2018年8月トップ選手大会出場予定
2018年8月は、7月下旬より開催される3大会に加え、ATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会が2大会、ATP250 が1大会、そして8月下旬からは、いよいよグランドスラム「全米オープン」がスタートする。
- トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」、ハードコート:ドロー
- シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」、ハードコート:ドロー
- 「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」、ハードコート:ドロー
- グランドスラム「全米オープン」、ハードコート:ドロー
※ 7月30日~8月5日開催のワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」、ロス カボス「アビエルト・メキシカーノ・ロス カボス(ATP250)」、キッツビューエル「ゼネラリ・オープン(ATP250)」への出場選手は、2018年7月予定を参照。
トロントにナダル、ジョコビッチ、錦織圭他出場
ハードコート・シーズンはいよいよ本格化。8月6日~12日は、ATP ワールドツアー・マスターズ1000 の大会が開催される。
- トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」、ハードコート
Congratulations to Alexander Zverev on winning his second ATP Masters 1000 by beating Roger Federer 63 64 in the Montreal final pic.twitter.com/yKLWclJ9er
— RolexShMasters (@SH_RolexMasters) 2017年8月14日
トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」には、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、そしてマリン・チリッチ(クロアチア)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、錦織圭(日本)も出場を予定している。
大会直前、ワイルドカードとして本選への出場を予定していたアンディ・マレー(イギリス)が急遽欠場。
これにより、スタン・ワウリンカ(スイス)がワイルドカードを獲得し、本選に出場を決めた。
スタン・ワウリンカ(スイス)は、本選ではなく予選からの出場を予定していた。
※ ロジャー・フェデラー(スイス)は、トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」にエントリーしていたが欠場となった。
昨年モントリオール「ロジャーズ・カップ(ATP1000)」では、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が優勝。
決勝戦ではロジャー・フェデラー(スイス)にストレートで勝利。
ロジャー・フェデラー(スイス)は念願のモントリオール初優勝を逃した。
そして、昨年、ラファエル・ナダル(スペイン)は、デニス・シャポバロフ(カナダ)とベスト16 で対戦し、まさかの敗戦。
デニス・シャポバロフ(カナダ)は当時18才。地元選手としてワイルドカードで大会に出場。フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)にも勝利し、ブレイクスルーを果たした。
錦織圭(日本)は昨年、第2回戦でガエル・モンフィス(フランス)と対戦し敗退。
錦織圭(日本)はその後、手首の怪我により長期離脱を余儀なくされ、モントリオール「ロジャーズ・カップ(ATP1000)」が2017年シーズン最後の大会となった。
※ 「ロジャーズカップ(ATP1000)」は、トロントとモントリオールで毎年交互に開催される。2018年男子の開催はトロント。2017年男子はモントリオールであった。
※ フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)、リシャール・ガスケ(フランス)、ガエル・モンフィス(フランス)はトロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」への出場を予定していたが、欠場となった。
※ アンディ・マレー(イギリス)は、トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」本選にワイルドカードとしての出場権を獲得していたが、欠場となった。直前の大会ワシントンDC「シティ・オープン(ATP500)」で勝ち進んでおり、続けての出場は難しいと判断した。
※ (ドロー発表後)フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」への出場を予定していたが、手首の怪我のため、欠場となった。
トーナメント表(ドロー)
- トロント「ロジャーズカップ(ATP1000)」:ナダル、ジョコビッチ、錦織圭、Aズベレフ他トップ選手集結
シンシナティにフェデラー、ジョコビッチ、マレー、錦織圭他出場
前週に続き、8月12日~19日にも、ATP ワールドツアー・マスターズ1000 の大会が開催される。
- シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」 、ハードコート
Federer, Nadal, Djokovic, Murray: who has marked the last years the most? https://t.co/kipcNEKHLl pic.twitter.com/BNHSuLCCEL
— Tennis World USA (@TennisWorlden) 2017年12月25日
シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」 では、錦織圭(日本)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)をはじめ、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、マリン・チリッチ(クロアチア)、スタン・ワウリンカ(スイス)など、ほとんどのトップ選手が出場する。
後に開催されるグランドスラム「全米オープン」に向け、高度な試合が予想される。
昨年シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」の優勝は、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)。準優勝は、ニック・キリオス(オーストラリア)であった。
ロジャー・フェデラー(スイス)は過去に7回優勝。大会最多優勝記録を保持する。
アンディ・マレー(イギリス)は、2008年と2011年に優勝。ラファエル・ナダル(スペイン)は2013年に優勝。マリン・チリッチ(クロアチア)は2016年に優勝を果たしている。
