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2017年6月9日(現地時間)、グランドスラム「全仏オープン」準決勝が行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)とドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦した。
今シーズン、クレーコートで最高ともいえるパフォーマンスを披露している両者。
2017年は、「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」決勝、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」決勝、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」準々決勝で対戦している。
「バルセロナ・オープン・バンコサバデル(ATP500)」決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)が勝利し大会優勝。
マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」決勝でもラファエル・ナダル(スペイン)が勝利し大会に優勝。
ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」準々決勝では、ドミニク・ティーム(オーストリア)が勝利した。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、今クレーコート・シーズン、ラファエル・ナダル(スペイン)に勝利した唯一の選手である。

Photo by Kate – Dominic Thiem (license)
前述の3試合を含め、両者の過去の対戦成績は、ラファエル・ナダル(スペイン)の4勝2敗(勝率67 %)。
公式対戦は全てクレーコートでの試合である。
2014年「全仏オープン」第2回戦でも対戦しており、この時はラファエル・ナダル(スペイン)がストレートで勝利した。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、グランドスラム「全仏オープン」史上初の10回目の優勝を狙う。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に初勝利を収め、準決勝に進出。
注目の再対決、両者の素晴らしいプレーに期待したい。
なお、先に行われた準決勝にて、スタン・ワウリンカ(スイス)がアンディ・マレー(イギリス)を下し決勝進出を決めている。
試合勝者は、決勝戦でスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
ラファエル・ナダル(スペイン)vs. ドミニク・ティーム(オーストリア)、グランドスラム「全仏オープン」2017年準決勝の試合結果詳細は、以下の通り。
Set 1
第1ゲーム
ナダルのサーブで試合開始。ナダルにダブルフォルト。
ティームがブレイクポイントを獲得。続いてナダルのショットはネットに阻まれ、ティームが試合開始早々のブレイクに成功。(スコア:ナダル 0-1 ティーム)
第2ゲーム
ティームのサービス。ナダルがブレイクポイントを獲得。
今度はティームのショットがネットに阻まれ、ナダルがブレイクバックに成功。(スコア:ナダル 1-1 ティーム)
第3ゲーム
ナダルのサービス。ティームが2ブレイクポイントを獲得。
ナダルが強力なサーブでセーブ、そしてティームのショットはラインを越えアウトとなり、ジュースに突入。
ナダルがサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 2-1 ティーム)
第4ゲーム
ティームのサービス。ティームのダブルフォルトで、ナダルが3ブレイクポイントを獲得。
ティームがフォアファンドのクロスコート・ウィナーを決め、続いてもフォアハンドのウィナーを決める。ティームのフォアハンド・ショットに対するナダルのリターンはアウトとなり、ジュースに突入。
ナダルが再度のブレイクポイントを獲得。ティームの今度のフォアハンドはエラー。ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 3-1 ティーム)
第5ゲーム
ナダルのサービス。ティームが2ブレイクポイントを獲得。
ナダルが強力なサーブを決め、続いてネット際に走りフォアハンド・ウィナー。ジュースとなる。
ナダルがブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 4-1 ティーム)
第6ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ナダル 4-2 ティーム)
第7ゲーム
ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 5-2 ティーム)
第8ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ナダル 5-3 ティーム)
第9ゲーム
ナダルのサービス for the セット。ナダル、キープ。(スコア:ナダル 6-3 ティーム)
第1セットをナダルが獲得、試合は第2セットへ。
Set 2
第1ゲーム
ティームのサーブで試合再開。ティームにダブルフォルト。その後に試合初のエースを決める。
ジュースの末、ティームがサービスゲームをキープ。
第2ゲーム
ナダルのサービス。ティームが2ブレイクポイントを獲得。
ナダルのセーブでジュースとなる。ナダルがアドバンテージを獲得し、ゲームポイントでエースを決める。
ナダルがサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 1-1 ティーム)
第3ゲーム
ティームのサービス。ナダルがブレイクポイントを獲得。
ティームが強力なサーブでセーブ、ジュースとなる。ティームがアドバンテージを獲得するも、続いてのティームのショットはラインを越え、再びジュース。
ティームが再度のアドバンテージを獲得するが、続いてフォアハンドのエラーとなる。
3度目のジュース、ナダルが再度のブレイクポイントを獲得。
ティームのバックハンド・ショットはネットに阻まれ、ナダルがブレイクに成功。(スコア:ナダル 2-1 ティーム)
第4ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 3-1 ティーム)
第5ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ナダル 3-2 ティーム)
第6ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 4-2 ティーム)
第7ゲーム
ティーム、キープ。(スコア:ナダル 4-3 ティーム)
第8ゲーム
ナダル、キープ。(スコア:ナダル 5-3 ティーム)
第9ゲーム
ティーム、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 5-4 ティーム)
第10ゲーム
ナダルのサービス for the セット。ナダル、ラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 6-4 ティーム)
第2セットもナダルが獲得、試合は第3セットへ。
Set 3
第1ゲーム
ティームのサーブで試合再開。ナダルがブレイクポイントを獲得。
続いてのラリー、ティームのショットはラインを越え、ナダルが試合再開早々のブレイクに成功。(スコア:ナダル 1-0 ティーム)
第2ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 2-0 ティーム)
第3ゲーム
ティームのサービス。ジュースとなり、ティームがフォアファンド・ウィナーを決めアドバンテージを獲得するが、続いてのラリーはナダルに軍配。
ナダルがブレイクポイントを獲得。続いてのラリー、ティームのショットに対しナダルがフォアファンドでリターン、ウィナーとなり、ナダルが再度のブレイクに成功。(スコア:ナダル 3-0 ティーム)
第4ゲーム
ナダル、ブレイク直後のサービスゲームをまたもやラブゲームでキープ。(スコア:ナダル 4-0 ティーム)
第5ゲーム
ティームのサービス。ナダルが3ブレイクポイントを獲得。
ナダルがフォアファンドのクロスコート・ウィナーを決め、第3セット3度目のブレイクに成功。(スコア:ナダル 5-0 ティーム)
第6ゲーム
ナダルのサービス for the マッチ。ティームがブレイクポイントを獲得。
ナダルがセーブし、ジュースとなる。
ナダルがアドバンテージ(マッチポイント)を獲得。ナダルのサーブに対するティームのリターンはアウト。ナダルがサービスゲームをキープ。(スコア:ナダル 6-0 ティーム)
第3セットもナダルが獲得し、ストレートで試合に勝利(6-3 6-4 6-0)。2時間7分で試合終了。
ラファエル・ナダル(スペイン)がドミニク・ティーム(オーストリア)を下し、グランドスラム「全仏オープン」2017年決勝進出を決めた。
決勝戦では、スタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。


Summary
ナダル | 6-3 6-4 6-0 | ティーム |
2本 | エース | 3本 |
n23 | ウィナー | 21 |
2 | ダブルフォルト | 3 |
22 | Unforced エラー | 34 |
66 % (49/74) |
第1サーブ 率 | 53 % (43/81) |
71 % (35/49) |
第1サーブ ポイント 獲得率 |
63 % (27/43) |
76 % (19/25) |
第2サーブ ポイント 獲得率 |
37 % (14/38) |
60 % (6/10) |
ブレイクポイント 成功率 |
13 % (1/8) |
49 % (40/81) |
リターンポイント 成功率 |
27 % (20/74) |
94 | ポイント獲得合計 | 61 |

