2019年最終発表ATP世界ランキングTOP50・2019年ランキング履歴:テニス男子シングルス

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ATP世界ランキング 2019年履歴(続き)

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2019年1月28日

2019年1月14日~27日にかけて、グランドスラム「全豪オープン」が開催された。

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グランドスラム「全豪オープン」女子シングルスでは、大阪なおみ(日本)が優勝!
全米オープンに次ぐ2冠を達成し、世界ランキング1位に躍り出た。いずれも日本人選手では初めてという快挙。弱冠21才で頂点に君臨することとなった。

※ 以下は男子シングルスの情報

男子シングルスで、2019年最初のグランドスラムを制したのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)!

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、グランドスラム「全豪オープン」7回目の優勝、そしてグランドスラム15回目の優勝を勝ち取り、グランドスラム「全豪オープン」では単独での最多優勝記録を樹立した。

さらには、2018年グランドスラム「ウィンブルドン」2018年グランドスラム「全米オープン」に続きグランドスラム3連覇。圧倒的な強さを見せつけた。

決勝戦では、ラファエル・ナダル(スペイン)と対戦し、ほとんどミスのない完璧な試合を展開。なんとストレートでの勝利を果たした。

大会準優勝は、ラファエル・ナダル(スペイン)。

ラファエル・ナダル(スペイン)は、怪我から復帰の大会となったが、以前よりもサーブを改良するなど、進化したプレーを披露。フリーポイントを多く獲得し、強固なサービスゲームを展開した。

ラファエル・ナダル(スペイン)は、準決勝までは1セットも失わず、全てストレートで勝利し決勝進出を決めるが、決勝戦では、完璧なプレーのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を崩すには至らなかった。

世界ランキングでは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界1位をキープ。
ラファエル・ナダル(スペイン)も、世界2位をキープした。

好調なプレーを披露した両者。今後も大舞台でのバトルが予想され、期待される。

グランドスラム「全豪オープン」で準決勝に進出したのは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)とルカ・プイユ(フランス)。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、第4回戦(ベスト16)でロジャー・フェデラー(スイス)と対戦し、なんと勝利。
優勝候補であり大会2連覇中のレジェンドロジャー・フェデラー(スイス)に対し、終始積極的な攻撃を展開、最高のパフォーマンスで勝利を収めた。

2001年のグランドスラム「ウィンブルドン」第4回戦(ベスト4)、ロジャー・フェデラー(スイス)対ピート・サンプラス(アメリカ)戦でのロジャー・フェデラー(スイス)の勝利を彷彿させる、世代を跨ぐ熱戦となった。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、準々決勝で絶好調のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)にも勝利を収め、準決勝に進出。

弱冠20才のステファノス・チチパス(ギリシャ)。準決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)にストレート負けを喫したが、グランドスラム「全豪オープン」本選2回目の出場にしてベスト4進出という、大きな実績を残した。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)のランキングは、世界15位から世界12位へと上昇し、堂々の自己ベストを更新を達成した。
若手大物スターの誕生。今後も更なる成長が期待される。

ルカ・プイユ(フランス)は、グランドスラム「全豪オープン」本選へは6回目の出場であるが、過去5回は全て第1回戦で敗退。1度も勝利したことがなかった。
しかし2019年、初戦突破を決め、その後第4回戦(ベスト16)で若手スターボルナ・チョリッチ(クロアチア)に勝利、準々決勝ではミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に勝利を収め、遂に、大舞台の準決勝に進出した。

ルカ・プイユ(フランス)のランキングは、世界31位から世界17位に上昇した。
新コーチのもと、大きな実績を残したルカ・プイユ(フランス)。2019年も活躍が注目される。

また、ロジャー・フェデラー(スイス)は、前述の通り、第4回戦(ベスト16)でステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦し敗退。
昨年優勝のポイントが剥落し、世界ランキング3位から世界6位に順位を落とした。

ロジャー・フェデラー(スイス)のTop 5 外は、怪我からの復帰直後であった2017年3月以来。それ以前では、2014年に遡ることとなる。
なお、ロジャー・フェデラー(スイス)は、2019年シーズン、クレーコート大会にも出場の意向を表明。出場大会数が多くなることから、ランキング上昇も十分想定される。

ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、初戦からニック・キリオス(オーストラリア)、第2回戦でスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦するという厳しいドローになったが、いずれの試合にも勝利を収め、更には第4回戦(ベスト16)ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)にも勝利。準々決勝に進出。最高のサーブを披露し、完全復帰を印象付けた。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、世界ランキング17位から世界14位へと順位を戻した。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、第4回戦(ベスト16)で敗退したものの、ロジャー・フェデラー(スイス)の下落により、世界4位から世界3位に浮上。自己ベストと同順位へとランクを上げた。

スタン・ワウリンカ(スイス)は、世界59位から世界57位に若干上昇。ニック・キリオス(オーストラリア)は、初戦敗退により、世界52位から世界67位へと大きく順位を落とした。

錦織圭(日本)は、準々決勝に進出し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦するも、右太ももの故障により、試合途中で棄権。無念の敗退となった。準々決勝に勝ち上がるまで4試合のうち3試合がフルセットマッチとなり、大会序盤から苦戦を強いられ、身体に支障をきたした。
なお、第4回戦(ベスト16)でのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)戦は、試合時間5時間5分、錦織圭(日本)のキャリアで最長の試合となった。

錦織圭(日本)のランキングは、世界9位から世界7位に上昇した。

その他、準々決勝に進出したロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、世界24位から世界18位にランクアップ。
同じく準々決勝進出のフランシス・ティアフォー(アメリカ)は、世界39位から世界30位に上昇、自己ベストを更新した。

そして、現役引退の計画を発表したアンディ・マレー(イギリス)は、第1回戦でロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦。
敗戦となったが、アンディ・マレー(イギリス)は、痛みを抱えながら熱戦を繰り広げ、フルセットの接戦に持ち込み、アンディ・マレー(イギリス)らしいプレーそして闘志を披露。母ジュディ・マレー(イギリス)、兄ジェイミー・マレー(イギリス)も見守る中、感動的な試合となった。

なお、アンディ・マレー(イギリス)は、今後、グランドスラム「ウィンブルドン」での引退を目指すが、出場できるかどうかはわからないとしている。
2019年グランドスラム「全豪オープン」での当該試合が現役最後となる可能性もある。

アンディ・マレー引退(計画)発表会見の詳細はこちら

アンディ・マレー引退計画を発表
2018年1月11日、アンディ・マレー(イギリス)は、7月グランドスラム「ウィンブルドン」での引退を計画していると語った。 ...

アンディ・マレー(イギリス)の世界ランキングは、世界229位から世界225位となった。

2019年1月28日付世界ランキングは、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)となった。

2019年1月14日

グランドスラム「全豪オープン」開催直前、2019年1月6日~12日は、ATP250 の2大会が開催された。

シドニー国際(ATP250)」では、アレックス・デ ミノール(オーストラリア)がツアー初優勝を達成!

地元シドニーの出身、19才。昨年決勝に進出するも準優勝に終わっており、1年の歳月を経て、見事優勝。
2019年は、1度もセットを失うことなく、全試合にストレートで勝利し優勝。一段と成長した姿を披露した。

なお、19才という若さでのタイトル獲得は、シドニー国際(ATP250)」では、2001年、当時19才のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)優勝以来の記録となった。

アレックス・デ ミノール(オーストラリア)の世界ランキングは、自己ベストである世界29位をキープした。

シドニー国際(ATP250)」準優勝のアンドレアス・セッピ(イタリア)は、準々決勝で大会第1シードステファノス・チチパス(ギリシャ)に勝利、準決勝ではディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)にも勝利し決勝進出。好調なプレーで魅了した。

アンドレアス・セッピ(イタリア)のランキングは、世界37位から世界35位に上昇した。

また、西岡良仁(日本)は、準々決勝に進出。第2回戦(ベスト16)ではアンドレイ・ルブレフ(ロシア)にもストレートで勝利を収めるが、準々決勝でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)とのフルセット、大接戦の末に敗戦を喫した。

西岡良仁(日本)は、世界ランキング75位から世界69位にランクアップ。引き続きの活躍が期待される。

オークランドASBクラッシック(ATP250)」では、テニズ・サングレン(アメリカ)がツアー初優勝

27才、2度目の決勝の舞台にて、見事優勝を獲得した。
決勝戦では、開催国ニュージーランド育ちのワイルドカード、キャメロン・ノーリー(イギリス)にストレートで勝利。
大会を通じ、1度もセットを失うことなく、全試合にストレートで勝利し優勝を果たした。

テニズ・サングレン(アメリカ)のランキングは、世界63位から世界41位へと大幅に上昇。自己ベストを更新した。
準優勝となったキャメロン・ノーリー(イギリス)は、世界93位から世界68位へ大きくランクを上げた。

