2017年7月10日、グランドスラム「ウィンブルドン」では第4回戦(ベスト16)の試合が開催され、2017年グランドスラム「全仏オープン」王者、ラファエル・ナダル(スペイン)は、絶好調のジル・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦した。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、「ウィンブルドン」に過去2回の優勝を誇る。
ただし、2011年の準優勝以降、思うような成績を残せていない。怪我にも悩まされ、昨年は欠場も余儀なくされた。
しかし、怪我からの復帰となった2017年、グランドスラム「全豪オープン」で準優勝、そしてクレーコートシーズン(前半)で「モンテカルロRolexマスターズ(ATP1000)」優勝、「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」優勝、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」優勝、そしてグランドスラム「全仏オープン」で見事10回目の優勝を果たした。
完全復活を遂げたラファエル・ナダル(スペイン)。今回「ウィンブルドン」でも、2010年以来のタイトル獲得を目指す。
そして、ラファエル・ナダル(スペイン)は優勝すれば、再び世界No. 1 の座を手にする。
※ 世界ランキング1位アンディ・マレー(イギリス)と同2位ラファエル・ナダル(スペイン)のポイントは僅差。「ウィンブルドン」での互いの結果が、順位を左右することとなる。
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ジル・ミュラー(ルクセンブルグ)は、2017年ブレイクを果たした選手といえる。
現在34才であるが、2017年までツアーでの優勝経験はなかった。
しかし、2017年、シドニー「アピア国際シドニー(ATP250)」で初優勝を獲得。その後も順調に成績を伸ばし、世界ランキング26位まで昇りつめた。
グラス(芝)コートでも、6月開催のスヘルトーヘンボス「リコー・オープン(ATP250)」で見事優勝。キャリア2度目のタイトルを獲得した。
スヘルトーヘンボス「リコー・オープン(ATP250)」準々決勝ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)に、決勝戦ではイボ・カルロビッチ(クロアチア)に勝利している。
比較的、グラス(芝)コートを得意とし、大会前成績では全サーフェスのうち芝での成績が最も高い。
ラファエル・ナダル(スペイン)とジル・ミュラー(ルクセンブルグ)は、過去に5回対戦しており、ラファエル・ナダル(スペイン)の4勝1敗(勝率80 %)。
ラファエル・ナダル(スペイン)が唯一敗戦を喫したのが、2005年の「ウィンブルドン」第2回戦での対戦であった。
同年「全仏オープン」で初優勝を果たしたラファエル・ナダル(スペイン)を、ジル・ミュラー(ルクセンブルグ)が敗退に追い込んだ。
直近では、昨年インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」で対戦、ラファエル・ナダル(スペイン)がフルセットの末に勝利している。
注目の選手同士の対決となった、2017年グランドスラム「ウィンブルドン」第4回戦(ベスト16)。両者最高のプレーに期待したい。
ラファエル・ナダル(スペイン)vs. ジル・ミュラー(ルクセンブルグ)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ミュラーのサーブで試合開始。ミュラー、キープ。
第2ゲーム
ナダル、キープ。
第3ゲーム
ミュラー、ラブゲームでキープ。
第4ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 2-2 ミュラー)
第5ゲーム
ミュラーのサービス。ナダルがブレイクポイントを獲得。
ミュラーがサービス・ウィナーでセーブしジュースとなる。
ミュラーがバックハンドのウィナーを決め、続いてエースを決める。
ミュラー、サービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 2-3 ミュラー)
第6ゲーム
ナダルのサービス。ミュラーがブレイクポイントを獲得。
続いてのミュラーのショットはネットへ、ジュースに突入。
ネット際に出たミュラーがボレーを決め、再度のブレイクポイントを獲得。
ナダルのショットはネットに阻まれ、ミュラーがブレイクに成功。(スコア:ナダル 2-4 ミュラー)
第7ゲーム
ミュラー、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 2-5 ミュラー)
第8ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 3-5 ミュラー)
第9ゲーム
ミュラーのサービス for the セット。ミュラー、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 3-6 ミュラー)
第1セットをミュラーが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ナダルのサーブで試合再開。ナダル、ラブゲームでキープ。
