2018年マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」決勝戦は、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)対ドミニク・ティーム(オーストリア)。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は21才、ドミニク・ティーム(オーストリア)は24才。
次世代テニスを担う選手同士の注目の対戦となった。
過去10年、ラファエル・ナダル(スペイン)をはじめとするBig 4 で優勝を独占してきたマドリッド大会。
2007年以来、11年振りにBIg 4 以外の優勝者が誕生する。
タイトルを獲得するのはどちらか、試合の行方が注目される。
Alexander Zverev and @ThiemDomi are featured in @voguemagazine ahead of the US Open. https://t.co/TJ7f85wDVp. Photo: Thibault Montamat/Vogue pic.twitter.com/A2gzzIzcQu
— ATP Tour (@atptour) 2017年8月23日
ドミニク・ティーム(オーストリア)は今大会、準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に勝利!
連勝を続けていたラファエル・ナダル(スペイン)に、なんとストレートで勝利を果たした。
ラファエル・ナダル(スペイン)のクレーコートでの連勝記録を21試合、連続獲得セット数を50セットでストップさせ、クレーキングにクレーコートで3試合以上勝利した史上3人目の選手となった。
ドミニク・ティーム(オーストリア)はその後、準決勝ではケビン・アンダーソン(南アフリカ)にもストレートで勝利。
昨年に引き続き決勝進出を決め、自身初となるATPワールドツアー・マスターズ1000 優勝を狙う。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、今大会1セットも失うことなく全てストレートで勝利し決勝に進出。
相手に与えたブレイクポイントも、わずか1ポイント。好調なプレーを披露している。
マドリッド大会はクレーコートではあるが、標高が高く、ボールスピードも比較的速くなることから、強力なサーブを持ち味の1つとするアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)にも有利に働く。
今回、21才にして、3度目となるATPワールドツアー・マスターズ1000 のタイトル獲得を目指す。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)とドミニク・ティーム(オーストリア)の過去の対戦成績は、ドミニク・ティーム(オーストリア)の4勝1敗(勝率80 %)。
2016年に4試合、2017年に1試合を対戦している。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が勝利したのは、2016年北京大会のみ。
直近の対戦である22017年ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」では、ドミニク・ティーム(オーストリア)がフルセットの末に勝利した。
なお、過去の両者の対戦は、ストレートでの勝敗はなく、いずれの試合も3セット以上を戦っている。
今回、両者6回目の対戦は、ATPワールドツアー・マスターズ1000 決勝戦となった。タイトルを懸け、高度な試合が予想される。
マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」2018年決勝戦!アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ティームのサーブで試合開始。ズベレフが2ブレイクポイントを獲得。
続いて、ティームのサーブはダブルフォルトとなる。
ズベレフが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 1-0 D. ティーム)
第2ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 2-0 D. ティーム)
第3ゲーム
ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 2-1 D. ティーム)
第4ゲーム
ズベレフ、キープ。(スコア:A. ズベレフ 3-1 D. ティーム)
第5ゲーム
ティームのサービス。ジュースとなり、ティームがワイドへの強力なサーブを決めアドバンテージを獲得。
ティーム、続いてもワイドへの強力なサーブを決める。
ティームがゲームキープ。(スコア:A. ズベレフ 3-2 D. ティーム)
第6ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 4-2 D. ティーム)
第7ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:A. ズベレフ 4-3 D. ティーム)
第8ゲーム
ズベレフ、キープ。ズベレフ、ゲームポイントでワイドへの強力なサーブを決める。(スコア:A. ズベレフ 5-3 D. ティーム)
第9ゲーム
ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 5-4 D. ティーム)
第10ゲーム
ズベレフのサービス for the セット。ズベレフが1セットポイントを迎える。
続いて、ズベレフのフォアハンド・ショットはラインを越え、ジュースとなる。
ズベレフの時速218 km のボディへの強力なサーブを決め、アドバンテージ(セットポイント)を獲得。
ズベレフ、第2サーブとなるが強力なサーブを決め、ティームのリターンはラインを越える。
ズベレフがゲームキープ。(スコア:A. ズベレフ 6-4 D. ティーム)
第1セットをズベレフが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ティームのサーブで試合再開。ズベレフが1ブレイクポイントを獲得。
ラリーとなり、ズベレフのダウン・ザ・ライン、ティームのリターンはネットに阻まれる。
ズベレフが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:A. ズベレフ 1-0 D. ティーム)
第2ゲーム
ズベレフ、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 2-0 D. ティーム)
第3ゲーム
ティームのサービス。ティームにダブルフォルト。ズベレフが2ブレイクポイントを獲得する。
ズベレフのバックハンドでのクロスコート・ショットがラインを越え、ティームが1ポイントをセーブ。
ティームが強力なクロスコート・ショット、ズベレフが返すが、ティームがストレートでウィナーを決める。ティエが2ポイント目もセーブし、ジュースに突入。
ティーム、時速201 km へのセンターへのサーブを決め。アドバンテージを獲得。
ティームがワイドへのキック・サーブから展開、ズベレフがリターン、ティームのフォアハンド・ショットに対するズベレフのショットがネットに阻まれる。
ティームがサービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 2-1 D. ティーム)
第4ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 3-1 D. ティーム)
第5ゲーム
ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 3-2 D. ティーム)
第6ゲーム
ズベレフのサービス。ズベレフが3ゲームポイントを迎えるが、ティームがダウン・ザ・ラインを決めポイントを獲得。両者ともに高度なラリーを展開、ポイントをティームが獲得し、ジュースとなる。
続いて、ティームのショットがネットに阻まれる。ズベレフがアドバンテージを獲得。
ラリーとなり、ズベレフがボレーを決める。
ズベレフがサービスゲームをキープ。(スコア:A. ズベレフ 4-2 D. ティーム)
第7ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:A. ズベレフ 4-3 D. ティーム)
第8ゲーム
ズベレフ、ラブゲームでキープ。(スコア:A. ズベレフ 5-3 D. ティーム)
第9ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:A. ズベレフ 5-4 D. ティーム)
第10ゲーム
ズベレフのサービス for the チャンピオンシップ。ズベレフが2チャンピオンシップポイントを迎える。
続いて、ズベレフがセンターへの強力なサーブを決める。
ズベレフ、ゲームキープ。(スコア:A. ズベレフ 6-4 D. ティーム)
ズベレフは大きな叫び声とともにガッツポーズを決めた。
第2セットもズベレフが獲得、ストレート試合に勝利(6-4 6-4)。1時間18分で試合終了。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がマドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」2018年優勝!を果たした。
キャリア3度目となるATPワールドツアー・マスターズ1000 タイトルを獲得した。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、準優勝となった。
マドリッド後の大会
- ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」:錦織圭、ナダル、ジョコビッチ、Aズベレフ、ティーム、杉田祐一他トップ選手集結
Summary
A. ズベレフ | 6-4 6-4 | D. ティーム |
1本 | エース | 2本 |
15 | ウィナー | 15 |
0 | ダブルフォルト | 2 |
12 | Unforced エラー | 21 |
65 % (35/54) |
第1サーブ 率 | 64 % (36/56) |
83% (29/35) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
72 % (26/36) |
68 % (13/19) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
55 % (11/20) |
210 km/h | 第1サーブ 平均速度 |
195 km/h |
166 km/h | 第2サーブ 平均速度 |
165 km/h |
74 % | サーブ 返球率 |
71 % |
50 % (2/4) |
ブレイクポイント 成功率 |
– % (0/0) |
34 % (19/56) |
リターンポイント 成功率 |
22 % (12/54) |
61 | ポイント獲得合計 | 49 |