グランドスラム「全仏オープン」決勝戦!2018年は、ラファエル・ナダル(スペイン)とドミニク・ティーム(オーストリア)の対戦となった。
クレーキングラファエル・ナダル(スペイン)は、2018年も既にクレーコート大会で3回の優勝。
2017年も、クレーコートでは、「全仏オープン」10回目の優勝の他、ATPツアーで3回の優勝を飾った。
ラファエル・ナダル(スペイン)のグランドスラム決勝は、実に24回目。グランドスラム「全仏オープン」では11回目であり、過去10回は、全て優勝を果たしている。
そして、ラファエル・ナダル(スペイン)は「全仏オープン」では過去に2回しか敗戦していない。
今回、「全仏オープン」史上初の11回目のタイトル獲得を狙う。
2017年、2018年とラファエル・ナダル(スペイン)がクレーで敗北した相手は、ドミニク・ティーム(オーストリア)のみ。
2018年は、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」準々決勝にて、ドミニク・ティーム(オーストリア)がラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで勝利した。
今回、両者はクレーコート最高の舞台、グランドスラム「全仏オープン」決勝戦で再度対戦する。
Thiem time? Or No.11 for Nadal?
— Roland-Garros (@rolandgarros) 2018年6月9日
Men's Final Preview: https://t.co/Ta4LCa2CH4 #RG18 pic.twitter.com/VlmksgzU3i
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、今回が自身初のグランドスラム決勝進出。
2016年、2017年と「全仏オープン」で準決勝に進出するも、2016年はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に、2017年はラファエル・ナダル(スペイン)に敗戦を喫した。
そして2018年、ようやく掴んだ決勝戦。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は決勝進出決定後のインタビューにて、「ここまでの道のりは長かった。決勝戦で負けたくない。」と語った。
「全仏オープン」では、2005年のラファエル・ナダル(スペイン)初優勝以来、過去13年でラファエル・ナダル(スペイン)が10回優勝。ラファエル・ナダル(スペイン)以外の優勝者は、2009年のロジャー・フェデラー(スイス)、2015年スタン・ワウリンカ(スイス)、2016年ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の3選手のみ。
グランドスラムでは、2003年のロジャー・フェデラー(スイス)優勝以来、過去59大会のうち、Big 4 以外の優勝は、アンディ・ロディック(アメリカ)、ガストン・ガウディオ(アルゼンチン)、マラト・サフィン(ロシア)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、スタン・ワウリンカ(スイス)、マリン・チリッチ(クロアチア)のみ。
ドミニク・ティーム(オーストリア)がクレーキングの壁を破ることができるか、注目される。
ラファエル・ナダル(スペイン)とドミニク・ティーム(オーストリア)の過去の対戦成績は、ラファエル・ナダル(スペイン)の6勝3敗(勝率67 %)。
全てがクレーコートでの対戦である。
直近の対戦は、前述の2018年マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」準々決勝でのドミニク・ティーム(オーストリア)の勝利。
「全仏オープン」では、両者初めての対戦となった2014年と、2017年準決勝の2回。いずれもラファエル・ナダル(スペイン)がストレートで勝利している。
今回が両者10度目の対戦となる。
なお、現在世界ランキング1位であるラファエル・ナダル(スペイン)は、今大会に優勝を果たすことで、大会後も世界1位をキープする。
ドミニク・ティーム(オーストリア)が優勝した場合には、大会後、ラファエル・ナダル(スペイン)は世界1位の座をロジャー・フェデラー(スイス)に譲ることになる。
ラファエル・ナダル(スペイン)にとっては、世界1位を懸けた戦いでもある。
グランドスラム「全仏オープン」2018年決勝戦!ラファエル・ナダル(スペイン)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
会場の大声援で両者を迎える。
第1ゲーム
ナダルのサーブで試合開始。ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 1-0 ティーム)
第2ゲーム
ティームのサービス。序盤硬さがみられるティームに対し、ナダルがミスを誘うショットを連発。ナダルが2ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ティームのフォアハンド・ショットがネットに阻まれる。
ナダルが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:ナダル 2-0 ティーム)
第3ゲーム
ナダルのサービス。ティームが攻撃的なプレーを展開、2ブレイクポイントを獲得する。
ティームのフォアハンド・ショットがアウトとなり、ナダルが1ポイントをセーブ。
続いてラリーとなり、ティームがフォアハンドでウィナーを決める。
ティームが早々のブレイクバックに成功。(スコア:ナダル 2-1 ティーム)
第4ゲーム
ティームのサービス。ティームのゲームポイントで、ティームにダブルフォルト。ジュースに突入する。
ティームのバックハンドでのドロップショットがネットに阻まれ、ナダルがブレイクポイントを獲得。
ティームが強力なサーブを決め、ナダルのリターンはラインを越える。再びジュース。
ティームがセンターへの時速222 km のエースを決め、アドバンテージを獲得。
ナダルがバックハンドでクロスコートのウィナーを決める。ゲーム3度目のジュース。
