2018年最終発表ATP世界ランキングTOP50・2018年ランキング履歴:テニス男子シングルス

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ATP世界ランキング 2018年履歴(続き)

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2018年7月30日

2018年7月23日~29日は、ATP500 の1大会と、ATP250 の2大会が開催された。

ハンブルグドイツ・テニス選手権(ATP500)」優勝は、ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)!

ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)は、予選からの出場で決勝に進出、見事優勝を果たした。
キャリア初タイトルの獲得が、ATP500 の大会となった。

決勝戦では昨年優勝のレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)と対戦。
第1セットをニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)が獲得し試合をリード、第2セットはレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)が6-0で獲得するが、第3セット第11ゲームでニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)がブレイクに成功。続く第12ゲームでレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)がブレイクバックのチャンスを得るも、ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)がジュースに持ち込み、サービスゲームをセーブ。
優勝はニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)が獲得した。
ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)は、ジョージアの選手で初めてATPツアー優勝を果たした。

ニコロス・バシラシヴィリ(ジョージア)の世界ランキングは、81位から世界35位へと大幅に上昇。自己ベスト更新を達成した。
レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)は、連覇を逃し、世界36位から世界51位にランクを落とした。

優勝が期待されたドミニク・ティーム(オーストリア)は、準々決勝で敗退。
ランキングは、世界8位をキープした。

アトランタBB&T アトランタ・オープン(ATP250)」優勝は、ジョン・イズナー(アメリカ)!
決勝戦は、昨年と同じライアン・ハリソン(アメリカ)との対戦となった。
2018年も、タイトルを獲得したのはジョン・イズナー(アメリカ)。
ジョン・イズナー(アメリカ)は、大会5回目の優勝を果たし、自身の有する最多優勝記録を更新した。

ジョン・イズナー(アメリカ)は優勝により、世界ランキング9位をキープ。
ライアン・ハリソン(アメリカ)は、世界53位から世界57位へと順位を下げた。

グスタードスイス・オープン・グスタード(ATP250)」優勝は、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)!
マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、22才。
大会を通し、1セットも失うことなく試合に勝利。初めてATPツアーの決勝に進出し、見事優勝を勝ち取った。
さらに、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)はシングルス優勝に加え、ダブルスでも優勝。
同じ大会でシングルスとダブルスの両方で優勝したのは、2017年2月モンペリエ南フランス・オープン(ATP250)」アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)が達成して以来の快挙となった。
マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は、シングルスの世界ランキング84位から世界54位へとランクアップ。堂々の自己ベスト更新を果たした。

グスタードスイス・オープン・グスタード(ATP250)」準優勝となったロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、世界17位から世界16位に上昇した。

世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は変更なし。

錦織圭(日本)も、世界20位をキープした。

2018年7月23日

2018年7月16日~22日は、ATP250 の3大会が開催された。

バスタッドスキースター スウェーディッシュ・オープン(ATP250)」優勝は、ファビオ・フォニーニ(イタリア)!

決勝戦はリシャール・ガスケ(フランス)と対戦。フルセットの試合となるが、最終第3セットでは2ブレイクアップに成功。第6ゲーム、ファビオ・フォニーニ(イタリア)のサービング for the チャンピオンシップにて、リシャール・ガスケ(フランス)はブレイクポイントを獲得するも、ゲーム3回のジュースの末、ファビオ・フォニーニ(イタリア)が試合を仕留めた。

ファビオ・フォニーニ(イタリア)はキャリア7回目のタイトルを獲得。7回全てがクレーコート大会での優勝となった。

ファビオ・フォニーニ(イタリア)の世界ランキングは、15位から世界14位へ上昇。

準優勝となったリシャール・ガスケ(フランス)も、世界29位から世界28位にランクアップを達成した。

一方、昨年バスタッドスキースター スウェーディッシュ・オープン(ATP250)」優勝のダビド・フェレール(スペイン)は、第2回戦で敗退。
昨年のポイントが剥落し、39位から世界62位へと順位を下げた。

