※ 2020年ランキング履歴追加
2020年テニス男子シングルス、年末ATP世界ランキングとランキング履歴を紹介する。
2020年末世界ランキングへのジャンプ
2020年ランキング履歴へのジャンプ
2020年末世界ランキング1位は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)!
続いて、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)となった。
This hasn't happened at the #NittoATPFinals in 1️⃣6️⃣ years!
— ATP Tour (@atptour) 2020年11月21日
All four semi-finalists are in the Top 4 of the @FedEx ATP Rankings. pic.twitter.com/uW3zNL6ZMm
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の年末世界1位は6回目。
2020年シーズンは、グランドスラム「全豪オープン」で優勝。ラファエル・ナダル(スペイン)から世界1位の座を奪い、シーズン末までキープした。
世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)は、2020年グランドスラム「全仏オープン」で優勝。同大会13回目のトロフィーを掲げた。
そして世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)は、2020年グランドスラム「全米オープン」に優勝。グランドスラム4回の準優勝の末、念願のタイトルを獲得した。
ダニール・メドベデフ(ロシア)は、シーズン終盤の「パリ・マスターズ(ATP1000)」、さらに「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」で優勝。2019年末から順位を上げ、世界4位でシーズンを終えた。
ロジャー・フェデラー(スイス)は怪我のためシーズンのほとんどを欠場し、出場大会はグランドスラム「全豪オープン」のみとなった。ランキングは世界5位で着地した。
2019年末ランキングから大きく上昇した選手は、ヤニック・シナー(イタリア)、キャスパー・ルード(ノルウェー)、ウーゴ・アンベール(フランス)など。
ヤニック・シナー(イタリア)は、世界78位から世界37位に上昇。
キャスパー・ルード(ノルウェー)は世界54位から世界27位、ウーゴ・アンベール(フランス)は世界57位から世界30位へとランクを上げた。
また、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は世界31位から世界14位へと順位を上げた。
錦織圭(日本)は、世界13位から順位を下げ、世界41位でシーズンを終えた。
ATPシングルス 世界ランキングTOP 50
2020年最終/ 前年末比較
2020年 末順位 | 前年末 順位 | 選手名 | 国籍 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア | 12030 |
2 | 1 | ラファエル・ナダル | スペイン | 9850 |
3 | 4 | ドミニク・ティーム | オーストリア | 9125 |
4 | 5 | ダニール・メドベデフ | ロシア | 8470 |
5 | 3 | ロジャー・フェデラー | スイス | 6630 |
6 | 6 | ステファノス・チチパス | ギリシャ | 5925 |
7 | 7 | アレクサンダー・ズべレフ | ドイツ | 5525 |
8 | 23 | アンドレイ・ルブレフ | ロシア | 4119 |
9 | 14 | ディエゴ・シュワルツマン | アルゼンチン | 3455 |
10 | 8 | マッテオ・ベレッティーニ | イタリア | 3075 |
11 | 10 | ガエル・モンフィス | フランス | 2860 |
12 | 15 | デニス・シャポバロフ | カナダ | 2830 |
13 | 9 | ロベルト・バウティスタ アグート | スペイン | 2710 |
14 | 31 | ミロシュ・ラオニッチ | カナダ | 2580 |
15 | 11 | ダビド・ゴファン | ベルギー | 2555 |
16 | 27 | パブロ・カレーニョ ブスタ | スペイン | 2535 |
17 | 12 | ファビオ・フォニーニ | イタリア | 2400 |
18 | 16 | スタン・ワウリンカ | スイス | 2320 |
19 | 20 | グリゴール・ディミトロフ | ブルガリア | 2260 |
20 | 17 | カレン・カチャノフ | ロシア | 2245 |
21 | 21 | フェリックス・オジェ アリアシム | カナダ | 2216 |
22 | 33 | クリスチャン・ガリン | チリ | 2170 |
23 | 18 | アレックス・デ ミノール | オーストラリア | 1860 |
24 | 28 | ボルナ・チョリッチ | クロアチア | 1855 |
25 | 19 | ジョン・イズナー | アメリカ | 1850 |
26 | 34 | ドゥサン・ラヨビッチ | セルビア | 1785 |
27 | 54 | キャスパー・ルード | ノルウェー | 1739 |
28 | 24 | ブノワ・ペール | フランス | 1738 |
29 | 32 | テイラー・フリッツ | アメリカ | 1670 |
