2020年最終発表ATP世界ランキングTOP50:テニス男子シングルス

※ 2020年ランキング履歴追加

2020年テニス男子シングルス、年末ATP世界ランキングランキング履歴を紹介する。

2020年末世界ランキングへのジャンプ
2020年ランキング履歴へのジャンプ

2020年末世界ランキング1位は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)!

続いて、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)となった。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の年末世界1位は6回目。
2020年シーズンは、グランドスラム「全豪オープン」優勝ラファエル・ナダル(スペイン)から世界1位の座を奪い、シーズン末までキープした。

世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)は、2020年グランドスラム「全仏オープン」優勝。同大会13回目のトロフィーを掲げた。

そして世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)は、2020年グランドスラム「全米オープン」優勝。グランドスラム4回の準優勝の末、念願のタイトルを獲得した。

ダニール・メドベデフ(ロシア)は、シーズン終盤のパリ・マスターズ(ATP1000)」、さらにATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」優勝。2019年末から順位を上げ、世界4位でシーズンを終えた。

ロジャー・フェデラー(スイス)は怪我のためシーズンのほとんどを欠場し、出場大会はグランドスラム「全豪オープン」のみとなった。ランキングは世界5位で着地した。

2019年末ランキングから大きく上昇した選手は、ヤニック・シナー(イタリア)、キャスパー・ルード(ノルウェー)、ウーゴ・アンベール(フランス)など。

ヤニック・シナー(イタリア)は、世界78位から世界37位に上昇。
キャスパー・ルード(ノルウェー)は世界54位から世界27位ウーゴ・アンベール(フランス)は世界57位から世界30位へとランクを上げた。

また、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は世界31位から世界14位へと順位を上げた。

錦織圭(日本)は、世界13位から順位を下げ、世界41位でシーズンを終えた。

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ATPシングルス 世界ランキングTOP 50
2020年最終/ 前年末比較

2020年
末順位
前年末
順位
選手名国籍ポイント
12ノバク・ジョコビッチセルビア12030
21ラファエル・ナダルスペイン9850
34ドミニク・ティームオーストリア9125
45ダニール・メドベデフロシア8470
53ロジャー・フェデラースイス6630
66ステファノス・チチパスギリシャ5925
77アレクサンダー・ズべレフドイツ5525
823アンドレイ・ルブレフロシア4119
914ディエゴ・シュワルツマンアルゼンチン3455
108マッテオ・ベレッティーニイタリア3075
1110ガエル・モンフィスフランス2860
1215デニス・シャポバロフカナダ2830
139ロベルト・バウティスタ アグートスペイン2710
1431ミロシュ・ラオニッチカナダ2580
1511ダビド・ゴファンベルギー2555
1627パブロ・カレーニョ ブスタスペイン2535
1712ファビオ・フォニーニイタリア2400
1816スタン・ワウリンカスイス2320
1920グリゴール・ディミトロフブルガリア2260
2017カレン・カチャノフロシア2245
2121フェリックス・オジェ アリアシムカナダ2216
2233クリスチャン・ガリンチリ2170
2318アレックス・デ ミノールオーストラリア1860
2428ボルナ・チョリッチクロアチア1855
2519ジョン・イズナーアメリカ1850
2634ドゥサン・ラヨビッチセルビア1785
2754キャスパー・ルードノルウェー1739
2824ブノワ・ペールフランス1738
2932テイラー・フリッツアメリカ1670
3057ウーゴ・アンベールフランス1646
3140フィリップ・クライノビッチセルビア1628
3242ダニエル・エヴァンスイギリス1589
3352ロレンツォ・ソネゴイタリア1568
3437フベルト・フルカチポーランド1518
3543アドリアン・マナリノフランス1516
3635ヤン レナード・ストルフドイツ1450
3778ヤニック・シナーイタリア1444
3848ジョン・ミルマンオーストラリア1421
3936ライリー・オペルカアメリカ1402
4026ニコロス・バシラシヴィリジョージア1395
4113錦織圭日本1345
4239マリン・チリッチクロアチア1325
4325ギド・ペラアルゼンチン1310
4459ミオミール・ケツマノビッチセルビア1308
4530ニック・キリオスオーストラリア1170
4641アルベルト・ラモス ビノラススペイン1165
4761リシャール・ガスケフランス1145
4869カイル・エドマンドイギリス1085
4968テニズ・サングレンアメリカ1081
5056アレクサンダー・ブブリクカザフスタン1070

