ロジャー・フェデラー【2018年】
年間大会出場スケジュール
ロジャー・フェデラー(スイス)の2018年の年間国際大会出場予定(シングルス)を紹介する。
2017年は、怪我からの復帰でありながら、グランドスラム「全豪オープン」に優勝。さらに、グランドスラム「ウィンブルドン」でも優勝を果たし、年間7回の優勝。他選手を凌ぎ最多優勝を果たし、大復活の1年となった。
ロジャー・フェデラー(スイス)は、長くキャリアを続けることを最優先にしたいという意向があり、大会後に十分な休息と回復の時間を確保し様子をみながら出場大会を選定している。
2018年は、グランドスラム「全豪オープン」、「ウィンブルドン」、「全米オープン」がターゲットと明言しており、出場が予定されている。一方、「全仏オープン」への出場は見送った。
ロジャー・フェデラー(スイス)が出場を公表している大会は、グランドスラムの3大会の他には、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」、「マイアミ・オープン(ATP1000)」、シュツットガルト「メルセデス・カップ(ATP250)」、そしてハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」、シンシナティ「ウェスタン&サザン・オープン(ATP1000)」、「上海Rolexマスターズ(ATP1000)」、そして地元スイス開催のバーゼル「スイス・インドアーズ・バーゼル(ATP500)」と「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」。
そして、最終決断を保留していた「パリ・マスターズ(ATP1000)」についても、出場直前の2018年10月30日(現地時間)、出場を公表した。
ロジャー・フェデラー(スイス)は、現地入りし、練習を行った結果、出場を決め、「とても楽しみだ」と語った。「パリ・マスターズ(ATP1000)」への出場は、2015年以来のこととなる。
2月ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」には、急きょ出場を決め、ワイルドカードとしての出場権を手にした。
そして、グランドスラム「全豪オープン」優勝に引き続き、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」に優勝。
2018年2月19日、ラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、世界ランキング1位へと返り咲いた。
史上最年長、世界1位の史上最長期間、5年106日振り(最長)の世界1位復活。
世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)の新たな歴史が幕を開けた。
【2018年3月25日追記】
ロジャー・フェデラー(スイス)は、ロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」優勝後、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」では準優勝を獲得。
続いて「マイアミ・オープン(ATP1000)」に出場するが、まさかの初戦敗退。
2018年4月2日付世界ランキングにて世界2位に下落することが決まった。
さらに、ロジャー・フェデラー(スイス)は、2017年同様、全てのクレーコート大会に欠場すると発表した。
今後のグラスコート・シーズン、ハードコート・シーズンに集中するとしている。
【2018年5月1日・5月2日追記】
ロジャー・フェデラー(スイス)が自身の公式サイトにて、大会スケジュールを更新し、ハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」、グランドスラム「ウィンブルドン」への出場を発表した。いずれも、2017年に優勝を果たした大会。2018年も活躍が期待される。
加えて、シュツットガルト「メルセデス・カップ(ATP250)」公式サイトがロジャー・フェデラー(スイス)の出場を発表。ロジャー・フェデラー(スイス)も、自身のフェイスブックで出場を公表した。ロジャー・フェデラー(スイス)は、同大会に2016年、2017年と連続で出場している。
なお、2017年シュツットガルト「メルセデス・カップ(ATP250)」では、初戦で友人のトミー・ハース(ドイツ)と対戦。ロジャー・フェデラー(スイス)はフルセットの末に初戦敗退となった。その後、2018年、トミー・ハース(ドイツ)は現役を引退。ロジャー・フェデラー(スイス)戦がトミー・ハース(ドイツ)のシングルスでの最後の勝利試合となった。
【2018年5月14日追記】
2018年5月14日付世界ランキングにて、ロジャー・フェデラー(スイス)が世界2位から世界1位へと復活。
ロジャー・フェデラー(スイス)はクレーコート・シーズン、大会に出場していないが、ライバルラファエル・ナダル(スペイン)が、マドリッド「ムトゥア マドリッド・オープン(ATP1000)」にて、準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に敗退、大会連覇を逃したことによるもの。