30 | 57 | ウーゴ・アンベール | フランス | 1646 |
31 | 40 | フィリップ・クライノビッチ | セルビア | 1628 |
32 | 42 | ダニエル・エヴァンス | イギリス | 1589 |
33 | 52 | ロレンツォ・ソネゴ | イタリア | 1568 |
34 | 37 | フベルト・フルカチ | ポーランド | 1518 |
35 | 43 | アドリアン・マナリノ | フランス | 1516 |
36 | 35 | ヤン レナード・ストルフ | ドイツ | 1450 |
37 | 78 | ヤニック・シナー | イタリア | 1444 |
38 | 48 | ジョン・ミルマン | オーストラリア | 1421 |
39 | 36 | ライリー・オペルカ | アメリカ | 1402 |
40 | 26 | ニコロス・バシラシヴィリ | ジョージア | 1395 |
41 | 13 | 錦織圭 | 日本 | 1345 |
42 | 39 | マリン・チリッチ | クロアチア | 1325 |
43 | 25 | ギド・ペラ | アルゼンチン | 1310 |
44 | 59 | ミオミール・ケツマノビッチ | セルビア | 1308 |
45 | 30 | ニック・キリオス | オーストラリア | 1170 |
46 | 41 | アルベルト・ラモス ビノラス | スペイン | 1165 |
47 | 61 | リシャール・ガスケ | フランス | 1145 |
48 | 69 | カイル・エドマンド | イギリス | 1085 |
49 | 68 | テニズ・サングレン | アメリカ | 1081 |
50 | 56 | アレクサンダー・ブブリク | カザフスタン | 1070 |
「>次」で26位以下を表示。
2020年の世界ランキング/ポイント計算方法
2020年シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)世界的流行によりツアーが中断、スケジュールにも大きな変更があった。
このため、2020年のATP世界ランキングでは、ツアー中断中は順位・ポイントが凍結され、ツアー再開後は中断を加味した特別な計算方法が採用されている。
2020年1月6日~2020年3月8日付ランキング(ツアー中断前):通常通り。
直近52週のうち最高18大会+α のポイントで計算される。詳細はこちらを参照。
2020年3月16日~2020年8月17日付ランキング(ツアー中断中):凍結。
2020年3月16日付世界ランキングの順位・ポイントを8月17日付世界ランキングまで適用。
2020年8月24日~2020年12月28日付ランキング(ツアー再開後):特別ルール採用。
直近52週ではなく、2019年3月~2020年12月までの22ヶ月のうち最高18大会+α のポイントで計算される。詳細は次の通り。
<2020年ランキング 特別ルール>
年末ランキングを含め、ツアー再開後の2020年の世界ランキングは、直近52週※ではなく、2019年3月~2020年12月までの22ヶ月のうち最高18大会と「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」のポイントが採用された。
※ ATP世界ランキングは、通常、直近52週(52 週 x 7 日/週 = 364 日)のうち前述の大会での獲得ポイントで計算される。
ポイントに加味される「最高18大会」とは、2019年3月~2020年12月までの22ヶ月のうち最も成績のよい(ポイントの高い)18大会となる。
ただし、同じ大会を2年分使用することはできない。
・例えば、2019年全米オープンと2020年全米オープンの結果は、いずれか高い方のポイントが採用され、両方をカウントすることはできない。
計算期間が2019年3月~2020年12月と固定され、「最高18大会」のポイントが採用されるため、ツアー再開後から2021年までは、2019年ATPワールドツアー・ファイナルのポイント剥落を除き、各選手のポイントは増加することはあっても減少することはない。
また、TOP 30 内の選手には一定の大会への出場義務があるが、ツアー再開後の2020年の大会においては、この義務は課されない。
ATP世界ランキング 2020年履歴
1月履歴 2月履歴 3月履歴 ※ 2020年3~8月ツアー中断
8月履歴 9月履歴 10月履歴 11月履歴
2020年11月30日~2020年12月28日
2020年シーズンのATPツアーは、「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」をもって全ての大会が終了。オフシーズンに入った。
このため、上位選手の順位は、2020年11月23日付世界ランキングから大きな変更はない。
2020年11月30日・12月7日・12月14日・12月21日・12月28日付世界ランキングいずれも、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)。
錦織圭(日本)も、世界41位をキープした。
2020年11月23日
2020年は、ATPツアーレベルの大会が全て終了。(チャレンジャーツアーは12月まで開催される)
上位選手にとっては、今回2020年11月23日付ATP世界ランキングが2020年末世界ランキングとなる。
シーズン最後、2020年11月15日~22日は、「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」が開催された。
2020年、上位8名の戦いを制したのは、ダニール・メドベデフ(ロシア)!
