2019年最終発表ATP世界ランキングTOP50・2019年ランキング履歴:テニス男子シングルス

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ATP世界ランキング 2019年履歴(続き)

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2019年10月28日

2019年10月21日~27日は、ATP500 の2大会が開催された。

ウィーンエルステ・バンク・オープン(ATP500)」優勝を果たしたのは、地元オーストリアのエースドミニク・ティーム(オーストリア)!

ドミニク・ティーム(オーストリア)は、念願の大会初優勝を獲得。地元オーストリアの地で、堂々のトロフィーを掲げた。

2019年シーズンは、同じくオーストリア開催のキッツビューエルゼネラリ・オープン(ATP250)」でも優勝を果たしており、両方の地元大会を制したこととなる。

ドミニク・ティーム(オーストリア)のツアー優勝は16回目。2019年シーズンは5回目の優勝。今後も更なる飛躍が期待される。

ウィーンエルステ・バンク・オープン(ATP500)」では、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、初戦でジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦、その後も実力者と次々に対戦し、決して容易なドローではなかった。
準決勝では、絶好調のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦。マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第1セットを獲得し、フルセットの大熱戦となった。
そして、決勝戦では、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦し、序盤はリードを奪われる展開。圧倒的な声援の中ドミニク・ティーム(オーストリア)がパワーで挽回、フルセットの末に勝利を収めた。

ドミニク・ティーム(オーストリア)の世界ランキングは、世界5位をキープした。

大会準優勝のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)も世界15位をキープ。
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、第2回戦でサム・クエリー(アメリカ)、準々決勝ではカレン・カチャノフ(ロシア)、準決勝でガエル・モンフィス(フランス)に勝利し、大活躍で魅了した。

大会準決勝に進出したマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は、世界11位から世界9位へとランクアップ。自己ベスト更新を達成し、初のトップ10 入りを果たした。
同じく準決勝進出のガエル・モンフィス(フランス)は、世界14位から世界13位となった。

また、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は、世界34位から世界29位に上昇。大会では、準々決勝に進出するも、怪我のため無念の途中棄権を強いられた。

バーゼルスイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」優勝を果たしたのは、ロジャー・フェデラー(スイス)!

ロジャー・フェデラー(スイス)が地元バーゼルの地で見事10回目の大会優勝。
2017年2018年に続き、大会3連覇を果たした。

ロジャー・フェデラー(スイス)のツアー優勝は103回目。2019年シーズンは4回目、6月ハレゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」以来のタイトル獲得となった。

ロジャー・フェデラー(スイス)の世界ランキングは、世界3位をキープした。

大会準優勝は、20才の若手アレックス・デ ミノール(オーストラリア)。
アレックス・デ ミノール(オーストラリア)は、ATP500 の大会では、ワシントンDCシティ・オープン(ATP500)」に続き2回目の決勝進出を果たした。

アレックス・デ ミノール(オーストラリア)のランキングは、世界28位から世界18位となり、大幅に上昇。自己ベストの更新を達成した。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)と対戦し敗退。ランキングは、世界7位をキープした。
同じく準決勝進出のライリー・オペルカ(アメリカ)は、世界37位から世界31位に上昇。自己ベストの更新を達成した。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は第1回戦でテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦し、まさかの初戦敗退に終わった。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)のランキングは、世界6位を維持した。

2019年10月28日付世界ランキングも、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更なし。

ただし、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)のポイント差は320 ポイントとわずかに迫っている。

錦織圭(日本)は、世界9位から世界11位となった。
なお、錦織圭(日本)は、22日に右ひじを手術。残りの2019年シーズンは離脱となり、12月頃の練習再開を見込んでいる。

2019年10月21日

2019年10月14日~21日は、ATP250 の3大会が開催された。

モスクワクレムリン・カップ(ATP250)」優勝を果たしたのは、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)!

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)がキャリア2度目のツアー優勝を獲得した。

2018年、2019年と怪我に悩み、ランキングも落としていたが、7月以降に本格復帰。
そして、モスクワクレムリン・カップ(ATP250)」でも好調なプレーを披露。準決勝ではマリン・チリッチ(クロアチア)にも勝利し決勝戦に進出。
決勝戦勝利を決め、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)はコートにしゃがみこみ、涙を流した。
22才の誕生日。母国の地にて、優勝トロフィーを掲げた。

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の世界ランキングは、世界31位から世界22位へとランクアップ。堂々の自己ベスト更新を達成した。

大会準優勝は、アドリアン・マナリノ(フランス)。

アドリアン・マナリノ(フランス)は、昨年に続き2連続で大会準優勝。
決勝戦でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に敗れ、タイトルの獲得こそ逃したが、大活躍で魅了した。
アドリアン・マナリノ(フランス)のランキングは、世界44位をキープした。

マリン・チリッチ(クロアチア)は、準決勝に進出。ランキングは、世界25位から世界23位に上昇した。

そして!
アントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」優勝は、アンディ・マレー(イギリス)!

