデラー(スイス)がストレートで勝利した。
スター同志の再度の対戦。グランドスラム「ウィンブルドン」2017年準々決勝、ロジャー・フェデラー(スイス)vs. ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)戦の試合結果詳細をお伝えする。
Set 1
第1ゲーム
ラオニッチのサーブで試合開始。ラオニッチ、ラブゲームでキープ。
第2ゲーム
フェデラー、キープ。
第3ゲーム
ラオニッチのサービス。フェデラーがブレイクポイントを獲得。
フェデラーのバックハンド・ショットはネットに阻まれ、ジュースとなる。
ラオニッチがアドバンテージを獲得し、続いてウィナーを決め、サービスゲームをキープ。
第4ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 2-2 ラオニッチ)
第5ゲーム
ラオニッチのサービス。フェデラーがブレイクポイントを獲得。
フェデラーがクロスコート・ウィナーを決め、ブレイクに成功。(スコア:フェデラー 3-2 ラオニッチ)
第6ゲーム
フェデラー、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 4-2 ラオニッチ)
第7ゲーム
ラオニッチ、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 4-3 ラオニッチ)
第8ゲーム
フェデラーのエースでゲーム開始。フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 5-3 ラオニッチ)
第9ゲーム
ラオニッチのサービス。ジュースの末、ラオニッチがゲームキープ。(スコア:フェデラー 5-4 ラオニッチ)
第10ゲーム
フェデラーのサービス for the セット。フェデラーがキープ。
フェデラー、セットポイントでエースを決める。(スコア:フェデラー 6-4 ラオニッチ)
第1セットをフェデラーが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ラオニッチのエースで試合再開。フェデラーがブレイクポイントを獲得。
ラオニッチのクロスコート・ショットはアウトとなり、フェデラーが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:フェデラー 1-0 ラオニッチ)
第2ゲーム
フェデラー、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 2-0 ラオニッチ)
第3ゲーム
ラオニッチがゲームキープ。ラオニッチ、2連続でエースを決める。(スコア:フェデラー 2-1 ラオニッチ)
第4ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 3-1 ラオニッチ)
第5ゲーム
ラオニッチのサービス。フェデラーが3ブレイクポイントを獲得。
ラオニッチがボレー、エースを決めて2ポイントをセーブ。
続いて、ネット際に出たラオニッチのショットはラインを外れ、フェデラーがダブル・ブレイクに成功。(スコア:フェデラー 4-1 ラオニッチ)
第6ゲーム
フェデラー、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 5-1 ラオニッチ)
第7ゲーム
ラオニッチのサービス。ジュースに突入し、ラオニッチが時速220 km のエースを放ちアドバンテージを獲得。
ラオニッチがゲームキープ。(スコア:フェデラー 5-2 ラオニッチ)
第8ゲーム
フェデラーのサービス for the セット。フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 6-2 ラオニッチ)
第2セットもフェデラーが獲得、試合は第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
ラオニッチのサーブで試合再開。ラオニッチ、キープ。
第2ゲーム
フェデラーのサービス。ラオニッチがブレイクポイントを獲得。
フェデラーの強力なサーブ、ラオニッチのリターンはラインを越え。ジュースに突入。
フェデラーがアドバンテージを獲得し、続いてエースを決め、サービスゲームをキープ。
第3ゲーム
ラオニッチ、キープ。
第4ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 2-2 ラオニッチ)
第5ゲーム
ラオニッチ、キープ。ラオニッチはゲームポイントでエースを決める。(スコア:フェデラー 2-3 ラオニッチ)
第6ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 3-3 ラオニッチ)
第7ゲーム
ラオニッチ、キープ。(スコア:フェデラー 3-4 ラオニッチ)
第8ゲーム
フェデラーのサービス。最初のポイントはフェデラーのダブルフォルトでラオニッチが獲得。ダブルフォルトは試合を通して初めて。
フェデラーに再度ダブルフォルト。ラオニッチがブレイクポイントを獲得。
フェデラーがセーブしジュースとなる。フェデラーがエースでアドバンテージを獲得するも、続いてはフェデラーのエラーで再びジュース。
ラオニッチがクロスコート・ウィナーを決め、ゲーム2度目のブレイクポイントを獲得。
フェデラーが強力なサーブでセーブ、3度目のジュース。
ラオニッチが3度目のブレイクポイントを獲得。
フェデラーのドロップショットが決まり、4度目のジュース。
フェデラーのショットはネットに阻まれ、ラオニッチがまたもやブレイクポイントを獲得。
続いてのラリーをフェデラーが制し、ジュース5度目。
フェデラーがボレーを決めアドバンテージを獲得。
フェデラー、ネットプレーを制し、サービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 4-4 ラオニッチ)
第9ゲーム
ラオニッチのサービス。ラオニッチ、時速218 km のエースを決める。
フェデラーがリターンエースを決めジュースに突入。ラオニッチがボレーを決めアドバンテージを獲得。
続いてのラリー、ラオニッチのショットはネットに阻まれる。再びジュース。
ラオニッチが2連続で強力なサーブを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 4-5 ラオニッチ)
第10ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 5-5 ラオニッチ)
第11ゲーム
ラオニッチ、キープ。(スコア:フェデラー 5-6 ラオニッチ)
第12ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 6-6 ラオニッチ)
第3セットは両者譲らず、タイブレイクに突入
タイブレイク
フェデラー – ラオニッチ 太字:ミニブレイク
0-1, 0-2 0-3, 1-3 2-3, 3-3 4-3, 5-3 5-4, 6-4 7-4
タイブレイクをフェデラーが制し第3セットも獲得、ストレートで試合に勝利(6-4 6-2 7-64)。1時間57分で試合終了。
ロジャー・フェデラー(スイス)はグランドスラム「ウィンブルドン」2017年準決勝進出を決めた。準決勝では、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦する。
※ ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は試合途中で怪我によるリタイアとなった。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は時速200 km を超えるサーブを連発するも、準々決勝で敗退となった。
Summary
フェデラー | 6-4 6-2 7-64 | ラオニッチ |
11本 | エース | 11本 |
46 | ウィナー | 29 |
2 | ダブルフォルト | 0 |
9 | Unforced エラー | 11 |
69 % (61/89) |
第1サーブ 率 | 73 % (70/96) |
90 % (55/61) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
71 % (50/70) |
82 % (18/22) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
42 % (11/26) |
50 % (3/6) |
ブレイクポイント 成功率 |
0 % (0/5) |
36 % (36/96) |
リターンポイント 成功率 |
21 % (19/89) |
105 | ポイント獲得合計 | 80 |