ATP世界ランキング 2018年履歴(続き)
2018年8月27日
2018年8月19日~25日は、「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」が開催された。
「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」優勝を果たしたのは、ダニール・メドベデフ(ロシア)!
22才、1月シドニー「アピア国際シドニー(ATP250)」優勝に続き、キャリア2回目のタイトル獲得を果たした。
ダニール・メドベデフ(ロシア)は、優勝により、世界ランキング57位から世界36位に大幅なランクアップを達成。自己ベストを更新した。
「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」準優勝は、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)。
スティーブ・ジョンソン(アメリカ)は、準決勝で大会第2シードパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)にストレート勝ち。
ランキングは、世界34位から世界31位に上昇した。
パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は、世界12位をキープした。
そして、「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」では、ダニエル太郎(日本)が準決勝に進出した。
ダニエル太郎(日本)は、第2回戦で地元スターサム・クエリー(アメリカ)にも勝利を果たし、躍進。
ダニエル太郎(日本)のランキングは、世界76位から世界64位にランクアップ。前週に引き続き、自己ベストを更新した。
杉田祐一(日本)は、「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」に出場するも、第1回戦でレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)に敗退。
ランキングは、世界93位から世界91位へと順位を戻した。
また、昨年「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」優勝のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、2018年は欠場。昨年優勝のポイントを失い、世界19位から世界22位へとランクを下げた。
これにより、錦織圭(日本)が世界21位から世界19位に順位を戻している。
2018年8月27日付世界ランキングは、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)。
2018年8月20日
2018年8月12日~19日は、前週に引き続き、ATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会、シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」が開催された。
シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」決勝戦は、Big 4 対決、ロジャー・フェデラー(スイス)対ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の対戦となった。
決勝戦、両者46回目の対戦を制したのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)!
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はシンシナティでは、過去準優勝が5回。念願の優勝を手にした。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」優勝により、現行のATPワールドツアー・マスターズ1000 全ての大会でのタイトルを獲得(キャリア・ゴールデンマスターズを達成)した。
キャリア・ゴールデンマスターズの達成は、男子テニス史上初!ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、前代未聞の快挙を成し遂げた。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の世界ランキングは、世界10位から世界6位へとランクアップ。引き続きの活躍が注目される。
大会準優勝となったロジャー・フェデラー(スイス)は、世界ランキング2位をキープした。
シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」で準決勝に進出したマリン・チリッチ(クロアチア)は、世界7位をキープ。
同じく準決勝進出のダビド・ゴファン(ベルギー)は、世界11位から世界10位へと上昇。トップ10 に返り咲いた。
ダビド・ゴファン(ベルギー)は、準々決勝でフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に勝利、第3回戦(ベスト16)ではケビン・アンダーソン(南アフリカ)にも勝利を果たしたが、準決勝のロジャー・フェデラー(スイス)戦では、右肩の怪我により試合途中での棄権を余儀なくされた。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、大会準々決勝に進出し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。熱戦を繰り広げるも、フルセットの接戦の末敗退となった。
スタン・ワウリンカ(スイス)は、大会にワイルドカードとして出場。前週のトロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」に続き、好調なプレーを披露。準々決勝に進出した。
準々決勝では、ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。第1セットを獲得しリードするも、フルセットとなり敗戦を喫した。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、世界ランキング29位から世界25位に上昇。
スタン・ワウリンカ(スイス)は、世界151位から世界101位へと順位を戻した。
怪我からの復活を目指す両者。今後更なる活躍が期待される。
錦織圭(日本)は、第2回戦でスタン・ワウリンカ(スイス)に敗退。世界23位から世界21位となった。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、初戦の第2回戦でまさかの敗戦を喫したが、ランキングは世界4位を維持した。
また、昨年優勝のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、第3回戦(ベスト16)でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退。世界5位から世界8位へと順位を落とした。
世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は変更がなかった。
2018年8月13日
2018年8月6日~12日は、ATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会、トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」が開催された。
Ever wonder what it feels like to be a #RogersCup champion?
— National Bank Open (@NBOtoronto) 2018年8月12日
This is what it feels like. @RafaelNadal pic.twitter.com/3HULvF0cHY
トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」で優勝を果たしたのは、ラファエル・ナダル(スペイン)!
