2018年最終発表ATP世界ランキングTOP50・2018年ランキング履歴:テニス男子シングルス

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ATP世界ランキング 2018年履歴(続き)

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2018年10月29日

2018年10月22日~28日は、ATP500 の2大会が開催された。

ウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」優勝は、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)!

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)の優勝は2018年2回目、キャリアでは5回目。ATP500 の大会では、初めてのタイトル獲得となった。

過去、グランドスラムなど大きな大会を含め、準優勝は13回。
度重なる怪我に悩まされた”遅咲き”のビッグサーバー。更なる飛躍に向け、今後の活躍も期待される。

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)の世界ランキングは、優勝により世界8位から世界6位に上昇。

そして、32才にして、自身初となる「ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」への出場権を獲得した。

なお、「ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」出場権獲得は、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)で2018年6人目。(欠場者が出ない限り)残す枠は、2名となった。
※ 出場権を争うATPランキングレース」はこちらを参照

ウィーンエルステ・バンク・オープン500(ATP500)」の準優勝は、錦織圭(日本)。

錦織圭(日本)は、2016年以降、決勝の舞台に進出するも優勝を逃しており、準優勝は今回で9回連続。※ チャレンジャーツアーを除く
錦織圭(日本)のツアー決勝9度目のチャレンジは、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)を前に打ち砕かれた。

ただし、錦織圭(日本)は、大会を通し高いパフォーマンスを披露。
引き続きの活躍、そして「ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」出場権の獲得も、期待される。

錦織圭(日本)のランキングは、世界11位をキープした。

大会準決勝に進出したのは、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)とミハイル・ククシュキン(カザフスタン)。

フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)は、世界30位から世界27位となり、ミハイル・ククシュキン(カザフスタン)は世界71位から世界54位に上昇した。
ミハイル・ククシュキン(カザフスタン)は、予選を突破し本選に出場、第1回戦ではグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)にも勝利、そして、その後準決勝にまで進出した。

ドミニク・ティーム(オーストリア)は、地元オーストリアの舞台に第1シードとして出場。
優勝の大きな期待がかかる中、準々決勝で錦織圭(日本)と対戦し、ストレートでの敗戦を喫した。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、世界ランキング7位から世界8位へと順位を落とした。

また、初戦敗退となったグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、世界10位をキープした。

そして、バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」優勝を果たしたのは、ロジャー・フェデラー(スイス)!

ロジャー・フェデラー(スイス)は、出身地であるバーゼルで、昨年に引き続く2連覇。大会9回目のタイトルを獲得し、自身の有する最多優勝記録を更新した。
キャリア実に99回目のタイトルを獲得。ロジャー・フェデラー(スイス)の歴史はこれからも続く。

大会を通し、ロジャー・フェデラー(スイス)は自身のパフォーマンスに苦悩していたものの、それでも決勝に進出し、タイトルを獲得。
王者の凄さを見せつけ、地元の地に再度のトロフィーを掲げた。

ロジャー・フェデラー(スイス)のランキングは、世界3位をキープした。

バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」の準優勝は、予選からの出場であった、マリウス・コピル(ルーマニア)。

マリウス・コピル(ルーマニア)は、予選を突破し本選に出場、第2回戦ではマリン・チリッチ(クロアチア)に勝利、準決勝ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)に勝利し、なんと決勝の舞台へと進出した。

ツアー決勝は、2月「ソフィア・オープン(ATP250)」に続き2回目。ATP500 の大会では初めての決勝進出となった。

決勝戦ではロジャー・フェデラー(スイス)に敗れたものの、王者を脅かす活躍をみせ、準優勝を獲得。
マリウス・コピル(ルーマニア)のランキングは、世界93位から世界60位となり、大幅なランクアップを達成。自己ベストを更新した。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、世界5位をキープ。
マリン・チリッチ(クロアチア)は、世界6位から世界7位へと順位を下げた。

