2017年6月10日、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」では第2回戦の試合が開催され、日本の錦織圭はディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦した。錦織圭(日本)は第6シードでの出場であり、第2回戦が初戦であった。
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、大会前世界ランキング40位、24才。
身長170 cm と小柄であり、錦織圭(日本)の178 cm よりも低い。
第1回戦で、今年4月「モンテカルロRolexマスターズ(ATP1000)」準優勝を果たしたアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と対戦。ストレートで勝利し第2回戦に進出している。
錦織圭(日本)とディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は2017年2月ブエノスアイレス「アルゼンチン・オープン(ATP250)」第2回戦で対戦したばかり。この時が初めての対戦であり、2時間5分、フルセットの末に錦織圭(日本)が試合に勝利した。今回が2回目の対戦となる。
錦織圭(日本)は、右手首の故障により、昨年準優勝に輝いた「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」を欠場。
ATPランキングを世界8位にまで下げており、9位ドミニク・ティーム(オーストリア)とのポイント差はわずか35ポイントに迫る。
ドミニク・ティーム(オーストリア)はすでに第3回戦進出を決めており、錦織圭(日本)にとっては負けられない試合となった。
錦織圭(日本)vs. ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」第2回戦の試合結果詳細は以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
D. シュワルツマンのサーブで試合開始。錦織が早々に2ブレイクポイントを獲得。D. シュワルツマンがダウン・ザ・ラインを決め1ポイントをセーブ。2ポイント目もラリー末、D. シュワルツマンがクロスコートのウィナーを決め、ジュースに持ち込む。D. シュワルツマンがサービスゲームをキープ。
第2ゲーム
錦織のサービス。ジュースとなり、ラリーを制したD. シュワルツマンがブレイクポイントを獲得。錦錦織のフリーポイントで再びジュース。
D. シュワルツマンが再度ブレイクポイントを獲得も、続くラリーではD. シュワルツマンのショットがラインを越え、またもやジュース。
錦織がアドバンテージを獲得するが、再度のジュース。その後も相互にポイントを獲得し、ジュースが続く。
計8度のジュース、D. シュワルツマン計4回のブレイクポイントの末、錦織がゲームキープ。(スコア:錦織 1-1 D. シュワルツマン)
第3ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。D. シュワルツマンのダブルフォルトで錦織がブレイクポイントを獲得するが、D. シュワルツマンがセーブしジュースとなる。D. シュワルツマン、キープ。(スコア:錦織 1-2 D. シュワルツマン)
第4ゲーム
錦織のサービス。D. シュワルツマンが2ブレイクポイントを獲得し、ブレイクに成功。(スコア:錦織 1-3 D. シュワルツマン)
第5ゲーム
D. シュワルツマン、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。ゲーム中、錦織は、自身のショットがラインを外れ、ラケットを宙に投げ落胆した素振りをみせる。(スコア:錦織 1-4 D. シュワルツマン)
第6ゲーム
錦織のサービス。D. シュワルツマンがブレイクポイントを獲得。続くラリーで錦織のショットがラインを越え、D. シュワルツマンが再度のブレイクに成功。(スコア:錦織 1-5 D. シュワルツマン)
第7ゲーム
D. シュワルツマンのサービス for the セット。D. シュワルツマン、キープ。(スコア:錦織 1-6 D. シュワルツマン)
第1セットをD. シュワルツマンが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
錦織のサーブで試合再開。錦織、キープ。(スコア:錦織 1-0 D. シュワルツマン)
第2ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。最初のポイントはD. シュワルツマンのダブルフォルトで錦織が獲得。
錦織が3ブレイクポイントを獲得し、第2セット早々のブレイクに成功。(スコア:錦織 2-0 D. シュワルツマン)
第3ゲーム
錦織、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:錦織 3-0 D. シュワルツマン)
第4ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。錦織が3ブレイクポイントを獲得、ガッツポーズをみせる。錦織、再度のブレイクに成功。(スコア:錦織 4-0 D. シュワルツマン)
第5ゲーム
錦織のサービス。D. シュワルツマンがブレイクポイントを獲得も、続くラリーは錦織が制しジュースとなる。錦織がサービスゲームをキープ。(スコア:錦織 5-0 D. シュワルツマン)
第6ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。ジュースとなり、錦織がブレイクポイント(セットポイント)を獲得。3度目のブレイクに成功。(スコア:錦織 6-0 D. シュワルツマン)
第2セットは錦織が獲得し、試合は最終第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
錦織のサーブで試合再開。D. シュワルツマンが2ブレイクポイントを獲得。錦織のセーブでジュースとなる。錦織、キープ。
第2ゲーム
D. シュワルツマン、キープ。(スコア:錦織 1-1 D. シュワルツマン)
第3ゲーム
錦織、キープ。(スコア:錦織 2-1 D. シュワルツマン)
第4ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。錦織が2ブレイクポイントを獲得するが、D. シュワルツマンがセーブしジュースとなる。錦織、再度ブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:錦織 3-1 D. シュワルツマン)
第5ゲーム
錦織のサービス。D. シュワルツマンがブレイクポイントを獲得も、錦織がセーブしジュースとなる。
続くラリーをD. シュワルツマンが制し、再度ブレイクポイントを獲得、ブレイクバックに成功。(スコア:錦織 3-2 D. シュワルツマン)
第6ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。ジュースの末、D. シュワルツマンがゲームキープ。(スコア:錦織 3-3 D. シュワルツマン)
第7ゲーム
錦織、キープ。(スコア:錦織 4-3 D. シュワルツマン)
第8ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。ジュースとなり、D. シュワルツマンがアドバンテージを獲得するが、続くラリーでD. シュワルツマンのショットがラインを越え、再びジュース。2度目のジュースで錦織がブレイクポイントを獲得、ブレイクに成功。(スコア:錦織 5-4 D. シュワルツマン)
第9ゲーム
錦織のサービス for the マッチ。錦織が2マッチポイントを獲得するも、D. シュワルツマンがラリーは制しスーパーショットを決め、ジュースに突入。
錦織が再度マッチポイントを獲得するが、続いてのラリーでは錦織のショットがラインを越え、再びジュース。
4度目のジュース、D. シュワルツマンがゲーム2度目のブレイクポイントを獲得し、ブレイクバックに成功。(スコア:錦織 5-4 D. シュワルツマン)
第10ゲーム
D. シュワルツマンのサービス。錦織が3ブレイクポイント(マッチポイント)を獲得、ダウン・ザ・ラインを決め、ブレイクに成功。(スコア:錦織 6-4 D. シュワルツマン)
第3セットは錦織が獲得し、試合に勝利(1-6 6-0 6-4)。2時間0分で試合終了。
錦織圭(日本)はマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」第3回戦進出を決めた。
第3回戦では、元世界ランキング3位 ダビド・フェレール(スペイン)と対戦する。
Summary
錦織 | 1-6 6-0 6-4 | D. シュワルツマン |
5本 | エース | 1本 |
42 | ウィナー | 19 |
0 | ダブルフォルト | 5 |
41 | Unforced エラー | 25 |
65 % (60/92) |
第1サーブ 率 | 63 % (52/82) |
60 % (36/60) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
60 % (31/52) |
44 % (14/32) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
27 % (8/30) |
46 % (6/13) |
ブレイクポイント 成功率 |
31 % (4/13) |
52 % (43/82) |
リターンポイント 成功率 |
46 % (42/92) |
93 | ポイント獲得合計 | 81 |