トップ選手大会出場予定【2017年10月】:ナダル・フェデラー他出場スケジュール

2017年10月開催の世界テニス男子シングルス、各大会へのトップ選手出場予定を紹介する。

2017年シーズンもいよいよ終盤。10月は、ATP1000 の大会が2大会、ATP500 が4大会、ATP250 は3大会が開催される。

怪我のため離脱を余儀なくされた選手が続出した2017年。一方で、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)の大復活と、若手選手の躍進が目立っている。

11月開催のファイナルに向け、トップ選手同士のハードな戦いが予想される。

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10月2日~8日

・「ジャパン・オープン(ATP500)」:ドロー
北京チャイナ・オープン(ATP500)」:ドロー

10月8日~15日

・「上海Rolexマスターズ(ATP1000)」:ドロー

10月16日~22日

・モスクワ「クレムリン・カップ(ATP250)」:ドロー
・アントワープ「ヨーロピアン・オープン(ATP250)」:ドロー
・「ストックホルム・オープン(ATP250)」:ドロー

10月23日~29日

ウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」:ドロー
バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」:ドロー

10月30日~11月5日

・「パリ・マスターズ(ATP1000)」:ドロー


各大会におけるトップ選手の出場予定は、次の通り。

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2017年10月:ナダル・フェデラー・Aズベレフ・チリッチらトップ選手集結

ジャパンオープンにチリッチ、ティーム、北京にナダル、Aズベレフらが出場

10月2日~8日にかけて、ATP500 の2大会が開催される。

日本で開催される唯一のATPワールドツアーレベルの大会、ジャパン・オープン(ATP500)」
錦織圭(日本)は怪我で欠場となったが、マリン・チリッチ(クロアチア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、ダビド・ゴファン(ベルギー)など多くのトップ選手が来日する。
グランドスラム「全米オープン」準優勝を果たしたケビン・アンダーソン(南アフリカ)も、昨年に引き続き出場を予定している。

日本勢は、杉田祐一(日本)が出場を決めている他、ワイルドカードとして、ダニエル太郎添田豪内山靖崇など多くの日本人選手も本選への出場が予定されている。各選手の活躍に期待したい。

ジル・ミュラー(ルクセンブルク)、ガエル・モンフィス(フランス)は欠場となった。これにより、NextGen ダニール・メドベデフ(ロシア)が本選入りを決めている。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)も本選出場権を得たが、北京チャイナ・オープン(ATP500)」への出場を選択した。

そして、北京チャイナ・オープン(ATP500)」では、世界No. 1 ラファエル・ナダル(スペイン)に加え、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)などトップ選手が集結。
昨年「ジャパン・オープン」優勝者のニック・キリオス(オーストラリア)も、今年は同時期に開催される北京チャイナ・オープン(ATP500)」への出場を選択した。

北京チャイナ・オープン(ATP500)」フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が出場を発表。当初出場予定でなかったため、ワイルドカードでの出場権を獲得した。ビッグネームのワイルドカード参戦で、高度な戦いが予想される。

トーナメント表(ドロー)

 

上海にナダル、フェデラーらがトップ選手集結

10月8日~15日には、ATPワールドツアー1000 の大会が開催される。

上海Rolexマスターズ(ATP1000)」には、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、マリン・チリッチ(クロアチア)などほとんどのトップ選手が集結。

上海Rolexマスターズ」では、過去アンディ・マレー(イギリス)が3回優勝、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が4回優勝と、両名が優勝をほぼ独占。
2014年には、ロジャー・フェデラー(スイス)が優勝を果たしている。

2017年は、アンディ・マレー(イギリス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)ともに怪我により出場を断念。
ロジャー・フェデラー(スイス)2度目の優勝となるか、新たなタイトル獲得者が現れるのか。展開が注目される。

トーナメント表(ドロー)

モスクワにCブスタ、アントワープにゴファン、ストックホルムにディミトロフ他出場

10月16日~22日は、ATP250 の3大会が開催される。

モスクワクレムリン・カップ(ATP250)」には、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)、アドリアン・マナリノ(フランス)に加え、地元期待の若手であるカレン・カチャノフ(ロシア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が出場を予定。

昨年はパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)が優勝。今回、2度目の制覇を狙う。

先に開催されたグランドスラム「全米オープン」では、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)が準決勝、19才アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は準々決勝に進出。今大会でも活躍が期待される。

ベルギー アントワープで開催のアントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」には、地元のエースダビド・ゴファン(ベルギー)の他、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)、ニック・キリオス(オーストラリア)、ダビド・フェレール(スペイン)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)などがエントリー。
初開催となった昨年は、ダビド・ゴファン(ベルギー)が準々決勝でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)にフルセットの末敗退。再度の対戦も期待される。

※ アントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」ニック・キリオス(オーストラリア)が参戦を表明。

※ ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が アントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」への出場を表明。
ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は大会開催直前に、怪我で欠場を余儀なくされた同胞ガエル・モンフィス(フランス)に代わり戦うとのコメントを発表した。

