2017年10月23日(日本時間10月24日)、バーゼル「スイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」では第1回戦の試合が開催され、杉田祐一(日本)とデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦した。
杉田祐一(日本)は2017年「アンタルヤ・オープン(ATP250)」で優勝。その後も活躍を見せ、先に行われた「ストックホルム・オープン(ATP250)」においても後の優勝者、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を苛立たせる巧妙な試合を展開した。
杉田祐一(日本)のバーゼル「スイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」初戦対戦相手となったのは、18才 デニス・シャポバロフ(カナダ)。
デニス・シャポバロフ(カナダ)は、2017年6月のロンドン クイーンズ・クラブ「AEGON選手権(ATP500)」において予選通過者として出場、観客を魅了するプレーに世界から注目を浴びた。その後、8月モントリオール「ロジャーズ・カップ(ATP1000)」ではラファエル・ナダル(スペイン)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に勝利。
9月グランドスラム「全米オープン」でも予選からの出場で、第4回戦ベスト16 にまで進出した。
期待の若手選手である。
注目の両者初対戦、バーゼル「スイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」2017年第1回戦、杉田祐一(日本)vs. デニス・シャポバロフ(カナダ)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
シャポバロフのサーブで試合開始。シャポバロフ、キープ。
第2ゲーム
杉田のサービス。ジュースとなるが、杉田がエースでアドバンテージを獲得。
杉田のサーブに対するシャポバロフのリターンはラインを越える。
杉田がサービスゲームをキープ。
第3ゲーム
シャポバロフのサービス。ジュースとなり、杉田がブレイクポイントを獲得。
シャポバロフのフォアハンド、クロスコート・ショットがラインを越える。
杉田がブレイクに成功。(スコア:杉田 2-1 シャポバロフ)
第4ゲーム
杉田、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 3-1 シャポバロフ)
第5ゲーム
シャポバロフ、ラブゲームでキープ。(スコア:杉田 3-2 シャポバロフ)
シャポバロフ、ゲームポイントで「カモン!」と叫ぶ。
第6ゲーム
杉田、ラブゲームでキープ。(スコア:杉田 4-2 シャポバロフ)
第7ゲーム
シャポバロフのサービス。杉田が1ブレイクポイントを獲得。
シャポバロフがネット際に出てボレーを決めセーブ、ジュースに持ち込む。
シャポバロフ、続いてもボレーを決め、アドバンテージを獲得する。
シャポバロフが強力なサーブを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:杉田 4-3 シャポバロフ)
第8ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 5-3 シャポバロフ)
第9ゲーム
シャポバロフ、キープ。(スコア:杉田 5-4 シャポバロフ)
第10ゲーム
杉田のサービス for the セット。杉田、3セットポイントを迎える。
ラリーとなり、杉田のフォアハンド・ショットがラインを越える。シャポバロフが1ポイントをセーブ。
杉田、続いてはウィナーを決め、サービスゲームキープ。(スコア:杉田 6-4 シャポバロフ)
第1セットは杉田が獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
シャポバロフのサーブで試合再開。シャポバロフ、ラブゲームでキープ。
シャポバロフはゲームポイントを含め2連続でエースを決める。(スコア:杉田 0-1 シャポバロフ)
第2ゲーム
杉田のサービス。シャポバロフが2ブレイクポイントを獲得。
杉田がボレーを決め、1ポイントをセーブ。
続いて、シャポバロフがフォアファンドでウィナーを決める。
シャポバロフが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:杉田 0-2 シャポバロフ)
第3ゲーム
シャポバロフ、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:杉田 0-3 シャポバロフ)
第4ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 1-3 シャポバロフ)
第5ゲーム
シャポバロフ、2連続でエースを決め、ゲームキープ。(スコア:杉田 1-4 シャポバロフ)
第6ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 2-4 シャポバロフ)
第7ゲーム
シャポバロフ、キープ。(スコア:杉田 2-5 シャポバロフ)
第8ゲーム
杉田のサービス。シャポバロフが3ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
杉田がエースを決め1ポイントをセーブ。
続いてラリーとなり、杉田のショットがネットに阻まれる。