Big 4 のうちノバク・ジョコビッチ(セルビア)のみ優勝経験がないが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の準優勝は5回を数える。
※ アンディ・マレー(イギリス)、スタン・ワウリンカ(スイス)は、シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」 にワイルドカードとしての出場権(本選)を獲得した。
※ (ドロー発表後)ラファエル・ナダル(スペイン)は、シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」への出場を予定していたが、欠場となった。怪我などではないとしている。
Big 4 の集結は、グランドスラム「全米オープン」以降へと持ち越された。
トーナメント表(ドロー)
- シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」:フェデラー、ジョコビッチ、マレー、ワウリンカ、Aズベレフ、デルポトロ、錦織圭他トップ選手出場
ウィンストンセーラムにゴファン、Cブスタ、杉田他出場
8月19日~25日は、ATP250 の1大会が開催される。
- 「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」、ハードコート
Get to know a little more about our 2016 champion @pablocarreno91! #WSOWednesday
— Winston-Salem Open (@WSOpen) 2016年9月7日
STORY: https://t.co/1eY2aCrUsA pic.twitter.com/hXmqGpJi4t
「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」には、ダビド・ゴファン(ベルギー)、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、マルコ・チェッキナート(イタリア)、チョン・ヒョン(韓国)、サム・クエリー(アメリカ)、そして杉田祐一(日本)、ダニエル太郎(日本)などがエントリー。
さらに、カイル・エドマンド(イギリス)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)がワイルドカードとして出場を予定している。
昨年「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」の優勝は、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)。準優勝はダミール・ズムル(ボスニア)。
パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は、2016年に優勝を果たしている。
※ カイル・エドマンド(イギリス)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」にワイルドカードとしての出場権を獲得した。
※ ダニエル太郎(日本)は、他選手の欠場等により繰り上がりで「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」本選への出場権を獲得した。
※ (ドロー発表後)大会第1シードでの出場を予定していたダビド・ゴファン(ベルギー)は、肩の怪我のため欠場となった。ダビド・ゴファン(ベルギー)は、直前の大会であるシンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」で準決勝に進出。右肩を故障し、試合途中での棄権を余儀なくされていた。回復が待ち望まれる。
※ (ドロー発表後)ダミール・ズムル(ボスニア)は、「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」への出場を予定していたが、欠場となった。ダミール・ズムル(ボスニア)が昨年、キャリア初の準優勝を果たした大会。状態が心配される。
トーナメント表(ドロー)
- 「ウィンストンセーラム・オープン(ATP250)」:Cブスタ、エドマンド、チョン、ルブレフ、杉田祐一、ダニエル太郎他出場
全米オープンにBig4、錦織圭他トップ選手集結
そして、8月27日~9月9日にかけて、2018年シーズン最後のグランドスラム、「全米オープン」が開催される。
- グランドスラム「全米オープン」、ハードコート
グランドスラム「全米オープン」では、Big 4ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)がいよいよ集結。
さらに、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、マリン・チリッチ(クロアチア)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、スタン・ワウリンカ(スイス)など、ほぼ全てのトップ選手が出場する。
日本人選手は、錦織圭(日本)に加え、杉田祐一(日本)、ダニエル太郎(日本)、西岡良仁(日本)が既に本選への出場を決めている。
昨年グランドスラム「全米オープン」の優勝は、ラファエル・ナダル(スペイン)!準優勝は、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)。
ラファエル・ナダル(スペイン)は2010年、2013年に続き、大会3回目の優勝を飾った。
ロジャー・フェデラー(スイス)は2004年~2008年まで5連続優勝を果たしており、オープン化以降の大会最多優勝記録(5回)とともに最多連続優勝記録(5連続)を保持する。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、2011年、2015年に優勝。
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は2009年、アンディ・マレー(イギリス)は2012年、マリン・チリッチ(クロアチア)は2014年、スタン・ワウリンカ(スイス)は2016年に優勝を果たしている。
アンディ・マレー(イギリス)は、2018年、プロテクトランキングでの出場。
スタン・ワウリンカ(スイス)は、ワイルドカードとしての出場権を手にした。怪我からの完全復活を目指す元王者の両者。活躍が注目される。
※ スタン・ワウリンカ(スイス)が2018年グランドスラム「全米オープン」にワイルドカードとしての出場権を獲得。本選への出場を確定させた。
スタン・ワウリンカ(スイス)はひざの怪我により、2017年シーズン途中でツアーを離脱。2018年8月15日現在世界ランキングは151位にまで落としている。復活を懸け、グランドスラムの大舞台へ挑む。
トーナメント表(ドロー)
- グランドスラム「全米オープン」:BIG4遂に集結!錦織圭、デルポトロ、Aズベレフ、アンダーソン、ジョコビッチ、チリッチ他トップ選手出場
トップ選手大会出場予定【2018年8月】
世界テニス男子シングルス
順位 | 選手 | 8月6日 | 8月12日 | 8月19日 | 8月27日 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ラファエル・ナダル | トロント | - | 全米オープン | |