「>次」で26位以下を表示。

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2020年の世界ランキング/ポイント計算方法

2020年シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)世界的流行によりツアーが中断、スケジュールにも大きな変更があった。
このため、2020年のATP世界ランキングでは、ツアー中断中は順位・ポイントが凍結され、ツアー再開後は中断を加味した特別な計算方法が採用されている。

2020年1月6日~2020年3月8日付ランキング(ツアー中断前):通常通り。
直近52週のうち最高18大会+α のポイントで計算される。詳細はこちらを参照。

2020年3月16日~2020年8月17日付ランキング(ツアー中断中):凍結。
2020年3月16日付世界ランキングの順位・ポイントを8月17日付世界ランキングまで適用。

2020年8月24日~2020年12月28日付ランキング(ツアー再開後):特別ルール採用。
直近52週ではなく、2019年3月~2020年12月までの22ヶ月のうち最高18大会+α のポイントで計算される。詳細は次の通り。

<2020年ランキング 特別ルール>
年末ランキングを含め、ツアー再開後の2020年の世界ランキングは、直近52週※ではなく、2019年3月~2020年12月までの22ヶ月のうち最高18大会ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」のポイントが採用された。

※ ATP世界ランキングは、通常、直近52週(52 週 x 7 日/週 = 364 日)のうち前述の大会での獲得ポイントで計算される。

ポイントに加味される「最高18大会」とは、2019年3月~2020年12月までの22ヶ月のうち最も成績のよい(ポイントの高い)18大会となる。
ただし、同じ大会を2年分使用することはできない。
・例えば、2019年全米オープンと2020年全米オープンの結果は、いずれか高い方のポイントが採用され、両方をカウントすることはできない。

計算期間が2019年3月~2020年12月と固定され、「最高18大会」のポイントが採用されるため、ツアー再開後から2021年までは、2019年ATPワールドツアー・ファイナルのポイント剥落を除き、各選手のポイントは増加することはあっても減少することはない

また、TOP 30 内の選手には一定の大会への出場義務があるが、ツアー再開後の2020年の大会においては、この義務は課されない。

ATP世界ランキング 2020年履歴

1月履歴 2月履歴 3月履歴 ※ 2020年3~8月ツアー中断
8月履歴 9月履歴 10月履歴 11月履歴

2020年11月30日~2020年12月28日

2020年シーズンのATPツアーは、ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」をもって全ての大会が終了。オフシーズンに入った。
このため、上位選手の順位は、2020年11月23日付世界ランキングから大きな変更はない。

2020年11月30日・12月7日・12月14日・12月21日・12月28日付世界ランキングいずれも、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)。

錦織圭(日本)も、世界41位をキープした。

2020年11月23日

2020年は、ATPツアーレベルの大会が全て終了。(チャレンジャーツアーは12月まで開催される)
上位選手にとっては、今回2020年11月23日付ATP世界ランキングが2020年末世界ランキングとなる。

シーズン最後、2020年11月15日~22日は、ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」が開催された。

2020年、上位8名の戦いを制したのは、ダニール・メドベデフ(ロシア)!

ATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」では初めてのタイトル獲得となった。

ダニール・メドベデフ(ロシア)は、ラウンドロビン(総当たり戦)を含め、大会で全ての試合に勝利。

パリ・マスターズ(ATP1000)」でも優勝を果たしており、シーズン末に最高のプレーを披露した。

大会決勝戦では、ライバルドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦しフルセットとなるが、2時間42分の接戦をダニール・メドベデフ(ロシア)が制し、優勝を掴んだ。

最高の形でシーズンを締めくくったダニール・メドベデフ(ロシア)、2021年以降も、更なる活躍が期待される。

ドミニク・ティーム(オーストリア)は、昨年に引き続き、準優勝に終わった。

優勝のダニール・メドベデフ(ロシア)、準優勝のドミニク・ティーム(オーストリア)ともに、大会でノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)のいずれにも勝利。
次世代テニス選手の進化をみせつけた。

