2017年10月4日、北京「チャイナ・オープン(ATP500)」ではベスト16 の試合が開催され、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が対戦した。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、2017年早々に「ブリスベン国際(ATP250)」で優勝、グランドスラム「全豪オープン」では準決勝に進出、そしてワールドツアー・マスターズ1000 の大会であるシンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」で優勝を果たすなど活躍を見せ、現在世界ランキングでも自己ベストの世界8位に到達。更なる飛躍が期待されている。
ATPランキング「レース」においても、現在6位に位置しており、自身初のATPワールドツアー・ファイナルへの出場が視野に入る。シーズン終盤に向け、今大会でのパフォーマンスが注目される。
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、北京「チャイナ・オープン(ATP500)」に急遽参戦を発表し、ワイルドカードとしての出場。
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、2017年グランドスラム「全米オープン」にて準決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)に敗退を喫したものの、準々決勝では自身の魅力である強力なフォアファンドを多分に披露、2017年最高ともいえるプレーを展開し、ロジャー・フェデラー(スイス)から勝利を勝ち取った。
今大会は初めての出場となるが、第1回戦ではパブロ・クエバス(ウルグアイ)と対戦しストレートで勝利しベスト16 へと進出した。
試合後のインタビューでは、「(自宅から北京に着いたばかりで)フレッシュな気持ち」とし、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)との対戦について、「決勝戦のようだ。全力を尽くしたい。」と意気込みを語っている。
両者の過去の対戦成績は、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)の5勝1敗(勝率83 %)。
直近の対戦でもある今年8月のシンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」ベスト16 にて、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に初めて勝利した。
その後、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は大会優勝を果たした。
スター同志の早速の対戦、両者最高のプレーに期待したい。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)vs. フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、北京「チャイナ・オープン(ATP500)」2017年ベスト16 の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ディミトロフのサーブで試合開始。デルポトロが1ブレイクポイントを獲得。
デルポトロのショットがネットに阻まれ、ジュースとなる。
続いてはディミトロフのショットがネットに阻まれ、デルポトロが再度のブレイクポイントを獲得。
ディミトロフのフォアファンド・クロスに対するデルポトロのリターンはラインを越える。再びジュース。
ラリーとなり、ディミトロフのショットがネットへ。デルポトロが3度目のブレイクポイントを獲得する。
ディミトロフのダブルフォルトで、デルポトロが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 0-1 デル ポトロ)
第2ゲーム
デルポトロ、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:ディミトロフ 0-2 デル ポトロ)
第3ゲーム
ディミトロフのサービス。デルポトロが1ブレイクポイントを獲得。
デルポトロのフォアファンド、クロスコート・ショットがラインを越え、ジュースとなる。
ディミトロフが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ディミトロフがフォアハンド・ウィナーを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:ディミトロフ 1-2 デル ポトロ)
第4ゲーム
デルポトロ、キープ。(スコア:ディミトロフ 1-3 デル ポトロ)
第5ゲーム
ディミトロフ、キープ。(スコア:ディミトロフ 2-3 デル ポトロ)
第6ゲーム
デルポトロのサービス。ディミトロフが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、デルポトロのフォアファンド・ショットがラインを越える。
ディミトロフがブレイクバックに成功。(スコア:ディミトロフ 3-3 デル ポトロ)
第7ゲーム
ディミトロフ、キープ。(スコア:ディミトロフ 4-3 デル ポトロ)
第8ゲーム
デルポトロ、キープ。(スコア:ディミトロフ 4-4 デル ポトロ)
第9ゲーム