また、ダニール・メドベデフ(ロシア)が引き続きの活躍をみせ、大会準決勝に進出。
準決勝ではロジャー・フェデラー(スイス)に敗退するも、ランキングは、世界20位から世界17位へと上昇。再び、自己ベストの更新を達成した。

2018年10月29日付世界ランキングも、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更なし。

ただし、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)は7,660 ポイント、世界2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は7,445 ポイント。
次回、ラファエル・ナダル(スペイン)は昨年「パリ・マスターズ(ATP1000)」準々決勝のポイント、180 ポイントを失うため、両者のポイント差は実質35 ポイント。

【2018年11月1日追記】
ラファエル・ナダル(スペイン)が怪我のため2018年「パリ・マスターズ(ATP1000)」への欠場を決め、次回2018年11月5日付世界ランキングにおいて、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界1位を奪還、ラファエル・ナダル(スペイン)は世界2位となることが確定した。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、ひざの怪我のためグランドスラム「全米オープン」準決勝での途中棄権以降、大会欠場を余儀なくされており、パリ・マスターズ(ATP1000)」での復帰を予定していたが、続いて腹部の怪我に苛まれた。シーズンも残りわずか、ラファエル・ナダル(スペイン)の回復が待ち望まれる。

2018年10月22日

2018年10月15日~21日は、ATP250 の3大会が開催された。

モスクワクレムリン・カップ(ATP250)」優勝を果たしたのは、カレン・カチャノフ(ロシア)!

カレン・カチャノフ(ロシア)は、当初出場予定でなかったものの、ワイルドカードとして大会に出場。
そして、地元ロシアの舞台で優勝を飾った。2018年は、マルセイユオープン13(ATP250)」に続き2回目、キャリアでは3回目のタイトル獲得を達成した。
まだ22才の若手選手。今後ますますの活躍が期待される。

カレン・カチャノフ(ロシア)の世界ランキングは、世界26位から世界19位へとランクアップ。先月に引き続き、自己ベストの更新を達成した。

大会準優勝は、アドリアン・マナリノ(フランス)。
アドリアン・マナリノ(フランス)のツアー決勝進出は、6回目。いずれも準優勝であり、今回も念願のタイトル獲得には至らなかった。

アドリアン・マナリノ(フランス)のランキングは、世界49位から世界44位へと上昇した。

その他、大会準決勝に進出したダニール・メドベデフ(ロシア)が、世界21位から世界20位へと上昇。再び自己ベストを更新した。

ニック・キリオス(オーストラリア)は、第2回戦(ベスト16)に進出するも、試合を棄権。
ひじの怪我のため、2018年シーズンは終了すると発表した。
2018年は怪我に悩まされ苦しいシーズンとなったが、2019年以降の復活、そして更なる活躍が期待される。

ニック・キリオス(オーストラリア)のランキングは、世界37位から世界38位となった。

アントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」では、カイル・エドマンド(イギリス)が優勝

決勝戦では、ガエル・モンフィス(フランス)と対戦。
フルセットの接戦、2回のタイブレイクを制し、見事ツアー初優勝を勝ち取った。

カイル・エドマンド(イギリス)は、大会に第1シードとして出場。安定したプレーを披露し、キャリア2度目となる決勝に進出した。
そして、初優勝を獲得。2018年は、カイル・エドマンド(イギリス)にとって飛躍の1年と言えるだろう。

カイル・エドマンド(イギリス)のランキングは、世界15位から世界14位へランクアップ。自己ベストを更新した。

大会準優勝のガエル・モンフィス(フランス)は、世界38位から世界33位に上昇した。

大会準決勝に進出したディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、世界17位リシャール・ガスケ(フランス)は、世界28位をそれぞれキープした。

ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は第2回戦(ベスト16)で同胞ガエル・モンフィス(フランス)に敗退。

昨年優勝のポイントが剥落し、世界75位から世界113位へと順位を下げた。

ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)の100位以下は、2007年以来のこととなる。怪我からの復活が待ち望まれる。

そして、ストックホルム・オープン(ATP250)」優勝を果たしたのは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)!

