ATP世界ランキング 2018年履歴(続き)
2018年3月19日
2018年3月8日~18日は、2018年初のATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会、インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」が開催された。
大会優勝は、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)!
"I'm still shaking, I can not believe this, being here before Roger is very special to me."#BNPPO18 pic.twitter.com/dO1iImkTjy
— ATP Tour (@atptour) 2018年3月18日
決勝戦で世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)に見事勝利を収め、自身初のATPワールドツアー・マスターズ1000 初優勝!を果たした。
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、直前の大会であったアカプルコ「アビエルト・メキシカーノ・テルセル(ATP500)」に引き続き優勝。
世界ランキングは、世界8位から世界6位へとランクアップを達成した。2018年も活躍が期待される。
大会準優勝となったロジャー・フェデラー(スイス)は、世界ランキング1位をキープした。
インディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」準決勝に進出したのは、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と21才の若手ボルナ・チョリッチ(クロアチア)。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は怪我からの復帰後初めての準決勝進出。準決勝では、強風に苦しみフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)にストレートでの敗戦を喫した。
準決勝進出により、ランキングは世界38位から世界25位に戻した。
Borna Coric is through to the semifinal at the #BNPPO18 in Indian Wells! The 21-year-old defeated world No. 9 Kevin Anderson 2-6, 6-4, 7-6 (3). pic.twitter.com/vcuCLzL4R2
— TENNIS (@Tennis) 2018年3月15日
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、同大会で急成長をみせ、初めてのATPワールドツアー・マスターズ1000 準決勝に進出。
準決勝では、世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦、フルセットの末に敗退するが、第1セットを奪い終始試合をリードするという好プレーを披露した。
ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の世界ランキングは、49位から世界36位へと大きくランクアップ。今後も更なる成長と活躍が期待される。
大会準々決勝に進出したサム・クエリー(アメリカ)は世界21位から世界14位、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)は世界37位から世界31位にランクを上昇させた。
同じく準々決勝進出のチョン・ヒョン(韓国)は、世界26位から世界23位となりまたもや自己ベストを更新した。
21才のチョン・ヒョン(韓国)は、準々決勝でロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。ロジャー・フェデラー(スイス)の世界1位キープを懸けた戦いとなり、スーパーショットの連発で挑むが、第2セットでは2回のブレイクを許しストレートでの敗退となった。
Career best win!@tarodaniel93 upsets 5x champion Novak Djokovic 7-6(3) 4-6 6-1 to reach Indian Wells third round. #BNPPO18 pic.twitter.com/b7hgqoMCXc
— Tennis TV (@TennisTV) 2018年3月11日
そして、ダニエル太郎(日本)は第2回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、なんと勝利。
大会最多記録タイ(5回)を保持する王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のリズムを完全に崩し、フルセットの末に勝利を収めた。
ダニエル太郎(日本)はその後、第3回戦で敗退となり、世界ランキングは、世界109位から世界111位へと下落した。
杉田祐一(日本)、西岡良仁(日本)は初戦敗退。
杉田祐一(日本)は、その後チャレンジャーツアーにも出場するが、初戦で敗退となった。ランキングは、世界40位から世界43位に下落した。
西岡良仁(日本)は世界255位から世界374位になった。
錦織圭(日本)は風邪のため大会に欠場。昨年準々決勝進出のポイントを失い、世界25位から世界33位へと下落した。
また、怪我により欠場となったスタン・ワウリンカ(スイス)は、昨年準優勝のポイントが剥落し、世界11位から世界21位へと大幅なランクダウンを余儀なくされた。
今回も、世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位マリン・チリッチ(クロアチア)は変更なし。
3月21日から4月1日は、続けてATPワールドツアー・マスターズ1000 の大会、「マイアミ・オープン(ATP1000)」が開催される。
錦織圭(日本)、ロジャー・フェデラー(スイス)、マリン・チリッチ(クロアチア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)など多くのトップ選手が出場する。
ポイントは優勝者に1000 ポイントと大きく、引き続きランキングにも変化があり得る。
各選手の活躍に期待したい。
【3月25日追記】
「マイアミ・オープン(ATP1000)」にて、ロジャー・フェデラー(スイス)がまさかの初戦敗退。次回4月2日付ランキングで世界1位から世界2位に下落することが確定した。
次回4月2日付ランキングでは、世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界2位ロジャー・フェデラー(スイス)となる。
さらに、ロジャー・フェデラー(スイス)は、2017年に引き続き、クレーコート・シーズンは大会を欠場すると発表した。
2018年3月5日
2月26日~3月5日は、ATP500 の2大会とATP250 の1大会が開催された。
アカプルコ「アビエルト・メキシカーノ・テルセル(ATP500)」には、錦織圭(日本)、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)など多くのトップ選手が出場。
The feeling of victory.
— cinch Championships (@QueensTennis) 2018年3月4日
Congratulations, @delpotrojuan, champion in Acapulco! #DelPotro pic.twitter.com/Wyjmda4R5p
大会を制したのは、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)!
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)、準決勝でアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、そして決勝ではケビン・アンダーソン(南アフリカ)に勝利し、見事優勝を果たした。
ATP500 レベルの大会では2013年以来の優勝。フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は世界ランキング9位から世界8位へと上昇した。今後も更なる活躍が期待される。
アカプルコ「アビエルト・メキシカーノ・テルセル(ATP500)」準優勝のケビン・アンダーソン(南アフリカ)は、世界8位から世界9位となった。
アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)は世界5位、ドミニク・ティーム(オーストリア)は世界6位をそれぞれキープしている。
また、同大会準決勝に進出した21才ジャレド・ドナルドソン(アメリカ)が世界59位から世界48位となり、自己ベストを更新した。
錦織圭(日本)は初戦敗退となったが、アンディ・マレー(イギリス)の下落により、ランキングは世界26位から世界25位へと上昇した。
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ATP500)」優勝は、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)!
キャリア8回目、2018年はオークランド「ASBクラシック(ATP250)」に続き2回目の優勝。ATP500 では初めての優勝を果たした。
ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は優勝により、世界ランキング23位から世界16位とランクアップを達成した。
ルカ・プイユ(フランス)は、直前の大会マルセイユ「オープン13(ATP250)」準優勝に引き続き、ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ATP500)」でも準優勝。
ランキングは、世界15位から世界12位へと上昇し、自己ベストを更新した。
杉田祐一(日本)は、同大会準々決勝に進出し、世界42位から世界40位へとランクを戻した。
準々決勝ではルカ・プイユ(フランス)と対戦し、フルセットの末に敗退した。
サンパウロ「ブラジル・オープン(ATP250)」優勝のファビオ・フォニーニ(イタリア)は世界20位から世界19位へ上昇、同大会準優勝のニコラス・ジャリー(チリ)は世界73位から世界61位へと大幅に上昇し、自己ベストを更新した。
ニコラス・ジャリー(チリ)は、同大会でATPツアー初の決勝進出となった。
アンディ・マレー(イギリス)は、昨年「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ATP500)」優勝のポイントを失い、世界21位から世界29位へと更にランクを下げた。
ラファエル・ナダル(スペイン)は、アカプルコ「アビエルト・メキシカーノ・テルセル(ATP500)」への出場を予定していたが、右臀部の怪我により欠場。さらに、続くインディアンウェルズ「BNPパリバ・オープン(ATP1000)」、「マイアミ・オープン(ATP1000)」にも欠場を決めている。
世界1位ロジャー・フェデラー(スイス)、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、世界3位マリン・チリッチ(クロアチア)は変更がなかった。