ATP世界ランキング 2018年履歴(続き)
2018年2月26日
2月19日~25日にかけて、ATP500 の1大会とATP250 の2大会が開催された。
¡Bravo León! @dieschwartzman alcanzó la final del ATP 500 de Río de Janeiro donde buscará su segundo título y desde el lunes será Top 20 por primera vez ¡Vamos Peque! #TeamPeugeot #DriveToTennis 🎾 pic.twitter.com/CLWTiHDrvq
— Peugeot Argentina (@peugeotarg) 2018年2月24日
リオデジャネイロ「リオ・オープン(ATP500)」に優勝を果たしたのは、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)。
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、キャリア2回目のタイトル獲得、ATP500 レベルでは初の優勝を獲得した。
リオデジャネイロ「リオ・オープン(ATP500)」では、準決勝でガエル・モンフィス(フランス)にストレートで勝利、決勝戦では絶好調のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)にも勝利、優勝を収めた。
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)の世界ランキングは、世界23位から世界18位へ上昇、自己ベストを更新した。
同大会準優勝となったフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)は、世界40位から世界27位へ大幅なランクアップを達成した。
フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)は、シングルス準優勝に加え、ダブルスでも優勝を果たしている。
マルセイユ「オープン13(ATP250)」の優勝は、21才カレン・カチャノフ(ロシア)。
カレン・カチャノフ(ロシア)は準決勝でトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)にもストレートで勝利。決勝戦では開催地フランスのルカ・プイユ(フランス)にも勝利し、堂々の優勝。
2016年「成都オープン(ATP250)」に続き、ATPワールドツアー2回目のタイトルを獲得した。
カレン・カチャノフ(ロシア)は、世界ランキング47位から世界41位へと順位を上げた。
昨年に引き続き、同大会準優勝となったルカ・プイユ(フランス)は、世界16位から世界15位に上昇した。
そして、「デルレイビーチ・オープン(ATP250)」優勝は、フランシス・ティアフォー(アメリカ)。
期待の20才。初めてのATPワールドツアータイトルを獲得した。
フランシス・ティアフォー(アメリカ)は大会に主催者推薦枠のワイルドカードとして出場。第2回戦(ベスト16)では、幼少の頃からの憧れの選手フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に勝利。
その後、デニス・シャポバロフ(カナダ)、チョン・ヒョン(韓国)と同世代選手との対戦にも勝利し決勝に進出。
見事、初優勝を果たした。
フランシス・ティアフォー(アメリカ)のランキングは、世界91位から世界61位へと大幅にランクアップ。
「デルレイビーチ・オープン(ATP250)」準優勝のペーター・ゴヨブチック(ドイツ)は、世界64位から世界51位へと上昇し、自己ベストを更新した。
世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位マリン・チリッチ(クロアチア)は変更なし。
錦織圭(日本)は世界26位をキープ。杉田祐一(日本)は世界41位から世界42位に下落した。
2018年2月19日
2018年2月19日付ランキングにて、ロジャー・フェデラー(スイス)が世界1位に復活!
"I think reaching No.1 is one of, it not, the ultimate achievements in our sport" - Roger Federer. Nice! pic.twitter.com/wSZchFCrlO
— RolexShMasters (@SH_RolexMasters) 2018年2月16日
ロジャー・フェデラー(スイス)は、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」2018年準々決勝に勝利、準決勝への進出をもって、世界1位が確定。
さらに、その後大会優勝を果たした。
優勝によりロジャー・フェデラー(スイス)が500 ポイントを獲得。ラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、世界1位に躍り出た。
史上最年長(36才)、世界1位の史上最長期間(303週間)、5年106日振り(最長)の世界1位復活。
ロジャー・フェデラー(スイス)の新たな歴史がスタートした。
これにより、ラファエル・ナダル(スペイン)は世界1位から世界2位に下落。
ラファエル・ナダル(スペイン)の世界1位は、計167週間で一旦ストップとなった。
ただし、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)のポイント差はわずか345 ポイント。今後も、両者の世界1位を懸けた戦いは続く。
ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」2018年の準優勝は、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)。
グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、世界ランキング5位から世界4位へと上昇させた。
ダビド・ゴファン(ベルギー)は、同大会準決勝でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦。
プレー中にボールが目を直撃、試合途中での棄権を余儀なくされた。
ダビド・ゴファン(ベルギー)のランキングは、世界7位をキープした。
同大会準決勝に進出したアンドレアス・セッピ(イタリア)は、予選に敗退したもののラッキールーザーとして本選に出場。
第2回戦(ベスト16)でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)にストレートで勝利するという快進撃をみせた。
アンドレアス・セッピ(イタリア)は準決勝進出により、世界81位から世界59位へと大幅なランクアップを達成した。
ロジャー・フェデラー(スイス)の世界1位を懸けた準々決勝で対戦相手となったのは、地元No. 1 の、ロビン・ハーセ(オランダ)。
ロジャー・フェデラー(スイス)から第1セットを奪い試合をリードするが、敗退。ロジャー・フェデラー(スイス)を相手に好調なプレーを披露した。
ロビン・ハーセ(オランダ)のランキングは、世界42位をキープした。
また、杉田祐一(日本)は、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」に出場し、第1回戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と接戦を披露するも敗退。ランキングは、世界41位をキープした。
2月12日~18日は、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」の他、ATP250 の2大会が開催された。
「ニューヨーク・オープン(ATP250)」に優勝を果たしたのは、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)。
ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、2015年以来のタイトルを獲得。怪我に悩まされたスターが復活を記した。
ランキングは、世界11位から世界9位へと浮上、遂に自己ベストを更新した。
同大会準優勝は、サム・クエリー(アメリカ)。サム・クエリー(アメリカ)は、自己ベストである世界12位をキープした。
そして、錦織圭(日本)が「ニューヨーク・オープン(ATP250)」でATPワールドツアーに復帰!
