杉田祐一(日本)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)!
ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」2018年第2回戦(ベスト16)で対戦した。
杉田祐一(日本)は2017年、「アンタルヤ・オープン(ATP250)」でツアー初優勝を果たし、その後もシンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」では準々決勝に進出。驚くべき活躍で魅了し、2017年10月9日付世界ランキングでは、自身最高の世界36位に到達した。
しかし、2018年シーズンに入り、「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ATP500)」では準々決勝に進出するが、その後、9大会連続で初戦敗退。3月にはチャレンジャー・ツアーにも出場するが、やはり初戦敗退に終わった。
パフォーマンスが心配されたが、グラス(芝)コート・シーズンに入り、スヘルトーヘンボス「リベーマ・オープン(ATP250)」で9試合振りの勝利を収め、連敗に休止符を打った。
ただし、続く第2回戦(ベスト16)ではマリウス・コピル(ルーマニア)にフルセットの末に敗退を喫した。
なお、グラス(芝)コート大会でのツアーレベルの優勝は、日本人選手では杉田祐一(日本)の2017年「アンタルヤ・オープン(ATP250)」での優勝が初めてであった。
グラス(芝)コートは、長身のビッグサーバーが有利とされるサーフェス。
杉田祐一(日本)は身長175 cm とテニス選手の中では低身長であり、本来有利とは言い難いが、グラス(芝)コートの球足の速さが、杉田祐一(日本)のプレースピードの速さも際立たせる。
今回、直後に控える「アンタルヤ・オープン(ATP250)」での連覇も視野に、更なるパフォーマンスの向上が期待される。
Retour en vidéo sur les temps forts de la demi-finale Thiem - Cecchinato.
— Roland-Garros (@rolandgarros) 2018年6月9日
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ドミニク・ティーム(オーストリア)は、現在世界ランキング7位、自己ベストは世界4位。
特にクレーコートを得意とし、2018年シーズンも最高のパフォーマンスを披露。グランドスラム「全仏オープン」では準優勝を獲得、自身初のグランドスラム決勝にも進出し、絶好調。
グラス(芝)コート大会では今大会が2018年初の出場大会となるが、今大会第1回戦においても、ミハイル・ユージニー(ロシア)と対戦し、ストレート勝ちの快勝を収めている。
杉田祐一(日本)とドミニク・ティーム(オーストリア)の過去の対戦は、2017年「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」(クレーコート大会)での1試合のみ。
この試合では、ドミニク・ティーム(オーストリア)が杉田祐一(日本)のサービスで6回のブレイクを果たし、ストレートで試合に勝利した。
ドミニク・ティーム(オーストリア)はその後、大会準優勝を収めた。
今回が、両者2度目の対戦となる。
なお、先に行われた試合にて、予選通過者のデニス・クドラ(アメリカ)がステファノス・チチパス(ギリシャ)に勝利し、準々決勝進出を決めている。
試合勝者は、準々決勝でデニス・クドラ(アメリカ)と対戦する。
また、第2回戦(ベスト16)、錦織圭(日本)はカレン・カチャノフ(ロシア)に敗退した。
ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」2018年第2回戦(ベスト16)、杉田祐一(日本)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ティームのサーブで試合開始。最初のポイントはティームのダブルフォルトにより杉田が獲得。その後、18ショットに及ぶラリーを杉田が制し、1ブレイクポイントを獲得する。
続いてもラリーとなり、ティームのバックハンド・ショットがネットに阻まれる。
杉田が試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:杉田 1-0 ティーム)
第2ゲーム
杉田、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 2-0 ティーム)
第3ゲーム
ティームのサービス。杉田が積極的なプレーで攻勢、1ブレイクポイントを獲得。
ティームがセンターへの強力なサーブを決めセーブ、ジュースに持ち込む。
続いてもティームはワイドへの強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ティームのフォアハンド・ショットがネットに阻まれ、再びジュース。
ティームのダブルフォルトで、杉田が再度のブレイクポイントを獲得。
ティーム、センターへの時速 206 kmのエースを決め、3度目のジュースに持ち込む。
ティームのフォアハンド・ショットがラインを越え、杉田がゲーム3度目のブレイクポイントを獲得。
ティーム、ワイドへの強力なサーブを決め、4度目のジュース。
ティームがキックサーブからベースライン前に攻勢、杉田のショットがネットに阻まれる。ティームがアドバンテージを獲得。
ティームのショットがネットに阻まれ、5度目のジュースに突入。
ティームのサーブ、杉田がリターンエースを狙うもボールはラインを越える。ティームがアドバンテージを獲得。
ティームのショットがネットに当たり、ラインを越える。6度目のジュース。
ティームのクロスコート・ショットがラインを外れ、杉田がゲーム4度目のブレイクポイントを獲得。
ティームがセンターへの強力なサーブを決め、7度目のジュース。
杉田の強力なフォアハンド・ショット、ティームのリターンがネットに阻まれる。杉田が5度目のブレイクポイントを獲得。
続いて、ティームのフォアハンド・ショットがネットに阻まれる。
杉田がダブル・ブレイクに成功。ゲーム時間9分40秒。(スコア:杉田 3-0 ティーム)
第4ゲーム
杉田、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 4-0 ティーム)
第5ゲーム
ティームのサービス。杉田が2ブレイクポイントを獲得。
ティームがワイドへの強力なサーブを決め、1ポイントをセーブ。