ティームが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
ラリーとなり、ナダルのフォアハンド・ショットがフレームに当たり大きく宙に浮く。
ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 2-2 ティーム)
第5ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 3-2 ティーム)
第6ゲーム
ティームのサービス。ティームのゲームポイント、ナダルのショットがアウトの判定も、主審がボールマークを確認、判定はIN に訂正される。ジュースに突入。
ティームが強力なサーブから展開、ナダルのバックハンド・ショットがラインを越える。ティームがアドバンテージを獲得。
続いて、ティームのショットがネットに当たり、ラインを越える。再びジュース。
ティームの強力なフォアハンド・ショット、ナダルのリターンは返らず。ティームがアドバンテージを獲得する。
ラリーとなり、ナダルがフォアハンドでボレーを決める。3度目のジュース。
ティームのフォアハンドでのクロスコート・ショットがラインを越え、ナダルがブレイクポイントを獲得。
続いてもラリーとなり、ナダルのフォアハンド・ショットがラインを越える。4度目のジュース。
続いて、ティームのバックハンド・ショットがラインを越える。ナダルがブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ナダルのフォアハンド・ショットがラインを外れる。5度目のジュースに突入。
17 ショットに及ぶラリーとなり、ティームがドロップショットから展開、フォアハンドのボレーでウィナーを決める。ティームがアドバンテージを獲得。
ティームが強力なサーブを決め、ナダルのリターンはラインを越える。
ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 3-3 ティーム)
第7ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 4-3 ティーム)
第8ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ナダル 4-4 ティーム)
第9ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 5-4 ティーム)
第10ゲーム
ティームのサービス。ナダルが3ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
続いて、ティームのフォアハンド・ショットがラインを越える。
ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 6-4 ティーム)
第1セットをナダルが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ナダルのサーブで試合再開。ナダル、キープ。(スコア:ナダル 1-0 ティーム)
第2ゲーム
ティームのサービス。ナダルがティームをコート左右に走らせ先行。ナダルが2ブレイクポイントを獲得する。
ティームのフォアハンドでのクロスコート・ショット、ナダルのリターンがラインを越える。ティームが1ポイントをセーブ。
ティームがボレーを決め、2ポイント目もセーブ。ジュースに持ち込む。
ラリーとなり、ティームがフォアハンド・ショットがネットに阻まれる。ナダルがゲーム3度目のブレイクポイントを獲得。
続いては、ナダルのフォアハンド・ショットがラインを越える。再びジュース。
ティーム、センターへのエースを決め、アドバンテージを獲得。
ティームのダブルフォルトで、3度目のジュースに突入。
ラリーとなり、ティームのバックハンド・ショットがネットに阻まれる。ナダルが4度目のブレイクポイントを獲得。
ティームがセンターへの強力なサーブ、続いてフォアハンドでボレーを決める。4度目のジュース。
ラリーとなり、ティームのバックハンド・ショットがネットに阻まれる。ナダルが5度目のブレイクポイントを獲得する。
続いて、ティームのバックハンド・ショットがラインを越える。
ナダルが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:ナダル 2-0 ティーム)
第3ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 3-0 ティーム)
第4ゲーム
ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 3-1 ティーム)
第5ゲーム
ナダルのサービス。ナダルのゲームポイントで、ナダルのサーブに対しティームがダウン・ザ・ラインを決める。ジュースに突入。
ナダルが強力なサーブを決め、アドバンテージを獲得。
続いてもナダルが強力なサーブ、ティームのリターンがラインを越える。
ナダルがゲームキープ。(スコア:ナダル 4-1 ティーム)
第6ゲーム
ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 4-2ティーム)
第7ゲーム
ナダルのサービス。互いにライン上へ落下するショットを連発、最高のラリーを展開する。ポイント30-30 と拮抗したところで、ナダルにサーブ時間制限の警告。
続いてのラリーでティームがドロップショットを決める。ティームが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ナダルがドロップショットから展開、最後はナダルがフォアハンドでボレーを決める。ナダルがセーブし、ジュースに持ち込む。
ナダルが再度のドロップショット、ネットプレーとなるが、ティームの後ろを向きながらのショットがネットに阻まれる。ナダルがアドバンテージを獲得。
つづいて、ティームのショットがフレームショットとなり大きく宙に浮く。
ナダルがサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 5-2 ティーム)
第8ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ナダル 5-3 ティーム)
第9ゲーム
