2017年5月13日開催のマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」準決勝はBig 4 対決、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対ラファエル・ナダル(スペイン)戦となった。注目の対戦、試合結果詳細をお伝えする。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン」の前回優勝者。
今大会では、準々決勝で錦織圭(日本)と対戦の予定であったが、錦織圭(日本)が手首の怪我により棄権。不戦勝での準決勝進出となった。
ラファエル・ナダル(スペイン)は準々決勝、ダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦し両者ともに好プレーを披露。ラファエル・ナダル(スペイン)がダビド・ゴファン(ベルギー)をストレートで下し、準決勝へ勝ち上がった。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)は過去に49回対戦しており、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の26勝23敗(勝率53 %)。
直近の対戦は、ちょうど1年前の2016年5月12日。ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」準々決勝で対戦し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がストレートで勝利を収めた。
クレーコートでは、過去20回対戦しラファエル・ナダル(スペイン)の13勝7敗(勝率65 %)。
ラファエル・ナダル(スペイン)は大会前、クレーコートにおけるキャリア通算の勝率92 % と驚異的な数字を保持しており、これと比較するとノバク・ジョコビッチ(セルビア)には苦戦してきたと伺える。
なお、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のクレーコート同勝率は80 %。高水準であるが、全サーフェスの勝率83 % よりは低い。
そして、2017年、ラファエル・ナダル(スペイン)はクレーコートの試合で全勝。13連勝中である。
両者50回目の対戦、Big 4 対決 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)vs. ラファエル・ナダル(スペイン)、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」準決勝の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
N. ジョコビッチのサーブで試合開始。R. ナダルが3ブレイクポイントを獲得。サーブ直後、ネット際に出たN. ジョコビッチに対しR. ナダルがリターンエースを決め、試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:N. ジョコビッチ 0-1 R. ナダル)
第2ゲーム
R. ナダルのサービス。ジュースの末、R. ナダルがブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 0-2 R. ナダル)
第3ゲーム
N. ジョコビッチのサービス。R. ナダルが2ブレイクポイントを獲得。続いて、R. ナダルがラリーを制し、2度目のブレイクに成功。(スコア:N. ジョコビッチ 0-3 R. ナダル)
第4ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 0-4 R. ナダル)
第5ゲーム
N. ジョコビッチのサービス。ジュースとなり、R. ナダルのダウン・ザ・ラインはラインをわずかに外れ、N. ジョコビッチがアドバンテージを獲得。N. ジョコビッチがサービスゲームをキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 1-4 R. ナダル)
第6ゲーム
R. ナダル、キープ。(スコア:N. ジョコビッチ 1-5 R. ナダル)
第7ゲーム
N. ジョコビッチのサービス。R. ナダルがブレイクポイント(セットポイント)を獲得も、続いてR. ナダルのリターンがラインを越え、ジュースとなる。N. ジョコビッチがアドバンテージを獲得するが、N. ジョコビッチのダブルフォルトで再びジュース。
N. ジョコビッチがボレーを決めアドバンテージを獲得、続いてバックファンド・ウィナーを決め、N. ジョコビッチがゲームキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 2-5 R. ナダル)
第8ゲーム
R. ナダルのサービス for the セット。R. ナダル、セットポイントでドロップショットを決め、サービスゲームをキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 2-6 R. ナダル)
第1セットをR. ナダルが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
N. ジョコビッチのサーブで試合再開。R. ナダルがブレイクポイントを獲得。N. ジョコビッチのショットはネットに阻まれ、R. ナダルが第2セット早々のブレイクに成功。(スコア:N. ジョコビッチ 0-1 R. ナダル)
第2ゲーム
R. ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 0-2 R. ナダル)
第3ゲーム
N. ジョコビッチ、キープ。N. ジョコビッチ、2連続でエースを決める。(スコア:N. ジョコビッチ 1-2 R. ナダル)
第4ゲーム
R. ナダルのサービス。R. ナダルのゲームポイントでN. ジョコビッチがリターンエースを決め、ジュースとなる。N. ジョコビッチがバックハンドのクロスコート・ウィナーを決め、ブレイクポイントを獲得。
N. ジョコビッチがブレイクバックに成功。(スコア:N. ジョコビッチ 2-2 R. ナダル)
第5ゲーム
N. ジョコビッチのサービス。N. ジョコビッチにダブルフォルト。R. ナダルがネットプレーを制しブレイクポイントを獲得。続いて、N. ジョコビッチのドロップショットに対するR. ナダルのリターンがラインを越え、ジュースとなる。
R. ナダルが再度ブレイクポイントを獲得し、ブレイクに成功。(スコア:N. ジョコビッチ 2-3 R. ナダル)
第6ゲーム
R. ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 2-4 R. ナダル)
第7ゲーム
N. ジョコビッチ、キープ。N. ジョコビッチ、ゲームポイントでエースを決める。(スコア:N. ジョコビッチ 3-4 R. ナダル)
第8ゲーム
R. ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 3-5 R. ナダル)
第9ゲーム
N. ジョコビッチ、キープ。(スコア:N. ジョコビッチ 4-5 R. ナダル)
第10ゲーム
休憩中、会場にウェーブが起こる。
R. ナダルのサービス for the マッチ。R. ナダルが1ポイント獲得するごとに大きな拍手と大歓声。
R. ナダルが2マッチポイントを獲得するも、N. ジョコビッチがウィナーを決め、続いてのR. ナダルのショットはラインを外れ、ジュースに突入。
R. ナダルのショットがネットに阻まれ、N. ジョコビッチがブレイクポイントを獲得。続くラリーでR. ナダルがドロップショットを決め、再びジュース。
R. ナダルが第2サーブながら強力なサーブでマッチポイントを獲得。R. ナダルがサービスゲームをキープ。(スコア:N. ジョコビッチ 4-6 R. ナダル)
第2セットもR. ナダルが獲得し、ストレートで試合に勝利(R. ナダル – N. ジョコビッチ:6-2 6-4)。1時間38分で試合終了。
ラファエル・ナダル(スペイン)がマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」決勝進出を決めた。
決勝戦では、ドミニク・ティーム(オーストリア)またはパブロ・クエバス(ウルグアイ)と対戦する。
ナダル vs. ティーム 試合結果詳細:バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)2017年決勝戦
Summary
N. ジョコビッチ | 2-6 4-6 | R. ナダル |
4本 | エース | 2本 |
20 | ウィナー | 18 |
2 | ダブルフォルト | 1 |
24 | Unforced エラー | 17 |
70 % (39/56) |
第1サーブ 率 | 63 % (36/57) |
56 % (22/39) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
78 % (28/36) |
41 % (7/17) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
48 % (10/21) |
50 % (1/2) |
ブレイクポイント 成功率 |
67 % (4/6) |
33 % (19/57) |
リターンポイント 成功率 |
48 % (27/56) |
48 | ポイント獲得合計 | 65 |
ナダル vs. ゴファン 試合結果詳細:準々決勝
ナダル vs. キリオス 試合結果詳細:ベスト16
ジョコビッチvs. キリオス試合結果詳細:インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」ベスト16