2018年シドニー「アピア国際シドニー(ATP250)」決勝戦は注目の若手対決!ダニール・メドベデフ(ロシア)とアレックス・デ ミノール(オーストラリア)が対戦した。
ダニール・メドベデフ(ロシア)は1996年2月11日生まれの21才。アレックス・デ ミノール(オーストラリア)は1999年2月17日生まれで18才。
両者ともに、ATPワールドツアー初の決勝進出。どちらが優勝しても、ATPワールドツアー初めてのタイトル獲得となる。
決勝戦での若手対決は、当時20才のラファエル・ナダル(スペイン)と当時19才のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が対戦した、2007年インディアンウェルズ大会まで遡る(同大会ではラファエル・ナダル(スペイン)が勝利し優勝)。
今大会、ダニール・メドベデフ(ロシア)は予選を突破し本選に出場、初戦で第6シードフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)、準々決勝でパオロ・ロレンチ(イタリア)、準決勝では第4シードファビオ・フォニーニ(イタリア)に勝利し、決勝にまで進出した。
昨年グランドスラム「ウィンブルドン」では、初戦でスタン・ワウリンカ(スイス)に勝利。グランドスラム3回の王者を初戦敗退に追い込んだ。
その後、ワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」ではグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)にもストレートで勝利を収めた。
年末には、21才以下のファイナル「NextGen ATP ファイナル」に出場し、準決勝に進出した。
自己最高の世界ランキングは48位。現在は84位に位置する。
Thanks Brisbane for a week I’ll never forget ❤️❤️ @BrisbaneTennis #bluewall #demon pic.twitter.com/JeYcHqIZb4
— alex de minaur (@alexdeminaur) 2018年1月6日
2018年開始早々、テニス界に驚きと興奮をもたらしているのがアレックス・デ ミノール(オーストラリア)の大活躍。
地元オーストラリアで「ブリスベン国際(ATP250)」にワイルドカードとして出場し、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に勝利。その後準決勝にまで進出した。
「ブリスベン国際(ATP250)」準決勝に進出したことにより、今大会シドニー「アピア国際シドニー(ATP250)」へは、SE※として予選を免除され本選に出場。
※ SE(Special Exempt):予選にエントリーしていたが、直前の大会で勝ち進んだことによりスケジュール上予選に出場できない選手には、予選を免除し本選への出場権が付与される。
初戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)、準々決勝ではフェリシアーノ・ロペス(スペイン)、準決勝でブノワ・ペール(フランス)に勝利し、決勝に進出した。
今回優勝すると、2018年デルレイビーチ優勝の錦織圭(日本、当時18才)優勝以来、タイトルを獲得した最も若い選手となる。
ダニール・メドベデフ(ロシア)とアレックス・デ ミノール(オーストラリア)は公式試合では初めての対戦。試合の行方が注目される。
シドニー「アピア国際シドニー(ATP250)」2018年決勝戦、ダニール・メドベデフ(ロシア)vs. アレックス・デ ミノール(オーストラリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
メドベデフのサーブで試合開始。メドベデフにダブルフォルト。デミノールが1ブレイクポイントを獲得する。
ラリーとなり、デミノールのショットがラインを越える。ジュースに突入。
メドベデフがフォアハンドでウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
デミノールのショットがラインを越え、メドベデフがゲームキープ。
第2ゲーム
デミノール、キープ。(スコア:メドベデフ 1-1 デ ミノール)
第3ゲーム
メドベデフ、キープ。メドベデフに2度のダブルフォルトがあり、ジュースとなる。
メドベデフがネット際に出てボレー、しかしボレーはラインを越える。デミノールがブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、メドベデフのショットがネットに阻まれる。
デミノールがブレイクに成功。(スコア:メドベデフ 1-2 デ ミノール)
第4ゲーム
デミノールのサービス。ジュースとなるが、メドベデフのショットがラインを外れ、デミノールがアドバンテージを獲得。
デミノールが強力なサーブを決め、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:メドベデフ 1-3 デ ミノール)
第5ゲーム
メドベデフのサービス。ジュースとなるが、デミノールのショットがネットに阻まれ、メドベデフがアドバンテージを獲得。
今度はメドベデフのショットがネットに阻まれ、再びジュース。
メドベデフのショットがネットに阻まれ、デミノールがブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、メドベデフのショットがラインを外れる。
デミノールがダブル・ブレイクに成功。(スコア:メドベデフ 1-4 デ ミノール)
第6ゲーム
デミノール、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:メドベデフ 1-5 デ ミノール)
第7ゲーム
メドベデフのサービス。メドベデフのミスが目立ち、デミノールが2ブレイクポイント(セットポイント)を獲得する。
メドベデフがクロスコートのウィナーを決め、1ポイントをセーブ。
メドベデフがセンターへの強力なサーブを決め、2ポイント目もセーブ。ジュースとなる。
メドベデフのショットがネットに阻まれ、デミノールが再度のブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
ラリーとなり、メドベデフのショットがラインを越える。
デミノールが3度目のブレイクに成功。(スコア:メドベデフ 1-6 デ ミノール)
第1セットをデミノールが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
デミノールのサーブで試合再開。デミノール、キープ。
第2ゲーム
メドベデフ、ラブゲームでキープ。
第3ゲーム
デミノール、キープ。
第4ゲーム
メドベデフ、ラブゲームでキープ。(スコア:メドベデフ 2-2 デ ミノール)
第5ゲーム
デミノール、ラブゲームでキープ。(スコア:メドベデフ 2-3 デ ミノール)
第6ゲーム
