2017年5月21日、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」では遂に決勝戦が開催され、第2シードノバク・ジョコビッチ(セルビア)と若干20才のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が対戦した。両者は今回が初めての対戦。注目の試合結果詳細をお伝えする。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は前回ローマ「BNLイタリア国際」に準優勝、2014年、2015年は連続優勝、2008年、2011年にも優勝を果たしている。
グランドスラム「全仏オープン」の前哨戦とも呼ばれる今大会にて、5度目の優勝を目指す。
なお、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、ATP ワールドツアー・マーターズ1000 の優勝回数30回と、ラファエル・ナダル(スペイン)とともに最多優勝記録を保持する。今回勝利すると、31回、単独の最多優勝記録となる。
ローマ「BNLイタリア国際」では、大本命とも思われたラファエル・ナダル(スペイン)が準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に敗退。
世界ランキング1位で前回覇者のアンディ・マレー(イギリス)も第2回戦の初戦での敗退となった。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は準決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)にストレート勝ち。素晴らしいプレーを終始披露し、わずか59分で勝利を収め、決勝へと進出した。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)はATP ワールドツアー・マーターズ1000 の大会での決勝進出は今回が初めて。
今シーズン、モンペリエ「南フランス・オープン(ATP250)」に優勝、地元ミュンヘン「BMWオープン(ATP250)」でも優勝を果たし、順調に成績を伸ばしている。期待の若手であり、現在世界ランキングは自己ベストの17位までに上昇させている。
大舞台での成果も期待される。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)vs. アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」決勝戦の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ジョコビッチのサーブで試合開始。ジョコビッチ、最初のサーブはダブルフォルトとなりズベレフがポイントを獲得。
ズベレフが3ブレイクポイントを獲得。ズベレフのショットはラインを越え、ジョコビッチが1ポイントをセーブ。
しかし、その後のズベレフのクロスコート・ショットに対するジョコビッチのリターンはネットへ。
ズベレフが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 0-1 ズベレフ)
第2ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 0-2 ズベレフ)
第3ゲーム
ジョコビッチ、キープ。(スコア:ジョコビッチ 1-2 ズベレフ)
第4ゲーム
ズベレフ、キープ。(スコア:ジョコビッチ 1-3 ズベレフ)
第5ゲーム
ジョコビッチ、ラブゲームでキープ。(スコア:ジョコビッチ 2-3 ズベレフ)
第6ゲーム
ズベレフ、キープ。ズべレフ、最初のサーブでエースを決める。(スコア:ジョコビッチ 2-4 ズベレフ)
第7ゲーム
ジョコビッチのサービス。ジョコビッチのゲームポイントで、ジョコビッチのショットがラインを越え、ジュースとなる。ジョコビッチがサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 3-4 ズベレフ)
第8ゲーム
ズベレフの最初のサーブはダブルフォルトとなりジョコビッチが獲得。ズベレフがゲームキープ。(スコア:ジョコビッチ 3-5 ズベレフ)
第9ゲーム
ジョコビッチ、キープ。(スコア:ジョコビッチ 4-5 ズベレフ)
第10ゲーム
ズベレフのサービス for the セット。ズベレフ、2連続でエースを決める。ズベレフがキープ。(スコア:ジョコビッチ 4-6 ズベレフ)
第1セットをズベレフが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ジョコビッチのサーブで試合再開。ジョコビッチ、キープ。
第2ゲーム
ズベレフ、キープ。(スコア:ジョコビッチ 1-1 ズベレフ)
第3ゲーム
ジョコビッチのサービス。ズベレフがブレイクポイントを獲得。ジョコビッチのショットはミスとなり、ズベレフがブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 1-2 ズベレフ)
第4ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 1-3 ズベレフ)
第5ゲーム
ジョコビッチのサービス。ジュースの末、ジョコビッチがゲームキープ。(スコア:ジョコビッチ 2-3 ズベレフ)
第6ゲーム
ズベレフ、キープ。ズベレフ、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:ジョコビッチ 2-4 ズベレフ)
第7ゲーム
ジョコビッチのサービス。ズベレフがブレイクポイントを獲得も、続くラリーはジョコビッチが制しジュースとなる。
2度のジュースの末、ジョコビッチがサービスゲームをキープ。(スコア:ジョコビッチ 3-4 ズベレフ)
第8ゲーム
会場に「ノール(ノバク・ジョコビッチの愛称)」コールが沸き起こる。
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:ジョコビッチ 3-5 ズベレフ)
第9ゲーム
ジョコビッチのサービス。ジュースとなり、ジョコビッチがアドバンテージを獲得するが、続くジョコビッチのショットはネットに当たりラインの外へ。再びジュースとなる。
ジョコビッチのダブルフォルトで、ズベレフがブレイクポイント(チャンピオンシップポイント)を獲得。
ジョコビッチのショットはラインを越え、ズベレフが再度のブレイクに成功。(スコア:ジョコビッチ 3-6 ズベレフ)
第2セットもズベレフが獲得しストレートで試合に勝利(ズベレフ – ジョコビッチ:6-4 6-3)。1時間21分で試合終了。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」に優勝!を果たした。
It’s a first #ATPMasters1000 title for Alexander #Zverev, who defeats #Djokovic to win the @InteBNLdItalia! Read: https://t.co/G00Nku9seV pic.twitter.com/V30gsr2tZJ
— ATP World Tour (@ATPWorldTour) May 21, 2017
Summary
ジョコビッチ | 4-6 3-6 | ズベレフ |
1本 | エース | 7本 |
11 | ウィナー | 16 |
2 | ダブルフォルト | 3 |
27 | Unforced エラー | 14 |
64 % (43/67) |
第1サーブ 率 | 71 % (32/45) |
70 % (30/43) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
84 % (27/32) |
38 % (9/24) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
69 % (9/13) |
– % (0/0) |
ブレイクポイント 成功率 |
60 % (3/5) |
20 % (28/67) |
リターンポイント 成功率 |
42 % (28/67) |
48 | ポイント獲得合計 | 64 |
ローマ「BNLイタリア国際」後の大会
- 「ジュネーブ・オープン(ATP250)」:錦織圭、ワウリンカ、イズナー出場
- 「リヨン・オープン(ATP250)」:ラオニッチ、キリオス、デルポトロ出場