シャポバロフがダブル・ブレイクに成功。(スコア:杉田 2-6 シャポバロフ)
第2セットはシャポバロフが獲得、試合は最終第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
シャポバロフのサーブで試合再開。シャポバロフ、キープ。
第2ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 1-1 シャポバロフ)
第3ゲーム
シャポバロフのサービス。シャポバロフにダブルフォルト。杉田が2ブレイクポイントを獲得。
シャポバロフがフォアハンド・ウィナーを決め、1ポイントをセーブ。
ラリーとなり、杉田のショットがネットに阻まれる。ジュースに突入。
続いてはシャポバロフのショットがネットに阻まれ、杉田が再度のブレイクポイントを獲得。
シャポバロフが時速205 km のセンターへのエースを決めセーブ、再びジュース。
続いてのラリーはシャポバロフに軍配、アドバンテージを獲得する。
再びラリーとなり、杉田のショットがラインを越える。
シャポバロフがサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 1-2 シャポバロフ)
第4ゲーム
杉田のサービス。シャポバロフが2ブレイクポイントを獲得。
続いて、シャポバロフはネット際に出た杉田を越えるショットでウィナーを決める。
シャポバロフがブレイクに成功。(スコア:杉田 1-3 シャポバロフ)
第5ゲーム
シャポバロフ、最初のポイントをエースで獲得。
シャポバロフがブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 1-4 シャポバロフ)
第6ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 2-4 シャポバロフ)
第7ゲーム
シャポバロフのサービス。杉田が2ブレイクポイントを獲得。杉田、ガッツポーズを見せる。
ラリーとなり、シャポバロフのショットがネットに阻まれる。
杉田がブレイクバックに成功。(スコア:杉田 3-4 シャポバロフ)
第8ゲーム
杉田のサービス。ジュースとなり、杉田がエースでアドバンテージを獲得。
杉田のショットがネットに阻まれ、再びジュース。
杉田が強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。杉田のサーブに対しシャポバロフはチャレンジするが、判定はIN。チャレンジ失敗。
続いて、ラリーとなり、シャポバロフのバックハンドのボレーに対する杉田のリターンがラインを越える。3度目のジュースに突入。
杉田がコーナーへの強力なサーブ、シャポバロフのリターンはネットを越えず、杉田がアドバンテージを獲得する。
杉田、続いてはセンターへの強力なサーブを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:杉田 4-4 シャポバロフ)
第9ゲーム
シャポバロフ、ラブゲームでキープ。(スコア:杉田 4-5 シャポバロフ)
第10ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 5-5 シャポバロフ)
第11ゲーム
シャポバロフ、キープ。(スコア:杉田 5-6 シャポバロフ)
第12ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 6-6 シャポバロフ)
第3セットは両者譲らず、タイブレイクに突入。
タイブレイク
杉田 – シャポバロフ 太字:ミニブレイク
1-0, 1-1 2-1, 2-2 2-3, 2-4 3-4, 3-5 3-6, 3-7
最後のポイントは、杉田のダブルフォルトでシャポバロフが獲得した。
タイブレイクをシャポバロフが制し第3セットを獲得、試合に勝利(シャポバロフ – 杉田:4-6 6-2 7-63)。1時間59分で試合終了。
デニス・シャポバロフ(カナダ)が、バーゼル「スイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」2017年第2回戦ベスト16 進出を決めた。
第2回戦では、アドリアン・マナリノ(フランス)またはルベン・ビーママンス(ベルギー)と対戦する。
なお、デニス・シャポバロフ(カナダ)は、第2回戦ベスト16 進出により、シーズン末に開催されるNextGen ATPファイナルへの出場権を獲得した。
杉田祐一(日本)は、第1回戦敗退となった。
同時期に開催の他の大会
- ウィーン「エルステ・バンク・オープン500(ATP500)」:Aズベレフ、ティーム、Cブスタ他出場
Summary
杉田 | 6-4 2-6 63-7 | シャポバロフ |
6本 | エース | 13本 |
3 | ダブルフォルト | 3 |
60 % (56/93) |
第1サーブ 率 | 57 % (51/89) |
70 % (39/56) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
76 % (39/51) |
51 % (19/37) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
63 % (24/38) |
33 % (2/6) |
ブレイクポイント 成功率 |
60 % (3/5) |
29 % (26/89) |
リターンポイント 成功率 |
38 % (35/93) |
84 | ポイント獲得合計 | 98 |