キャリア80回目の優勝、ATPワールドツアー・マスターズ1000 では33回目、2018年は5回目となるタイトルを獲得した。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、世界ランキング1位をキープ。世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)とのポイント差をさらに広げた。
そして、誰よりも早く、2018年「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」への出場権を手にした。
※ 出場権を決めるATPランキング・レース(最新)はこちらを参照。
トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」準優勝は、急躍進の若手ステファノス・チチパス(ギリシャ)。
大会では、第2回戦でドミニク・ティーム(オーストリア)に勝利、第3回戦(ベスト16)でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に、準々決勝(ベスト8)でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)に、準決勝でケビン・アンダーソン(南アフリカ)に勝利し、自身初のATPワールドツアー・マスターズ1000 決勝に進出。
ATPツアーの開始以降、TOP 10 の4選手に同じ大会で勝利した最年少の選手となった。
ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、世界ランキング27位から世界15位へと大幅にランクアップ。堂々の自己ベスト更新を達成した。
決勝戦当日に20才なったばかりの若手選手。今後の更なる活躍、成長が注目される。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、ステファノス・チチパス(ギリシャ)に敗れ準々決勝で敗退。
昨年優勝のポイントが剥落し、世界ランキング3位から世界4位へと順位を落とした。
これにより、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が世界4位から世界3位へ上昇。
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、2010年1月以来、8年振りのランキング自己ベスト更新となった。
現在29才、4度の手術を経てからの復活。元グランドスラム王者、引き続きの活躍が期待される。
トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」準決勝進出のケビン・アンダーソン(南アフリカ)は世界6位をキープ。
同じく準決勝進出の22才、カレン・カチャノフ(ロシア)は世界38位から世界27位へとランクを上げ、自己ベストを更新した。
また、スタン・ワウリンカ(スイス)は、大会にワイルドカードとして出場。
第1回戦ではニック・キリオス(オーストラリア)と対戦し勝利。その後第3回戦(ベスト16)に進出するが、ラファエル・ナダル(スペイン)に敗戦を喫した。
ただし、スタン・ワウリンカ(スイス)らしいスーパープレーを多数披露。回復を印象付けた。
スタン・ワウリンカ(スイス)のランキングは、世界195位から世界151位に上昇した。
錦織圭(日本)は初戦の第1回戦で敗退。世界22位から世界23位となった。
2018年8月13日付世界ランキングは、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)となった。
2018年8月6日
2018年7月30日~8月5日にかけて、ATP500 の1大会と、ATP250 の2大会が開催された。
- ワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」:マレー、ワウリンカ、Aズベレフ、イズナー、錦織圭他出場
- ロス カボス「アビエルト・メキシカーノ・ロス カボス(ATP250)」:デルポトロ、クエリー、西岡良仁他出場
- キッツビューエル「ゼネラリ・オープン(ATP250)」:ティーム、コールシュライバー、ダニエル太郎他出場
ワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」優勝を果たしたのは、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)!
昨年に続く2連覇。21才にして、キャリア8回目、2018年シーズンは3回目のタイトルを獲得した。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、優勝により、世界ランキング3位をキープした。
そして、ワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」準優勝は、アレックス・デ ミノール(オーストラリア)。
2018年シーズン初めにブレイクした19才、期待の若手。キャリア2度目のATPツアー決勝に進出。初優勝は逃したものの、今後更なる成長が期待される。
アレックス・デ ミノール(オーストラリア)の世界ランキングは、世界72位から世界45位へと大きくランクアップ。7月に引き続き、自己ベストを更新した。
ワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」の準決勝(ベスト4)進出者は、全員が21才以下となった。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は21才、アレックス・デ ミノール(オーストラリア)19才、そしてステファノス・チチパス(ギリシャ)19才、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)20才。
ベスト4 全員が21才以下の大会は、1995年ブエノスアイリス大会以来初めて。次世代選手の活躍、今後更なる成長も期待される。
ステファノス・チチパス(ギリシャ)のランキングは、世界32位から世界27位へと上昇、7月に続き自己ベストを更新した。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、世界46位から世界37位へとランクアップを達成した。
錦織圭(日本)は、準々決勝でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)にフルセットの末敗退。ランキングは、世界20位から世界22位となった。
How'd @Andy_Murray feel about his Rd. 3 win at #CO50?
— Tennis Channel (@TennisChannel) 2018年8月3日
Emotionally overwhelmed. As were we. pic.twitter.com/zsJpG2t1wx
アンディ・マレー(イギリス)は、第3回戦(ベスト16)にも勝利し準々決勝に進出するが、試合を棄権。
第3回戦(ベスト16)は、天候不順等により、深夜3時まで続く熱戦となった。試合に勝利し、アンディ・マレー(イギリス)は涙をみせた。
アンディ・マレー(イギリス)のランキングは、世界832位から世界375位へと上昇した。
スタン・ワウリンカ(スイス)は、初戦敗退。ランキングは、世界198位から世界195位となった。
ロス カボス「アビエルト・メキシカーノ・ロス カボス(ATP250)」の優勝は、ファビオ・フォニーニ(イタリア)。
ファビオ・フォニーニ(イタリア)は、キャリア8回目の優勝を飾ったが、過去の7回は全てクレーコートの大会。
ハードコート大会では、初めてのタイトル獲得となった。
2018年は、3回目の優勝。シーズンで3回以上の優勝は、キャリア初の快挙となった。残りシーズンの活躍も期待される。
なお、ファビオ・フォニーニ(イタリア)のヘアスタイルは、「賭けに負けた」とのこと。
ファビオ・フォニーニ(イタリア)は、世界ランキング15位から世界14位へと上昇した。
ロス カボス「アビエルト・メキシカーノ・ロス カボス(ATP250)」準優勝は、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)。
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、世界4位をキープした。
キッツビューエル「ゼネラリ・オープン(ATP250)」で決勝に進出したのは、いずれも予選を突破し本選に出場した予選通過者。
マルティン・クーリザン(スロバキア)とデニス・イストミン(ウズベキスタン)の対戦となった。
決勝戦を制し大会優勝を果たしたのは、マルティン・クーリザン(スロバキア)。
マルティン・クーリザン(スロバキア)は、元世界24位の実力者。第2回戦では地元優勝を狙うクレープリンスドミニク・ティーム(オーストリア)を初戦敗退に追い込んだ。
ATPツアーで決勝に進出し負けたことはなく、今回も優勝。キャリア6回目のタイトルを獲得した。
マルティン・クーリザン(スロバキア)は、世界112位から世界77位に上昇。準優勝のデニス・イストミン(ウズベキスタン)も、世界95位から世界75位へと順位を上げた。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、世界8位をキープした。
2018年8月6日付世界ランキングにおいても、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は変更がなかった。