※ 昨年優勝のリシャール・ガスケ(フランス)は、欠場となった。

ストックホルム・オープン(ATP250)」は、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、ジャック・ソック(アメリカ)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)など、ハードコートを得意とする強豪選手が集結。トップレベルの試合が予想される。
日本の杉田祐一も大会出場を予定している。

トーナメント表(ドロー)

  

ウィーンにAズベレフ、ティーム、バーゼルにフェデラー、チリッチら出場

10月23日~29日には、ATP500 の2大会が開催される。

ウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」では、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、 パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)などランキング上位の同世代選手が集結している他、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)、ダビド・フェレール(スペイン)などの中堅・ベテラン強豪選手も出場を予定。
楽しみな対戦が多く予想される。

ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」に出場を予定していたが、欠場となった。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、8月に手首の手術を受け、グランドスラム「全米オープン」を含む多くの大会を欠場。10月ジャパン・オープン(ATP500)」で復帰したが、第2回戦杉田祐一(日本)との対戦において、わずか1ゲームでの棄権を余儀なくされた。
ウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」後の大会、「パリ・マスターズ(ATP1000)」への欠場も既に発表しており、今シーズンは終了となる。
昨年末世界ランキングにおいては自己ベストでもある世界3位に位置していたミロシュ・ラオニッチ(カナダ)。手首の故障は、10年来患っていたという。完全復活が待ち望まれる。

※ グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)はウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」にワイルドカードとしての出場を予定していたが、欠場となった。疲労のため、とされている。

そして、バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」には、ロジャー・フェデラー(スイス)、マリン・チリッチ(クロアチア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)などが出場を予定。
また、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、杉田祐一(日本)も出場を予定している。

昨年の優勝はマリン・チリッチ(クロアチア)。決勝戦では、錦織圭(日本)にストレートで勝利した。

地元ロジャー・フェデラー(スイス)は大会最多優勝記録である7回の優勝を誇る。
ロジャー・フェデラー(スイス)にとっては、少年時代にバーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル」のボールパーソンを務めたこともある思い入れのある大会。
今回、地元での再度の記録更新も期待される。

※ バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」に出場予定であったジル・ミュラー(ルクセンブルク)は、肘の怪我により欠場となった。

※ ラファエル・ナダル(スペイン)は、バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」への出場を予定していたが膝の怪我のため欠場となった。
10月上海Rolexマスターズ(ATP1000)」にて膝を故障。シーズン末に向け、早期の回復を祈りたい。

ニック・キリオス(オーストラリア)も出場を予定していたが欠場。バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」後の大会、「パリ・マスターズ(ATP1000)」への欠場も既に発表しており、今シーズンは終了となる。
ニック・キリオス(オーストラリア)は、6月に臀部を故障して以降、怪我に悩まされていた。怪我の悪化を防ぐため休養し、2018年オーストラリアでの大会で復帰したいと語っている。

※ バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」への出場を”検討中”としていたロジャー・フェデラー(スイス)は、大会を「大事な大会」として出場の意向を表明。ラファエル・ナダル(スペイン)の欠場により、第1シードでの出場が予定されている。

トーナメント表(ドロー)

 

ツアー最後、パリにトップ選手集結

10月30日~11月5日にかけて、ATPワールドツアー1000 の大会が開催される。

パリ・マスターズ(ATP1000)」は、多くの選手にとってシーズン最後の大会となる。
年度末世界ランキング、ATPワールドツアー・ファイナル及び(21才以下の選手にとっては)NextGen ATPファイナルへの出場権を懸け、シーズン最高の試合が予想される。

大会には、ラファエル・ナダル(スペイン)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、マリン・チリッチ(クロアチア)などほぼ全てのランキング上位選手が出場を予定している。

昨年はアンディ・マレー(イギリス)が優勝し、自身初の世界No. 1 を獲得した。※

2017年はどんなドラマが待ち受けているのか。各選手最高のプレーに期待したい。

アンディ・マレー(イギリス)がパリ・マスターズ(ATP1000)」への欠場を発表した。
2017年シーズンは、臀部の怪我により、7月グランドスラム「ウィンブルドン」を最後にすべての大会を欠場することとなった。
なお、2018年初めに開催される「ブリスベン国際(ATP250)」には出場を表明しており、同大会にて公式大会への復帰を予定。回復が待ち望まれる。

ジル・ミュラー(ルクセンブルク)が肘の怪我のため欠場。ジル・ミュラー(ルクセンブルク)は2017年、アピア国際シドニー(ATP250)」で自身初となるATPツアーでのタイトルを獲得、その後スヘルトーヘンボスリコー・オープン(ATP250)」でも優勝を果たすなどの活躍をみせた。肘の怪我により、今シーズンはメッスモゼーユ・オープン(ATP250)」を最後に欠場となった。
ジル・ミュラー(ルクセンブルク)の欠場により、杉田祐一(日本)が繰り上がりでパリ・マスターズ(ATP1000)」本選への出場を決めた。