メドベデフ、キープ。(スコア:メドベデフ 3-3 デ ミノール)
第7ゲーム
デミノールのサービス。メドベデフが2ブレイクポイントを獲得。
デミノールのサーブに対するメドベデフのリターンがラインを越える。デミノールが1ポイントをセーブ。
続いて、デミノールのショットがラインを越える。
メドベデフがブレイクに成功。(スコア:メドベデフ 4-3 デ ミノール)
第8ゲーム
メドベデフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:メドベデフ 5-3 デ ミノール)
第9ゲーム
デミノールのサービス。メドベデフが1ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
デミノールがオン・ザ・ラインへのウィナーを決めセーブ、ジュースとなる。
続いてネットプレーとなり、メドベデフのドロップショットをデミノールがロブでリターン、メドベデフは戻るも追いつかず。デミノールがアドバンテージを獲得する。
ラリーとなり、メドベデフのショットがラインを越える。
デミノールがサービスゲームをキープ。(スコア:メドベデフ 5-4 デ ミノール)
第10ゲーム
メドベデフのサービスfor the セット。最初のポイントはメドベデフのダブルフォルトでデミノールが獲得。
メドベデフが1セットポイントを迎える。
メドベデフ、センターへの強力なサーブを決め、ゲームキープ。(スコア:メドベデフ 6-4 デ ミノール)
第2セットはメドベデフが獲得、試合は最終第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
デミノールのサーブで試合再開。メドベデフが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、デミノールのショットがラインを外れる。
メドベデフが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:メドベデフ 1-0 デ ミノール)
第2ゲーム
メドベデフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:メドベデフ 2-0 デ ミノール)
第3ゲーム
デミノールのサービス。メドベデフが2ブレイクポイントを獲得。
メドベデフがベースライン前に出たデミノールを越えるウィナーを決める。
メドベデフがダブル・ブレイクに成功。(スコア:メドベデフ 3-0 デ ミノール)
第4ゲーム
メドベデフ、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。
メドベデフはゲームポイントでエースを決める。(スコア:メドベデフ 4-0 デ ミノール)
第5ゲーム
デミノール、キープ。(スコア:メドベデフ 4-1 デ ミノール)
第6ゲーム
メドベデフのサービス。メドベデフにダブルフォルト。デミノールが1ブレイクポイントを獲得。
続いて、メドベデフのクロスコート・ショットがラインを越える。
デミノールが1回目のブレイクバックに成功。(スコア:メドベデフ 4-2 デ ミノール)
第7ゲーム
デミノール、キープ。(スコア:メドベデフ 4-3 デ ミノール)
第8ゲーム
メドベデフ、ラブゲームでキープ。(スコア:メドベデフ 5-3 デ ミノール)
第9ゲーム
デミノールのサービス。メドベデフが1ブレイクポイント(チャンピオンシップポイント)を獲得。
デミノールがネット際に出てボレーを決めセーブ、ジュースに持ち込む。
デミノールが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
メドベデフがバックハンドでウィナーを決め、再びジュース。
ラリーとなり、メドベデフのショットがラインを越える。デミノールがアドバンテージを獲得。
デミノールのショットがラインを越え、ゲーム3度目のジュース。
続いてもラリーとなり、メドベデフのショットがラインを越える。メドベデフはチャレンジするが、判定はOUT。チャレンジ失敗。
デミノールがウィナーを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:メドベデフ 5-4 デ ミノール)
第10ゲーム
メドベデフのサービス for the チャンピオンシップ。デミノールが3ブレイクポイントを獲得。会場は大歓声に包まれる。
ラリーとなり、デミノールのショットがラインを越え、メドベデフが1ポイントをセーブ。
続いて、メドベデフのショットがラインを越える。
デミノールがブレイクバックに成功。(スコア:メドベデフ 5-5 デ ミノール)
第11ゲーム
デミノールのサービス。メドベデフが3ブレイクポイントを獲得。
メドベデフのショットがラインを越え、デミノールが1ポイントをセーブ。
続いてもメドベデフのショットがラインを越え、デミノールが2ポイント目もセーブ。
またもやメドベデフのフォアファンド・ショットがラインを越え、デミノールが3ポイント目をセーブ、ジュースに突入。
メドベデフがボレーを決め、再度のブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、デミノールのショットがネットに阻まれる。
メドベデフがブレイクに成功。(スコア:メドベデフ 6-5 デ ミノール)
第12ゲーム
メドベデフのサービス for the チャンピオンシップ。メドベデフが3チャンピオンシップポイントを迎える。
ラリーとなり、デミノールのショットがネットに阻まれる。
メドベデフ、キープ。(スコア:メドベデフ 7-5 デ ミノール)
第3セットはメドベデフが獲得、試合に勝利(1-6 6-4 7-5)。2時間12分で試合終了。
ダニール・メドベデフ(ロシア)がシドニー「アピア国際シドニー(ATP250)」2018年優勝!ツアー初優勝を果たした。
なお、両者ともに次の大会、グランドスラム「全豪オープン」本選への出場を決めている。引き続きの活躍が期待される。
Summary
メドベデフ | 1-6 6-4 7-5 | デ ミノール |
4本 | エース | 1本 |
25 | ウィナー | 15 |
6 | ダブルフォルト | 0 |
50 | Unforced エラー | 34 |
60 % (52/86) |
第1サーブ 率 | 70 % (64/91) |
67 % (35/52) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
61 % (39/64) |
56 % (19/34) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
52 % (14/27) |
40 % (4/10) |
ブレイクポイント 成功率 |
56 % (5/9) |
42 % (38/91) |
リターンポイント 成功率 |
37 % (32/86) |
92 | ポイント獲得合計 | 85 |
同時期開催の他の大会
- オークランド「ASBクラシック(ATP250)」:杉田、ソック、デルポトロ、クエリー他出場