2018年5月トップ選手大会出場予定
2018年5月は、4月下旬より開催されるATP250 の3大会に加え、ATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会が2大会、ATP250 の2大会が開催され、そして5月27日からはいよいよグランドスラム「全仏オープン」が開始する。
クレーコート・シーズンのクライマックス。各選手の活躍が期待される。
- マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」、クレーコート:ドロー
- ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」、クレーコート:ドロー
- グランドスラム「全仏オープン」、クレーコート:ドロー
※ 4月30日~5月6日開催の「エストリル・オープン(ATP250)」、ミュンヘン「BMWオープン(ATP250)」、イスタンブール「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン(ATP250)」出場予定選手は、2018年4月予定を参照。
マドリッドにナダル、ジョコビッチ、ティーム、錦織圭他トップ選手集結
Mañana en el @ROLEXMCMASTERS se repite la final del #MMOPEN 2017. @RafaelNadal se ve las caras con @ThiemDomi. ¿Quién ganará esta vez? pic.twitter.com/VXznm0F5Ro
— #MMOPEN (@MutuaMadridOpen) 2018年4月19日
マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」には、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、そして錦織圭(日本)、杉田祐一(日本)などほとんどのトップ選手が出場。
昨年の優勝は、ラファエル・ナダル(スペイン)。決勝戦では、ドミニク・ティーム(オーストリア)とのクレー巧者対決を制した。
ラファエル・ナダル(スペイン)の優勝は、昨年を含め5回。大会最多優勝記録を保持する。
また、ラファエル・ナダル(スペイン)は、2018年4月開催のモンテカルロ「Rolexモンテカルロ・マスターズ(ATP1000)」に優勝し、ATPワールドツアー・マスターズ1000 で史上初となる31回目のタイトルを獲得した。
マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」にて、ラファエル・ナダル(スペイン)が再び歴史を塗り替えることとなるのか、注目される。
※ スタン・ワウリンカ(スイス)は、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」での復帰を予定していたが、欠場となった。昨年8月に手術を受けて以来、グランドスラム「全豪オープン」で復帰するも、マルセイユ「オープン13(ATP250)」以降の大会を欠場。クレーコート・シーズンでの復帰を目指すとしていた。昨年グランドスラム「全仏オープン」では準優勝も果たしたスタン・ワウリンカ(スイス)。復活が待ち望まれる。
※ ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)も、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」への出場を予定していたが、欠場となった。ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、同時に直後の大会であるローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」にも欠場を決めた。2018年4月にひざの手術を受けて以降、大会を欠場しており、状態が心配される。早期の回復を祈りたい。
※ マリン・チリッチ(クロアチア)は、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」への出場を予定していたが、欠場となった。マリン・チリッチ(クロアチア)はひざを故障し、テーピングを施した状態でモンテカルロ「Rolexモンテカルロ・マスターズ(ATP1000)」及びイスタンブール「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン(ATP250)」に出場するも、イスタンブール「TEB BNPパリバ イスタンブール・オープン(ATP250)」では初戦敗退を喫していた。なお、マリン・チリッチ(クロアチア)はモンテカルロ「Rolexモンテカルロ・マスターズ(ATP1000)」後に結婚。幸せを報告していた。
トーナメント表(ドロー)
- マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」:ナダル、ジョコビッチ、ティーム、デルポトロ、錦織圭他トップ選手集結
ローマにナダル、ジョコビッチ、Aズベレフ、錦織圭他トップ選手集結
- ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」、クレーコート
“La finale a Roma? E’ stato uno dei miei migliori match di sempre”. Alexander #Zverev #ibi17 #tennis #ATP pic.twitter.com/9MsDa5I3Or
— Internazionali Bnl (@InteBNLdItalia) 2017年6月29日
ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」は、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」同様、トップ選手に大会出場義務があるため、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、マリン・チリッチ(クロアチア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、錦織圭(日本)、杉田祐一(日本)を含め、ほぼ全てのトップ選手が出場を予定している。
ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」は、昨年、クレーコートでラファエル・ナダル(スペイン)が唯一優勝を逃した大会。
昨年は準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)がラファエル・ナダル(スペイン)に勝利。
2017年、ラファエル・ナダル(スペイン)がクレーコートで唯一負けた試合となった。
その後、準決勝ではドミニク・ティーム(オーストリア)はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ、優勝は、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が獲得した。
2018年はどのような展開がみられるのか。