2 | ロジャー・フェデラー | シンシナティ | - | 全米オープン | |
3 | アレクサンダー・ズべレフ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
4 | フアン マルティン・デル ポトロ | シンシナティ | - | 全米オープン | |
5 | ケビン・アンダーソン | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
6 | グリゴール・ディミトロフ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
7 | マリン・チリッチ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
8 | ドミニク・ティーム | トロント | - | 全米オープン | |
9 | ジョン・イズナー | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
10 | ノバク・ジョコビッチ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
11 | ダビド・ゴファン | トロント | シンシナティ | 全米オープン | |
12 | ディエゴ・シュワルツマン | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
13 | パブロ・カレーニョ ブスタ | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
14 | ファビオ・フォニーニ | トロント | - | 全米オープン | |
15 | ジャック・ソック | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
16 | カイル・エドマンド | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム* | 全米オープン |
17 | ロベルト・バウティスタ アグート | - | 全米オープン | ||
18 | ニック・キリオス | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
19 | ルカ・プイユ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
20 | 錦織圭 | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
21 | ボルナ・チョリッチ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
22 | マルコ・チェッキナート | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
23 | チョン・ヒョン | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン | |
24 | ダミール・ズムル | トロント | シンシナティ | 全米オープン | |
25 | フィリップ・コールシュライバー | シンシナティ | - | 全米オープン | |
26 | アドリアン・マナリノ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
27 | デニス・シャポバロフ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
28 | リシャール・ガスケ | シンシナティ | - | 全米オープン | |
29 | サム・クエリー | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
30 | ミロシュ・ラオニッチ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
31 | フィリップ・クライノビッチ | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
32 | ステファノス・チチパス | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
33 | フェルナンド・ベルダスコ | トロント | シンシナティ | 全米オープン | |
34 | スティーブ・ジョンソン | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
35 | カレン・カチャノフ | トロント | シンシナティ | - | 全米オープン |
36 | レオナルド・メイヤー | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
37 | ガエル・モンフィス | - | 全米オープン | ||
38 | ロビン・ハーセ | トロント* | シンシナティ | - | 全米オープン |
39 | ジル・シモン | - | - | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
40 | アルベルト・ラモス ビノラス | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
41 | ジョアン・ソウザ | トロント* | - | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
42 | フランシス・ティアフォー | トロントQ | シンシナティ* | - | 全米オープン |
43 | ジェイミー・シャルディ | トロント* | - | - | 全米オープン |
44 | ペーター・ゴヨブチック | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
45 | ミーシャ・ズベレフ | トロントQ | シンシナティ | - | 全米オープン |
46 | アンドレイ・ルブレフ | トロント | シンシナティ | ウィンストンセーラム* | 全米オープン |
47 | マクシミリアン・マーテラー | - | - | - | 全米オープン |
48 | アンドレアス・セッピ | トロント | - | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
49 | マートン・フチョビッチ | トロント* | - | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
50 | ジョン・ミルマン | トロントQ | - | ウィンストンセーラム | 全米オープン |
201 | スタン・ワウリンカ | トロント* | シンシナティ* | - | 全米オープン* |
838 | アンディ・マレー | シンシナティ* | - | 全米オープン |
※ 2018年7月23日付ATP 世界ランキング 50位までの選手及びスタン・ワウリンカ(スイス)、アンディ・マレー(イギリス)の出場予定
※ いずれもエントリー時点の予定。その後、トーナメント表(ドロー)発表までの主な変更を更新している。
※ 日付は大会開始日。
*: エントリー締切後に出場が決定した選手(ワイルドカード、他選手欠場による繰り上がりなど)