世界ランキングでは、ダニール・メドベデフ(ロシア)は世界4位をキープ。
ドミニク・ティーム(オーストリア)も、世界3位をキープした。

大会準決勝に進出したのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)。

準優勝・優勝のドミニク・ティーム(オーストリア)、ダニール・メドベデフ(ロシア)と合わせ、2020年はランキング上位4名が準決勝に進出した。

準決勝戦は、2試合ともにフルセットの熱戦となった。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第1セットをドミニク・ティーム(オーストリア)が獲得した後、第2セット・第3セットはタイブレイクという接戦となった。
最終第3セット、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はミニブレイクでリードするが、ドミニク・ティーム(オーストリア)が挽回。2時間54分に及ぶ接戦の末、決勝進出への勝利はドミニク・ティーム(オーストリア)が獲得した。

ラファエル・ナダル(スペイン)は準決勝でダニール・メドベデフ(ロシア)。第1セットはラファエル・ナダル(スペイン)が獲得するが、第2セットはダニール・メドベデフ(ロシア)がタイブレイクを制し獲得。両者譲らずの熱戦となった。
そして、最終第3セットをダニール・メドベデフ(ロシア)が獲得し、大会では自身初の決勝へと進出した。
試合を通し、ダニール・メドベデフ(ロシア)は11回のブレイクポイントを獲得。ラファエル・ナダル(スペイン)は4回であり、好調なプレーを続けたダニール・メドベデフ(ロシア)がラファエル・ナダル(スペイン)を追い込む結果となった。

世界ランキングにおいては、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界1位の座をキープ。
ラファエル・ナダル(スペイン)も、世界2位を維持した。

その他、ラウンドロビン(総当たり戦)では、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が1勝2敗、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は勝利なし、という結果になった。

ランキングは、世界6位 ステファノス・チチパス(ギリシャ)、世界7位 アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、世界8位 アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、世界9位 ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)であり、いずれも前週からの変更はなかった。

前述の通り、2020年シーズンのツアーレベルの大会は全て終了。
2020年11月23日付世界ランキング及び2020年シーズン末世界ランキングは、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)となった。

錦織圭(日本)は世界41位であり、前週からの変更はなかった。

2020年11月16日

2020年11月8日~14日は、ATP250 の大会、ソフィア・オープン(ATP250)」が開催された。

「ソフィア・オープン」2020年トーナメント表(ドロー)結果あり・全出場選手:シャポバロフ・チリッチ他出場
※ 決勝戦結果 「ソフィア・オープン(ATP250)」2020年、トーナメント表(ドロー)発表された。 トーナメント表(...

ソフィア・オープン(ATP250)」優勝を果たしたのは、19才ヤニック・シナー(イタリア)!

ヤニック・シナー(イタリア)は19才3ヶ月。ATPツアーでは2008年に18才で優勝した錦織圭(日本)に次ぐの若さでのタイトル獲得となった。

ATPツアーでは初優勝。2019年「NextGen ATP ファイナルでも若手ライバル対決を制し優勝を果たしていた。

ヤニック・シナー(イタリア)は、ソフィア・オープン(ATP250)」では準々決勝で大会第3シードのライバルアレックス・デ ミノール(オーストラリア)に勝利。
準決勝では好調アドリアン・マナリノ(フランス)にストレート勝ちを収め、初めてのツアー決勝の舞台に進出した。

決勝戦は、バセク・ポスピシル(カナダ)と対戦。フルセット、最終第3セットはタイブレイクという接戦をヤニック・シナー(イタリア)が制した。

ヤニック・シナー(イタリア)の世界ランキングは、世界44位から世界37位へと上昇。堂々の自己ベスト更新を達成した。

新たなNextGen スターの誕生。今後も活躍が期待される。

大会準優勝のバセク・ポスピシル(カナダ)は、世界74位から世界61位に上昇した。

バセク・ポスピシル(カナダ)は2020年シーズン2回目の準優勝。好調なプレーを披露し、怪我からの本格復活を示した。

大会準決勝に進出したアドリアン・マナリノ(フランス)は世界35位をキープ。
同じく準決勝進出のリシャール・ガスケ(フランス)は世界49位から世界47位に上昇した。