「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」では初めてのタイトル獲得となった。
ダニール・メドベデフ(ロシア)は、ラウンドロビン(総当たり戦)を含め、大会で全ての試合に勝利。
「パリ・マスターズ(ATP1000)」でも優勝を果たしており、シーズン末に最高のプレーを披露した。
大会決勝戦では、ライバルドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦しフルセットとなるが、2時間42分の接戦をダニール・メドベデフ(ロシア)が制し、優勝を掴んだ。
最高の形でシーズンを締めくくったダニール・メドベデフ(ロシア)、2021年以降も、更なる活躍が期待される。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は、昨年に引き続き、準優勝に終わった。
優勝のダニール・メドベデフ(ロシア)、準優勝のドミニク・ティーム(オーストリア)ともに、大会でノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)のいずれにも勝利。
次世代テニス選手の進化をみせつけた。
世界ランキングでは、ダニール・メドベデフ(ロシア)は世界4位をキープ。
ドミニク・ティーム(オーストリア)も、世界3位をキープした。
大会準決勝に進出したのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)。
準優勝・優勝のドミニク・ティーム(オーストリア)、ダニール・メドベデフ(ロシア)と合わせ、2020年はランキング上位4名が準決勝に進出した。
準決勝戦は、2試合ともにフルセットの熱戦となった。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第1セットをドミニク・ティーム(オーストリア)が獲得した後、第2セット・第3セットはタイブレイクという接戦となった。
最終第3セット、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はミニブレイクでリードするが、ドミニク・ティーム(オーストリア)が挽回。2時間54分に及ぶ接戦の末、決勝進出への勝利はドミニク・ティーム(オーストリア)が獲得した。
ラファエル・ナダル(スペイン)は準決勝でダニール・メドベデフ(ロシア)。第1セットはラファエル・ナダル(スペイン)が獲得するが、第2セットはダニール・メドベデフ(ロシア)がタイブレイクを制し獲得。両者譲らずの熱戦となった。
そして、最終第3セットをダニール・メドベデフ(ロシア)が獲得し、大会では自身初の決勝へと進出した。
試合を通し、ダニール・メドベデフ(ロシア)は11回のブレイクポイントを獲得。ラファエル・ナダル(スペイン)は4回であり、好調なプレーを続けたダニール・メドベデフ(ロシア)がラファエル・ナダル(スペイン)を追い込む結果となった。
世界ランキングにおいては、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界1位の座をキープ。
ラファエル・ナダル(スペイン)も、世界2位を維持した。
その他、ラウンドロビン(総当たり戦)では、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が1勝2敗、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は勝利なし、という結果になった。
ランキングは、世界6位 ステファノス・チチパス(ギリシャ)、世界7位 アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、世界8位 アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、世界9位 ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)であり、いずれも前週からの変更はなかった。
前述の通り、2020年シーズンのツアーレベルの大会は全て終了。
2020年11月23日付世界ランキング及び2020年シーズン末世界ランキングは、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)となった。
錦織圭(日本)は世界41位であり、前週からの変更はなかった。
2020年11月16日
2020年11月8日~14日は、ATP250 の大会、「ソフィア・オープン(ATP250)」が開催された。
「ソフィア・オープン(ATP250)」で優勝を果たしたのは、19才ヤニック・シナー(イタリア)!
