2017年1月22日と23日の2日間、グランドスラム「全豪オープン」男子シングルスの第4回戦(ベスト16)の試合が行われた。
第2回戦でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)敗退に続き、第4回戦(ベスト16)では現在世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)がまさかの敗退となった。
日本の錦織圭も、ロジャー・フェデラー(スイス)に敗北。ベスト16で全豪オープンを去ることになった。
いよいよ佳境に入った2017年「全豪オープン」ベスト16、トップ選手たちの試合結果は次の通りとなった。
DAY 7:錦織圭、マレーの敗退
テニスファンを驚かせたのが、アンディ・マレー(イギリス)の敗退。
対戦相手は、世界ランキング50位のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)であった。
第1セット、アンディ・マレーが先にブレイクするも、ミーシャ・ズベレフが早々にブレイクバック。その後もブレイク、ブレイクバックと続き、第11ゲームでミーシャ・ズベレフが3度目のブレイクに成功、続く第12ゲームをキープし、第1セットを獲得。
第2セットはアンディ・マレーが7-5 で獲得するも、第3セットはミーシャ・ズベレフに2度のブレイクを許し、アンディ・マレーは2-6 でセットを失う。
第4セット、第1ゲームで早々にミーシャ・ズベレフがブレイク、アンディ・マレーに1度のブレイクポイントも与えず、セットを獲得。3時間33分で試合終了。
世界ランキング1位のアンディ・マレーは、全豪オープン初優勝を逃し、ベスト16で敗退となった。
直前の試合でアンディ・マレーが敗退し、一気に優勝の期待が高まった、錦織圭(日本)とロジャー・フェデラー(スイス)。注目の対戦は、フルセットの末にロジャー・フェデラーが勝利。
錦織圭は全豪オープンをベスト16で去ることとなった。
第1セット第1ゲームで錦織圭がいきなりブレイクに成功、その後も再度のブレイクでリードするも、第8ゲーム、錦織圭のサービス for the セットでロジャー・フェデラーが1度目のブレイクバックに成功。ロジャー・フェデラーが再度ブレイクバックし、タイブレイクに突入する。タイブレイクは錦織圭が制し、第1セットを獲得する。
しかし、第2セットをロジャー・フェデラーが獲得、第3セットではロジャー・フェデラーが2度のブレイク、錦織圭2-6 ロジャー・フェデラーで第3セットもロジャー・フェデラーが獲得。
続く第4セットは錦織圭が先にブレイクし、サービス for the セットをラブゲームでキープ。錦織圭がセットを獲得する。
最終セットは第2ゲームでロジャー・フェデラーがブレイクに成功。ロジャー・フェデラーは最終セットでは錦織圭に1度のブレイクチャンスも許さず、試合に勝利した。
グランドスラム最多優勝記録保持者であるロジャー・フェデラー。
怪我から復帰の大舞台で、再度の記録更新に期待がかかる。
準々決勝では、ロジャー・フェデラーは、アンディ・マレーを倒したミーシャ・ズべレフ(ドイツ)と対戦する。
現在世界ランキング4位、スタン・ワウリンカ(スイス)はアンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦し、3セット全てタイブレイクとなり、スタン・ワウリンカのストレート勝ち。タイブレイクでは、第1セット7-2、第2セット7-4、第3セット7-4 と順調な勝利を収める。
スタン・ワウリンカは、試合を通し17本のエースを決めた。
ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、第2回戦でマリン・チリッチ(クロアチア)を下したダニエル・エヴァンス(イギリス)と対戦。
第1セットは両者ブレイクならず、タイブレイクでダニエル・エヴァンスがセットを獲得。しかし、続く3セットを連続でジョーウィルフリード・ツォンガが獲得し、試合に勝利した。
準々決勝では、スタン・ワウリンカとジョーウィルフリード・ツォンガが対戦する。
DAY 8:ナダル、ラオニッチの勝利
現在世界ランキング3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、同14位のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦。
第1セットではミロシュ・ラオニッチがタイブレイクを制するが、第2セットをロベルト・バウティスタ アグートが獲得。続く第3・4セットはミロシュ・ラオニッチが獲得し、勝利を収めた。
ベスト16、注目の対戦となった現在世界ランキング6位のガエル・モンフィス(フランス)と同9位ラファエル・ナダル(スペイン)の試合は、ラファエル・ナダルが勝利。
第1・2セットを続けてラファエル・ナダルが獲得するも、第3セットをガエル・モンフィスが獲得。
第4セットでもガエル・モンフィスが先にブレイクに成功するが、試合後半でラファエル・ナダルがブレイクバック、第10ゲームでラファエル・ナダルがブレイクに成功し、試合に勝利した。
準々決勝では、ミロシュ・ラオニッチとラファエル・ナダルが対戦する。
両者は2017年既に、「ブリスベン国際(ATP250)」準々決勝で対戦しており、このときはミロシュ・ラオニッチが勝利している。
ラオニッチvs ナダル 「ブリスベン国際」2017年準々決勝の詳細はこちら
現在世界ランキング8位のドミニク・ティーム(オーストリア)と同11位ダビド・ゴファン(ベルギー)の試合は、ダビド・ゴファンが勝利を収めた。
第1セットをドミニク・ティームが先取するも、第2セットではタイブレイクをダビド・ゴファンが制し、ダビド・ゴファンは続く第3・4セットを6-2、6-2で獲得、準々決勝への進出を決めた。
絶好調のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、前回王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下したワイルドカード、デニス・イストミン(ウズベキスタン)と対戦した。
第1セットをデニス・イストミンが獲得しリードするが、第2セットはタイブレイクの末にグリゴール・ディミトロフが獲得。続く第3・4セットをグリゴール・ディミトロフが6-2、6-1で獲得し、試合に勝利した。
準々決勝では、ダビド・ゴファン(ベルギー)とグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が対戦する。
トーナメント表(ドロー)
試合スケジュール