また、大会準々決勝に進出したアレックス・デ ミノール(オーストラリア)は世界25位から世界23位に上昇した。

2020年11月15日に開幕したATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」にて、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のシーズン末世界ランキング1位を称えるセレモニーが開催された。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のシーズン末1位は、2011年、2012年、2014年、2015年、2018年、そして2020年と今回で6回目を数える。

世界1位は2020年11月16日時点で通算295週、ロジャー・フェデラー(スイス)の計310週に次ぐ歴代2位であり、記録更新を続けている。

2020年シーズンはグランドスラム「全豪オープン」でも優勝、2019年に続く連覇を果たし、ラファエル・ナダル(スペイン)から世界1位の座を奪った。
以降、シーズンを通し世界ランキング1位の座をキープ。年末1位を確定させた。

2020年11月16日付世界ランキングは、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)は変更なし。

錦織圭(日本)は、世界40位から世界41位となった。

2020年11月9日

2020年11月2日~8日は、パリ・マスターズ(ATP1000)」が開催された。

「パリ・マスターズ」2020年トーナメント表(ドロー)結果あり・全出場選手:ナダル・チチパス・メドベデフ他トップ選手集結
※ 決勝戦結果 「パリ・マスターズ(ATP1000)」2020年、出トーナメント表(ドロー)発表された。 トーナメント表...

2020年シーズン最後のATPワールドツアー・マスターズ1000 大会、パリ・マスターズ(ATP1000)」で優勝を果たしたのは、ダニール・メドベデフ(ロシア)!

ダニール・メドベデフ(ロシア)のATPワールドツアー・マスターズ1000 大会優勝は3度目。2020年は初めてのタイトル獲得となった。

決勝戦は、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)とのライバル対決。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)にストレートでの勝利を収め、決勝に進出していた。

決勝戦第1セットはアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が獲得し試合をリードするが、第2セットはダニール・メドベデフ(ロシア)が獲得。
フルセットの試合となり、最終第3セットにおいては、ダニール・メドベデフ(ロシア)が3度のブレイクに成功し優勝を手にした。

ダニール・メドベデフ(ロシア)の世界ランキングは、世界5位から世界4位へとランクアップ。自己ベストと同順位へ到達した。

これにより、ロジャー・フェデラー(スイス)が世界4位から世界5位になっている。

大会準優勝のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、世界7位をキープした。

大会準決勝に進出したラファエル・ナダル(スペイン)は、世界2位をキープ。

同じく大会準決勝進出のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、世界17位から世界14位へと上昇した。

スタン・ワウリンカ(スイス)は大会準々決勝に進出し、世界20位から世界18位に上昇。

ウーゴ・アンベール(フランス)も、大会準々決勝に進出。世界34位から世界30位に上昇し、自己ベストを更新した。

2020年11月9日付世界ランキングは、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)となった。

錦織圭(日本)は、世界40位をキープした。

2020年11月2日

2020年10月26日~11月1日は、ATP500 とATP250 の大会が開催された。

ウィーンエルステ・バンク・オープン(ATP500)」優勝は、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)!

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、サンクトペテルブルク・オープン(ATP500)」に続けてATP500 大会で優勝。
2020年5回目の優勝を果たし、単独でのシーズン最多優勝を記録した。

さらに、自身初のATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」出場権獲得!
絶好調のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、今後も更なる活躍が期待される。

ウィーンエルステ・バンク・オープン(ATP500)」では、準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ダニール・メドベデフ(ロシア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がそれぞれランキング下位の選手に軒並み敗退。波乱の展開となった。

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)にストレートで勝利。前回王者の連覇を阻止した。

大会準優勝はロレンツォ・ソネゴ(イタリア)。

ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)は大会の予選に敗退するが、第6シードであったディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が欠場となり、ラッキールーザーとして急遽本選に出場。
準々決勝ではなんとノバク・ジョコビッチ(セルビア)にも勝利を果たし、その後決勝戦にまで進出した。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦では、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)のサービスゲームを計5回ブレイクし、ストレート、わずか1時間8分で世界1位に勝利を果たした。