第2ゲーム
ミュラー、キープ。
第3ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。
第4ゲーム
ミュラー、キープ。(スコア:ナダル 2-2 ミュラー)
第5ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 3-2 ミュラー)
第6ゲーム
ミュラー、キープ。(スコア:ナダル 3-3 ミュラー)
第7ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 4-3 ミュラー)
第8ゲーム
ミュラーのサービス。両者ともにスーパープレーを披露し、ポイントはナダルが獲得。その直後、ミュラーにダブルフォルト。
ナダルが2ブレイクポイントを獲得。
ミュラーがエースで1ポイントをセーブ。続いてもミュラーがフォアファンドでコート隅へのショットを決め、ジュースに持ち込む。
ミュラーがサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 4-4 ミュラー)
第9ゲーム
ナダルのサービス。ミュラーがブレイクポイントを獲得。
続いてのラリー、ナダルはドロップショットに失敗。ミュラーがブレイクに成功。(スコア:ナダル 4-5 ミュラー)
第10ゲーム
ミュラーのサービス for the セット。ミュラー、キープ。(スコア:ナダル 4-6 ミュラー)
第2セットもミュラーが獲得、試合は第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
ナダルのサーブ、エースで試合再開。ナダル、ラブゲームでキープ。
第2ゲーム
ミュラー、キープ。(スコア:ナダル 1-1 ミュラー)
第3ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 2-1 ミュラー)
第4ゲーム
ミュラーのサービス。ナダルが2ブレイクポイントを獲得。
ナダルがフォアファンドのクロスコート・ウィナーを決め、ブレイクに成功。(スコア:ナダル 3-1 ミュラー)
第5ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 4-1 ミュラー)
第6ゲーム
ミュラーのサービス。ナダルがブレイクポイントを獲得。
ミュラーがウィナーを決めセーブ、ジュースとなる。
ミュラーがセンターへのエースでアドバンテージを獲得。
ミュラー、続いてもエースを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 4-2 ミュラー)
第7ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 5-2 ミュラー)
第8ゲーム
ミュラーのサービス。ジュースの末、ミュラーがゲームキープ。(スコア:ナダル 5-3 ミュラー)
第9ゲーム
ナダルのサービス for the セット。ナダル、キープ。(スコア:ナダル 6-3 ミュラー)
第3セットはナダルが獲得、試合は第4セットへ。
Set 4
第1ゲーム
ミュラーのサーブで試合再開。ミュラー、キープ。
第2ゲーム
ナダル、キープ。
第3ゲーム
ミュラーのサービス。ナダルが2ブレイクポイントを獲得。
ミュラーのドロップショット、ナダルのリターンはネットに阻まれる。
続いてもネット際に出たミュラー、ナダルのリターンはラインを越え、ジュースとなる。
ミュラーがアドバンテージを獲得するも、直後にナダルがクロスコート・ショットを決め、再びジュース。
ミュラーエースでアドバンテージを獲得。続いてのミュラーのボレーはラインを越え、3度目のジュースとなる。
ミュラーがフォアハンドのボレー、続いてドロップショットを決め、サービスゲームをキープ。
第4ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 2-2 ミュラー)
第5ゲーム
ミュラーのサービス。ミュラーにダブルフォルト。ナダルが3ブレイクポイントを獲得。
続いて、ナダルのショットはネットに阻まれる。ミュラーがボレーを決め、直後にはフォアファンド・ウィナーを決め、ジュースに持ち込む。
ミュラーのダブルフォルトで、ナダルが再度アドバンテージを獲得。
ミュラーのショットはエラーとなりネットに阻まれる。ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 3-2 ミュラー)
第6ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 4-2 ミュラー)
第7ゲーム
ミュラー、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 4-3 ミュラー)
第8ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 5-3 ミュラー)
第9ゲーム
ミュラー、キープ。(スコア:ナダル 5-4 ミュラー)
第10ゲーム
ナダルのサービス for the セット。ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 6-4 ミュラー)
第4セットはナダルが獲得、試合は最終第5セットに突入。