2017年6月25日、ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」では遂に決勝戦が開催され、ロジャー・フェデラー(スイス)とアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が対戦した。
35才のテニス王 ロジャー・フェデラー(スイス)と若干20才のNextGen スター アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、注目の対戦である。
両者は、昨年ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン」準決勝でも対戦。
この時は、フルセット、2時間超にわたる接戦の末、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がロジャー・フェデラー(スイス)に勝利。
地元ドイツ、当時10代の若者の活躍に世界中が驚いた。
決勝戦では、フロリアン・マイヤー(ドイツ)に敗れ、準優勝に終わっている。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)はその後、2016年9月にATPワールドツアーで初優勝。
2017年はローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」、モンペリエ「南フランス・オープン(ATP250)」、ミュンヘン「BMWオープン(ATP250)」で優勝。世界ランキングの自己ベストを10位にまで上げ、飛躍的な成長を見せている。
ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」決勝戦では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)にも勝利した。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は今回、兄ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)と共にハレ「ゲリー・ウェバー・オープン」男子ダブルスでも決勝に進出。
ロジャー・フェデラー(スイス)とのシングルス決勝戦終了後、ダブルス決勝戦を控える。
ロジャー・フェデラー(スイス)は、ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン」の大会最多優勝記録(8回)を保持する。
ロジャー・フェデラー(スイス)のグランドスラム初優勝は、2003年「ウィンブルドン」。同年、「ウィンブルドン」直前にはハレ「ゲリー・ウェバー・オープン」で優勝を果たしている。
その後も2003年~2007年、4年連続で「ウィンブルドン」とハレ「ゲリー・ウェバー・オープン」の同時優勝。
ロジャー・フェデラー(スイス)にとって思い入れ深い大会である。
ロジャー・フェデラー(スイス)とアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、前述の昨年ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン」の他に、2016年ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」でも対戦。
初対戦となったこの試合では、ロジャー・フェデラー(スイス)がストレートで勝利している。今回が、3度目の対戦となる。
ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」2017年決勝戦、両者最高のプレーに期待したい。
ロジャー・フェデラー(スイス)vs. アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ズベレフのサーブで試合開始。フェデラーが3ブレイクポイントを獲得。
フェデラー、試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:フェデラー 1-0 A. ズベレフ)
第2ゲーム
フェデラー、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 2-0 A. ズベレフ)
第3ゲーム
ズベレフのサービス。フェデラーがブレイクポイントを獲得。
ズベレフがエースでセーブ。ジュースとなる。
ズベレフがアドバンテージを獲得するが、続いてのラリー、ズベレフのショットはラインを越え、再びジュース。
フェデラーのドロップショットはズベレフが返し、続いてフェデラーがロブ、ズベレフが後ろを向きながら股抜きでリターン、フェデラーがボレーを決め、フェデラーが再度のブレイクポイントを獲得。
続くズベレフのショットはラインを越え、フェデラーがダブル・ブレイクに成功。(スコア:フェデラー 3-0 A. ズベレフ)
第4ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 4-0 A. ズベレフ)
第5ゲーム
ズベレフ、キープ。(スコア:フェデラー 4-1 A. ズベレフ)
第6ゲーム
フェデラー、キープ。(スコア:フェデラー 5-1 A. ズベレフ)
第7ゲーム
ズベレフのサービス。フェデラーが3ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
ズベレフが強力なサーブで2ポイントをセーブ。続いて、ズベレフのショットはラインを越え、フェデラーが再度のブレイクに成功。(スコア:フェデラー 6-1 A. ズベレフ)
第1セットをフェデラーが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
フェデラーのサーブで試合再開。ズベレフがブレイクポイントを獲得。
フェデラーがセーブ、ジュースとなる。フェデラーがサービスゲームをキープ。
第2ゲーム
ズベレフ、キープ。
第3ゲーム
フェデラー、キープ。フェデラーのゲームポイント、フェデラーのドロップショットを追うズベレフが転倒し、足を痛める。
休憩中、ズベレフは足の治療を受ける。
第4ゲーム
ズベレフのサービス。フェデラーがボレーを決めブレイクポイントを獲得。
ズベレフがセーブしジュースとなる。ズベレフ、キープ。(スコア:フェデラー 2-2 A. ズベレフ)
第5ゲーム
フェデラー、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 3-2 A. ズベレフ)
第6ゲーム
ズベレフのサービス。フェデラーが2ブレイクポイントを獲得。
ズベレフのサーブはフォルトの判定も、ズベレフがチャレンジ。判定はINに訂正される。
続いてのラリー、フェデラーのドロップショットでネット際に出たズベレフに対し、フェデラーがウィナーを決める。
フェデラーがブレイクに成功。(スコア:フェデラー 4-2 A. ズベレフ)
第7ゲーム
フェデラー、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 5-2 A. ズベレフ)
第8ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:フェデラー 5-3 A. ズベレフ)
第9ゲーム
フェデラーのサービス for the チャンピオンシップ。フェデラー、バックハンドでボレーを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:フェデラー 6-3 A. ズベレフ)
第2セットもフェデラーが獲得、ストレートで試合に勝利(6-1 6-3)。わずか53 分で試合終了。
ロジャー・フェデラー(スイス)がハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」2017年に優勝!
大会9回目の優勝を果たし、自身の持つ大会最多優勝記録を更新した。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は2年連続の準優勝となった。
Summary
フェデラー | 6-1 6-3 | A. ズベレフ |
4本 | エース | 5本 |
22 | ウィナー | 12 |
0 | ダブルフォルト | 0 |
8 | Unforced エラー | 12 |
67 % (28/42) |
第1サーブ 率 | 73 % (36/49) |
93 % (26/28) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
53 % (19/36) |
50 % (7/14) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
38 % (5/13) |
50 % (4/8) |
ブレイクポイント 成功率 |
0 % (0/1) |
51 % (25/49) |
リターンポイント 成功率 |
21 % (9/42) |
58 | ポイント獲得合計 | 33 |