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の世界ランキングは、自己ベストである世界8位をキープ。

ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)は、世界42位から世界32位へと大きくランクアップ。自己ベストの更新を達成した。

大会準決勝に進出したのはダニエル・エヴァンス(イギリス)とケビン・アンダーソン(南アフリカ)。

ダニエル・エヴァンス(イギリス)のランキングは、世界33位から世界31位に上昇。

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、世界111位から世界86位に上昇した。

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、怪我から復帰した選手に与えられるプロテクト・ランキングを利用し大会に出場。準決勝にまで進出するが、準決勝では右の臀部・太ももの怪我のためメディカル・タイムアウトを取得、第2セット途中での棄権を余儀なくされた。

また、大会準々決勝に進出したダニール・メドベデフ(ロシア)が世界6位から世界5位に上昇。
同じく大会準々決勝進出のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、世界20位から世界18位へと上昇した。

ヌルスルタンアスタナ・オープン(ATP250)」優勝を果たしたのは、ジョン・ミルマン(オーストラリア)!

ジョン・ミルマン(オーストラリア)31才、ツアー初のタイトルを獲得した。

ジョン・ミルマン(オーストラリア)は、大会第2回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に勝利。準決勝ではフランシス・ティアフォー(アメリカ)に勝利しツアー3度目の決勝に進出。
決勝戦では大会第3シードのアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦、ストレート勝利を収め堂々のタイトルを獲得。

ジョン・ミルマン(オーストラリア)はツアーレベルの大会で186回の試合に出場、念願の初優勝を飾った。

ジョン・ミルマン(オーストラリア)の世界ランキングは、世界45位から世界38位に上昇。

準優勝のアドリアン・マナリノ(フランス)は、世界39位から世界36位に上昇した。

2020年11月2日付世界ランキングは、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ダニール・メドベデフ(ロシア)。

錦織圭(日本)は、世界37位から世界40位となった。

2020年10月26日

2020年10月19日~25日は、ATP250 の2大会が開催された。

アントワープヨーロピアン・オープン(ATP250)」優勝を果たしたのは、ウーゴ・アンベール(フランス)!

ウーゴ・アンベール(フランス)22才、ツアー2度目の優勝を勝ち取った。
前回の優勝は1月オークランドASBクラッシック(ATP250)」。2020年シーズンで2回の優勝となった。

ウーゴ・アンベール(フランス)は、第2回戦(ベスト16)ではパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)にもフルセットの末勝利。
その後、好調なロイド・ハリス(南アフリカ)、ダニエル・エヴァンス(イギリス)にも勝利を果たし、キャリア2度目のツアー決勝の舞台に進出した。

決勝戦ではアレックス・デ ミノール(オーストラリア)と対戦。同世代ライバル対決をウーゴ・アンベール(フランス)がストレートで制し、優勝トロフィーを手にした。

ウーゴ・アンベール(フランス)の世界ランキングは、世界38位から世界32位へランクアップ、堂々の自己ベストの更新を達成した。

大会準優勝のアレックス・デ ミノール(オーストラリア)は、世界29位から世界25位へと上昇した。

大会準決勝に進出したグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は世界20位をキープ。
同じく準決勝進出のダニエル・エヴァンス(イギリス)は、世界35位から世界33位へと上昇した。

また、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が世界19位から世界17位に上昇。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、大会準々決勝に進出するが、腹部の怪我のため、棄権を余儀なくされた。

ケルンベット1ハルクス選手権(ATP250)」優勝は、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)!

