ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」2018年決勝戦は、ラファエル・ナダル(スペイン)対アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)!
大会第1シードと第2シードの戦いとなった。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、先週のマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」では準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に敗戦を喫するが、2018年クレーコート・シーズンでの敗戦は1試合のみ。
今大会でも好調なプレーを続けており、準決勝では復活したライバルノバク・ジョコビッチ(セルビア)にもストレートで勝利を果たした。
ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」は、昨年ラファエル・ナダル(スペイン)が唯一優勝を逃したクレーコートの大会。
大会に過去7回の優勝、最多優勝記録を保持するが、2013年以来優勝をしていない。
今回、8回目、5年振りのタイトルを獲得を目指し、決勝戦に挑む。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、今大会に優勝すると、自身の有するATPワールドツアー・マスターズ1000 での最多優勝記録31回を更新、前代未聞の32回の優勝を獲得する。
また、ラファエル・ナダル(スペイン)は、2018年5月14日付世界ランキングにて、世界1位から世界2位へと順位を下げたが、今大会に優勝すると、次回2018年5月21日付世界ランキングにて、世界1位へ返り咲くこととなる。
クレーキングの大会優勝とともに、世界1位への復活にも期待がかかる。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、大会の昨年優勝者。
1年前、決勝戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に勝利し、ATPワールドツアー・マスターズ1000初タイトルを獲得した。
先週開催のマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」では、1セットも失うことなく全てストレートで勝利し、優勝。21才にしてATPワールドツアー・マスターズ1000の3度目のタイトルを獲得している。
今大会でも、ダビド・ゴファン(ベルギー)に1セットを許したのみで、他の全対戦、準決勝でのマリン・チリッチ(クロアチア)との対戦においてもストレートで勝利するなど絶好調。
大会2連覇を目指し、決勝戦でも最高のプレーが期待される。
ラファエル・ナダル(スペイン)とアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)の過去の対戦成績は、デビスカップを含め、ラファエル・ナダル(スペイン)の4戦全勝(勝率100 %)。
ライバルドミニク・ティーム(オーストリア)がラファエル・ナダル(スペイン)にクレーコートで勝利する中、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、他のサーフェスを含め、ラファエル・ナダル(スペイン)への勝利経験がまだない。
両者はクレーコートでは2試合しており、昨年「モンテカルロRolexマスターズ(ATP1000)」第3回戦(ベスト16)、2018年「デビスカップ(国別対抗戦)」準々決勝で対戦。いずれもラファエル・ナダル(スペイン)がストレートで勝利している。
10才の年の差のある両者。成長を続ける21才の初勝利となるか、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がクレーキングラファエル・ナダル(スペイン)に挑む。
ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」2018年決勝戦!ラファエル・ナダル(スペイン)対アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ナダルのサーブで試合開始。16ショットに及ぶラリーではズベレフがドロップショットを決めポイントを獲得。
その後、ズベレフが3ブレイクポイントを獲得する。
ナダルのボディへの強力なサーブ、ズベレフのリターンはネットに阻まれる。ナダルが1ポイントをセーブ。
ナダルがネット際に出て攻勢、ボレーを決める。ナダルが2ポイント目をセーブ。
20ショットに及ぶラリーとなり、ナダルのバックハンド・ショットがラインを越える。
ズベレフが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 0-1 A. ズベレフ)
第2ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフのサーブに対し、ナダルが精度高いリターンを連発しポイントを獲得。ナダルが3ブレイクポイントを獲得する。
ズベレフがドロップショットを仕掛けるが、ナダルもドロップショットを返し、ズベレフは追いつかず。
ナダルが早々のブレイクバックに成功。(スコア:R. ナダル 1-1 A. ズベレフ)
第3ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 2-1 A. ズベレフ)
第4ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフのダブルフォルトで、ナダルが2ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ズベレフのコーナーへのフォアハンドショット、ナダルのリターンはラインを越える。ズベレフが1ポイントをセーブ。
続いて18ショットに及ぶラリーとなり、ナダルがドロップショット、ズベレフは返すも、ナダルがフォアハンドでウィナーを決める。
ナダルがブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 3-1 A. ズベレフ)
第5ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 4-1 A. ズベレフ)
ズベレフはラケットを叩きつける。
第6ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフが3ゲームポイントを迎えるが、続くポイントをナダルが獲得。ジュースに突入する。
ラリーとなり、ズベレフのフォアハンドショットがラインを外れる。ナダルがブレイクポイントを獲得。
続いてのラリーでは、ズベレフのショットがネットに当たり、ナダルがフォアハンドでウィナーを決める。
ナダルがダブル・ブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 5-1 A. ズベレフ)
第7ゲーム
ナダルのサービス for the セット。ナダルが2セットポイントを迎える。
ナダルがサーブ&ボレー、ズベレフのリターンはネットに阻まれる。
ナダル、ゲームキープ。(スコア:R. ナダル 6-1 A. ズベレフ)
第1セットをナダルが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ズベレフのサーブで試合再開。ズベレフ、キープ。(スコア:R. ナダル 0-1 A. ズベレフ)
第2ゲーム
ナダルのサービス。ズベレフが2ブレイクポイントを獲得。