2018年ブレイクを果たした20才、3度目のツアー決勝の挑戦にて、遂に自身初の優勝を手にした。
ツアー優勝は、男子ギリシャ人選手では初めての快挙。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)は優勝を決め、「人生最高の日」とコメント、満面の笑みで喜びを表現した。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)のランキングは、世界16位をキープした。
成長著しい若手選手。ますますの活躍が期待される。

大会準優勝は、予選から勝ち上がったエルネスツ・グルビス(ラトビア)。

エルネスツ・グルビス(ラトビア)は、元世界ランキング10位の実力者。準決勝では、ジョン・イズナー(アメリカ)をフルセットの末に下した。

4年振りにツアー決勝の舞台に進出、優勝こそ逃したものの、ランキングは、世界145位から世界104位へと上昇させた。

大会準決勝に進出したジョン・イズナー(アメリカ)は、世界10位から世界9位に上昇。
同じく準決勝進出のファビオ・フォニーニ(イタリア)は、世界14位から世界15位となった。

2018年10月22日付世界ランキングでは、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更なし。

錦織圭(日本)も、世界11位をキープした。

2018年10月15日

2018年10月7日~14日は、ATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会、上海マスターズ(ATP1000)」が開催された。

「上海マスターズ」2018年トーナメント表(ドロー)結果あり:錦織圭・フェデラー・ジョコビッチ他出場
「上海マスターズ(ATP1000)」2018年、トーナメント表(ドロー)を紹介する。 大会には、錦織圭(日本)、ロジャー・フェ...

上海マスターズ(ATP1000)」優勝を果たしたのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)!

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、大会で1度もセットを失うことなく全てストレートで勝利。自身32度目となるATPワールドツアー・マスターズ1000 タイトルを獲得した。

そして、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、2018年10月15日付世界ランキングにおいて、ロジャー・フェデラー(スイス)を抜き、世界3位から世界2位に浮上した。

ロジャー・フェデラー(スイス)は、上海マスターズ(ATP1000)」準決勝で21才ボルナ・チョリッチ(クロアチア)に敗退。
昨年優勝のポイントが剥落し、世界2位から世界3位にランクを落とした。

ラファエル・ナダル(スペイン)は、怪我のため2018年は欠場。
昨年準優勝のポイントが剥落したものの、世界ランキング1位はキープした。

ただし、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)の保有ポイントは7,660 ポイント、世界2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は7,445 ポイント、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は6,260 ポイント、と非常に接近している。
今後も、順位変動は十分に起こり得る状況。ランキング上位の座をかけた戦いは、続く。

大会準優勝は、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)。

ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、第1回戦でスタン・ワウリンカ(スイス)に勝利、準決勝では、連覇を狙うロジャー・フェデラー(スイス)に対し、完璧な試合で勝利を果たした。

ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、優勝こそ逃したものの、ATPワールドツアー・マスターズ1000 初めての決勝に進出。大会を通し、自身最高ともいえるプレーを披露した。
まだ21才の若手選手、今後ますますの活躍が期待される。

ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の世界ランキングは、世界19位から世界13位に上昇。自己ベストの更新を達成した。

上海マスターズ(ATP1000)」準決勝に進出したアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、世界5位をキープ。
自身2度目となる「ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」出場権を獲得した。

そして、上海マスターズ(ATP1000)」では、錦織圭(日本)が準々決勝に進出。

準決勝では、ロジャー・フェデラー(スイス)と高度な試合を展開するも、ストレートでの敗戦を喫した。

錦織圭(日本)の世界ランキングは、世界12位から世界11位に上昇した。
また、「ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」出場権をかけたATPランキング「レース」では、レース9位に浮上した。
2年振りの出場を懸け、残りシーズンの活躍も期待される。