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、前週のケルンベット1ハルクス・インドアーズ(ATP250)」に続き、2週連続、ケルンで2度の優勝を飾った。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は大会に第1シードとして出場。
準決勝では旧躍進中の若手ヤニック・シナー(イタリア)にストレートで勝利し決勝に進出。
決勝戦はディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)とのトップ2 対戦となった。

そして、決勝戦ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がストレートで勝利。堂々のタイトルを獲得した。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)のツアー優勝は13回目。2020年では2回目の優勝となった。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)の世界ランキングは、世界7位をキープ。

準優勝のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)も、世界9位をキープした。

大会準決勝に進出したのは、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)とヤニック・シナー(イタリア)。

世界ランキングでは、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は世界22位から世界21位へと上昇。

ヤニック・シナー(イタリア)は、世界46位から世界43位に上昇し、自己ベストを更新した。

また、西岡良仁(日本)は、大会準々決勝に進出。ランキングは、世界56位から世界51位へと上昇した。

2020年10月26日付世界ランキングも、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ステファノス・チチパス(ギリシャ)は変更なし。

錦織圭(日本)は、世界36位から世界37位となった。

2020年10月19日

2020年10月12日~18日は、ATP500 の1大会とATP250 の2大会が開催された。

サンクトペテルブルク・オープン(ATP500)」優勝を果たしたのは、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)!

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)のツアー優勝は6回目。うち4回が2020年の大会となった。2020年シーズン4回の優勝は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と並び現在トップ。今回は、地元ロシアで最高の成績を収めた。

決勝戦ではボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦、準決勝ではデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦し、同世代ライバルにも勝利を果たした。

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の世界ランキングは、世界10位から世界8位へと上昇。堂々の自己ベスト更新を達成した。

2020年絶好調のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、初めてのATP ワールドツアー・ファイナルNitto ATP ファイナルズ)」出場権獲得も視野に入る。レースはこちら

ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、昨年に続き2020年も準優勝を獲得。
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の世界ランキングは、世界27位から世界24位へと上昇した。

また、サンクトペテルブルク・オープン(ATP500)」準決勝に進出したミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が世界21位から世界19位にランクアップ。

ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、強烈なサーブを連発、ストロークでも好調なプレーを披露したが、準決勝ではボルナ・チョリッチ(クロアチア)にフルセットの末敗戦を喫した。

大会準々決勝に進出したライリー・オペルカ(アメリカ)は、世界36位から世界33位に上昇した。

ケルンベット1ハルクス・インドアーズ(ATP250)」優勝は、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)!

地元ドイツでの開催、エースアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が堂々のタイトルを獲得し、キャリア12回目の優勝を手にした。

決勝戦はフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がストレートで勝利を収めた。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)のランキングは、世界7位をキープした。
大会準優勝のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)も、世界22位を維持した。

大会準決勝に進出したロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、世界13位をキープ。

同じく準決勝進出のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)は、世界71位から世界64位に上昇し、自己ベストを更新した。

サルデーニャ・オープン(ATP250)」優勝は、ラースロー・ディエレ(セルビア)!

2020年シーズン最後のクレーコート大会はラースロー・ディエレ(セルビア)が制した。
ラースロー・ディエレ(セルビア)はツアー2回目の優勝。いずれもクレーコート大会となった。

ラースロー・ディエレ(セルビア)のランキングは、世界74位から世界53位へと上昇した。

大会準優勝は、マルコ・チェッキナート(イタリア)。
マルコ・チェッキナート(イタリア)は、大会にワイルドカードとして出場。地元開催、得意のクレーコートで好調なプレーを披露し、魅了した。

マルコ・チェッキナート(イタリア)のランキングは、世界104位から世界77位となり、大幅なランクアップを達成した。

2020年10月19日付世界ランキングでは、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ステファノス・チチパス(ギリシャ)は変更がなかった。

錦織圭(日本)は、世界35位から世界36位となった。

2020年10月12日

2020年9月27日~10月11日にかけて、グランドスラム「全仏オープン」が開催された。

「全仏オープン」2020年トーナメント表(ドロー)結果あり・全出場選手:ジョコビッチ・ナダル・錦織圭他出場
※ チャンピオン決定! 2020年グランドスラム「全仏オープン」いよいよ開催!トーナメント表(ドロー)発表された。 ...

2020年グランドスラム「全仏オープン」優勝を果たしたのは、ラファエル・ナダル(スペイン)!