ヤニック・シナー(イタリア)は19才3ヶ月。ATPツアーでは2008年に18才で優勝した錦織圭(日本)に次ぐの若さでのタイトル獲得となった。
ATPツアーでは初優勝。2019年「NextGen ATP ファイナル」でも若手ライバル対決を制し優勝を果たしていた。
ヤニック・シナー(イタリア)は、「ソフィア・オープン(ATP250)」では準々決勝で大会第3シードのライバルアレックス・デ ミノール(オーストラリア)に勝利。
準決勝では好調アドリアン・マナリノ(フランス)にストレート勝ちを収め、初めてのツアー決勝の舞台に進出した。
決勝戦は、バセク・ポスピシル(カナダ)と対戦。フルセット、最終第3セットはタイブレイクという接戦をヤニック・シナー(イタリア)が制した。
ヤニック・シナー(イタリア)の世界ランキングは、世界44位から世界37位へと上昇。堂々の自己ベスト更新を達成した。
新たなNextGen スターの誕生。今後も活躍が期待される。
大会準優勝のバセク・ポスピシル(カナダ)は、世界74位から世界61位に上昇した。
バセク・ポスピシル(カナダ)は2020年シーズン2回目の準優勝。好調なプレーを披露し、怪我からの本格復活を示した。
大会準決勝に進出したアドリアン・マナリノ(フランス)は世界35位をキープ。
同じく準決勝進出のリシャール・ガスケ(フランス)は世界49位から世界47位に上昇した。
また、大会準々決勝に進出したアレックス・デ ミノール(オーストラリア)は世界25位から世界23位に上昇した。
2020年11月15日に開幕した「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」にて、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のシーズン末世界ランキング1位を称えるセレモニーが開催された。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のシーズン末1位は、2011年、2012年、2014年、2015年、2018年、そして2020年と今回で6回目を数える。
世界1位は2020年11月16日時点で通算295週、ロジャー・フェデラー(スイス)の計310週に次ぐ歴代2位であり、記録更新を続けている。
2020年シーズンはグランドスラム「全豪オープン」でも優勝、2019年に続く連覇を果たし、ラファエル・ナダル(スペイン)から世界1位の座を奪った。
以降、シーズンを通し世界ランキング1位の座をキープ。年末1位を確定させた。
2020年11月16日付世界ランキングは、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)は変更なし。
錦織圭(日本)は、世界40位から世界41位となった。
2020年11月9日
2020年11月2日~8日は、「パリ・マスターズ(ATP1000)」が開催された。
- 「パリ・マスターズ(ATP1000)」:ナダル、チチパス、メドベデフ、ズベレフ他トップ選手集結
2020年シーズン最後のATPワールドツアー・マスターズ1000 大会、「パリ・マスターズ(ATP1000)」で優勝を果たしたのは、ダニール・メドベデフ(ロシア)!
ダニール・メドベデフ(ロシア)のATPワールドツアー・マスターズ1000 大会優勝は3度目。2020年は初めてのタイトル獲得となった。
決勝戦は、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)とのライバル対決。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)にストレートでの勝利を収め、決勝に進出していた。
決勝戦第1セットはアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が獲得し試合をリードするが、第2セットはダニール・メドベデフ(ロシア)が獲得。
フルセットの試合となり、最終第3セットにおいては、ダニール・メドベデフ(ロシア)が3度のブレイクに成功し優勝を手にした。
ダニール・メドベデフ(ロシア)の世界ランキングは、世界5位から世界4位へとランクアップ。自己ベストと同順位へ到達した。
これにより、ロジャー・フェデラー(スイス)が世界4位から世界5位になっている。
大会準優勝のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、世界7位をキープした。
大会準決勝に進出したラファエル・ナダル(スペイン)は、世界2位をキープ。
同じく大会準決勝進出のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、世界17位から世界14位へと上昇した。
スタン・ワウリンカ(スイス)は大会準々決勝に進出し、世界20位から世界18位に上昇。
ウーゴ・アンベール(フランス)も、大会準々決勝に進出。世界34位から世界30位に上昇し、自己ベストを更新した。
2020年11月9日付世界ランキングは、世界1位 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位 ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位 ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位 ダニール・メドベデフ(ロシア)、世界5位 ロジャー・フェデラー(スイス)となった。
錦織圭(日本)は、世界40位をキープした。
2020年11月2日
2020年10月26日~11月1日は、ATP500 とATP250 の大会が開催された。
- ウィーン「エルステ・バンク・オープン(ATP500)」:ジョコビッチ、ティーム、メドベデフ、チチパス他出場
- ヌルスルタン「アスタナ・オープン(ATP250)」:ペール、マナリノ、ティアフォー他出場
ウィーン「エルステ・バンク・オープン(ATP500)」の優勝は、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)!
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、「サンクトペテルブルク・オープン(ATP500)」に続けてATP500 大会で優勝。
2020年5回目の優勝を果たし、単独でのシーズン最多優勝を記録した。
さらに、自身初の「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」出場権獲得!