アンディ・マレー(イギリス)が怪我からの復帰後、シングルスでツアー初優勝を飾った。
引退も語っていた臀部の怪我から大手術を受けて復帰。
ダブルスでの復帰後、シングルスでも復帰し、徐々にそのパフォーマンスを上げていた。

そして、アントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」で復帰後初のツアー決勝の舞台に進出。
決勝戦の相手は、スタン・ワウリンカ(スイス)であった。

最近のATP250 大会では珍しいグランドスラム王者同士のドリームマッチが実現。
両者ともに最高峰のプレーを披露し、フルセットの熱戦を繰り広げた。

最終第3セット第10ゲーム、アンディ・マレー(イギリス)がスタン・ワウリンカ(スイス)のサービスをブレイクし、アンディ・マレー(イギリス)が決勝戦を制した。

アンディ・マレー(イギリス)の世界ランキングは、世界243位から世界127位へと大きくランクアップ。

準優勝のスタン・ワウリンカ(スイス)は、世界18位から世界17位に上昇した。

元世界ランキング1位アンディ・マレー(イギリス)の復活!

スタン・ワウリンカ(スイス)とともに、今後ますますの活躍が期待される。

また、アントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」では、新鋭ヤニック・シナー(イタリア)が大活躍で魅了した。
ヤニック・シナー(イタリア)は、2018年にプロに転向したばかりの18才。大会にはワイルドカードとして出場した。
第2回戦(ベスト16)では第1シードガエル・モンフィス(フランス)にストレートで勝利。準々決勝ではフランシス・ティアフォー(アメリカ)にも勝利し、キャリア初の準決勝進出を果たした。
準決勝ではスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦し敗退した。
ヤニック・シナー(イタリア)のランキングは、世界119位から世界101位に上昇。自己ベストを更新した。

ストックホルム・オープン(ATP250)」優勝を果たしたのは、デニス・シャポバロフ(カナダ)!

デニス・シャポバロフ(カナダ)は、キャリア初のツアー決勝に進出。見事キャリア初優勝を飾った。
大きな期待を受けてきた20才、デニス・シャポバロフ(カナダ)が遂に優勝。ブレイクスルーを達成し、今後の活躍にも注目が集まる。

デニス・シャポバロフ(カナダ)のランキングは、世界34位から世界27位に上昇した。

大会準優勝はフィリップ・クライノビッチ(セルビア)。
フィリップ・クライノビッチ(セルビア)はキャリア3度目のツアー決勝に進出。タイトルの獲得は逃したが、ランキングは、世界60位から世界46位に大きく上昇した。

ストックホルム・オープン(ATP250)」では、杉田祐一(日本)が準決勝に進出。
杉田祐一(日本)は、予選に敗退したものの、ラッキールーザーとして本選に出場。見事準決勝にまで進出した。
杉田祐一(日本)のランキングは、世界129位から世界107位に上昇した。

2019年10月21日付世界ランキングも、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更なし。

錦織圭(日本)は、世界9位から世界8位となった。

2019年10月14日

2019年10月6日~13日は、ATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会、上海マスターズ(ATP1000)」が開催された。

「上海マスターズ」2019年トーナメント表(ドロー)結果あり:ジョコビッチ・フェデラー・マレー他出場
「上海マスターズ(ATP1000)」2019年、トーナメント表(ドロー)が発表された。 大会には、ノバク・ジョコビッチ(セルビ...

2019年「上海マスターズ(ATP1000)」優勝を果たしたのは、ダニール・メドベデフ(ロシア)!