ディミトロフ、ラブゲームでキープ。(スコア:ディミトロフ 5-4 デル ポトロ)
第10ゲーム
デルポトロ、キープ。(スコア:ディミトロフ 5-5 デル ポトロ)
第11ゲーム
ディミトロフのサービス。ジュースの末、ディミトロフがゲームキープ。(スコア:ディミトロフ 6-5 デル ポトロ)
第12ゲーム
デルポトロ、キープ。(スコア:ディミトロフ 6-6 デル ポトロ)
第1セットは両者譲らず、試合はタイブレイクに突入。
タイブレイク
ディミトロフ – デルポトロ 太字:ミニブレイク
0-1, 0-2 1-2, 1-3 2-3, 3-3 3-4, 4-4 5-4, 5-5 5-6, 6-6 7-6, 8-6
最後のポイントはデルポトロのダブルフォルトで、ディミトロフが獲得した。
タイブレイクをディミトロフが制し第1セットを獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
デルポトロのサーブで試合再開。デルポトロ、キープ。
第2ゲーム
ディミトロフ、キープ。ディミトロフが3ゲームポイントを迎えるが、直後に2連続でダブルフォルト。
しかし、続いては強力なサーブを決め、ゲームキープ。
第3ゲーム
デルポトロのサービス。ジュースとなるが、デルポトロが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
続いてのラリーではデルポトロのショットがラインを越える。2度目のジュース。
デルポトロが再度強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ラリーとなり、ディミトロフのショットがネットに阻まれる。
デルポトロがサービスゲームをキープ。
第4ゲーム
ディミトロフ、キープ。(スコア:ディミトロフ 2-2 デル ポトロ)
第5ゲーム
デルポトロ、キープ。(スコア:ディミトロフ 2-3 デル ポトロ)
第6ゲーム
ディミトロフのサービス。デルポトロが2ブレイクポイントを獲得。
ディミトロフが強力なサーブを決め、1ポイントをセーブ。
ディミトロフのフォアハンド・ショットに対するデルポトロのリターンはネットへ。ジュースとなる。
デルポトロがバックハンドでダウン・ザ・ラインを決め、再度のブレイクポイントを獲得。
デルポトロの強力なフォアハンド・ショット、ディミトロフはダウン・ザ・ラインを狙うがラインを外れる。
デルポトロがブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 2-4 デル ポトロ)
第7ゲーム
デルポトロ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ディミトロフ 2-5 デル ポトロ)
第8ゲーム
ディミトロフのサービス。ジュースとなり、ディミトロフが強力なサーブでアドバンテージを獲得。
ラリーとなり、デルポトロがフォアハンド・ウィナーを決める。再びジュース。
ディミトロフがフォアハンド・ウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
デルポトロのショットがラインを越え、ディミトロフがゲームキープ。(スコア:ディミトロフ 3-5 デル ポトロ)
第9ゲーム
デルポトロのサービス for the セット。ディミトロフが2ブレイクポイントを獲得。
デルポトロ、時速 203 km のセンターへのエースを決め、1ポイントをセーブ。
続いてはラリーとなり、デルポトロのフォアファンド・ショットがラインを越える。
ディミトロフがブレイクバックに成功。(スコア:ディミトロフ 4-5 デル ポトロ)
第10ゲーム
ディミトロフ、キープ。(スコア:ディミトロフ 5-5 デル ポトロ)
第11ゲーム
デルポトロのサービス。ディミトロフが3ブレイクポイントを獲得。
サーブ直後、ネット際に出たデルポトロのショットがラインを越える。
ディミトロフがブレイクに成功。(スコア:ディミトロフ 6-5 デル ポトロ)
第12ゲーム
ディミトロフのサービス for the マッチ。ディミトロフが3マッチポイントを迎える。
ディミトロフ、第2サーブとなるが、ディミトロフのボディへのサーブに対するデルポトロのリターンはネットへ。
ディミトロフがゲームキープ。(スコア:ディミトロフ 7-5 デル ポトロ)
第2セットもディミトロフが獲得し、ストレートで試合に勝利(7-66 7-5)。2時間0分で試合終了。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が北京「チャイナ・オープン(ATP500)」2017年準々決勝進出を決めた。
準々決勝では、大会第5シード ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、ベスト16(第2回戦)で敗退となった。
同時期に開催の大会
- 「ジャパン・オープン(ATP500)」:チリッチ、杉田、ティーム他出場
Summary
ディミトロフ | 7-66 7-5 | デル ポトロ |
4本 | エース | 6本 |
15 | ウィナー | 19 |
4 | ダブルフォルト | 4 |
27 | Unforced エラー | 37 |
66 % | 第1サーブ 率 | 55 % |
74 % | 第1サーブ ポイント 獲得率 |
73 % |
47 % | 第2サーブ ポイント 獲得率 |
47 % |
75 % (3/4) |
ブレイクポイント 成功率 |
29 % (2/7) |
85 | ポイント獲得合計 | 77 |