ロジャー・フェデラー(スイス)と ラファエル・ナダル(スペイン)のポイント差はわずかであり、今後も、世界ランキング1位の座を懸けた両者の争いは続く。
【2018年5月21日付追記】
2018年5月21日付世界ランキングにて、ロジャー・フェデラー(スイス)は世界1位から世界2位に順位を下げた。
ラファエル・ナダル(スペイン)が、ローマ「BNLイタリア国際(ATP1000)」で優勝したことによるもの。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、グランドスラム「全仏オープン」にも優勝を果たしており、大会後の2018年6月11日付世界ランキングにおいても、世界1位をキープしている。
【2018年6月18日付追記】
グランドスラム「全仏オープン」終了後、グラス(芝)コート・シーズンが開始され、ロジャー・フェデラー(スイス)がシュツットガルト「メルセデス・カップ(ATP250)」で大会への出場を再開。ロジャー・フェデラー(スイス)はシュツットガルト「メルセデス・カップ(ATP250)」でニック・キリオス(オーストラリア)に勝利し決勝に進出、その後優勝を果たした。そして、2018年6月18日付世界ランキングにおいて、再び、ラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、世界ランキング1位の座を手にした。史上最年長記録を更新し、世界1位へと復活を果たした。
【2018年6月25日付追記】
2018年6月25日付世界ランキングにて、ロジャー・フェデラー(スイス)は世界1位から世界2位へと順位を落とした。
ロジャー・フェデラー(スイス)は大会連覇を懸け出場したハレ「ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)」で決勝に進出するも、21才の新鋭ボルナ・チョリッチ(クロアチア)にフルセットの末敗戦を喫した。昨年優勝のポイントを失い、世界1位の座は再びラファエル・ナダル(スペイン)に移った。
ただし、ライバルラファエル・ナダル(スペイン)との世界ランキングにおけるポイント差はわずか。今後も、両者の世界1位を懸けた戦いは続く。
ロジャー・フェデラー(スイス)は、公式大会の他には、エキシビション「ホップマンカップ」、「レイバー・カップ」(9月21日~23日開催)や一部のチャリティー大会への出場を決めている。
2018年も、ロジャー・フェデラー(スイス)最高のプレーに期待したい。
年間大会出場スケジュール【2018年】
※ 2018年もクレーコート・シーズンの大会は欠場する。
日程 | 大会名 | ポイント | サーフェス | 開催地 |
---|---|---|---|---|
1月15日~28日 | 全豪オープン | 2000 | ハード | メルボルン(オーストラリア) |
2月12日~18日 | ABN AMRO ワールド・テニス | ATP500 | ハード(室内) | ロッテルダム(オランダ) |
3月8日~18日 | BNPパリバ・オープン | ATP1000 | ハード | インディアンウェルズ(アメリカ) |
3月21日~4月1日 | マイアミ・オープン | ATP1000 | ハード | マイアミ(アメリカ) |
6月11日~17日 | メルセデス・カップ | ATP250 | 芝 | シュツットガルト(ドイツ) |
6月18日~24日 | ゲリー・ウェバー・オープン | ATP500 | 芝 | ハレ(ドイツ) |
7月2日~15日 | ウィンブルドン | 2000 | 芝 | ロンドン(イギリス) |
8月12日~19日 | ウェスタン&サザン・オープン | ATP1000 | ハード | シンシナティ(アメリカ) |
8月27日~9月9日 | 全米オープン | 2000 | ハード | ニューヨーク(アメリカ) |
10月7日~14日 | 上海マスターズ | ATP1000 | ハード | 上海(中国) |
10月22日~28日 | スイス・インドアーズ・バーゼル | ATP500 | ハード(室内) | バーゼル(スイス) |
10月29日~11月4日 | パリ・マスターズ | ATP1000 | ハード(室内) | パリ(フランス) |
11月11日~18日 | ATPワールドツアー・ファイナル | 1500 | ハード(室内) | ロンドン(イギリス) |
※ ロジャー・フェデラー(スイス)がロッテルダム「ABN AMRO ワールド・テニス(ATP500)」に出場を表明。大会にワイルドカードとしての出場権を手にした。
※ 2018年10月30日(現地時間)、「パリ・マスターズ(ATP1000)」への出場を公表。上記全ての大会へのロジャー・フェデラー(スイス)の出場予定が確認された。
※ ロジャー・フェデラー(スイス)が2018年「ATP ワールドツアー・ファイナル(Nitto ATP ファイナルズ)」への出場権を獲得!史上最多7回目の優勝に向け、活躍が期待される。