錦織圭(日本)は、復帰の大会ながら順調なプレーを披露し、準決勝まで進出した。
準決勝ではケビン・アンダーソン(南アフリカ)とフルセットの接戦になるが、最終第3セット、タイブレイクの末に敗退。
錦織圭(日本)の世界ランキングは、世界27位から世界26位に戻した。今後も活躍が期待される。
ブエノスアイレス「アルゼンチン・オープン(ATP250)」では、ドミニク・ティーム(オーストリア)が優勝。
ドミニク・ティーム(オーストリア)は全試合ストレートで勝利し、堂々のタイトルを獲得。
クレーコートで安定した強さを見せつけた。
ドミニク・ティーム(オーストリア)はランキング世界6位をキープした。
同大会準優勝のアルヤズ・ベデネ(スロベニア)は、世界51位から世界43位へとランクアップ。自己ベストを更新した。
また、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、ひざ後ろの腱の怪我により、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」を欠場。
昨年優勝のポイントを失ったことにより、世界19位から世界27位へと下落した。回復が待ち望まれる。
2018年2月19日付TOP3 は、世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位マリン・チリッチ(クロアチア)となった。
2018年2月12日
2月5日~11日は、ATPワールドツアーが再開され、ATP250 の3大会が開催された。
Après l'allemand Alexander Zverev l'an dernier, bravo à @la_pouille qui remporte le tournoi de l'édition 2018 ! #OSDF18 pic.twitter.com/r3wC04Aixp
— Open Sud de France (@OpenSuddeFrance) 2018年2月11日
モンペリエ「南フランス・オープン(ATP250)」に優勝!を果たしたのは、ルカ・プイユ(フランス)。
ワイルドカードとして急きょ大会に出場。地元フランスで、ツアー5回目のタイトルを獲得した。ルカ・プイユ(フランス)は、優勝により世界ランキングを17位から世界16位に上昇させた。
大会準優勝は、同じくフランスのリシャール・ガスケ(フランス)。昨年に引き続き、準優勝を獲得した。
リシャール・ガスケ(フランス)は、世界33位をキープした。
杉田祐一(日本)は、モンペリエ「南フランス・オープン(ATP250)」に出場するも、ジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦し初戦敗退。
世界ランキングは世界41位をキープした。
「ソフィア・オープン(ATP250)」優勝は、ミルザ・バシッチ(ボスニア)。
世界ランキング129位から世界77位となり、大幅なランクアップを達成。自己ベストを更新した。
同大会準優勝のマリウス・コピル(ルーマニア)も、世界93位から世界74位へと大幅に上昇、自己ベスト同順位に到達した。
ミルザ・バシッチ(ボスニア)は、大会に予選から出場し、準決勝では元世界3位スタン・ワウリンカ(スイス)にストレートで勝利。見事大会優勝、ツアー初優勝を果たした。
スタン・ワウリンカ(スイス)は、準決勝進出により、世界15位から世界13位へとランクを戻した。
キト「エクアドル・オープン(ATP250)」優勝は、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)。
ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)も予選からの出場で見事優勝。
ツアー初優勝を獲得し、世界107位から世界76位へと上昇。自己ベストを更新した。
準優勝となったアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)は、世界21位から世界20位へ上昇した。
世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位マリン・チリッチ(クロアチア)は、今回は変更なし。
ただし、次回2月19日は、ロジャー・フェデラー(スイス)が世界1位に返り咲く可能性がある。
ロジャー・フェデラー(スイス)は、2月12日より開催のロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」に出場する。
世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)と世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)とのポイント差はわずか155 ポイント。
ラファエル・ナダル(スペイン)はグランドスラム「全豪オープン」で痛めた右足の腸腰筋の治療中であり、2月26日開始のアカプルコ「アビエルト・メキシカーノ・テルセル(ATP500)」まで大会出場の予定はない。
ロジャー・フェデラー(スイス)は、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」準決勝以上の進出で、ラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、世界1位に返り咲くこととなる。
また、錦織圭(日本)は「ニューヨーク・オープン(ATP250)」に出場し、ATPワールドツアーへの復帰を予定している。
【2月17日追記】
2018年2月17日(日本時間)、ロジャー・フェデラー(スイス)がロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」準々決勝に勝利、準決勝進出を決めた。
これにより、次回2月19日付ランキングにて、ロジャー・フェデラー(スイス)が世界1位に返り咲くことが確定。
世界1位史上最年長、世界1位の史上最長期間、5年106日振り(最長)の世界1位復活。
ロジャー・フェデラー(スイス)の更なる偉業がスタートする。
詳細はこちら
2018年2月5日
グランドスラム「全豪オープン」閉幕後の2月2日~4日は、「デビスカップ(国別対抗戦)」第1回戦が開催され、世界各地で熱戦が繰り広げられた。
「デビスカップ(国別対抗戦)」は世界ランキングのポイント対象外であるため、多くのトップ選手にランキングの変更はない。
今回の変動は、主に昨年獲得したポイントの剥落によるものである。
そして、錦織圭(日本)が米国ダラスでのチャレンジャーツアーで、遂に優勝。
復帰後2大会目、下部大会ではあるものの2016年以来のタイトルを獲得した。
錦織圭(日本)は優勝により、100 ポイントを獲得。世界ランキングは世界27位をキープした。
今後の完全復活に向け、更なる活躍が期待される。
世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位マリン・チリッチ(クロアチア)は変更がなかった。