ラファエル・ナダル(スペイン)が前代未聞の13回目の優勝を獲得!自身の記録を更新した。

2017年からは4連覇。2020年も圧倒的な強さをみせつけた。
なお、ラファエル・ナダル(スペイン)のグランドスラム「全仏オープン」での連続優勝は、2010~2014年の5連覇が最長。初優勝であった2005年から2008年にかけても、4連覇を果たしている。

グランドスラムの優勝は計20回。ロジャー・フェデラー(スイス)の有する最多記録に並んだ。

2020年グランドスラム「全仏オープン」では、ラファエル・ナダル(スペイン)は1セットも失うことなく全試合にストレートで勝利しタイトルを獲得。

準決勝では、ローマBNLイタリア国際(ATP1000)」で敗戦を喫したディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に対しても、ストレート勝利を収め堂々の決勝進出を手にした。

そして、決勝戦では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とのライバル対決が実現。
両者は実に56回目対戦、グランドスラムでは17回目、グランドスラム決勝戦は9回目の対戦となった。

試合は、第1セットをラファエル・ナダル(スペイン)が6-0 で獲得しリード。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は何度かブレイクポイントを掴むがラファエル・ナダル(スペイン)が全てセーブ、ブレイクバックには至らなかった。
第2セットはラファエル・ナダル(スペイン)が2ブレイクアップで獲得。
第3セットもラファエル・ナダル(スペイン)がブレイクでリードするが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がブレイクバック。
そして第11ゲーム、ラファエル・ナダル(スペイン)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)のサービスでブレイクポイントを獲得、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のダブルフォルトでラファエル・ナダル(スペイン)のブレイクとなった。

続く第12ゲーム、サービングfor the チャンピオンシップを迎えたラファエル・ナダル(スペイン)は、ラブゲーム、最後のポイントをエースで締めくくった。

ラファエル・ナダル(スペイン)がグランドスラム「全仏オープン」で100試合に勝利。2020年も優勝トロフィーを掲げた。

世界ランキングでは、ラファエル・ナダル(スペイン)が世界2位をキープ。

準優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は世界1位の座を維持した。

2020年グランドスラム「全仏オープン」準決勝に進出したのは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)とディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、2019年「全豪オープン」以来2回目のグランドスラム準決勝に進出。

初戦は第1セット・第2セットを失い苦戦するが、その後挽回し勝利。
第2回戦以降は対戦相手の棄権を含め、連続してストレート勝利を収め準決勝に進出。
準々決勝ではアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦し、直前の大会ハンブルグ・オープン(ATP500)」決勝でのリベンジを果たした。

準決勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦においても、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)から第3セット・第4セットを奪うなど、熱戦を繰り広げ魅了した。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)のランキングは、世界6位から世界5位に上昇。自己ベストと同順位に到達した。

ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、得意のクレーコートで最高のパフォーマンスを披露した。

初戦の第1セットを6-0 で獲得するなど順調なスタートを切り、準々決勝進出までの全試合にはストレートで勝利。
準々決勝ではドミニク・ティーム(オーストリア)とのフルセットの接戦を制し、グランドスラム王者のクレープリンスを敗退に追い込んだ。

グランドスラム初の準決勝進出を手にし、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。
結果はストレートでの敗退となったものの、ラファエル・ナダル(スペイン)のサービスを何度もブレイクし、ラファエル・ナダル(スペイン)を苦しめた。

世界ランキングでは、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、世界14位から世界8位に上昇。
初のトップ10 入り自己ベストの更新を達成した。

大会準々決勝に進出したのは、ドミニク・ティーム(オーストリア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)とヤニック・シナー(イタリア)。

ランキングでは、ドミニク・ティーム(オーストリア)は世界3位をキープ。

アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、世界12位から世界10位となり、自己ベストを更新。初めてのトップ10 入りを果たした。

パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は、世界18位から世界15位に上昇。

ヤニック・シナー(イタリア)は、世界75位から世界46位へと大幅なランクアップを達成し、自己ベストを更新した。

錦織圭(日本)は、第2回戦で敗退。
第1回戦、第2回戦ともにフルセットの試合となった。

錦織圭(日本)のランキングは、世界35位をキープした。

2020年10月12日付世界ランキングは、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ステファノス・チチパス(ギリシャ)となった。

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