ドミニク・ティーム(オーストリア)がパリ・マスターズ(ATP1000)」への欠場を発表。→取り消し。選手の意向によるものか、ATPまたは大会のミスかどうかは不明。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、成都オープン(ATP250)」ジャパン・オープン(ATP500)」上海Rolexマスターズ(ATP1000)」に出場するもいずれも初戦敗退。地元開催のウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」では第2回戦に進出するが、リシャール・ガスケ(フランス)にフルセットの末に敗退していた。
なお、ドミニク・ティーム(オーストリア)はATPワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)への出場を既に決めている。

※ (ドロー発表後)第2シード ロジャー・フェデラー(スイス)、ガエル・モンフィス(フランス)は欠場となった。

そして、11月からはNext Gen ATPファイナル、最後にATPワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズが開催される。

両大会への出場者は、パリ・マスターズ(ATP1000)」までの結果を持って確定する。

トーナメント表(ドロー)

トップ選手大会出場予定【2017年10月】
世界テニス男子シングルス

(2017年9月18日付ATP 世界ランキング 50位までの選手の出場予定)

※ いずれもエントリー時点の予定。その後、トーナメント表(ドロー)発表までの主な変更を更新している。

順位選手10月2日10月8日10月16日10月23日10月30日
1ラファエル・ナダル北京上海-バーゼルパリ
2ロジャー・フェデラー-上海-バーゼルパリ
3アンディ・マレー----パリ
4アレクサンダー・ズべレフ北京上海-ウィーンパリ
5マリン・チリッチ東京上海-バーゼルパリ
6ノバク・ジョコビッチ-----
7ドミニク・ティーム東京上海-ウィーンパリ
8スタン・ワウリンカ-----
9グリゴール・ディミトロフ北京上海ストックホルムウィーンパリ
10パブロ・カレーニョ ブスタ北京上海モスクワウィーンパリ
11ミロシュ・ラオニッチ東京上海-ウィーンパリ
12ダビド・ゴファン東京上海アントワープバーゼルパリ
13ロベルト・バウティスタ アグート北京上海-バーゼルパリ
14錦織圭-----
15ケビン・アンダーソン東京上海ストックホルムウィーンパリ
16サム・クエリー東京上海-ウィーンパリ
17ジョン・イズナー北京上海-ウィーンパリ
18ジョーウィルフリード・ツォンガ北京上海アントワープウィーンパリ
19トマーシュ・ベルディヒ北京上海-ウィーンパリ
20ニック・キリオス北京上海アントワープバーゼルパリ
21ジャック・ソック北京上海ストックホルムバーゼルパリ
22ルカ・プイユ北京上海-ウィーンパリ
23ジル・ミュラー東京上海-バーゼルパリ
24フアン マルティン・デル ポトロ北京上海ストックホルムバーゼルパリ
25アルベルト・ラモス ビノラス東京上海モスクワウィーンパリ
26ダビド・フェレール北京上海アントワープウィーンパリ
27ミーシャ・ズベレフ北京上海ストックホルムバーゼルパリ
28ディエゴ・シュワルツマン東京上海アントワープウィーンパリ
29ファビオ・フォニーニ北京上海ストックホルムウィーンパリ
30リシャール・ガスケ東京上海アントワープウィーンパリ
31アドリアン・マナリノ東京上海モスクワバーゼルパリ
32カレン・カチャノフ北京上海モスクワウィーンパリ
33パブロ・クエバス北京上海アントワープウィーンパリ
34フィリップ・コールシュライバー北京上海モスクワウィーンパリ
35フェリシアーノ・ロペス東京上海モスクワウィーンパリ
36ガエル・モンフィス東京上海アントワープウィーンパリ
37アンドレイ・ルブレフ東京 北京上海モスクワウィーンパリ
38パオロ・ロレンチ北京上海モスクワバーゼルパリ
39ロビン・ハーセ北京上海ストックホルムバーゼルパリ
40フェルナンド・ベルダスコ北京上海ストックホルムバーゼルパリ
41ブノワ・ペール東京上海アントワープバーゼルパリ
42杉田祐一東京上海ストックホルムバーゼルパリ
43ジル・シモン東京上海-ウィーンパリ
44スティーブ・ジョンソン東京上海-バーゼルパリ
45カイル・エドマンド北京上海アントワープウィーンパリ
46チョン・ヒョン東京上海ストックホルムバーゼルパリ
47ビクトル・トロイツキ東京上海ストックホルムウィーンパリ
48イボ・カルロビッチ東京上海アントワープウィーン-
49アルヤズ・ベデネ北京上海アントワープバーゼル-
50ライアン・ハリソン東京上海-バーゼルパリ

年間大会スケジュール

2017年 国際大会 年間スケジュール(ATP、グランドスラム、デビスカップ)
テニス男子シングルス、2017年の国際大会 年間スケジュールを確認したい。グランドスラム(4大大会)全て、ATP マスターズ1000/ ATP 500/ ATP 250 全て、ATP ワールドツアー・ファイナル、NextGen ATP ファイナル、デビスカップ(国別対抗戦)の大会開催スケジュールは、次の通り。

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