ATPランキング「レース」はこちらを参照。

その他、大会準々決勝に進出したケビン・アンダーソン(南アフリカ)は世界8位を維持、カイル・エドマンド(イギリス)は世界14位から世界15位に順位を下げた。
同じく準々決勝進出のマシュー・エブデン(オーストラリア)は世界51位から世界40位に上昇。自己ベストの更新を達成した。

2018年10月15日付世界ランキングは、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)となった。

2018年10月8日

2018年10月1日~7日は、ATP500 の2大会が開催された。

ジャパン・オープン(ATP500)」優勝は、ダニール・メドベデフ(ロシア)!準優勝は、錦織圭(日本)。

ダニール・メドベデフ(ロシア)は、予選からの出場で見事優勝。

決勝戦、錦織圭(日本)との対戦においても完璧なサービスゲームを披露、本選は全てストレートで勝利し、優勝を獲得した。

ダニール・メドベデフ(ロシア)は、2018年初めシドニーアピア国際シドニー(ATP250)」での初優勝から、既にキャリア3度目の優勝。そして今回、初のATP500 でのタイトルを手にした。

ダニール・メドベデフ(ロシア)の世界ランキングは、世界32位から世界22位へと大幅にランクアップ。堂々の自己ベスト更新を達成した。
22才の若手選手。今後ますますの活躍が注目される。

錦織圭(日本)は今大会、好調なプレーを披露するも、決勝戦では課題のフォアハンドに苦しみ、準優勝。
復帰後初優勝は次回以降に持ち越された。

なお、錦織圭(日本)の決勝戦での敗戦は、2016年以降、8回連続となった。
ただし、錦織圭(日本)は、怪我からの復帰後、大会を追う毎にそのパフォーマンスを向上させている。今後の活躍に期待したい。

錦織圭(日本)のランキングは、世界12位をキープした。
(Twitter は、錦織圭本人のツイート)

ジャパン・オープン(ATP500)」準決勝進出のリシャール・ガスケ(フランス)は、世界25位をキープ、デニス・シャポバロフ(カナダ)は、世界31位から世界29位へと上昇した。

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、準々決勝に進出するも、リシャール・ガスケ(フランス)に敗退。ランキングは、世界9位から世界8位に上昇した。

マリン・チリッチ(クロアチア)は、まさかの初戦敗退となったが、ランキングは世界6位をキープした。

北京チャイナ・オープン(ATP500)」優勝は、ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)!準優勝は、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)。

ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)は、2018年、ハンブルグドイツ・テニス選手権(ATP500)」でキャリア初優勝。
そして、キャリア2度目の優勝も、ATP500 の大会となった。

ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)の世界ランキングは、世界34位から世界23位に大きくランクアップ。9月に引き続き、自己ベストを更新した。

フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、大会に第1シードで出場、(準決勝での相手の棄権を除き)全てストレートで勝利し決勝に進出。
優勝を狙うも、決勝戦ではニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)にストレートで敗戦を喫した。病気を患い、コートでしゃがみこむ姿も見られた。

優勝こそ逃したものの、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、自身5年振りとなる「ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」への出場権を手にした。
※ 出場権を懸けたレース、ATPランキングレース」はこちらを参照

フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)のランキングは、世界4位キープとなった。

北京チャイナ・オープン(ATP500)」準決勝進出は、ファビオ・フォニーニ(イタリア)とカイル・エドマンド(イギリス)。

ファビオ・フォニーニ(イタリア)は、準決勝に進出するも、足首の怪我のため試合を棄権。前日の準々決勝で故障していた。
ファビオ・フォニーニ(イタリア)は、続く大会、上海マスターズ(ATP1000)」にも欠場を発表しており、状態が心配される。

ファビオ・フォニーニ(イタリア)のランキングは、自己ベストである世界13位をキープした。

カイル・エドマンド(イギリス)は、世界16位から世界14位に上昇、自己ベストを更新した。

世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は変更がなかった。

2018年10月1日

2018年9月24日~30日は、ATP250 の2大会が開催された。

そして、深センオープン(ATP250)」にて、西岡良仁(日本)が優勝!