ズベレフがネット際に出てボレーを試みるが、ボールはラインの外。ナダルが1ポイントをセーブ。
ラリーとなり、ズベレフが精度の高いクロスコート・ショットから続けてフォアハンド・ショット、ナダルのリターンはネットに阻まれる。
ズベレフが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 0-2 A. ズベレフ)
第3ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 0-3 A. ズベレフ)
第4ゲーム
ナダルのサービス。ズベレフが2ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ズベレフがドロップショット、ナダルがリターンし、ズベレフのショットがネットに阻まれる。ナダルが1ポイントをセーブ。
続いてのラリーでは、ズベレフのショットがラインを越える。ナダルが2ポイント目もセーブし、ジュースに持ち込む。
ズベレフのフォアハンド・ショットがラインを越え、ナダルがアドバンテージを獲得。
ナダルのバックハンドでのクロスコート・ショットがラインを越える。再びジュース。
ナダルがバックハンドでドロップショット、ズベレフがドロップショットを返し、ナダルは追いつかず。ズベレフが再度のブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ズベレフがバックハンドでのクロスコート・ショットの次にダウン・ザ・ラインでウィナーを決める。
ズベレフがダブル・ブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 0-4 A. ズベレフ)
第5ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。ズベレフはゲームポイントでエースを決める。エースは両者通して試合初。(スコア:R. ナダル 0-5 A. ズベレフ)
第6ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:R. ナダル 1-5 A. ズベレフ)
第7ゲーム
ズベレフのサービス for the セット。ズベレフが1セットポイントを迎える。
ラリーとなり、ズベレフがバックハンドでダウン・ザ・ラインを決める。
ズベレフ、ゲームキープ。(スコア:R. ナダル 1-6 A. ズベレフ)
第2セットはズベレフが獲得、試合は最終第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
ナダルのサーブで試合再開。ナダルがフォアハンドミス、ズベレフが1ブレイクポイントを獲得する。
ナダルがネット際に出てボレー、ズベレフは返すが、ナダルがバックで再度ボレーを決める。ナダルがセーブし、ジュースに持ち込む。
ラリーとなり、ナダルのフォアハンド・ショットがラインを越える。ズベレフが再度のブレイクポイントを獲得。
ズベレフのショットがネットに阻まれ、再びジュース。
ズベレフがドロップショット、ネット際に出たナダルに対し、ズベレフがフォアハンドでダウン・ザ・ラインを決める。ズベレフがゲーム3度目のブレイクポイントを獲得。
ズベレフがドロップショット、ネットプレーとなり、ナダルのボレーはラインを外れる。
ズベレフが試合再開早々のブレイクに成功。
(スコア:R. ナダル 0-1 A. ズベレフ)
会場には雨が降り始める。
第2ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:R. ナダル 0-2 A. ズベレフ)
第3ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:R. ナダル 1-2 A. ズベレフ)
第4ゲーム
ズベレフ、キープ。(スコア:R. ナダル 1-3 A. ズベレフ)
第5ゲーム
ナダルのサービス。最初のポイントをナダルが獲得したところで、雨のため試合中断。選手はコートで待機する。11分中断の末、試合再開。
ナダル、キープ。(スコア:R. ナダル 2-3 A. ズベレフ)
雨のため試合は再度中断。選手はコートを後にする。
約50分の中断後、試合再開。
第6ゲーム
ズベレフのサービス。ジュースとなり、ズベレフがフォアハンド・ショットでミス、ネットに阻まれる。ナダルがブレイクポイントを獲得。
続いて、ズベレフのフォアハンド・ショットがフレームショットとなり、大きく宙に浮く。
ナダルがブレイクバックに成功。(スコア:R. ナダル 3-3 A. ズベレフ)
第7ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:R. ナダル 4-3 A. ズベレフ)
第8ゲーム
ズベレフのサービス。20ショットに及ぶラリーはナダルに軍配。ナダルが1ブレイクポイントを獲得する。
ラリーとなり、ズベレフがドロップショット、ナダルが深いリターンで返球し、ズベレフのショットがラインを越える。
ナダルがブレイクに成功。(スコア:R. ナダル 5-3 A. ズベレフ)
第9ゲーム
ナダルのサービス for the チャンピオンシップ。ナダルが2チャンピオンシップポイントを迎える。
ナダルがベースライン前に出て攻勢、ナダルの後ろを向きながらのボレーはネットに阻まれる。
ラリーとなり、ナダルのネット際での角度あるフォアハンドショット、ズベレフは追いつかず、ウィナーとなる。
ナダル、ゲームキープ。(スコア:R. ナダル 6-3 A. ズベレフ)
第3セットをナダルが獲得、試合に勝利(6-1 1-6 6-3)。2時間9分で試合終了。
ラファエル・ナダル(スペイン)がローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」2018年優勝!を果たした。
大会8回目の優勝、ATPワールドツアー・マスターズ1000 実に32回目の優勝。ともに自身の有する最多優勝記録を更新。
次回2018年5月21日付世界ランキングにて、世界1位への復活を決めた。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、準優勝となった。
The best one!! pic.twitter.com/BYw414zWxu
— David Ferrer (@DavidFerrer87) 2018年5月20日
Summary
R. ナダル | 6-1 1-6 6-3 | A. ズベレフ |
0本 | エース | 2本 |
19 | ウィナー | 21 |
1 | ダブルフォルト | 1 |
21 | Unforced エラー | 28 |
65 % (47/72) |
第1サーブ 率 | 63 % (41/65) |
57 % (27/47) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
56 % (23/41) |
68 % (17/25) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
46 % (11/24) |
183 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
207 km/h |
148 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
162 km/h |
85 % | サーブ 返球率 |
84 % |
83 % (5/6) |
ブレイクポイント 成功率 |
36 % (4/11) |
48 % (31/65) |
リターンポイント 成功率 |
39 % (28/72) |
75 | ポイント獲得合計 | 62 |