ダニール・メドベデフ(ロシア)は、シンシナティウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」に続き、マスターズ2連続で優勝。
ツアー7回目、2019年シーズン4回目のタイトルを手にした。

また、ワシントンDCシティ・オープン(ATP500)」以降、グランドスラム「全米オープン」を含め、出場大会6大会全てで決勝戦に進出。
絶好調を維持し続けている。

上海マスターズ(ATP1000)」には、第3シードとして出場。
1セットも失うことなく全試合にストレート勝利を収め、堂々のタイトルを獲得した。

決勝戦では、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)と対戦。準決勝ではステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦し、同世代ライバルとの熱戦を制した。

ダニール・メドベデフ(ロシア)の世界ランキングは、自己ベストである世界4位をキープした。

上海マスターズ(ATP1000)」準優勝はアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、優勝こそ逃したものの、大会を通じ好調なプレーを披露。
準々決勝ではロジャー・フェデラー(スイス)にも勝利を果たした。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)のランキングは、世界6位をキープした。

上海マスターズ(ATP1000)」ベスト4 進出は、優勝した23才ダニール・メドベデフ(ロシア)、準優勝の22才アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、そして21才ステファノス・チチパス(ギリシャ)と23才マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)。

ベスト4 の4選手全員が23才以下というのは、マスターズでは1999年のハンブルグ大会以来であり、実に20年振り。
今後のテニス界を彷彿させる大会となった。

ランキングは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が世界7位をキープ。
マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は、世界13位から世界11位となり、自己ベストの更新を達成。ファビオ・フォニーニ(イタリア)を抜き、イタリアno. 1 となった。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、準々決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦しフルセットの末敗退。
ロジャー・フェデラー(スイス)も、準々決勝でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)と対戦し、フルセットで敗退した。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は世界1位をキープ。
ロジャー・フェデラー(スイス)も、世界3位をキープした。

その他、昨年準優勝のボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、第1回戦でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦し敗退。
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、昨年のポイントが剥落し、世界15位から世界22位へと順位を下げた。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)はその後第3回戦(ベスト16)に進出。世界33位から世界31位となり、自己ベストと同順位に到達した。

2019年10月14日付世界ランキングも、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更なし。

錦織圭(日本)は、世界8位から世界9位となった。

2019年10月7日

2019年9月30日~10月6日は、ATP500 の2大会が開催された。

北京チャイナ・オープン(ATP500)」優勝は、ドミニク・ティーム(オーストリア)!

ドミニク・ティーム(オーストリア)が、2019年シーズン4回目、キャリア15回目のタイトルを獲得。アジアの大会では初めての優勝を果たした。

ドミニク・ティーム(オーストリア)は、準々決勝でアンディ・マレー(イギリス)に勝利。準決勝ではカレン・カチャノフ(ロシア)に勝利し決勝に進出。
決勝戦では、ステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。第1セットをステファノス・チチパス(ギリシャ)が獲得、第2セットも先にステファノス・チチパス(ギリシャ)がブレイクに成功し試合をリードするが、ドミニク・ティーム(オーストリア)がブレイクバック、第2セットを獲得。
ドミニク・ティーム(オーストリア)がフルセットの熱戦を制し、堂々のトロフィーを掲げた。

ドミニク・ティーム(オーストリア)の世界ランキングは、世界5位をキープした。

また、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、2019年5人目となる「ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」への出場権を獲得した。
出場権を争う「ATPランキング・レース」はこちらを参照

大会準優勝のステファノス・チチパス(ギリシャ)は、世界7位をキープ。
ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、準々決勝でジョン・イズナー(アメリカ)に勝利、準決勝ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)に勝利し、決勝の舞台へと進出した。

大会準決勝に進出したアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は世界6位をキープ。
カレン・カチャノフ(ロシア)も、世界9位を維持した。

ジョン・イズナー(アメリカ)は、世界19位から世界17位へと上昇。
アンディ・マレー(イギリス)は、世界503位から世界289位となった。

楽天ジャパン・オープン(ATP500)」優勝を果たしたのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)!

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は大会初出場にして優勝。キャリア76回目、2019年シーズン4回目の優勝を飾った。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、大会を通し、1セットも失うことなく全ての試合をストレートで勝利。圧倒的な強さを見せつけた。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の世界ランキングは、堂々の世界1位をキープした。

なお、2019年ジャパン・オープン(ATP500)」の会場は、「東京オリンピック」と同じ有明のスタジアム。
2020年、オリンピックでの活躍も期待される。

大会準優勝は、ジョン・ミルマン(オーストラリア)。
ジョン・ミルマン(オーストラリア)は、予選からの出場で見事本選決勝にまで進出。準優勝を獲得した。

ジョン・ミルマン(オーストラリア)のランキングは、世界80位から世界58位へと大きく上昇した。

大会準決勝に進出したダビド・ゴファン(ベルギー)は、世界15位から世界14位に上昇。
同じく準決勝進出のライリー・オペルカ(アメリカ)は、世界53位から世界40位に上昇、8月に続き、自己ベストの更新を達成した。

2019年10月7日付世界ランキングも、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ロジャー・フェデラー(スイス)は変更がなかった。

錦織圭(日本)も、世界8位をキープした。

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