怪我から復帰の錦織圭(日本)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、スタン・ワウリンカ(スイス)を含め、各選手の活躍が期待される。
※ ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、ニック・キリオス(オーストラリア)、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」への出場を予定していたが、欠場となった。
トーナメント表(ドロー)
- ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」:錦織圭、ナダル、ジョコビッチ、Aズベレフ、ティーム、杉田祐一他トップ選手集結
リヨンにティーム、モンフィス、ジュネーブにワウリンカ、クエリー他出場
グランドスラム「全仏オープン」開催直前には、ATP250 の2大会が開催される。
- 「リヨン・オープン(ATP250)」、クレーコート
- 「ジュネーブ・オープン(ATP250)」 、クレーコート
Le français @tsonga7 vainqueur de l'édition 2017 du tournoi dans le cadre exceptionnel du Parc de la Tête d'Or à Lyon #OpenParc pic.twitter.com/osOeLMY9gI
— Open Parc ARA (@OpenParcARA) 2017年5月27日
「リヨン・オープン(ATP250)」には、クレーの”プリンス”ドミニク・ティーム(オーストリア)をはじめ、ジョン・イズナー(アメリカ)、ジャック・ソック(アメリカ)、ガエル・モンフィス(フランス)らがエントリーし、出場を予定している。
大会初開催でもあった2017年の優勝は、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)。2018年も連覇を目指し出場の予定であったが、ひざの怪我により欠場となった。
※ ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、2018年4月にひざの手術を受け、以降の大会を欠場。「リヨン・オープン(ATP250)」にも出場を予定していたが、回復が間に合わず、欠場となった。自身のツイッターにて、出場しないものの、アンバサダーとして大会には参加すると発表した
なお、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、リヨン大会欠場と同時に、続くグランドスラム「全仏オープン」にも欠場を決めた。回復が待ち望まれる。
※ カレン・カチャノフ(ロシア)、チョン・ヒョン(韓国)も「リヨン・オープン(ATP250)」への出場を予定していたが、欠場となった。
「ジュネーブ・オープン(ATP250)」には、スタン・ワウリンカ(スイス)、サム・クエリー(アメリカ)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、ダビド・フェレール(スペイン)、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)、テニズ・サングレン(アメリカ)などが出場を予定。
スタン・ワウリンカ(スイス)は、2016年、2017年と大会連覇を果たしている。
※ スタン・ワウリンカ(スイス)はエントリーを見送ったが、大会開始直前に出場を決め、ワイルドカードでの出場権を獲得した。
スタン・ワウリンカ(スイス)は2018年もひざの怪我からの回復に時間を要し、多くの大会を欠場。「ジュネーブ・オープン(ATP250)」直前の大会であるローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」で復帰を果たすが、第1回戦での敗退に終わった。
地元スイスで開催の今大会にて、復活そして再度の優勝を目指す。
また、2017年は、錦織圭(日本)も急遽参戦を発表し、ワイルドカードでの出場権を獲得。準決勝に進出した。
※ ファビオ・フォニーニ(イタリア)、ダビド・フェレール(スペイン)は、当初出場予定ではなかったものの、大会開始直前に出場を決め、ワイルドカードでの出場権を獲得した。
※ ダビド・ゴファン(ベルギー)、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)、デニス・シャポバロフ(カナダ)は、「ジュネーブ・オープン(ATP250)」への出場を予定していたが欠場となった。
トーナメント表(ドロー)
- 「リヨン・オープン(ATP250)」:ティーム、イズナー、ソック、チョン、モンフィス他出場
- 「ジュネーブ・オープン(ATP250)」:ワウリンカ、クエリー、フォニーニ、フェレール、ビノラス、ティアフォー他出場
全仏オープン開催!トップ選手集結
- グランドスラム「全仏オープン」、クレーコート
5月最終週から6月上旬にかけて、いよいよ、グランドスラム「全仏オープン」が開催される。
ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、マリン・チリッチ(クロアチア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、スタン・ワウリンカ(スイス)、そして錦織圭(日本)をはじめ、総勢128名のトップ選手が集結。
すべての選手が第1回戦から出場し、高度な戦いが繰り広げられる。
昨年の優勝は、クレーキングラファエル・ナダル(スペイン)。
全ての試合にストレートで勝利、大会史上初となる10回目の優勝を獲得した。
怪我からの復帰でもあった2017年、「全仏オープンで再び優勝するために(復帰の)努力をしてきた」と語り、感動的な優勝を収めた。
※ ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、グランドスラム「全仏オープン」への出場を予定していたが、欠場となった。 ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、2018年4月にひざの手術を受け、以降の大会を欠場。地元開催のグランドスラム「全仏オープン」にも無念の欠場となった。ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、自身のツイッターにて、回復に向け最大限の努力をしたが間に合わなかったこと、また、出場はできないものの、観客として大会を観戦したいと発表した。
※ ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、グランドスラム「全仏オープン」への出場を予定していたが欠場となった。非常に残念だと自身のツイッターで発信した。ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)自身は、ベストの状態にするために最大限の努力を継続しなければならないとし、怪我の状態を語らなかったが、報道によると、右ひざの怪我のためとされている。ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、右ひざの怪我によりモンテカルロ「Rolexモンテカルロ・マスターズ(ATP1000)」の棄権を余儀なくされ、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」で復帰を果たすも、以降の大会を欠場していた。回復が待ち望まれる。
