【ジョコビッチ】肘の怪我により2017年休業を発表

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は2017年7月26日、肘の怪我により2017年残りのシーズンを全て欠場すると発表した。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が自身のHP にて発表したところによると、グランドスラム「全米オープン」、デビスカップ、ATPマスターズ1000を含め、2017年残りの大会全てを欠場する。

以下、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)本人のコメントを引用する。

全ての医師、専門家から怪我の治療のため休息が必要だと言われた。欠場は避けられない。

何が何でも回復したい。そのため、今後のシーズンを、肉体面の強化と、この数年ハードスケジュールの中では取り組むことのできなかったテニス・スキルの向上に費やしたい。
5か月という期間は長いが、私が以前から望んでいたことでもあり、あっという間に過ぎるのだろう。

今の私に最も重要なことは、愛してやまないテニスで戦うために、怪我を治すこと、怪我のない状態で可能な限り長くプレーを続けること。
もちろん、その後の勝利や優勝も夢見るが、まずは怪我の回復に集中したい。

肘は、プレーのし過ぎで痛めた。肘の怪我は、サーブを打つとき、またフォアハンドでのプレーにも支障が出ていた。

スポーツ選手に怪我はよくあること。これまで大きな怪我もなく、10年間大舞台でプレーし続けてこれたことがラッキーであったと思う。私の肉体にも限界はある。
キャリア初期の頃にも、肉体面での障害があったが、練習と努力により解決策を見出してきた。
今回も、より強くなって戻って来れるものと信じている。

また、現在のコーチであるアンドレ・アガシ(アメリカ)とも十分に話し合い、決断を支持してくれていると語った。

更に、2人目の子供を授かったことも発表した。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、2016年グランドスラム「全仏オープン」優勝にて生涯グランドスラムを達成した後、怪我にも悩まされ、世界1位の座から転落。
2017年はツアーでも優勝はドーハカタール・エクソンモービル・オープン(ATP250)」イーストボーンAEGON国際(ATP250)」とATP250の2大会のみ。大舞台では思うような成績を残せずにいた。

昨年シーズン後半を怪我のため欠場したロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)の輝かしいカムバックを目の当たりにしたことも、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の決断に少なからず影響を及ぼしたと考えられる。

2017年、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)をコートで観戦できなくなるということは、非常に残念である。

怪我からの回復、そして、”より強くなった”ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の復活を願いたい。
ノバク・ジョコビッチがより強くなったら、果たして勝てる選手はいるのだろうか…)

参考及びコメント引用:
ジョコビッチ、肘の怪我により2017年シーズンを終了(英語)