ウマグクロアチア・オープン・ウマグ(ATP250)」では、マルコ・チェッキナート(イタリア)が優勝

4月ブダペストハンガリー・オープン(ATP250)」優勝に続き、キャリア2度目のタイトルを獲得した。
マルコ・チェッキナート(イタリア)のランキングは、世界27位から世界22位に上昇。再度の自己ベスト更新を達成した。

ウマグクロアチア・オープン・ウマグ(ATP250)」準優勝のギド・ペラ(アルゼンチン)は、世界72位から世界57位に上昇した。

ニューポートテニス殿堂・オープン(ATP250)」は、2018年シーズン、グラス(芝)コート最後の大会。

大会を制したのは、地元スティーブ・ジョンソン(アメリカ)!
1970年代から続く伝統ある地元の大会に、優勝者の名を刻んだ。

スティーブ・ジョンソン(アメリカ)の世界ランキングは、48位から世界34位に上昇した。

大会準優勝はランクマー・ラマナサン(インド)。
ランクマー・ラマナサン(インド)は、初めてATPツアー決勝に進出。
ランキングは世界161位から世界115位となり、大幅なランクアップを達成。自己ベストと同順位に到達した。

また、昨年優勝のジョン・イズナー(アメリカ)は、2018年は大会欠場。
昨年優勝のポイントを失い、世界8位から世界9位に順位を落とした。

2018年7月23日付世界ランキングは、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)。

錦織圭(日本)は世界20位をキープ。

スタン・ワウリンカ(スイス)は世界199位から世界201位アンディ・マレー(イギリス)は世界839位から世界838位となった。

2018年7月16日

2018年グランドスラム「ウィンブルドン」は、最高の選手たちによる最高の戦いが繰り広げられ、2018年7月15日、感動のうちに幕を閉じた。
世界テニス最大の大会の1つ。ポイントは優勝者に2000 ポイントと最大であり、ランキングにも多くの変動がみられた。

2018年グランドスラム「ウィンブルドン」を制したのは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)!

2016年グランドスラム「全仏オープン」で生涯グランドスラムを達成して以来、2年振りのグランドスラムタイトル獲得。
そしてウィンブルドンでは4回目の優勝を獲得した。
怪我からの復帰、強いノバク・ジョコビッチ(セルビア)の完全復活。
準決勝で対戦したラファエル・ナダル(スペイン)には、史上最強とも言わしめた。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の世界ランキングは、世界21位から世界10位へとランクアップ。
王者がトップ10 に返り咲いた。引き続きの活躍が注目される。

グランドスラム「ウィンブルドン」準優勝は、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)!

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、準々決勝で最大の優勝候補であったロジャー・フェデラー(スイス)になんと勝利。
準決勝でもジョン・イズナー(アメリカ)との熱戦を制した(後述)。

決勝戦試合序盤は、腕の治療を受けるなど疲れと肉体的な不調が垣間見られたが、第3セットではセットポイントを奪うなど健闘。その後、タイブレイクに突入するが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)にストレートでの敗戦を喫した。

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、昨年「全米オープン」に続き、2度目のグランドスラム決勝進出。
世界ランキングは、世界10位から世界5位へと上昇。再度自己ベストを更新し、トップ5入りを達成した。

グランドスラム「ウィンブルドン」準決勝は、2試合ともフルセットの大接戦となり、記録的な長さの試合となった。

ケビン・アンダーソン(南アフリカ)対ジョン・イズナー(アメリカ)は、6時間36分に及ぶ大激戦となった。

スコアは、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)の 7-66 65-7 69-7 6-4 26-24。
最終第5セット(タイブレイクなし)でも両者譲らず、第49ゲームのラリーにおいて、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)が倒れ、起き上がりながら利き手でない左手のワンハンドでリターン、その後ブレイクに成功。続くサービスゲームをセーブし、決勝進出を勝ち取った。