世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更がなかった。

錦織圭(日本)も、世界9位をキープした。

そして、ランキングからは離れるが、グランドスラム「全豪オープン」開催前の記者会見にて、アンディ・マレー(イギリス)が現役引退の計画を発表。

引退は、7月グランドスラム「ウィンブルドン」。ただし、それまでプレーを続けられるかどうかはわからないと語った。

2019年は、アンディ・マレー(イギリス)現役最後のシーズンとなる。

インタビュー詳細はこちら

アンディ・マレー引退計画を発表
2018年1月11日、アンディ・マレー(イギリス)は、7月グランドスラム「ウィンブルドン」での引退を計画していると語った。 ...

2019年1月7日

2019年シーズンが遂にスタート!開幕戦は、ATP250 の3大会が開催された。

ブリスベンブリスベン国際(ATP250)」2019年優勝を果たしたのは、錦織圭(日本)!

錦織圭(日本)、2016年2月以来、2年11か月振りのタイトル獲得!
ツアー決勝戦では9連敗と敗戦が続いていたが、10度目のチャレンジ、2019年シーズンの初大会にて、見事優勝のトロフィーを手にした。

また、錦織圭(日本)は、準々決勝のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)戦では第1サーブ率80 % を記録するなど、2018年まで苦しんだフォアハンドでも好調なプレーを披露、”進化した”錦織圭(日本)で魅了した。
決勝戦は、昨年「ジャパン・オープン(ATP500)」決勝戦で敗戦を喫した相手ダニール・メドベデフ(ロシア)と対戦。フルセットの接戦となるが、”進化した”錦織圭(日本)が勝利。最高のシーズン開幕で締めくくった。

錦織圭(日本)の世界ランキングは、世界9位をキープした。

ダニール・メドベデフ(ロシア)は、第2回戦でアンディ・マレー(イギリス)、準々決勝でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、そして準決勝ではジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦し勝利、ミスのない完璧なプレーで決勝に進出した。
ダニール・メドベデフ(ロシア)は準優勝を獲得し、自己ベストである世界16位をキープした。

ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、ブリスベンブリスベン国際(ATP250)」でひざの怪我から復帰。
強力なフォアハンドの健在ぶりを発揮し、準決勝にまで進出した。
ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)のランキングは、世界239位から世界177位に上昇した。

アンディ・マレー(イギリス)は、第1回戦は勝利するが、第2回戦でダニール・メドベデフ(ロシア)に敗退。完全復活とはならなかった。
アンディ・マレー(イギリス)のランキングは、世界240位から世界230位となった。

また、ニック・キリオス(オーストラリア)は第2回戦で敗退。昨年優勝のポイントが剥落し、世界35位から世界51位へと順位を下げた。
ニック・キリオス(オーストラリア)の世界50位以下は、4年振り、19才以来のこととなる。

ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は世界18位から世界17位グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は世界19位から世界21位となった。

ドーハカタール・エクソンモービル・オープン(ATP250)」2019年優勝は、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)!

ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が開幕戦タイトルを獲得。
準々決勝でスタン・ワウリンカ(スイス)に勝利、さらに準決勝では世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を敗退に追い込み、決勝戦ではトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)に勝利を果たした。

理想的なシーズン開始となったロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)。今後一層の活躍が期待される。

トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)は、ドーハカタール・エクソンモービル・オープン(ATP250)」が怪我からの復帰戦となったが、好調なパフォーマンスを披露し決勝にまで進出。準優勝を獲得した。

ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)のランキングは世界24位から世界23位に上昇、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)は世界71位から世界57位となった。

なお、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランキング1位をキープした。

プネマハラシュトラ・オープン(ATP250)」2019年を制覇したのは、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)!

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は昨年大会の準優勝。2019年は第1シードとして出場し、念願のタイトルを獲得した。

決勝戦は、イボ・カルロビッチ(クロアチア)とビッグサーブ対決。フルセット、全てタイブレイクという接戦の末、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)が勝利を手にした。
なお、この試合は、オープン化以降最も身長の高い決勝戦となった。※ イボ・カルロビッチ(クロアチア)211 cm、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)203 cm

イボ・カルロビッチ(クロアチア)は、1979年生まれ、現在39才。ATPツアーレベルの大会での準優勝、1978年以降での最年長を記録した。

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、世界ランキング6位をキープ。
イボ・カルロビッチ(クロアチア)は、世界100位から世界69位へと大幅なランクアップを達成した。

世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更がなかった。

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