絶好調のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、今後も更なる活躍が期待される。
ウィーン「エルステ・バンク・オープン(ATP500)」では、準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ダニール・メドベデフ(ロシア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がそれぞれランキング下位の選手に軒並み敗退。波乱の展開となった。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)にストレートで勝利。前回王者の連覇を阻止した。
大会準優勝はロレンツォ・ソネゴ(イタリア)。
ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)は大会の予選に敗退するが、第6シードであったディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が欠場となり、ラッキールーザーとして急遽本選に出場。
準々決勝ではなんとノバク・ジョコビッチ(セルビア)にも勝利を果たし、その後決勝戦にまで進出した。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦では、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)のサービスゲームを計5回ブレイクし、ストレート、わずか1時間8分で世界1位に勝利を果たした。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の世界ランキングは、自己ベストである世界8位をキープ。
ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)は、世界42位から世界32位へと大きくランクアップ。自己ベストの更新を達成した。
大会準決勝に進出したのはダニエル・エヴァンス(イギリス)とケビン・アンダーソン(南アフリカ)。
ダニエル・エヴァンス(イギリス)のランキングは、世界33位から世界31位に上昇。
ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、世界111位から世界86位に上昇した。
ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、怪我から復帰した選手に与えられるプロテクト・ランキングを利用し大会に出場。準決勝にまで進出するが、準決勝では右の臀部・太ももの怪我のためメディカル・タイムアウトを取得、第2セット途中での棄権を余儀なくされた。
また、大会準々決勝に進出したダニール・メドベデフ(ロシア)が世界6位から世界5位に上昇。
同じく大会準々決勝進出のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、世界20位から世界18位へと上昇した。
ヌルスルタン「アスタナ・オープン(ATP250)」で優勝を果たしたのは、ジョン・ミルマン(オーストラリア)!
ジョン・ミルマン(オーストラリア)31才、ツアー初のタイトルを獲得した。
ジョン・ミルマン(オーストラリア)は、大会第2回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に勝利。準決勝ではフランシス・ティアフォー(アメリカ)に勝利しツアー3度目の決勝に進出。
決勝戦では大会第3シードのアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦、ストレート勝利を収め堂々のタイトルを獲得。
ジョン・ミルマン(オーストラリア)はツアーレベルの大会で186回の試合に出場、念願の初優勝を飾った。
ジョン・ミルマン(オーストラリア)の世界ランキングは、世界45位から世界38位に上昇。
準優勝のアドリアン・マナリノ(フランス)は、世界39位から世界36位に上昇した。
2020年11月2日付世界ランキングは、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ダニール・メドベデフ(ロシア)。
錦織圭(日本)は、世界37位から世界40位となった。
2020年10月26日
2020年10月19日~25日は、ATP250 の2大会が開催された。
- アントワープ「ヨーロピアン・オープン(ATP250)」:ゴファン、Cブスタ、ラオニッチ他出場
- ケルン「ベット1ハルクス選手権(ATP250)」:ズベレフ、シュワルツマン、シャポバロフ他出場
アントワープ「ヨーロピアン・オープン(ATP250)」で優勝を果たしたのは、ウーゴ・アンベール(フランス)!
ウーゴ・アンベール(フランス)22才、ツアー2度目の優勝を勝ち取った。
前回の優勝は1月オークランド「ASBクラッシック(ATP250)」。2020年シーズンで2回の優勝となった。
ウーゴ・アンベール(フランス)は、第2回戦(ベスト16)ではパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)にもフルセットの末勝利。
その後、好調なロイド・ハリス(南アフリカ)、ダニエル・エヴァンス(イギリス)にも勝利を果たし、キャリア2度目のツアー決勝の舞台に進出した。
決勝戦ではアレックス・デ ミノール(オーストラリア)と対戦。同世代ライバル対決をウーゴ・アンベール(フランス)がストレートで制し、優勝トロフィーを手にした。
ウーゴ・アンベール(フランス)の世界ランキングは、世界38位から世界32位へランクアップ、堂々の自己ベストの更新を達成した。
大会準優勝のアレックス・デ ミノール(オーストラリア)は、世界29位から世界25位へと上昇した。
大会準決勝に進出したグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は世界20位をキープ。
同じく準決勝進出のダニエル・エヴァンス(イギリス)は、世界35位から世界33位へと上昇した。
また、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が世界19位から世界17位に上昇。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、大会準々決勝に進出するが、腹部の怪我のため、棄権を余儀なくされた。
ケルン「ベット1ハルクス選手権(ATP250)」の優勝は、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)!