試合時間6時間36分は、ウィンブルドン、そしてグランドスラム・ATPツアー史上2番目の長さ。最長は、2010年ウィンブルドン第1回戦でのジョン・イズナー(アメリカ)対ニコラ・マウ(フランス)、11時間5分である。

試合後、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、大会に第5セットでのタイブレイク導入をリクエスト、ジョン・イズナー(アメリカ)を含む多くの選手や関係者が賛同を表明している。

また、この試合において、ジョン・イズナー(アメリカ)のウィンブルドンでの連続サービスゲーム・セーブ数は、110ゲームでストップした。
ジョン・イズナー(アメリカ)は、大会を通し214 本のエースを決め、最多エース記録を樹立した。

ジョン・イズナー(アメリカ)の世界ランキングは、自身初のグランドスラム準決勝進出により、世界10位から世界8位となり、33才にして、堂々の自己ベストを更新を達成した。

グランドスラム「ウィンブルドン」準決勝もう1試合は、Big 4 対決ノバク・ジョコビッチ(セルビア)vs. ラファエル・ナダル(スペイン)。
この試合も、フルセット、5時間16分に及ぶ熱戦となった。
2日間にまたがって開催されたが、両者ともに5時間超にわたり最高レベルのプレーを披露。数々の名勝負を繰り広げてきた両者52回目の対戦は、第5セット第18ゲームでノバク・ジョコビッチ(セルビア)がブレイクに成功、勝利した。
なお、52回の対戦は、テニス界で最多の対戦数。今後も記録の更新が予想され、期待される。

ラファエル・ナダル(スペイン)は、決勝進出を逃したものの、準決勝進出により、世界ランキング1位をキープした。

グランドスラム「ウィンブルドン」準々決勝に進出したのは、ロジャー・フェデラー(スイス)、錦織圭(日本)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)。

ロジャー・フェデラー(スイス)は、大会連覇、9度目の優勝が期待されたが、準々決勝でケビン・アンダーソン(南アフリカ)に敗退。
第1セット、第2セットとロジャー・フェデラー(スイス)が獲得し試合をリードするも、その後ケビン・アンダーソン(南アフリカ)が挽回、フルセットの末にケビン・アンダーソン(南アフリカ)が勝利を果たした。
ロジャー・フェデラー(スイス)の世界ランキングは、世界2位をキープ。大会連覇を逃し、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)とのポイント差は2230ポイントに広がった。

錦織圭(日本)は、グランドスラム「ウィンブルドン」において、グラス(芝)コートでのキャリア最高ともいえるパフォーマンスを披露。
第3回戦ではビッグサーブも併せ持つ天才ニック・キリオス(オーストラリア)にもストレートで勝利、その後グランドスラム「ウィンブルドン」で初となる準々決勝進出を達成した。
準々決勝では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗戦を喫するも、王者をうならせる最高のプレーで魅了した。

なお、日本人男子選手のグランドスラム「ウィンブルドン」における準々決勝進出は、松岡修造(日本)に続き、史上2人目。全グランドスラムで準々決勝進出を果たしたのは、日本人男子史上初となった。
錦織圭(日本)は、世界ランキング28位から世界20位に順位を戻した。
2017年シーズン以降、怪我に悩まされていた錦織圭(日本)の復活。今後の活躍も期待される。

フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、準々決勝に進出するも、フルセットの接戦の末にラファエル・ナダル(スペイン)に敗退。ランキングは世界4位をキープした。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はジョン・イズナー(アメリカ)に敗退。準々決勝進出により、ランキングを世界32位から世界30位へと戻した。

その他、予選からの出場であったエルネスツ・グルビス(ラドビア)が、第3回戦でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)に勝利。続く第4回戦(ベスト16)では錦織圭(日本)に敗退したが、世界ランキングにおいては、世界138位から世界109位へとランクアップを達成した。

アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は第3回戦敗退となったが、ランキングは、世界3位をキープした。

スタン・ワウリンカ(スイス)は、第1回戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に勝利するも、続く第2回戦で敗退。ランキングは世界224位から世界199位に戻した。
初戦敗退となったグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、世界6位をキープした。

昨年準優勝マリン・チリッチ(クロアチア)は、初タイトルの獲得が期待されていたが、第2回戦でまさかの敗退。世界5位から世界7位へとランクを落とした。

杉田祐一(日本)は、第1回戦で敗退。ランキングは、世界69位から世界70位となった。

アンディ・マレー(イギリス)は、5セットマッチを戦う準備ができていないとして、2018年グランドスラム「ウィンブルドン」に欠場。世界149位から世界839位へと順位を下げた。

2018年7月16日付世界ランキングは、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)。
TOP 3 は、前回から変更がなかった。

2018年7月2日

6月25日~30日にかけて、ATP250 の2大会が開催された。

アンタルヤ・オープン(ATP250)」を制したのは、ダミール・ズムル(ボスニアヘルツェゴビナ)!
キャリア3度目のタイトル獲得、グラス(芝)コートでは初めての優勝を果たした。

ダミール・ズムル(ボスニアヘルツェゴビナ)の世界ランキングは、世界30位から世界23位へと上昇。6月に引き続き、自己ベストを更新した。

アンタルヤ・オープン(ATP250)」の準優勝は、アドリアン・マナリノ(フランス)。
アドリアン・マナリノ(フランス)は、昨年も準優勝。2年連続で大会決勝戦に進出するも、念願の初タイトル獲得には至らなかった。
アドリアン・マナリノ(フランス)の世界ランキングは、世界24位から世界26位となった。

杉田祐一(日本)は、連覇を懸け大会に出場するが、第2回戦(ベスト16)でフルセットの接戦の末敗退。
昨年優勝のポイントが剥落し、世界45位から世界69位へと順位を落とした。

イーストボーン国際(ATP250)」の優勝は、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)!
30才、初めてのATPワールドツアー優勝を飾った。
プロ転向後13年、初優勝の獲得。表彰式では、家族へ感謝の気持ちを述べる際、涙で言葉を詰まらせた。

なお、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)は世界3位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)の兄。
兄弟でATPツアーのシングルス優勝を獲得したのは、ジョン・マッケンロー(アメリカ)とパトリック・マッケンロー(アメリカ)兄弟以来。
同じ年での優勝は、1989年以来であった。

ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)は、世界ランキング67位から世界41位へと大幅なランクアップを達成した。

イーストボーン国際(ATP250)」準優勝は、ルカシュ・ラコ(スロバキア)。
ルカシュ・ラコ(スロバキア)は、ATPツアー初めての決勝に進出。世界94位から世界73位に上昇した。

イーストボーン国際(ATP250)」には、アンディ・マレー(イギリス)とスタン・ワウリンカ(スイス)がワイルドカードとして出場。
怪我からの復活を目指す両者が、なんと第1回戦で対戦した。
第1回戦は、両者ともに好調なプレーを披露するが、アンディ・マレー(イギリス)がスタン・ワウリンカ(スイス)にストレートで勝利。
しかし、その後第2回戦(ベスト16)にて、アンディ・マレー(イギリス)は同胞カイル・エドマンド(イギリス)に敗退した。

アンディ・マレー(イギリス)のランキングは、世界156位から世界149位へと上昇。

スタン・ワウリンカ(スイス)は、世界225位から世界224位となった。

世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界3位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は変更なし。

錦織圭(日本)は世界27位から世界28位にランクダウン。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、昨年「イーストボーン国際(ATP250)」優勝のポイントが剥落し、世界17位から世界21位にランクを落とした。

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