ナダルのサービス for the セット。ナダルが2セットポイントを迎える。
続いて、ティームのバックハンド・ショットがラインを越える。
ナダルがゲームキープ。(スコア:ナダル 6-3 ティーム)
第2セットもナダルが獲得、試合は第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
ティームのサーブで試合再開。20 ショットに及ぶラリーはナダルに軍配。ナダルが3ブレイクポイントを獲得する。
ティームがフォアハンドでウィナーを決め、1ポイントをセーブ。
ティームがワイドへのサーブからストレート、ナダルのリターンはラインを越える。ティームが2ポイント目もセーブ。
ナダルのショットがラインを越え、ティームが3ポイント目もセーブ。ジュースに持ち込む。
ティームのフォアハンド・ショットがラインを越え、ナダルが再度のブレイクポイントを獲得。
ティームが強力なサーブを決め、再びジュース。
ティームがネット際に出てボレーを決め、アドバンテージを獲得。
ティームのバックハンド・ショット、ナダルのリターンがネットに阻まれる。
ティームがサービスゲームをキープ。
第2ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 1-1 ティーム)
第3ゲーム
ティームのサービス。ナダルが1ブレイクポイントを獲得する。
ティームがバックハンドでドロップショットを決める。ティームのセーブで、ジュースとなる。
ティームがフォアハンドでウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
ナダルがフォアハンドでウィナーを決め、再びジュース。
ティームがセンターへのエースを決め、アドバンテージを獲得。
ナダルがフォアハンドでクロスコートのウィナーを決める。3度目のジュース。
ティームのフォアハンド・ショットがネットに阻まれ、ナダルが再度のブレイクポイントを獲得する。
ラリーとなり、ナダルのフォアハンド・ショット、ティームのリターンがラインを越える。
主審がボールマークを確認するが、判定はOUT で覆らず。
ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 2-1 ティーム)
第4ゲーム
ナダルのサービス。ゲーム中、ナダルはトレーナーを呼び、左手の不調を訴える。
試合は再開されるが、ナダルは左手を抑えながら何かを訴える。
ナダルは、準々決勝以降、両手首にテーピングをし試合に臨んでいる。
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 3-1 ティーム)
第5ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ナダル 3-2 ティーム)
休憩中、トレーナー、医師がナダルの左手首の治療を施す。ナダルは薬のようなものを服用する。メディカルタイムアウトは取得せず。
第6ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 4-2 ティーム)
第7ゲーム
ティームのサービス。ティームにダブルフォルト。ナダルが2ブレイクポイントを獲得。
ティームのワイドへのサーブ、ナダルがクロスコート・ショットを返し、ティームのリターンはラインを越える。
ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 5-2 ティーム)
休憩中、ナダルはトレーナーを呼び、再度、左手の治療を受ける。今回もメディカルタイムアウトは取得せず。
第8ゲーム
ナダルのサービス for the チャンピオンシップ。ナダルが3チャンピオンシップポイントを迎える。
ラリーとなり、ナダルのバックハンド・ショットがラインを越える。
ナダルがドロップショット、ティームが追いつき、フォアハンドでウィナーを決める。
ナダルのバックハンド・ショットがラインを越え、ジュースに突入。
ラリーとなり、ティームのフォアハンド・ショットがラインを越える。ナダルがアドバンテージ(チャンピオンシップポイント)を獲得。
ナダルのショットがラインを越え、再びジュース。
ティームのフォアハンド・ショットがラインを越え、ナダルがアドバンテージ(チャンピオンシップポイント)を獲得。
ナダルの強力なサーブ、ティームのリターンがラインを越える。
ナダル、ゲームキープ。(スコア:ナダル 6-2 ティーム)
第3セットもナダルが獲得、ストレートで試合に勝利(6-4 6-3 6-2)。2時間42分で試合終了。
ラファエル・ナダル(スペイン)がグランドスラム「全仏オープン」2018年優勝!
史上初の大会11回目の優勝。グランドスラム17回目のタイトル獲得を果たした。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、準優勝となった。
錦織圭 vs. ティーム 全仏OP第4回戦(ベスト16)結果詳細
Summary
ナダル | 6-4 6-3 6-2 | ティーム |
0本 | エース | 7本 |
26 | ウィナー | 34 |
3 | ダブルフォルト | 5 |
24 | Unforced エラー | 42 |
68 % (56/82) |
第1サーブ 率 | 57 % (59/102) |
82 % (46/56) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
67 % (40/59) |
46 % (12/26) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
34 % (15/43) |
170 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
183 km/h |
145 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
153 km/h |
192 km/h | 最速サーブ | 224 km/h |
29 % (5/17) |
ブレイクポイント 成功率 |
33 % (1/33) |
47 % (47/102) |
リターンポイント 成功率 |
30 % (24/82) |
105 | ポイント獲得合計 | 79 |