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は、前週のケルン「ベット1ハルクス・インドアーズ(ATP250)」に続き、2週連続、ケルンで2度の優勝を飾った。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は大会に第1シードとして出場。
準決勝では旧躍進中の若手ヤニック・シナー(イタリア)にストレートで勝利し決勝に進出。
決勝戦はディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)とのトップ2 対戦となった。
そして、決勝戦ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がストレートで勝利。堂々のタイトルを獲得した。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)のツアー優勝は13回目。2020年では2回目の優勝となった。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)の世界ランキングは、世界7位をキープ。
準優勝のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)も、世界9位をキープした。
大会準決勝に進出したのは、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)とヤニック・シナー(イタリア)。
世界ランキングでは、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は世界22位から世界21位へと上昇。
ヤニック・シナー(イタリア)は、世界46位から世界43位に上昇し、自己ベストを更新した。
また、西岡良仁(日本)は、大会準々決勝に進出。ランキングは、世界56位から世界51位へと上昇した。
2020年10月26日付世界ランキングも、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ステファノス・チチパス(ギリシャ)は変更なし。
錦織圭(日本)は、世界36位から世界37位となった。
2020年10月19日
2020年10月12日~18日は、ATP500 の1大会とATP250 の2大会が開催された。
- 「サンクトペテルブルク・オープン(ATP500)」:メドベデフ、シャポバロフ、ワウリンカ、ラオニッチ他出場
- ケルン「ベット1ハルクス・インドアーズ(ATP250)」:ズベレフ、Bアグート、チリッチ、マレー他出場
- 「サルデーニャ・オープン(ATP250)」:ラヨビッチ、ルード他出場
「サンクトペテルブルク・オープン(ATP500)」で優勝を果たしたのは、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)!
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)のツアー優勝は6回目。うち4回が2020年の大会となった。2020年シーズン4回の優勝は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と並び現在トップ。今回は、地元ロシアで最高の成績を収めた。
決勝戦ではボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦、準決勝ではデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦し、同世代ライバルにも勝利を果たした。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の世界ランキングは、世界10位から世界8位へと上昇。堂々の自己ベスト更新を達成した。
2020年絶好調のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、初めての「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」出場権獲得も視野に入る。レースはこちら
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、昨年に続き2020年も準優勝を獲得。
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の世界ランキングは、世界27位から世界24位へと上昇した。
また、「サンクトペテルブルク・オープン(ATP500)」準決勝に進出したミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が世界21位から世界19位にランクアップ。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、強烈なサーブを連発、ストロークでも好調なプレーを披露したが、準決勝ではボルナ・チョリッチ(クロアチア)にフルセットの末敗戦を喫した。
大会準々決勝に進出したライリー・オペルカ(アメリカ)は、世界36位から世界33位に上昇した。
ケルン「ベット1ハルクス・インドアーズ(ATP250)」の優勝は、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)!
地元ドイツでの開催、エースアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が堂々のタイトルを獲得し、キャリア12回目の優勝を手にした。
決勝戦はフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)がストレートで勝利を収めた。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)のランキングは、世界7位をキープした。
大会準優勝のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)も、世界22位を維持した。
大会準決勝に進出したロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、世界13位をキープ。
同じく準決勝進出のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)は、世界71位から世界64位に上昇し、自己ベストを更新した。
「サルデーニャ・オープン(ATP250)」の優勝は、ラースロー・ディエレ(セルビア)!
2020年シーズン最後のクレーコート大会はラースロー・ディエレ(セルビア)が制した。
ラースロー・ディエレ(セルビア)はツアー2回目の優勝。いずれもクレーコート大会となった。
ラースロー・ディエレ(セルビア)のランキングは、世界74位から世界53位へと上昇した。
大会準優勝は、マルコ・チェッキナート(イタリア)。
マルコ・チェッキナート(イタリア)は、大会にワイルドカードとして出場。地元開催、得意のクレーコートで好調なプレーを披露し、魅了した。
マルコ・チェッキナート(イタリア)のランキングは、世界104位から世界77位となり、大幅なランクアップを達成した。
2020年10月19日付世界ランキングでは、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ステファノス・チチパス(ギリシャ)は変更がなかった。
錦織圭(日本)は、世界35位から世界36位となった。
2020年10月12日
2020年9月27日~10月11日にかけて、グランドスラム「全仏オープン」が開催された。
2020年グランドスラム「全仏オープン」で優勝を果たしたのは、ラファエル・ナダル(スペイン)!
