2018年1月6日(日本時間1月7日)、ドーハ「カタール・エクソンモービル・オープン(ATP250)」では遂に決勝戦が開催され、ガエル・モンフィス(フランス)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が対戦した。
ガエル・モンフィス(フランス)は4回目の今大会への決勝進出。
過去、2006年、2012年、2013年に決勝へ進出したが、いずれも準優勝に終わっている。今回、念願の優勝を目指す。
ガエル・モンフィス(フランス)は2017年、多くの怪我に悩まされた。
シーズン初めに左アキレス腱、左ひざの膝蓋骨(ひざ関節の前にある、さら状の骨)軟骨の怪我のためリハビリに入り、さらに足首の故障にも苛まれた。
多くの大会への欠場を余儀なくされ、グランドスラム「全米オープン」を最後にツアーを離脱。治療に専念した。
2016年末世界ランキングは世界7位であったが、2017年末には世界46位にまで下落した。
復帰の大会となった今大会にて、2016年7月以来のツアー優勝を目指す。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、現在20才の期待の若手選手。
2017年、ウマグ「クロアチア・オープン・ウマグ(ATP250)」で予選敗者となったもののラッキールーザーとして本選に出場、見事ツアー初優勝を収めた。
なお、ガエル・モンフィス(フランス)は同大会で初戦敗退に終わっている。
さらに、2017年グランドスラム「全米オープン」では準決勝に進出。
21才以下のファイナルである「NextGen ATP ファイナル」では準優勝を獲得した。
2017年初は世界ランキング156位でスタートしたが、2017年末世界ランキングにおいては世界39位にまで上昇。
今後も更なる活躍が期待されている。
ガエル・モンフィス(フランス)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、今回が初めての対戦となる。
ドーハ「カタール・エクソンモービル・オープン(ATP250)」2018年決勝戦、ガエル・モンフィス(フランス)vs. アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
モンフィスのサーブ、エースで試合開始。モンフィス、ゲームキープ。
第2ゲーム
ルブレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:モンフィス 1-1 ルブレフ)
第3ゲーム
モンフィス、キープ。(スコア:モンフィス 2-1 ルブレフ)
第4ゲーム
ルブレフのサービス。ルブレフにダブルフォルト。モンフィスが2ブレイクポイントを獲得。
24 ショットに及ぶラリーとなり、ルブレフのショットがネットに阻まれる。
モンフィスがブレイクに成功。(スコア:モンフィス 3-1 ルブレフ)
第5ゲーム
モンフィス、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:モンフィス 4-1 ルブレフ)
第6ゲーム
ルブレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:モンフィス 4-2 ルブレフ)
第7ゲーム
モンフィス、キープ。(スコア:モンフィス 5-2 ルブレフ)
第8ゲーム
ルブレフのサービス。モンフィスが2ブレイクポイント(セットポイント)を獲得。
ルブレフが強力なサーブで1ポイントをセーブ。
続いてラリーとなり、ルブレフのショットがネットに阻まれる。
モンフィスがダブル・ブレイクに成功。(スコア:モンフィス 6-2 ルブレフ)
第1セットをモンフィスが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
モンフィスのサーブで試合再開。ジュースとなり、モンフィスが強力なサーブでアドバンテージを獲得する。
モンフィスのドロップショット、ルブレフがリターンでウィナーを決め、再びジュース。
ラリーとなり、モンフィスのショットがアウトの判定も、モンフィスがチャレンジ。リプレイで確認され、ボールはライン上。判定はIN に訂正される。モンフィスがアドバンテージを獲得。
モンフィスのダブルフォルトで、3度目のジュースに突入。
ラリーとなり、ルブレフのフォアハンド・ショットがラインを越える。モンフィスがアドバンテージを獲得。
続いてモンフィスがウィナーを決め、ゲームキープ。
第2ゲーム
ルブレフ、キープ。ルブレフはゲームポイントでエースを決める。(スコア:モンフィス 1-1 ルブレフ)
第3ゲーム
モンフィス、ラブゲームでキープ。(スコア:モンフィス 2-1 ルブレフ)
第4ゲーム
ルブレフのサービス。ルブレフにダブルフォルト。モンフィスが1ブレイクポイントを獲得する。
ラリーとなり、ルブレフのショットがラインを越える。
モンフィスがブレイクに成功。(スコア:モンフィス 3-1 ルブレフ)
第5ゲーム
モンフィスのサービス。モンフィスにダブルフォルト。ルブレフが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、モンフィスがフォアハンドウィナーを決める。ジュースに突入。
続いてもモンフィスがウィナーを決め、アドバンテージを獲得。
ルブレフがフォアハンドで強力なウィナーを決め、再びジュース。
ルブレフが続いてもフォアハンド・ウィナーを決め、再度のブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ルブレフのショットがネットに阻まれる。3度目のジュース。ルブレフは大きな叫び声を上げ悔しがる。
続いてのラリーではルブレフのショットがフレームショットとなり大きく宙に浮く。モンフィスがアドバンテージを獲得。ルブレフがラケットをコートに垂直に叩きつける。
モンフィスがブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:モンフィス 4-1 ルブレフ)
第6ゲーム
ルブレフ、キープ。(スコア:モンフィス 4-2 ルブレフ)
第7ゲーム
モンフィス、キープ。(スコア:モンフィス 5-2 ルブレフ)
第8ゲーム
ルブレフ、キープ。(スコア:モンフィス 6-3 ルブレフ)
第9ゲーム
モンフィスのサービス for the チャンピオンシップ。モンフィスが2チャンピオンシップポイントを迎える。
モンフィスがコーナーへのサーブ、ルブレフのリターンはラインを越える。
モンフィス、ゲームキープ。(スコア:モンフィス 6-3 ルブレフ)
第2セットもモンフィスが獲得、ストレートで試合に勝利(6-2 6-3)。1時間0分で試合終了。
ガエル・モンフィス(フランス)がドーハ「カタール・エクソンモービル・オープン(ATP250)」2018年優勝!を果たした。
怪我に苦しんだガエル・モンフィス(フランス)は、復帰の大会で優勝を飾った。
Summary
モンフィス | 6-2 6-3 | ルブレフ |
9本 | エース | 7本 |
29 | ウィナー | 21 |
4 | ダブルフォルト | 3 |
10 | Unforced エラー | 21 |
65 % (39/60) |
第1サーブ 率 | 71 % (29/41) |
79 % (31/39) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
66 % (19/29) |
52 % (11/21) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
50 % (6/12) |
75 % (3/4) |
ブレイクポイント 成功率 |
0 % (0/2) |
39 % (16/41) |
リターンポイント 成功率 |
30 % (18/60) |
58 | ポイント獲得合計 | 48 |
同時期開催の他の大会
- ブリスベン「ブリスベン国際(ATP250)」:ディミトロフ、ラオニッチ、キリオス他出場
- プネ「マハラシュトラ・オープン(ATP250)」:チリッチ、K. アンダーソン、Bアグ他出場