続いて、ティームがネット際てボレーを決める。ティームが2ポイント目もセーブしジュースに突入。
ティーム、フォアハンドでウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
ティームのセンターへの狭量なサーブ、杉田のリターンがラインを越える。
ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 4-1 ティーム)
第6ゲーム
杉田、ラブゲームでキープ。(スコア:杉田 5-1 ティーム)
第7ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:杉田 5-2 ティーム)
第8ゲーム
杉田のサービス for the セット。杉田が3セットポイントを迎える。
続いて、杉田がセンターへのエースを決める。
杉田、ラブゲームでキープ。(スコア:杉田 6-1 ティーム)
第1セットを杉田が獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ティームのサーブで試合再開。ティームのミスが重なり、ジュースとなる。
続いてティームのダブルフォルトで、杉田がブレイクポイントを獲得。
ティームがフォアハンドでウィナーを決め、再びジュース。
ティームがネット際に出てドロップショット、アドバンテージを獲得する。
続いて、ティームがボディへの強力なサーブを決める。
ティームがゲームキープ。
第2ゲーム
杉田、キープ。
第3ゲーム
ティーム、キープ。
第4ゲーム
杉田のサービス。今度は杉田のミスが重なり、ジュースとなる。
杉田のフォアハンド・ショットがネットに阻まれ、ティームがブレイクポイントを獲得。
杉田が強力なサーブでセーブし、再びジュース。
杉田がセンターへの強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
続いて、杉田がネット際に出てボレーを決める。
杉田がサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 2-2 ティーム)
第5ゲーム
ティームのサービス。ティームがボレーでミス、そしてダブルフォルト。杉田が2ブレイクポイントを獲得する。
ラリーとなり、杉田のショットがラインを越える。ティームが1ポイントをセーブ。
ティームがワイドへのエースを放ち、2ポイント目もセーブ。ジュースに持ち込む。
ティーム、続いてもワイドへのエースを決める。ティームがアドバンテージを獲得。
ティーム、今度はボディへの強力なサーブ。杉田のリターンはネットに阻まれる。
ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 2-3 ティーム)
第6ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 3-3 ティーム)
第7ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:杉田 3-4 ティーム)
第8ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 4-4 ティーム)
第9ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:杉田 4-5 ティーム)
第10ゲーム
杉田、キープ。(スコア:杉田 5-5 ティーム)
第11ゲーム
ティームのサービス。杉田が2ブレイクポイントを獲得。
ティームがセンターへの時速232 km のエースを決め、1ポイントをセーブ。
ラリーとなり、ティームのフォアハンド・ショットがラインを越える。
杉田がブレイクに成功。(スコア:杉田 6-5 ティーム)
第12ゲーム
杉田のサービス for the マッチ。杉田が3マッチポイントを迎える。
杉田がネット際に出て攻勢、ティームはフォアハンドでウィナーを決める。ティームが1ポイントをセーブ。
杉田のショットがネットに当たり、ラインの外へ。杉田はチャレンジするが、苦笑い。リプレイで確認され、判定はOUT、チャレンジ失敗。ティームが2ポイント目もセーブ。
杉田のサーブに対し、ティームがウィナー級のリターン、杉田は返すもボールはラインを越える。ティームが3ポイント目もセーブ、ジュースに突入。
杉田がセンターへのエースを決め、アドバンテージ(マッチポイント)を獲得。杉田は雄叫びを上げる。
ラリーとなり、ティームのバックハンド・ショットがラインを越える。
杉田、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:杉田 7-5 ティーム)
第2セットも杉田が獲得、ストレートで試合に勝利(6-2 7-5)。1時間28分で試合終了。
杉田祐一(日本)がドミニク・ティーム(オーストリア)に勝利!ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」2018年準々決勝進出を決めた。
準々決勝では、デニス・クドラ(アメリカ)と対戦する。
杉田祐一(日本)とデニス・クドラ(アメリカ)は初めての対戦。試合は、現地時間2018年6月22日の開催を予定している。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、第2回戦(ベスト16)で敗退となった。
(Twitter 動画:試合終了後の握手、ティームが杉田を称える)
Summary
杉田 | 6-2 7-5 | ティーム |
6本 | エース | 7本 |
31 | ウィナー | 22 |
2 | ダブルフォルト | 4 |
22 | Unforced エラー | 33 |
71 % (41/58) |
第1サーブ 率 | 53 % (42/79) |
80 % (33/41) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
74 % (31/42) |
59 % (10/17) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
38 % (14/37) |
23 % (3/13) |
ブレイクポイント 成功率 |
0 % (0/1) |
43 % (34/79) |
リターンポイント 成功率 |
26 % (15/58) |
77 | ポイント獲得合計 | 60 |
杉田祐一 vs. マナリノ2017年アンタルヤ大会決勝戦詳細(杉田初優勝)