2017年6月7日、グランドスラム「全仏オープン」準々決勝の試合が開催され、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦した。
(試合は6月6日を予定していたが、雨のため順延となり、翌日に開催された。)
両者は、先月ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」準決勝で対戦したばかり。
同大会準々決勝にて、今シーズン、クレーコートで圧倒的な強さを誇るラファエル・ナダル(スペイン)を敗退に追い込んだドミニク・ティーム(オーストリア)。
準決勝では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2017年最高とも言えるプレーを披露し、ドミニク・ティーム(オーストリア)に勝利した。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は今大会、全てストレートで勝利し準々決勝へ進出。質な高いプレーで順調な勝ち上がりを見せている。
2017年ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」を含め、両者の過去の対戦成績は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の5戦全勝。
昨年の「全仏オープン」準決勝でも対戦しており、この時もノバク・ジョコビッチ(セルビア)がストレートで勝利した。
大会2連覇を狙うノバク・ジョコビッチ(セルビア)。
クレーキング ラファエル・ナダル(スペイン)の連勝を止めたドミニク・ティーム(オーストリア)。
注目の再対決となる。
グランドスラム「全仏オープン」準々決勝、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ジョコビッチのサーブで試合開始。ジョコビッチが2ゲームポイントを迎えるが、ジョコビッチのエラーが重なり、ジュースとなる。ジョコビッチがフォアハンドのクロスコート・ウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
ティームのショットはラインを越え、ジョコビッチがゲームキープ。
第2ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ジョコビッチ 1-1 ティーム)
第3ゲーム
ジョコビッチのサービス。ティームが3ブレイクポイントを獲得。
ジョコビッチが強力なサーブで2ポイントをセーブ。続いてのラリーをジョコビッチが制し、ジュースとなる。
ティームが再度ブレイクポイントを獲得。続いてラリー戦となりジョコビッチのスライスはラインを越える。
ティームがブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 1-2 ティーム)
第4ゲーム
ティームのサービス。ジョコビッチが3ブレイクポイントを獲得。
ティームが1ポインtのをセーブするが、続くラリーはジョコビッチに軍配。早速のブレイクバックに成功。(スコア:ジョコビッチ 2-2 ティーム)
第5ゲーム
ジョコビッチのサービス。ジュースとなり、ティームがブレイクポイントを獲得。
23ショットに及ぶラリー、ティームのショットがラインを越え、再びジュース。
ティームのショットがネットに阻まれ、ジョコビッチがアドバンテージを獲得。ティームがバックハンド・ウィナーを決め3度目のジュース。
ジョコビッチがエースでアドバンテージを獲得するが、続いてのショットはラインを越え、またもやジュース。
ジョコビッチのゲームポイントで、ティームのショットはアウトの判定となるも、主審が確認し判定はINに訂正。ポイントやり直しとなる。
計6度のジュースの末、ジョコビッチがサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 3-2 ティーム)
第6ゲーム
ティームのサービス。ジョコビッチが2ブレイクポイントを獲得。
続いて、ティームのショットはエラー、ネットに阻まれ、ジョコビッチがブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 4-2 ティーム)
第7ゲーム
ジョコビッチのサービス。ジョコビッチに2連続ダブルフォルト。
ティームが2ブレイクポイントを獲得。ジョコビッチが1ポイントをセーブ。続いて、ジョコビッチのショットはミスとなりラインを外れ、ティームがブレイクバックに成功。(スコア:ジョコビッチ 4-3 ティーム)
ジョコビッチ、ラケットを叩きつける。
第8ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ジョコビッチ 4-4 ティーム)
第9ゲーム
ジョコビッチ、ラブゲームでキープ。(スコア:ジョコビッチ 5-4 ティーム)
第10ゲーム
ティームのサービス。ジョコビッチが2ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
ティームがボレーを決め、続いてティームのキックサーブに対するジョコビッチのリターンはネットへ。
ティームがアドバンテージを獲得し、サービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 5-5 ティーム)
第11ゲーム
ジョコビッチ、キープ。(スコア:ジョコビッチ 6-5 ティーム)
第12ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ジョコビッチ 6-6 ティーム)
第1セットは両者譲らず、試合はタイブレイクへ突入
タイブレイク
ジョコビッチ – ティーム 太字:ミニブレイク
0-1, 1-1 2-1, 2-2 2-3, 3-3 3-4, 4-4 4-5, 4-6 5-6, 5-7
タイブレイクをティームが制し第1セットを獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ティームのサーブで試合再開。ティーム、キープ。(スコア:ジョコビッチ 0-1 ティーム)