ラファエル・ナダル(スペイン)が前代未聞の13回目の優勝を獲得!自身の記録を更新した。
2017年からは4連覇。2020年も圧倒的な強さをみせつけた。
なお、ラファエル・ナダル(スペイン)のグランドスラム「全仏オープン」での連続優勝は、2010~2014年の5連覇が最長。初優勝であった2005年から2008年にかけても、4連覇を果たしている。
グランドスラムの優勝は計20回。ロジャー・フェデラー(スイス)の有する最多記録に並んだ。
2020年グランドスラム「全仏オープン」では、ラファエル・ナダル(スペイン)は1セットも失うことなく全試合にストレートで勝利しタイトルを獲得。
準決勝では、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」で敗戦を喫したディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に対しても、ストレート勝利を収め堂々の決勝進出を手にした。
そして、決勝戦では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とのライバル対決が実現。
両者は実に56回目対戦、グランドスラムでは17回目、グランドスラム決勝戦は9回目の対戦となった。
試合は、第1セットをラファエル・ナダル(スペイン)が6-0 で獲得しリード。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は何度かブレイクポイントを掴むがラファエル・ナダル(スペイン)が全てセーブ、ブレイクバックには至らなかった。
第2セットはラファエル・ナダル(スペイン)が2ブレイクアップで獲得。
第3セットもラファエル・ナダル(スペイン)がブレイクでリードするが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がブレイクバック。
そして第11ゲーム、ラファエル・ナダル(スペイン)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)のサービスでブレイクポイントを獲得、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のダブルフォルトでラファエル・ナダル(スペイン)のブレイクとなった。
続く第12ゲーム、サービングfor the チャンピオンシップを迎えたラファエル・ナダル(スペイン)は、ラブゲーム、最後のポイントをエースで締めくくった。
ラファエル・ナダル(スペイン)がグランドスラム「全仏オープン」で100試合に勝利。2020年も優勝トロフィーを掲げた。
世界ランキングでは、ラファエル・ナダル(スペイン)が世界2位をキープ。
準優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は世界1位の座を維持した。
2020年グランドスラム「全仏オープン」準決勝に進出したのは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)とディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)。
ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、2019年「全豪オープン」以来2回目のグランドスラム準決勝に進出。
初戦は第1セット・第2セットを失い苦戦するが、その後挽回し勝利。
第2回戦以降は対戦相手の棄権を含め、連続してストレート勝利を収め準決勝に進出。
準々決勝ではアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦し、直前の大会「ハンブルグ・オープン(ATP500)」決勝でのリベンジを果たした。
準決勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦においても、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)から第3セット・第4セットを奪うなど、熱戦を繰り広げ魅了した。
ステファノス・チチパス(ギリシャ)のランキングは、世界6位から世界5位に上昇。自己ベストと同順位に到達した。
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、得意のクレーコートで最高のパフォーマンスを披露した。
初戦の第1セットを6-0 で獲得するなど順調なスタートを切り、準々決勝進出までの全試合にはストレートで勝利。
準々決勝ではドミニク・ティーム(オーストリア)とのフルセットの接戦を制し、グランドスラム王者のクレープリンスを敗退に追い込んだ。
グランドスラム初の準決勝進出を手にし、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。
結果はストレートでの敗退となったものの、ラファエル・ナダル(スペイン)のサービスを何度もブレイクし、ラファエル・ナダル(スペイン)を苦しめた。
世界ランキングでは、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、世界14位から世界8位に上昇。
初のトップ10 入り、自己ベストの更新を達成した。
大会準々決勝に進出したのは、ドミニク・ティーム(オーストリア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)とヤニック・シナー(イタリア)。
ランキングでは、ドミニク・ティーム(オーストリア)は世界3位をキープ。
アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、世界12位から世界10位となり、自己ベストを更新。初めてのトップ10 入りを果たした。
パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は、世界18位から世界15位に上昇。
ヤニック・シナー(イタリア)は、世界75位から世界46位へと大幅なランクアップを達成し、自己ベストを更新した。
錦織圭(日本)は、第2回戦で敗退。
第1回戦、第2回戦ともにフルセットの試合となった。
錦織圭(日本)のランキングは、世界35位をキープした。
2020年10月12日付世界ランキングは、世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位ドミニク・ティーム(オーストリア)、世界4位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位ステファノス・チチパス(ギリシャ)となった。