西岡良仁(日本)は、大会に予選から出場し、7試合連続勝利。
本選第2回戦(ベスト16)では、第6シードデニス・シャポバロフ(カナダ)にフルセット、2時間30分に及ぶ接戦の末勝利、準決勝ではグランドスラム「全仏オープン」でも対戦したフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)にフルセット、最終第3セットをタイブレイクの末に勝利し、自身初の決勝に進出。

見事、ATPワールドツアー初優勝を果たした。

日本人男子シングルスでは、松岡修造錦織圭杉田祐一ダニエル太郎に続く快挙。

表彰式では、「僕の名前を覚えてください。ニシコリではありません、ニシオカです。Thank you!」と締めくくった。

西岡良仁(日本)は、2017年、ジャック・ソック(アメリカ)やトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)にも勝利し活躍するも、「マイアミ・オープン」試合中に左足の前十字靭帯(※)を断裂、手術そして車いすでの生活を余儀なくされ、ツアーを長期離脱。
※ 前十字靭帯:ひざ関節の中にある大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)をつなぐ靭帯。ひざの安定性を保つ。

2018年に復帰を果たし、そして、ツアー初優勝。
優勝後の記者会見では、「優勝はテニス選手としての夢。今回の優勝は始まり。これからもっと勝っていきたい。」と語った。

西岡良仁(日本)の世界ランキングは、171位から世界95位に大幅にランクアップ。

西岡良仁(日本)は大会中の9月27日、23才になったばかり。今後ますますの活躍に期待したい。

深センオープン(ATP250)」準優勝は、ピエール ユーグ・エルベール(フランス)。

ピエール ユーグ・エルベール(フランス)は、3年振り2度目の決勝戦進出。
決勝戦では、12本のエースを放ち、フルセットの接戦に持ち込んだが、西岡良仁(日本)を前に、タイトル獲得には至らず、準優勝となった。

ピエール ユーグ・エルベール(フランス)のランキングは、世界67位から世界53位に上昇。自己ベストを更新した。

深センオープン(ATP250)」では、怪我からの復活を目指すアンディ・マレー(イギリス)が出場。

第2回戦(ベスト16)では、大会第1シードで前回優勝者のダビド・ゴファン(ベルギー)にストレートで勝利を果たした。
しかし、続く準々決勝でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に敗退。
足首を故障し、臀部の手術からのリハビリに専念するため、2018年シーズンを終了することとなった。

アンディ・マレー(イギリス)のランキングは、世界311位から世界259位となった。
元世界ランキング1位、2019年以降の完全復活が待ち望まれる。

初戦敗退を喫したダビド・ゴファン(ベルギー)は、世界11位をキープ。
ダビド・ゴファン(ベルギー)は、アンディ・マレー(イギリス)戦に敗戦後、出場を予定していたジャパン・オープン(ATP500)」、そして「上海Rolexマスターズ(ATP1000)」への欠場を発表。
右肩の故障のためとされている。怪我からの回復を祈りたい。

フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)は、準決勝で西岡良仁(日本)に敗退。ランキングは、世界28位を維持した。

成都オープン(ATP250)」優勝は、バーナード・トミック(オーストラリア)!

バーナード・トミック(オーストラリア)も、大会に予選から出場し、見事、優勝を勝ち取った。

決勝戦では、大会第1シードファビオ・フォニーニ(イタリア)とフルセットの接戦。
最終第3セットはタイブレイクに突入し、ファビオ・フォニーニ(イタリア)のチャンピオンシップポイントをバーナード・トミック(オーストラリア)がセーブ、タイトルを獲得した。
バーナード・トミック(オーストラリア)は、キャリア4度目、2015年以来となる優勝を飾った。

バーナード・トミック(オーストラリア)は、世界ランキング123位から世界76位へと大幅なランクアップを達成した。

大会準優勝のファビオ・フォニーニ(イタリア)は、自己ベストである世界13位をキープした。

世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は変更なし。
錦織圭(日本)も、世界12位をキープした。

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