第2ゲーム
ジョコビッチのサービス。ジュースとなり、ジョコビッチのダブルフォルトでティームがブレイクポイントを獲得。
ジョコビッチがネット際に出てセーブし再びジュース。ジョコビッチがアドバンテージを獲得するが、続いてのラリーはティームが制し3度目のジュース。
ティームの重量感あるショットに対するジョコビッチのリターンはアウトとなり、ティームが再度のブレイクポイントを獲得。
続いてのラリーはジョコビッチが制し、4度目のジュースに突入。
ティームがフォアハンドのダウン・ザ・ラインを決め、3度目のブレイクポイントを獲得。
ティームの角度あるバックハンドのショット、ボールを追うジョコビッチがバランスを崩す。
ティームが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 0-2 ティーム)
第3ゲーム
ティーム、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:ジョコビッチ 0-3 ティーム)
第4ゲーム
ジョコビッチ、キープ。(スコア:ジョコビッチ 1-3 ティーム)
第5ゲーム
ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:ジョコビッチ 1-4 ティーム)
第6ゲーム
ジョコビッチ、キープ。(スコア:ジョコビッチ 2-4 ティーム)
第7ゲーム
ティームのサービス。ジョコビッチがブレイクポイントを獲得。
ティームのセーブでジュースとなる。ティームが時速210 km のサーブを決めアドバンテージを獲得。ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 2-5 ティーム)
第8ゲーム
ジョコビッチ、ラブゲームでキープ。(スコア:ジョコビッチ 3-5 ティーム)
第9ゲーム
ティームのサービス for the セット。ティームが2セットポイントを迎えるが、続いてはティームのダブルフォルト。
ティームが角度あるサーブを放ち、ジョコビッチのリターンはネットへ。ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 3-6 ティーム)
第2セットもティームが獲得、試合は第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
ジョコビッチのサーブで試合再開。ティームがブレイクポイントを獲得。
ティームのクロスコート・ショットはアウトとなり、ジュースに突入。
ティームがドロップショットを決め、再度のブレイクポイントを獲得。ジョコビッチが強力なサーブでセーブし再びジュース。
ティームが3度目のブレイクポイントを獲得、第3セット早々のブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 0-1 ティーム)
第2ゲーム
ティーム、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。ティーム、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:ジョコビッチ 0-2 ティーム)
第3ゲーム
ジョコビッチのサービス。ティームが3ブレイクポイントを獲得。
ティームが再度のブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 0-3 ティーム)
第4ゲーム
ティーム、再びラブゲームでサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 0-4 ティーム)
第5ゲーム
ジョコビッチのサービス。ティームがブレイクポイントを獲得、第3セット3度目のブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 0-5 ティーム)
第6ゲーム
ティームのサービス for the マッチ。ティーム、バックハンドのダウン・ザ・ラインを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 0-6 ティーム)
第3セットもティームが獲得し、ストレートで試合に勝利(ティーム – ジョコビッチ:7-65 6-3 6-0)。2時間15分で試合終了。
ドミニク・ティーム(オーストリア)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)に初勝利。
前回王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、準々決勝での敗退となった。
ドミニク・ティーム(オーストリア)はグランドスラム「全仏オープン」準決勝に進出。
準決勝では、クレーキング ラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。
【ベスト16】 ナダル vs. バウティスタ アグート試合結果詳細
ジョコビッチ vs. ナダル 試合結果詳細:ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)
Summary
ジョコビッチ | 65-7 3-6 0-6 | ティーム |
2本 | エース | 2本 |
18 | ウィナー | 38 |
3 | ダブルフォルト | 3 |
35 | Unforced エラー | 28 |
64 % (67/104) |
第1サーブ 率 | 61 % (50/82) |
57 % (38/67) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
74 % (37/50) |
41 % (15/37) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
53 % (17/32) |
33 % (2/6) |
ブレイクポイント 成功率 |
40 % (6/15) |
34 % (28/82) |
リターンポイント 成功率 |
49 % (51/104) |
81 | ポイント獲得合計 | 105 |