※ チョン・ヒョン(韓国)は出場を予定していたが、足首の怪我のため欠場となった。チョン・ヒョン(韓国)は、MRI の結果、処方とその後の休息が必要と診断され、直前の大会「リヨン・オープン(ATP250)」にも欠場を余儀なくされていた。
トーナメント表(ドロー)
- グランドスラム「全仏オープン」:錦織圭、ナダル、ジョコビッチ、ワウリンカ、ティーム、Aズベレフ、チリッチ他トップ選手集結
トップ選手大会出場予定【2018年5月】
世界テニス男子シングルス
順位 | 選手 | 5月6日 | 5月13日 | 5月20日 | 5月27日 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ラファエル・ナダル | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
2 | ロジャー・フェデラー | - | |||
3 | アレクサンダー・ズべレフ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
4 | マリン・チリッチ | ローマ | - | 全仏オープン | |
5 | グリゴール・ディミトロフ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
6 | フアン マルティン・デル ポトロ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
7 | ドミニク・ティーム | マドリッド | ローマ | リヨン | 全仏オープン |
8 | ケビン・アンダーソン | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
9 | ジョン・イズナー | マドリッド | ローマ | リヨン | 全仏オープン |
10 | ダビド・ゴファン | マドリッド | ローマ | 全仏オープン | |
11 | パブロ・カレーニョ ブスタ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
12 | ノバク・ジョコビッチ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
13 | サム・クエリー | ローマ | ジュネーブ | 全仏オープン | |
14 | ルカ・プイユ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
15 | ロベルト・バウティスタ アグート | マドリッド | - | 全仏オープン | |
16 | ジャック・ソック | マドリッド | ローマ | リヨン | 全仏オープン |
17 | ディエゴ・シュワルツマン | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
18 | トマーシュ・ベルディヒ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
19 | チョン・ヒョン | マドリッド | |||
20 | ファビオ・フォニーニ | マドリッド | ローマ | ジュネーブ* | 全仏オープン |
21 | ミロシュ・ラオニッチ | マドリッド | - | ||
22 | 錦織圭 | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
23 | カイル・エドマンド | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
24 | ニック・キリオス | - | 全仏オープン | ||
25 | スタン・ワウリンカ | ローマ | ジュネーブ* | 全仏オープン | |
26 | フィリップ・クライノビッチ | - | |||
27 | アドリアン・マナリノ | マドリッド | ローマ | リヨン* | 全仏オープン |
28 | ジル・ミュラー | ローマ | - | 全仏オープン | |
29 | リシャール・ガスケ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
30 | フェリシアーノ・ロペス | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
31 | アンドレイ・ルブレフ | - | |||
32 | ダミール・ズムル | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
33 | ダビド・フェレール | ローマ | ジュネーブ* | 全仏オープン | |
34 | アンディ・マレー | - | |||
35 | フィリップ・コールシュライバー | マドリッド | ローマ | 全仏オープン | |
36 | フェルナンド・ベルダスコ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
37 | カレン・カチャノフ | マドリッド | ローマ | 全仏オープン | |
38 | ボルナ・チョリッチ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
39 | ジョーウィルフリード・ツォンガ | ||||
40 | アルベルト・ラモス ビノラス | マドリッド | ローマ | ジュネーブ | 全仏オープン |
41 | ガエル・モンフィス | マドリッド | ローマ | リヨン | 全仏オープン |
42 | 杉田祐一 | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
43 | デニス・シャポバロフ | マドリッド* | ローマ* | 全仏オープン | |
44 | ロビン・ハーセ | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
45 | レオナルド・メイヤー | マドリッド | ローマ* | 全仏オープン | |
46 | パブロ・クエバス | マドリッド | ローマ | - | 全仏オープン |
47 | ブノワ・ペール | マドリッド* | ローマ* | - | 全仏オープン |
48 | ダニール・メドベデフ | マドリッド* | ローマ* | 全仏オープン | |
49 | テニズ・サングレン | マドリッド* | - | ジュネーブ | 全仏オープン |
50 | ペーター・ゴヨブチック | マドリッド* | ローマ* | ジュネーブ | 全仏オープン |
※ 2018年4月23日付ATP 世界ランキング 50位までの選手の出場予定
※ いずれもエントリー時点の予定。その後、トーナメント表(ドロー)発表までの主な変更を更新している。
※ 日付は大会開始日。ただし、「ジュネーブ・オープン(ATP250)」の開始は2018年5月21日。
*: エントリー締切後に出場が決定した選手(ワイルドカード、他選手欠場による繰り上がりなど)